私は、国民の基本的な権利である投票権の行使を制約することにつながる投票時間の短縮や投票所総数の減少について質問。2024年総選挙で、投票時間繰上投票所は全体の39・2%。投票所総数は96年総選挙と比べ7785カ所の減少しています。
私は、全投票所で投票時間短縮を行っている栃木県について、「人口51万人の宇都宮市は学生・若者も多いが、なぜ一律19時までなのか」と質問。
笠置隆範・総務省選挙部長は「夜間の投票者が少ないこと、地域からの要望が寄せられていること等の理由と聞いている」と答弁。
私は午後6時以降の投票者は、50歳代以上は少ないが若い現役の世代は割合が高いというアンケート結果を示し、「若い人の投票行動を見ても、閉鎖時刻の繰上げは逆行するものだ」と強調。
これに対し、村上誠一郎総務大臣は、統計をとることを検討すると実態把握の必要性を述べたうえで、「厳正に対応するよう各選管に要請する」と答弁しました。
また私は、投票所まで遠くなると投票参加率が大きく低下している結果を示し、「有権者の投票機会を奪わないよう、投票所そのものを増やしていく必要がある」と主張。
村上大臣は「投票機会の確保につながる施策を積極的に講じるように要請する」と答弁しました。
私は、1人であっても有権者の権利を奪ってはいけないという立場で、「国が選管を支援すべきで、ふさわしい財政措置を行うべきだ」と強調しました。