日付:2016-06-07 |
米軍所沢通信基地での米軍ヘリ訓練について現地調査。梅村さえこ衆院議員、所沢市議団と周辺住民の方のお話を聞き、所沢市基地対策室からヒアリングしました。
中高層の公共住宅が立地する並木地域は、静かな住宅地であり、米軍所沢通信基地も普段はアンテナが林立しているだけで騒音被害もありませんでした。ところが近年、米軍横田基地所属のUH1Nヘリが基地内のヘリパッドを使った離着陸、旋回飛行訓練を行っていることが明らかになりました。
<塩川鉄也HP>↓
埼玉・所沢/米軍通信基地へのヘリ飛来は市民の願いに反する
付近の住民の方は「基地内に飛来し、ヘリパッドの上でホバリングして、時計の反対回りに団地周辺をぐるぐると飛んでいる。テレビの音が聞こえない。会話もできないときもある」と述べていました。飛行記録をつけている住民の方もいて、夕方の時間が多いことがわかります。
市基地対策室によると「この10年来は飛行していることが確認されている。以前は昼間が多かったが、最近は夜が多い。ヘリが飛来した事実については、横田防衛事務所に通報している」と説明。
私は「飛行場でもない市街地でヘリの訓練飛行などとんでもない。航空法の最低安全高度も守らない軍事訓練飛行は認められない。所沢市としても中止の働きかけを」と要請しました。
この間、米軍横田基地所属のUH1Nが戦場における捜索・救難能力の強化を図っており、横浜ノースドックでの無通告訓練も問題になっています。所沢通信基地の訓練もその一環だと思われます。首都圏の他の基地でも訓練が強化されている可能性もあります。米軍横田基地が最前線に部隊を投入する出撃拠点となってきていることが見てとれます。