日本共産党、立憲民主党、国民民主党の国対委員長は1日、国会内で会談し、自民党幹事長に起用された甘利明元経済再生担当相の都市再生機構(UR)口利き事件をめぐり、野党合同の調査チームを来週設置することを決めました。
甘利氏は、経済再生担当相だった2016年1月、千葉県内の建設会社とURとのトラブルに関して、補償交渉を口利きし、見返りに大臣室で現金などを受け取っていたことが発覚し、閣僚を辞任。「説明責任を果たす」といいながら、「睡眠障害」を理由に半年間国会に出ず、閉会後、「活動再開」を表明しましたが、いまだ疑惑について説明していません。
立憲民主党の安住淳国対委員長は「(甘利氏は)『いずれ国会で説明する』と話したまま、一切説明をしないで今日に至っている。自民党の幹事長は総理に次ぐ政権ナンバー2であり、議会での説明責任を果たすべきだ」と述べました。