【新聞「新埼玉」掲載】塩川鉄也の国会から埼玉から

新聞「新埼玉」11月号より

臨時国会始まる

 臨時国会が始まりました。国民の暮らしを支え、戦争する国づくりを許さない論戦に全力を挙げます。

 岸田首相は、これまでの経済対応が「コスト優先」だったと言いますが、労働分野の規制緩和や実質賃金低下という「賃金の上がらない国」にしたのは自民党政治です。全く反省がありません。相変わらすの大企業支援策ばかり。いま行うべきは、中小企業支援と一体に、最低賃金時給1500円の実現、ケア労働者の抜本的な賃上げ、非正規ワーカーの待遇改善です。

 政府与党は「減税」を囗にしますが、大軍拡のための復興所得税増税はそのまま。物価高騰対策に効果的な消費税の5%への減税、インボイスの中止こそ行うときです。

 マイナンバー制度を抜本的に見直し、健康保険証廃止の撤回を求めたい。統一協会と政府自民党の癒着の全容解明とともに、被害者救済に資する統一協会の財産保全法の制定をはかりたい。

 大軍拡や辺野古新基地建設、改憲策動を中止させ、抑止による恐怖ではなく、安心を与える外交政策への転換を図るときです。

(衆議院議員・党国会対策委員長代理)