野党国対委員長会談開く

 補正予算案の十分な審議を求めていくことを確認。

 政府が検討する電気・ガス代、ガソリン補助などだけでは不十分。

 物価高に見合った年金や生活保護の引き上げ、中小企業への特別な支援策などが必要。

 また、再審法案について、丁寧に議論し、修正を求めていくことで一致。


補正「十分な審議を」/国対委員長会談で一致/塩川氏「中身が問題」

「しんぶん赤旗」5月28日・2面より

 日本共産党と中道改革連合、国民民主党、参政党、チームみらいの国対委員長は27日、国会内で会談し、政府が来週にも提出予定の2026年度補正予算案について十分な審議を求めていくことを確認しました。

 日本共産党の塩川鉄也国対委員長は「補正予算案の中身が問題だ」と述べ、政府が検討する電気・ガス代補助などだけでは不十分だと指摘。イラン情勢を受けた暮らしへの影響は深刻で、物価高に見合った年金や生活保護費の引き上げ、中小企業への特別な支援策など「十分な議論を行う必要がある」と主張しました。

 各党の国対委員長は、審議入りした再審制度を見直す法改定案について丁寧に議論し、修正を求めていくことでも一致しました。

 塩川氏は、冤罪(えんざい)被害者救済を求める運動を受けてまとめた超党派議連案を共産、中道、みらいが共同提出し、政府案と並行審議されていると強調。「与野党を超え、国会で、冤罪被害者が求める法案にしていこう」と述べました。衆院法務委員会に委員がいない会派も含め全会派の質問機会の保障を求めました。


補正予算案 十分審議を/野党要求 自民、打ち切り狙う

「しんぶん赤旗」6月1日・2面より

 2026年度補正予算案が3日、国会に提出されます。審議日程を巡り、野党側が十分な審議を求めているのに対し、自民党はわずかな審議時間で押し切ろうとしています。

 補正予算案の規模は3兆円強。自民党は当初、中道改革連合との国対委員長会談で、衆参両院の予算委員会での審議を「半日ずつ」と提案しました。

 自民党は26年度当初予算についても衆院で一方的に日程を省略し、早々に審議を打ち切る暴挙に出ていました。補正予算案の「半日ずつ」審議もこれに続く国会軽視・国会審議の形骸化であり、「衝撃的な、あまりに非常識な提案」(中道・重徳和彦国対委員長)でした。

 これに対し、日本共産党と中道、国民民主党、参政党、チームみらいの国対委員長は5月27日の会談で十分な審議を求めていくことを確認。参院でも同日、共産党と立憲民主党、国民民主、公明党、参政、れいわ新選組の参院国対委員長が十分な審議時間の確保を結束して求めていくことで一致しました。

 そもそも、補正予算案は中身に問題があります。イラン情勢が暮らしや経済へ及ぼす影響が深刻な中、政府の検討する電気・ガス代補助などの対策だけでは不十分です。日本共産党の小池晃書記局長は「物価高・物不足はエネルギー・石油製品だけではなく、暮らしに関わる全分野を支援する必要がある」(5月26日、参院財政金融委員会)と求めています。

 5月29日、自民・中道が衆参で「1日ずつ」補正予算案の審議を行う日程で「合意した」と表明しました。しかし、参院側の与野党は日程の合意には至っていないとし、1日にも改めて協議する予定です。

 野党側が一致結束して求めている補正予算案の十分な審議が必要です。