衆議院議長の中国親善訪問議員団・4日目

 大島衆議院議長中国訪問団4日目。西安から深圳(しんせん)へ。

 王偉中・深圳市党委書記との会見。深圳は北京、上海、広州に次ぐ中国四大都市の一つ。香港に隣接し、経済特区指定で外資メーカーの誘致などで発達。今は、ハイテク製造業やインターネット・サービス産業も急速に成長。インターネット関連企業のテンセント、世界有数のICT企業のファーウエイなど深圳市が発祥の企業が多数あります。

 日本から416社が進出。つくば市などと友好都市を結んでいます。

 世界有数のICTソリューション・プロバイダーであるファーウエイを訪問。

 通信インフラ設備に始まって、スマートフォンなどの通信端末製造を加え、トラックの隊列走行など高度な通信技術を使った他企業とのコラボによる課題解決型の事業展開を進めています。社員の平均年齢が28歳。優秀な人材を採用して活力を維持するとともに、能力主義に基づく社員の入れ替わりも多いといいます。

 スタンフォード大学で学んだ3人組が創業したベンチャー企業、柔宇科技を訪問。

 センサー技術で評価され、新たに0.01ミリという薄さのフレキシブルディスプレイを開発。創業6年で50億ドルの市場価値を持つ会社になったと言います。フレキシブルディスプレイを活用した商品開発が目下の課題のようです。

 ちなみに、経済特区である深圳市は規制が緩く、例えば公道での自動運転も可能だとのこと。事故の例は「わからない」ということですが、先の国会で議論となったサンドボックスがすでに実践されています。

 壁にはユニークな文字盤の時計。