新聞「新埼玉」1月号より
新春随想/塩川鉄也
昨年の臨時国会は、「統一協会問題追及国会」として取り組みました。
統一協会の名称変更問題、選挙支援と政策協定、安倍家三代の癒着などを追及し、山際大志郎大臣を辞任に追い込みました。しんぶん赤旗のスクープも大きな役割を発揮しました。
解散請求の要件を狭く解釈していた政府見解を質し、民法上の不法行為も要件となるように変更させる追及を行い、「国会が政治を動かした」と報道されました。
政府与党などの救済法案について、被害者や弁護士連絡会が「不十分」と指摘している中、独自の修正案を提出して、今後の見直しの方向を示したことは重要でした。
救済策が不十分となったのは、統一協会と政府自民党との癒着が断ち切れていないから。政治の闇を正すときです。
そして、岸田政権の暮らし・憲法・平和を破壊する大軍拡大増税は、断じて許せません。断固反対の世論と運動を広げるために力を尽くしたい。
(衆議院議員・党国会対策委員長代理)