空自新田原基地所属のT4練習機が墜落した事故に関連して、T4練習機が10機配備されている空自入間基地周辺の埼玉県所沢市、狭山市、入間市、飯能市、日高市の各市議団は防衛省に対して「今後市街地上空での訓練飛行を行わないこと」などを求める申し入れを行いました。私が同席しました。
事故原因について防衛省は「まだ機体を回収している段階であり、原因については調査中」と述べました。各市議団が「T4の飛行再開時期は決まっているのか。事故の原因究明が終わる前にT4の飛行再開はありうるのか」と尋ねると、防衛省は「まだ決まったものはないが、安全確認を徹底したうえで、可能性の一つとしてはある」と否定しませんでした。私は「事故原因の究明もなしに飛行再開は認められないというのが地域住民の声だ」と強調したのに対し、防衛省は「地域の理解を得ながら進めていきたい。知事や市長が反対している中で、飛行再開にはならないと考えている」と述べました。
毎年、入間基地航空祭ではT4を用いたブルーインパルスの展示飛行が行われています。狭山の大沢市議は「バードストライクなどによる予測のできない事故もある。入間基地は四方を住宅街に囲まれている。その上空では、曲技飛行はもちろん技能習熟のための訓練も行うのはやめてほしい」と訴えました。
事故同型機 市街地飛ぶな/埼玉の党5市議団/防衛省に求める
「しんぶん赤旗」6月1日・10面より
航空自衛隊新田原基地(宮崎県)所属のT4練習機が14日に愛知県犬山市で墜落した事故を巡り、同練習機10機が配備されている空自入間基地周辺の埼玉県所沢、狭山、入間、飯能、日高各市の日本共産党市議団が28日、防衛省に対し「今後市街地上空での訓練飛行を行わないこと」などを求めて申し入れを行いました。日本共産党の塩川鉄也衆院議員が同席しました。
事故原因について防衛省は「まだ機体を回収している段階であり、原因については調査中」と説明。各市議団が「T4の飛行再開時期は決まっているのか。事故の原因究明が終わる前にT4の飛行再開はありうるのか」とただすと、防衛省は「まだ決まったものはないが、安全確認を徹底したうえで、可能性の一つとしてはある」と否定しませんでした。
塩川氏が「事故原因の究明もなしに飛行再開は認められないというのが地域住民の声だ」と強調。それに対し、防衛省は「地域の理解を得ながら進めていきたい。知事や市長が反対している中で、飛行再開にはならないと考えている」と述べました。
毎年、入間基地航空祭ではT4を用いたブルーインパルスの展示飛行が行われています。狭山の大沢えみ子市議は「バードストライクなどによる予測のできない事故もある。入間基地は四方を住宅街に囲まれている。その上空では、曲技飛行はもちろん技能習熟のための訓練も行うのはやめてほしい」と訴えました。