【衆議院議院運営委員会のイタリア視察】8月27日・ローマ

 8月27日、ローマへ。片上慶一大使からイタリアの概要説明を受ける。

 連立政権の一翼を担う「同盟」が、コンテ首相不信任動議を提出し、コンテ首相が辞意を表明。マッタレッラ大統領が議会各派との調整を行っている真っ最中です。このような政局の背景にあるコンテ政権の主要施策について意見交換。

 コンテ政権の主要施策の一つである「尊厳法」は、①有期雇用の無期転換を図るなどの労働規制強化策②企業に雇用維持を求める施策③ギャンブル依存症対策などが含まれます。前政権のときに行われた労働規制緩和を元に戻そうという取り組みです。

 ローマ郊外のブリヂストン欧州技術センターを訪問。

 ブリヂストンは世界最大手のタイヤメーカー。タイヤ市場のシェアは15%(第一位)。海外生産比率は73%。生産拠点を世界26カ国、163カ所に保有。ブリヂストンの技術センターは、国内2カ所、海外4カ所。ローマの技術センターは、欧州、ロシア、中東、アフリカを担当。欧州の規格・基準に対応し、担当するエリアの気象条件や走行環境、走行習慣に適したタイヤ製品の開発を行っています。

 その後、現地邦人の方々と懇談。