「しんぶん赤旗」10月8日付・3面より
官邸の人事支配と対決
「自民党政治に代わる新しい政治を。野党共闘の要で頑張る日本共産党を伸ばしてほしい」―。8期目をめざす塩川鉄也衆院議員が、北関東4県を連日駆け巡っています。
「自助や自己責任を強いる政治ではなく、命や暮らしをしっかり守る政治こそ必要」。菅新政権が誕生しましたが、菅首相は安倍政権の下で消費税増税や戦争法、国政私物化を推進してきた「安倍政治の当事者だ」と厳しく批判します。
2018年3月の衆院内閣委員会。省庁の幹部人事を官邸が握る内閣人事局をめぐり、菅首相(当時は官房長官)に直接、廃止を迫ったのも塩川氏でした。「官邸による恣意(しい)的な人事運用が可能になる。任用の過程がブラックボックスだ」と指摘。「ふるさと納税」をめぐり、菅氏に意見を述べた総務官僚を異動させたとする事例を質問。実名告発した元官僚が本紙のインタビューに「本当にうれしかった。お礼を言いたいと思っていた」と話しています。
与野党を超え、消費税減税などを求める声が上がっていることに「共産党が一貫して訴え、市民と共にたたかってきたからこその変化。だから要求実現のために共産党を伸ばしてほしい」。訴えに力が入ります。
北関東から複数議席を回復したいとの声が高まっています。茨城県ひたちなか市の女性(73)は「軍事費を削って社会保障に回してほしい。北関東から塩川さんと梅村(さえこ)さんを国会に送って弱い者いじめの政治を変えたい」
しおかわ・てつや 埼玉県日高市生まれ。東京都立大学卒。日高市職員などを経て、2000年衆院比例北関東ブロックで初当選。
明日をひらく/衆院比例予定候補/北関東(定数19)/梅村さえこ予定候補(56)
「しんぶん赤旗」10月8日付・3面より
消費税減税 旗印に胸躍る
前回の総選挙で涙をのんだものの、「バッジはなくても北関東の切実な願いを国会に」と埼玉、茨城、群馬、栃木の4県を駆け巡っています。消費税をなくす会で30年以上運動する中で、「消費税減税を野党連合政権の旗印に」という情勢に、胸が高鳴ります。
「定数19の北関東ブロックで、日本共産党は1議席。野党連合政権をつくるためにも、共産党を伸ばしてください」。埼玉県春日部市のつどいで訴えを聞いた小倉一雄さん(70)は「北関東は保守が強い所。野党共闘のカギは、ぶれない共産党が握っている」と期待を寄せます。
新型コロナウイルス禍の中、党子どもの権利委員会責任者として、保育園の園長や学童保育指導員などと懇談。声を政府に届け、感染防止対策費として国が1施設当たり50万円を支給するなど、支援策の拡充に尽力しました。
北関東の各県で行われる「フラワーデモ」に足を運び、性暴力根絶を訴え。自民党の杉田水脈衆院議員が「女性はいくらでもうそをつける」と発言した問題では、さいたま市で緊急に行われた抗議スタンディングにも駆け付けました。
埼玉県草加市での街頭演説で大きな声援を送っていた「小沢一郎議員を応援する火の玉応援団」団長の山梨アイ子さん(82)は言います。「安倍さんと一緒にうそをついてきた菅さんでは、地獄のような政治が続くだけ。国民のために頑張っている梅村さんこそ、国会に行ってほしい」
うめむら・さえこ 名古屋市生まれ。立命館大学卒。衆院議員1期。党子どもの権利委員会責任者。