与野党7党が参加する選挙運動に関する各党協議会は、国会内で、合同の記者会見を行い、「民主主義の根幹をなす大切な選挙において、SNS上で偽・誤情報が流通したり、いわゆる『二馬力』行為が行われたりすることは、選挙の公平・公正を阻害するとの問題意識を共有」したとして、引き続き議論・検討を行うとしたメッセージを発表しました。
会見に出席した私は、偽・誤情報対策として「良質な情報を増やすことが、有効だ」と指摘。「メディアでの政党討論会や候補者同士の立会演説会などを通じて、偽・誤情報を正す機会をつくり、国民・有権者が判断できる情報と機会を大いに増やすことが必要だ」と主張しました。
さらに、私は、なりすまし対策などを事業者に求めてきたことで、ヤフー検索では候補者・政党の検索において公式アドレスをトップ表示させることを「継続して行う」、SNSの公式認証については、Xが先週から現職国会議員にグレーバッジを付与、LINE公式も現職国会議員に公式認証を付与すべく作業中、との回答を得ていると紹介。これらの対策は2013年のネット選挙運動解禁時に各党協議会として要請したもので、今回も協議会として要請すべきだと述べました。
また、私は、「べからず公選法の下、選挙運動の制約が大きいことが、『二馬力』問題などが生じる背景にある」と指摘。選挙運動の規制強化ではなく、自由の保障こそ必要だと主張しました。