入間基地拡張強化計画に基づき、旧ジョンソン基地跡地(留保地)において、自衛隊病院等の敷地造成工事が行われています。このほど、これまでの防衛省の説明に虚偽があることが明らかになりました。
10月4日、私が現地視察をしたとき、西武新宿線の線路付近に、ロープで囲まれ、ブルーシートに覆われた場所があることに気づき「汚染土壌が残っていたりするのではないか」と質問したところ、防衛省は「そうではない。工事現場で発生する樹木やコンクリートがれきなどの集積場所だ」と説明していました。
ところが12月13日、防衛省は、私が指摘したその場所に、以前からドラム缶125本が置かれ、その中には特別管理産業廃棄物に当たるベンゼンとPCBが存在していることを明らかにしました。土壌汚染の可能性も否定していません。留保地全域の土壌汚染調査を行っていないことも認めました。
米軍基地跡地は汚染状況が把握されおらず、だからこそ慎重な調査、分析が必要なのに、基地強化を急ぐためにウソでごまかそうとしたことは重大です。近隣の汚染も心配です。
いったん工事を中断して、過去の汚染実態や周辺の汚染状況を明らかにすることを求めたい。
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