25日 全労連公務部会総会であいさつ

大幅賃上げ 官民一体で/全労連公務部会など総会

「しんぶん赤旗」9月27日・11面より

 全労連公務部会と公務労組連絡会は25日、東京都内で総会を開きました。大幅賃上げと労働時間短縮、公務・公共サービス・教育の拡充、改憲を許さず国民が主人公の政治を実現させる国民共同の闘い強化など運動方針を採択しました。

 あいさつした桜井眞吾議長・公務部会代表委員(自治労連委員長)は、地震で被害を受けた能登半島の豪雨にふれ「住民に寄り添った復興ができるよう政府・自治体に求め、支援に全力を挙げる」と強調しました。

 自民党政治そのものが国民の怒りに追い詰められていると指摘。「裏金事件や統一協会問題での怒りを国民と共有して政治を変えよう。市民と野党の共同を強めることが国政を変える力になる」と述べ、要求での共同推進や改憲阻止の運動強化を呼びかけました。

 議案を提案した香月直之事務局長は、定員削減目標の半減化や非正規公務員「3年公募」撤廃、保育士配置基準見直しなど運動の成果を強調。公務・民間一体となった春闘での大幅賃上げや、地域手当の格差解消に向けた取り組み強化、最低賃金闘争への結集、長時間過密労働の実態告発などを提起しました。

 討論では「積雪地域なのに寒冷地手当が無くなるところがあり死活問題。不利益変更は認められないと要求書を提出している」(長野)、「給与制度のアップデートへの対抗軸として生計費原則を重視した賃金水準をめざすプロジェクトを始動させる」(自治労連)、「長時間過密労働是正にならない中央教育審議会の答申に全国で怒りが渦巻いている。退勤時間の全国アクションや街頭宣伝で怒りを形にしていく」(全教)などの発言がありました。

 日本共産党の塩川鉄也衆院議員らが来賓あいさつしました。