悪政とたたかう共闘を広げよう/国会請願デモを激励

 全労連、国民春闘共闘、国民大運動実行委などの国会請願デモを激励。

 横断幕やのぼり旗には「最低賃金時給1500円の実現を!」「900万人に波及の公務員大幅賃上げを!」「消費税減税 インボイス中止!」。

 悪政とたたかう共闘を広げよう!

 


物価高から生活守れ/全労連など中央行動/戦争やめよ/最賃一律・賃金あげろ

「しんぶん赤旗」11月11日・1面より

 「戦争止めよ」を掲げ、「物価高騰から生活守れ! 賃金あげろ!」と求めて、全労連、国民春闘共闘、国民大運動実行委員会などは10日、東京・霞が関周辺で秋季年末闘争の中央行動を実施しました。デモや集会、国会要請、省庁前行動など、終日多彩な行動を展開しました。

 日比谷野外音楽堂で開かれた中央総決起集会であいさつした全労連の小畑雅子議長は、岸田政権の経済政策について「究極の新自由主義経済政策であるライドシェアなど失われた30年を繰り返すものだ」と批判しました。「労働者の奮闘で実現した賃上げも物価高に追いつかず、実質賃金は18カ月連続のマイナスだ。持続的な賃上げは消費税5%への減税、インボイス中止でこそ実現できる」と指摘。政府ができる賃上げ政策は多くあるとして「全国一律の最賃制の確立、ケア労働者の大幅賃上げを実現できる報酬改定を求めよう」と強調しました。

 各団体の代表が決意表明。JMITU(日本金属製造情報通信労働組合)の代表は、若い労働者の相次ぐ組合加入を報告し「平和運動に参加する組合員も増やしていきたい」と発言。自治労連の代表は、「全ての会計年度任用職員の給与改定4月遡及(そきゅう)を勝ち取るために全力を挙げる」とのべました。

 日本共産党の山下芳生副委員長、れいわ新選組の国会議員が連帯あいさつしました。

 集会後、参加者はデモ行進。最低賃金を全国一律化させる法改正や年金引き上げなど11項目の国会議員要請に取り組みました。