新聞「新埼玉」11月号より
塩川鉄也の国会から埼玉から
菅首相が行った日本学術会議の会員候補任命拒否はひどい。学問の自由を踏まえて、科学者の代表機関である日本学術会議は、致府から独立した機関となっています。その会員は、日本学術会議の推薦に基づいて総理大臣が任命すると法律に明記され、国会でも「推薦者は拒否しない。そのとおり任命する」とはっきり答弁しています。国会答弁を覆す暴挙は許せません。
菅首相は、検察庁法改定案もあきらめていません。戦前の強権政治を繰り返さないという反省の上に、独立性を保障してきた検察官人事に介入し、日本学術会議の人事にも介入する菅政権の横暴は極めて重大です。
でも、菅政権に対決する市民と野党の共闘も前進しています。多数の識者や学術団体が声をあげ、国会では連日、野党合同ヒアリングを開き、政府を追い詰めています。臨時国会で徹底論戦したい。
そしてもうこんな政権は終わりにしましょう。総選挙で政権交代を実現し、野党連合政権を実現するときです。
(衆議院議員・党国会対策委員長代理)