▼2019年臨時国会の取組み▼【8】議院運営委員会の仕事 (1)国会の民主的運営に全力 (2)衆議院を代表して公式行事に出席 (3)国会図書館関西館、京都迎賓館を視察

【8】議院運営委員会の仕事
(1)国会の民主的運営に全力
1)消費増税問題 増税前の審議を要求(議運理事会、9月26日)
 議運理事会が行われ、菅官房長官が出席し、内外の諸情勢に対応するためとして、臨時国会を10月4日に召集する政府方針を伝した。

 私は、通常国会中から野党は重要な諸案件について、審議を行えと要求しており、政府はしっかり対応すべきだ。特に、消費税増税については、増税前の9月中に審議を行うよう政府として対応すべきと求めた。

2)臨時国会会期46日間 十分な審議を(議運理事会、10月1日)
 西村官房副長官が出席し、政府提出法案を説明。

 私は、過去2回提出し、2回とも政府側が撤回した国家戦略特区法案は、出す必要なしと発言。利権や行政私物化が問題となっている特区制度そのものの検証を行えと要求。日米貿易交渉に関する資料の提出を求めた。

 臨時国会の会期については、10月4日から12月9日までの67日間とすることを確認。

3)国民投票法案めぐる大島議長の発言を批判(議運委員会、10月7日)
 大島議長の国民投票法案をめぐる発言について抗議し、意見表明。

 大島議長は「国民投票法案を2年間議論している」「国民投票法案だけは、この臨時国会でぜひ合意をつくってほしい」と発言。

 2年間議論してきたと大島議長が言う国民投票法案は、与党案のこと。野党が欠陥法案と批判してきた与党法案に与する大島議長の公正中立性が問われるとして、発言の撤回、謝罪を求めた。

4)会期延長求める意見表明(議運委員会、12月9日)
 野党が提出した会期延長の申入れについて、各党が意見表明。私は「疑惑を徹底解明するため、会期延長が必要だ」「国会閉会で幕引きを図ろうとしていることは言語道断」と表明。

(2)衆議院を代表して公式行事に出席
1)ナイジェリア下院議長一行の大島議長表敬訪問に同席(11月7日)
 両国の議会間交流の重要性について確認。ナイジェリア議会は二院制。下院は定数360、小選挙区制。

 サッカー強国の一つ。オリンピックでも何度もメダルを獲得。リオ五輪では日本代表と激闘を演じ(4-5で日本が惜敗)、最終的に銅メダルを獲得。懇談では、サッカー談義でも盛り上がりました。

2)ヨルダン下院議長一行の大島議長表敬訪問に同席(11月19日)
 ヨルダンのアーティフ・アル・タラウネ下院議長一行が大島議長を訪問。

 ヨルダン下院は130議席。任期4年。全国23選挙区で、1人複数投票制により選出。選挙権は18歳以上、被選挙権は30歳以上。元首である国王が、立法・行政の実権を持っています。

 地中海の10倍の塩分濃度の死海が観光地として有名。透明度と特有の生態系のあるアカバ湾は、ダイバー憧れの場所だといいます。

(3)国会図書館関西館、京都迎賓館を視察(12月12~13日)
 議院運営委員会の視察で国立国会図書館関西館(京都府精華町)へ。今年度末に新たな書庫棟(500万冊)が完成します。

 東京本館が国会サービス、来館利用者サービス等を担うのに対し、関西館は資料の保存庫、全国向けサービスを担っています。

 所蔵資料のデジタル化、国・自治体・大学等のウエブサイトの収集・保存、全国の図書館のサービス運営の支援、アジア情報サービス、遠隔利用サービスの拠点としての役割を果たしています。

 障害者へのデータ送信サービスなど、支援の一層の拡充を図ってもらいたい。

 議院運営委員会の視察で京都迎賓館へ。京都迎賓館は、海外からの賓客に対し歴史的・文化的側面も含めた日本への理解を醸成するため、京都の地に建設、2005年に開館しました。
 衆参国会議長が招待した海外の国会議長の接遇も行っており、今年お会いしたコロンビア・クロアチア・ナイジェリア議長一行も利用しています。