基地部隊の機能強化と外国軍隊との共同訓練の中止、原子力施設上空の自衛隊機飛行禁止、基地周辺のPFAS汚染の調査、基地対策の担当部局の設置などを要請。
県は「訓練や汚染などの情報を市町と共有し、県民に提供したい。国には必要な要請をしていきたい」と回答。
百里基地強化に抗議/塩川・岩渕議員ら/茨城県知事に申し入れ
日本共産党の塩川鉄也衆院議員と岩渕友参院議員、茨城県委員会は5日、茨城県庁を訪れ、大井川和彦知事に対して、航空自衛隊百里基地(小美玉市)の機能強化に抗議する申し入れを行いました。衆院茨城1区高橋誠一郎、2区川井ひろ子、4区吉田つばさ、5区千葉たつおの4予定候補、江尻加那県議、上野高志県委員長、大内久美子県副委員長が同行しました。
申し入れは▽B52爆撃機(核兵器の搭載可能な米空軍機)との共同訓練中止▽原子力施設上空飛行の禁止▽PFAS汚染など基地周辺地域の水道水調査実施▽航空機の騒音調査▽基地対策の担当部局の設置―など5項目です。
塩川氏は調査資料で、百里基地のほぼ全てと言える191施設の建て替えや改修事業に、300億~500億円が注ぎ込まれることや、「米軍以外の外国軍隊との共同訓練が百里基地が一番多いこと」を指摘。「戦火を呼び込むような事業を進めている」と批判しました。「共産党は核抑止力を強めることは認めない」と強調し、「全ての国を包括する平和の枠組みをつくることが大事だ」と提案しました。
申し入れ後、県庁で記者会見を、党県委員会で報告集会を行いました。