【新聞「新埼玉」掲載】異常事態の根っこをたどれば安倍首相

新聞「新埼玉」5月号より

塩川鉄也の“国会から埼玉から”

 安倍政権と国会、国民の関係は、異常事態です。改ざん、ねつ造、隠ぺい、圧力、セクハラ、シビリアン・コントロールの崩壊。安倍政権の存立が根底から問われています。

 異常事態の根っこをたどれば、すべて安倍首相に行き着きます。森友学園、加計学園など、安倍首相夫妻のお友達への特別扱いは、公文書を改ざんしても消し去りたい。

 「働き方改革国会」と安倍首相が言う目玉法案は、データをねつ造してもごり押ししたい。

 イラクや南スーダンの自衛隊日報を隠ぺいするのは、危険な戦場での活動を覆い隠し、戦争する国づくりの9条改憲を推進するため。

 官僚が嘘をつくのは、安倍首相の嘘に合わせるため。異常事態の打開は、安倍首相に辞めてもらうしかありません。

 市民と力を合わせた野党共闘は、国会内外で大きな力を発揮しています。国政私物化の安倍政権は、きっぱりと退陣に追い込みましょう。