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第192 臨時国会 2016/9/26〜2016/12/17
日付:2016-11-15
【倫理選挙特別委員会】選挙権を有している人が投票できるように/事態の解消を
11月17日の衆院本会議で、水産高校などの学生・生徒らが洋上投票を利用できるようにする公職選挙法改正案が、全会一致で可決。これにさきだち、倫理選挙特別委員会で選挙権を有している人が投票できるように、事態の解消を求めた。
まず、選挙権年齢が18歳に引き下げられた初の選挙、今年の参院選で、住民票を異動せずに遠方に進学した学生が投票できなかった問題を取り上げた。
住民票異動が基本だということはわかるが、同一の選挙において、選管の対応によって投票できるか違うことが、公平な選挙といえるのか問われる。
投票したいという意思があってもできなかった新有権者がいることを受け止め、この事態を解消していくため真剣に知恵を出し合う必要がある。
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選挙権年齢が18歳に引き下げられた初の選挙に向け、この間、選挙人名簿の登録制度など法改正が行われてきたが、今年の参院選で、実習中の水産高校の生徒が洋上投票を利用できなかったことが問題となった。
つぎに、高校生に限らず、商船大学の学生なども以前から洋上投票を利用できなかった問題について、事前に想定できなかったのかと質問。
提案者の牧義夫氏(民進)は「当時は考えが及ばなかった。今回、立法府にある者としての反省を踏まえ、手当てする」と答弁。
この問題に光が当たったのは、18歳選挙権の実現によって、社会の意識が権利行使のために何とかしようと思った表れで、民主主義の発展ととらえられると思う。
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