▼2020通常国会の取組み▼【2】カジノ利権追及 (1)カジノ利権追及/カジノ管理委事務局にカジノ関連事業者 (2)中央公聴会/カジノ問題で発言 (3)カジノ疑惑払拭できぬ/推進者受け入れは問題 (4)黒川氏、カジノ解禁推進/法務事務次官時代

【2】カジノ利権追及
(1)カジノ利権追及/カジノ管理委事務局にカジノ関連事業者予算委員会、1月31日
 秋元司被告(自民党離党)の汚職発覚後もカジノ推進に執着する安倍晋三首相を追及。カジノをめぐる利権と癒着の構造にメスを入れた。

 カジノ規制の中核を担う行政組織として新設された「カジノ管理委員会」の事務局が、カジノを中核とする統合型リゾート(IR)推進事業者から職員を受け入れており、カジノ事業者の都合でルールが作られるのではないか――と追及した。

 カジノ管理委員会の並木稔事務局次長は、あずさ、PwCあらた有限責任監査法人在籍者がそのまま管理委員会事務局に勤務していることを認めた。

 両監査法人がIRに関する「知見や実績」を売りに、地方自治体によるIR誘致支援業務を行っている。

 武田良太カジノ管理委員会担当相は「日本では誰も経験のないカジノ事業を管理・監督するためにはカジノに関する知見が必要だ」と弁明した。

 やったことがないならやらなければいい。

(2)中央公聴会/カジノ問題で発言予算委員会、2月21日
 多重債務問題にとりくむ弁護士の新里宏二氏は、安倍内閣が「経済成長戦略の目玉」として推進するIRの問題について語った。

 私は、カジノ規制の中核を担う行政組織として新設された「カジノ管理委員会」の事務局が、IR推進事業者から職員を受け入れている問題について質問。

 新里氏は「推進の人が規制側に入る自己矛盾になっている。中立性の担保に大きな問題がある」と指摘した。

(3)カジノ疑惑払拭できぬ/推進者受け入れは問題内閣委員会、3月18日
 私は1月31日の予算委員会で、コンサル出身の職員がカジノ管理委員会事務局の非常勤職員として雇われ、出身元企業の身分を持ち、出身元企業からの給与補てんも認められている事実を示し、カジノ事業者にとって有利なルール作りが行われる疑念があると追及した。

 その後の政府の対応をただしたのに対し、武田良太カジノ管理委員会担当相は「(非常勤職員として雇っていた)公認会計士、弁護士を特定任期付職員として採用するための公募をした。特定任期付職員は出身元企業と兼業関係が生じず、給与も全額国が支給する」と答弁。

 私が、これまでの非常勤職員ではカジノ規制にあたっての透明性・中立性に問題があったと認めるものだ、と追及したのに対し、武田氏は「国民の疑念を払しょくしていかなければならない」と述べるにとどめた。

 特定任期付職員として雇ったとしても退職後に元の職場に戻ることができる。疑念を拭い去ることはできない。カジノ管理委員会には規制側と推進側の役所間の人事交流を規制する「ノーリターンルール」もない。カジノ管理委員会がカジノ推進機関になりかねない。野党のカジノ廃止法案の審議を求めた。

(4)黒川氏、カジノ解禁推進/法務事務次官時代内閣委員会、5月29日
 賭けマージャンを認めて辞職した黒川弘務前東京高検検事長が、法務事務次官時代に安倍政権が強行したカジノ合法化を推進していた問題を追及した。

 『時評』2017年9月号のインタビューで黒川氏が休日の過ごし方を聞かれ「海外に行った際には個人的な観点でIR(カジノを中核とする統合型リゾート)を視察する」「職業上の関心もかねて」と述べている。黒川氏がインタビュー直前の17年4~5月に、有名なカジノ施設があるシンガポールに海外出張している。IRを視察していたのか、とただした。

 法務省の山内由光審議官が「訪問先にカジノ施設は含まれていない」と答えたのに対し、私は、3日間の日程の中で、1日目は先乗りで何の日程も入っていない。2日目も3日目も夕方で日程が終わっている。カジノを訪れていたのではないかが問われると主張。

 17年前後はカジノ解禁の議論が進んでいた時だ。賭博・カジノを合法化する解釈変更を法務省が追認したのも黒川事務次官の時であり、「邸肝いり」のカジノ合法化に汗をかいたのがギャンブル好きの黒川氏だったのではないか、と迫った。

 法務省が、立案作業などに「必要な協力を行ってきた」としか答えなかったのに対し、私は、黒川氏がカジノ合法化に関わった経緯の資料を出すよう要求した。

▼2020通常国会の取組み▼【1】新型コロナウイルス感染症対策 (1)最大リスクに備えよ/新型コロナ対策求める (2)新型コロナ特措法改定案/衆院委可決/共産党は反対/私権制限の歯止め曖昧 (3)新型コロナ/緊急事態宣言/専門家判断といいながら政府主導 (4)新型コロナ対策/医療体制の確保、自粛と補償を一体で (5)新型コロナ/自粛と一体の補償を/感染拡大防止に必要 (6)補償なき「緊急事態宣言」では感染拡大を防げない (7)新型コロナ/緊急事態宣言の根拠データ/西村大臣が示す (8)自粛と一体で補償を/緊急事態宣言全国拡大 (9)緊急事態宣言延長/2次補正予算直ちに/財政支援を (10)緊急事態宣言解除/医療体制確保が重要/可視化を要求 (11)保健所弱化浮き彫り/参考人「今後議論を」 (12)必要な病床数ただし、医療機関支援求める (13)緊急事態「近畿」解除/医療機関へ財政措置を (14)緊急事態全国で解除/医療機関減収で経営深刻、補償を (15)病床確保/第2波へ偏在正せ/患者数推計をただす

【1】新型コロナウイルス感染症対策
(1)最大リスクに備えよ/新型コロナ対策求める予算委員会、1月31日
 新型コロナウイルス感染症への対応について質問に立ち、医療機関や保健所の体制の確立・強化、打撃を受ける産業への経済支援などを求めた。

(2)新型コロナ特措法改定案/衆院委可決/共産党は反対/私権制限の歯止め曖昧(内閣委員会、3月11日
 特措法の最大の問題点は、緊急事態宣言の発動で「外出自粛要請」や「学校・社会福祉施設・興行場等に使用等の制限・停止の要請・指示」などができ、私人の権利制限を行えること。特措法には制限がもたらす人権侵害の救済措置も経済的な補償もない。人権の幅広い制限をもたらし、その歯止めが極めて曖昧で問題だ。

(3)新型コロナ/緊急事態宣言/専門家判断といいながら政府主導内閣委員会、3月18日
 特措法は、緊急事態宣言を出す要件について、政府が「国民の生命及び健康に著しく重大な被害を与えるおそれ」があり「全国的かつ急速なまん延により国民生活及び国民経済に甚大な影響を及ぼし、又はそのおそれがある」と判断した場合と定めている。

 私は「おそれがある」とはどのような状況か、と質問。西村康稔担当大臣は「特措法施行令6条で定めており、感染経路が特定できない場合などだ」と答弁。

 私は、現状でも経路が特定できない患者がいる。要件を満たしているということか、と追及。

 西村大臣は「頭を悩ませているところだ。政令を素直に読めばそういう印象を持つが、法律で全国的と生活・経済に甚大な影響を及ぼすことを要件と定めている」と述べ、要件があいまいであることを認め「専門家の意見を聞いて判断する」と繰り返した。

 私は、専門家の意見を聞くお膳立ても政府が行う仕組みだ。判断の前提となるたたき台まで政府が出すとなると、政府の一存で緊急事態宣言が行われる懸念がぬぐえない、と批判した。

(4)新型コロナ対策/医療体制の確保、自粛と補償を一体で本会議、4月2日
 新型コロナウイルス感染症対策を進めるためには、情報を積極的に公開し、政府判断の根拠と展望を示すべきだ。一方的に自粛と協力を求めるだけでは、国民の理解は得られない。問われているのは政府の信頼だ。国民の命と健康を守る医療体制の確保と、自粛要請と補償を一体で行うよう安倍晋三首相に求めた。

(5)新型コロナ/自粛と一体の補償を/感染拡大防止に必要決算行政監視委員会、4月6日
 新型コロナウイルス感染者の急増を受け、政府が検討している緊急事態宣言に関し、「自粛と一体の補償」を明確にすることが感染拡大防止に必要だと求めた。

 補償は感染症拡大防止対策として行う問題だ。密閉・密集・密接の『三つの密』の環境をつくらないためには、事業者へ補償して自粛してもらうことが重要だ。

(6)補償なき「緊急事態宣言」では感染拡大を防げない議院運営委員会、4月7日
 私が、感染防止のための自粛要請によって経済的損失を被る事業者等への補償を行ってこそ、感染拡大防止対策が実効性あるものとなると迫ると、安倍晋三首相は「個別の損失を直接補償することは現実的ではない」と直接補償を拒否した。

 密閉・密集・密接の『三つの密』の場所にしっかりと自粛を要請することで感染拡大防止対策の実効性が上がる。感染拡大防止という公共の利益のために、営業自粛を実施する事業者に対して損失補償をすることは国民の理解を得られる。自粛要請と一体の補償を実施すべきだと求めた。

(7)新型コロナ/緊急事態宣言の根拠データ/西村大臣が示す内閣委員会、4月15日
 西村康稔担当大臣は私の質問に答え、新型コロナウィルスの感染者数の倍増する時間(倍加時間)と感染経路をたどれない「孤発例」の割合について、「緊急事態宣言」発令の7都府県と北海道・愛知・京都の数値を、政府として初めて明らかにした。

 感染拡大防止対策への国民の理解と協力を得るためには科学的根拠と情報開示は不可欠だ。

(8)自粛と一体で補償を/緊急事態宣言全国拡大議院運営委員会、4月16日
 私は、全国に移動の自粛や営業の自粛を要請するのであれば、自粛と一体で補償を行うことが必要だ。補償をすることが感染防止に最も効果的だと求めた。

 西村氏は補償に踏み込んでいない政府の対策を述べるにとどまった。

(9)緊急事態宣言延長/2次補正予算直ちに/財政支援を議院運営委員会、5月4日
 政府が感染症とのたたかいについて「長期戦」(安倍晋三首相、3月28日の記者会見)、「長丁場」(政府専門家会議の提言、1日)との見解を示したが、どのくらいの期間かをただした。

 西村康稔経済再生担当相は、ワクチンの完成と集団免疫を例に挙げ「1年なのか、2年なのか。かなり時間がかかるというのが専門家の共通認識だ」と答弁。

 私は、しっかりとした見通しを示せるかどうかというのが、国民の理解と協力を得る上でも極めて重要、と強調。暮らしと営業、医療機関への財政措置をしっかりと行う2次補正予算案の編成をただちに求めた。

(10)緊急事態宣言解除/医療体制確保が重要/可視化を要求議院運営委員会、5月14日
 私は、東京都の想定病床数「4000」について、医療スタッフ、器材、防護具がそろっていて直ちに入院可能な状況ということかと質問。

 西村氏は「直ちに入院可能なものではないが、医療スタッフや器材も含めて大学病院や公立・公的病院の了解を得ているものだ」と説明。

 私は、確保数2000と想定数4000の違いが分からないと指摘。厚労省の公表資料では医療体制の逼迫(ひっぱく)度が分かりづらい。PCR検査についても、解除の大前提として抜本的に増やし、感染の全体像を把握する必要がある。体制の整備・強化を改めて求めた。

(11)保健所弱化浮き彫り/参考人「今後議論を」予算委員会、5月20日
 予算委の参考人質疑。私は、コロナ危機のなかで医療機関の経営がひっ迫しているとして、財政的に支援する必要性について質問。

 尾身氏は「医療機関は懸命の努力をしてベッドを確保している。医療経営的に大変困難な状況にあることは間違いないので、国から財政的支援をお願いしたい」と答えた。

 また、私は、保健所数が大幅に減少したため、保健所活動の科学的根拠を支える診断・検査機能が大きく劣化してきたのではないか、と質問。

 尾身氏は「保健所が大規模な検査をすることを前提にした仕組みになっておらず、人員も削減されてきた」と述べ、新しい感染症の流行に対応する検査体制がとられていなかったと指摘。「感染が収束した時に、これからどうするか、しっかりと議論すべきだ」とのべた。

 さらに、私は地方衛生研究所の体制強化について質問。

 脇田氏は「地方衛生研究所では、感染症だけでなくさまざまな業務を担っており、配置転換も頻繁で、検査対応は大変だ。感染症の流行に対しては、地方衛生研究所の検査ネットワークが非常に重要なので、強化していく必要がある」と答えた。

(12)必要な病床数ただし、医療機関支援求める内閣委員会、5月20日
 新型コロナウイルス患者の入院受け入れ病床数についてただした。

 ピーク時の入院患者数は政府の計算式による試算で全国約22万人に上る一方、18日時点で都道府県が受け入れ可能と想定する病床数(確保想定病床数)は約3万にとどまっている。大きな乖離(かいり)があるが、22万床をめざし国が支援するのか、とただした。

 西村康稔経済再生相は「大きな山が来る時に備えて病床を確保しておくことが大事だ」としつつ、具体的な病床数は述べなかった。

 私は、医療機関への経営支援や包括支援交付金の抜本的な増額を要求。

 西村氏は「2次補正予算で交付金を大幅に増額し、国が全額負担する形にする」と述べた。

(13)緊急事態「近畿」解除/医療機関へ財政措置を議院運営委員会、5月21日
 政府が新型コロナウイルス感染拡大に対する「緊急事態宣言」を近畿3府県で解除するにあたって西村康稔経済再生担当相による事前報告をうけ、各党が質疑。

 私は、新型コロナ感染拡大の第2波・第3波に備え、しっかりした医療提供体制の整備拡充、医療機関への抜本的な財政措置を求めた。

 安倍晋三首相が14日の対策本部会議で「2次補正予算で医療体制に関する包括支援交付金を全額国費で負担するとともに、大幅な積み増しを行う」と述べた。政府は5万を超す病床を確保するとしているが、5万の病床確保に対応した金額の積み増しをするのか、とただした。

 西村担当相が「5万床確保を目指し、予算で対応したい」などと述べた。

 私は、コロナ対応の病床確保は空き病床の長期の保持が求められ、減収で経営が圧迫される。3万、5万床確保するなら、必要な財政措置なしにはやっていけない。日本医師会が重症者1人400万円など受け入れ病院への具体的な補助試算額を示し、2次補正予算での7・5兆円の確保を要望している。こうした声に応える金額が積み上がっているのかが問われていると追及。

 西村担当相は、1次補正予算の包括支援交付金1490億円に積み増しする」と答えた。

 私は、医療機関はこれではやっていけないと声をあげている。現場の声に応え、医療機関への抜本的な財政支援を行うべき、と強く求めた。

(14)緊急事態全国で解除/医療機関減収で経営深刻、補償を議院運営委員会、5月25日
 政府が新型コロナウイルス感染拡大に対する「緊急事態宣言」を全国で解除するにあたって西村康稔経済再生担当相による事前報告をうけ、質疑。

 私は、日本医師会による要請ではコロナ対応で1兆6千億円、通常の医療を継続するために2兆5千億円の支援を求めている。診療報酬の増額と包括支援交付金3千億円プラスアルファの予算では全く足りない、と重ねて抜本的な予算措置を求めた。

 西村担当相は「2次補正予算で対応していきたい」と繰り返し、正面から答えなかった。

 また私は、文化芸術事業への支援について、自粛要請に協力し、感染防止に大きな貢献をしてきた関係者に対して、経費負担に対する補償もいまだに行われていない。演劇・音楽・映画3団体による「文化芸術復興基金」の創設の要請が出されている。売り上げ減少、経費増大に対する補てんをしっかりと行うことが国の責務だ、と主張した。

(15)病床確保/第2波へ偏在正せ/患者数推計をただす内閣委員会、6月3日
 新型コロナウイルス第2波に備えて、最新の知見に基づくコロナ患者数の再推計についてただし、医療機関への財政措置を積み増すよう求めた。

 これまで政府は、ピーク時のコロナウイルス感染症患者数を約22万人(厚生労働省が3月に出した事務連絡に基づいて都道府県が試算したもの)と示してきた。これに対し、コロナウイルス感染症対策専門家会議の「提言」(5月29日)では、3月以降新たな経験を得たとして、今後の感染拡大を見据え、必要となる医療提供体制の確保のために「新たな患者数の再推計を行う」としている。

 私は、新たな患者の再推計とは何か、再推計に基づく第2波に備えた病床確保の目標を明らかにせよ、と質問。

 西村康稔経済再生担当相はどちらも、「厚労省において検討中」と答えた。

 私は、各都道府県が確保している病床数には大きなばらつきがある。このアンバランスをただすべきだ、と主張。

 西村氏は「2次補正予算で対応する」と答えた。

 私が、病床確保の目標は『検討中』なのに医療機関への財政措置は大丈夫だという保証はどこにあるのか、と迫ると、西村氏は、「予備費も10兆円積んでいる」と答弁。

 私は、予備費ではなく、必要な予算を積むべきだと求めた。

野党の「河井買収事件実態解明チーム」立ち上げ/野国連

 野党国対委員長連絡会開く。今日のしんぶん赤旗の1面記事が話題に。(写真下↓)

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「しんぶん赤旗」6月24日、日刊紙1面(クリックで拡大します)

 安倍首相は参院選前の半年間で、河井克行衆院議員との単独面会を9回も行っており、その前後に資金提供が行われていた。

 野党として「河井買収事件実態解明チーム」(座長:階衆院議員、副座長:藤野保史衆院議員)を立ち上げることを確認。識者のヒアリングや現地調査に取り組み、国会でも追及していくことに。

 

 


河井買収/解明めざす/野国連/野党、調査チーム立ち上げ

「しんぶん赤旗」6月25日付・2面より 

 日本共産党と、立憲民主党、国民民主党などの共同会派は24日、国会内で野党国対委員長連絡会を開き、昨年7月の参院選をめぐる大規模な買収事件で逮捕された河井克行前法相(衆院議員)と妻の案里参院議員による買収の実態や買収資金の原資、自民党からの資金提供などについて調査するための「河井買収事件実態解明チーム」を立ち上げることを決めました。

 野党のチーム立ち上げは、「しんぶん赤旗」24日付報道を受けたものです。本紙は、河井前法相と安倍首相が昨年12回も面会し、うち9回は単独で面会。その面会前後に自民党から巨額の資金提供が行われていることを報じました。

 立憲民主党の安住淳国対委員長は記者会見で、「赤旗」報道を示し、「安倍首相が河井氏と頻繁に面会し、多額の資金がその後に拠出されたことは、何らかの関連性があると疑わざるをえない」と指摘。「かりに首相が克行氏と会い資金の提供を決めたということならば、首相の大きな責任になる」と強調しました。

 日本共産党の穀田恵二国対委員長は、「チームを通して、関係者に意見を聞き事実関係の調査を行う。同時に、閉会中審査でもこの問題を追及する」と表明しました。

「政治とカネ」の集中審議を拒否/与党

 衆院予算委員会の与野党筆頭理事は24日、国会内で協議し、野党側は「政治とカネ」をテーマに集中審議の開催を要求しました。与党側はこれを拒否しました。

河井夫妻の事件/法務委理事懇で法務省幹部が説明へ/予算委集中審議を

 選挙買収容疑で逮捕の河井夫妻の事件について、19日午後、法務委理事懇談会に法務省幹部が出席し、逮捕理由などについて説明することに。

 野党は、安倍首相の責任こそ問われていると、自民党が拒否している予算委集中審議の開催を要求。

 写真は、逮捕理由の概要を記載した法務省資料。

河井前法相夫妻の逮捕/両議員の辞職と集中審議を/野国連

 野党国対委員長連絡会開く。河井前法務大臣と案里参院議員の逮捕を受け協議。巨額選挙買収疑惑の両議員の辞職を求めたい。

 法務行政を所管する法務大臣経験者が逮捕されるなど前代未聞。安倍首相の任命責任が問われる。

 案里氏を党公認候補とし、1億5千万円の資金を注ぎ込み、自らの地元秘書まで投入した安倍首相の責任は免れない。

 法務委で法務省からの説明を求めるとともに、予算委集中審議を要求することを確認。


河井氏逮捕/予算委で真相解明を/野国連、首相の説明を要求

「しんぶん赤旗」6月19日付・2面より

 日本共産党と、立憲民主党や国民民主党などの共同会派は18日、前法相の河井克行衆院議員と河井案里参院議員が選挙買収の容疑で逮捕されたことを受け、国会内で国対委員長連絡会を開きました。

 野党は「法相経験者の逮捕は戦後初であり、安倍晋三首相の任命責任は重大だ」として、政府から法務委員会の理事会に対する逮捕事由の説明と、予算委員会の集中審議を開いて安倍首相の責任追及と真相解明を果たすことを自民党に求めることで一致しました。

 立憲民主党の安住淳国対委員長は、克行氏を法相に任命し、案里氏の選挙時に自民党本部が1・5億円もの資金を提供し特別扱いしたことなどを挙げ、「一番大きな責任は安倍首相にある。首相が直接、予算委の集中審議で説明するべきだ」と強調しました。

埼玉・JR浦和駅前で国会報告/通常国会閉

 通常国会閉会日。浦和駅西口で、国会報告の街頭演説会。伊藤岳参院議員、梅村さえこ前衆議院議員・衆院比例北関東予定候補と訴えました。

 検察庁法改定案の廃案に大きな拍手!国会閉会中も、コロナ対策、安倍政権の国政私物化疑惑追及のために全力をあげます!

通常国会閉会で国会議員団総会

 国会閉会にあたって国会議員団総会で志位委員長があいさつ。

 今国会は、新型コロナウイルス感染症危機に立ち向かい、特別給付金10万円や雇用調整助成金の引き上げ、事業者家賃支援、医療機関への財政支援などを実現。国民と野党の共闘の成果だ。

 三権分立を侵害する検察庁法改定案は、審議未了廃案に追い込んだ。憲法審査会は、5国会にわたって自民党改憲案の審議を行わせなかったのも共闘の成果。

 コロナ危機対応として要求した国会会期延長は実現しなかったものの、毎週水と木に衆参の委員会開催をかち取った。

 引き続き、国民生活応援と安倍政権の国政私物化追及の論戦に取り組んでいく。

検察庁法含む国家公務員法等改定案/審議未了で廃案

 検察庁法を含む国家公務員法等改定案は、審議継続とせず、審議未了のため廃案とすることになりました。

 特定の検察幹部の定年を内閣の意向で延長できる検察庁法改定案は、一般の国家公務員の定年を延長する国家公務員法改定案などとともに「束ね法案」として提出されていました。

 内閣による検察への政治介入を可能とする検察庁法改正案は、憲法の基本原理である権力分立を破壊するものです。その発端は、賭けマージャンにより東京高検検事長を辞職した黒川弘務氏の定年延長させた閣議決定です。安倍政権は「検察官には国家公務員法の定年延長は適用できない」とのこれまでの法解釈を変更し、それとつじつまを合わせるために検察庁法を変えようとしました。これに、国民の怒りが広がり、世論と野党の追及で今国会での成立を断念に追い込んだのです。

 今日の内閣委理事会では、与党・自民党は「継続審査としない、審査未了でよい」と表明。

 私は、野党は検察庁法の特例の撤回を求めてきたが、自民党は継続手続きの方向としていた。なぜ、方針が変わったのか、とただしました。

 自民党理事は「それは、その時の話であり、政府・与党の協議を経て(廃案の方向と)なった」と述べました。

【議院運営委員会】コロナ対応、政権与党の疑惑解明/国会の大幅会期延長を

 今国会の会期延長について議論を行った。採決の結果、自民・公明・維新の反対多数により否決された。今後、自民・立憲の幹事長会談が行われ、閉会中の国会審議の在り方について協議する見込み。

議院運営委員会で行った会期延長に賛成する意見表明は下記の通りです。


 私は、日本共産党を代表して、今国会の会期を12月28日まで、194日間延長する動議に賛成の意見を表明します。

 会期延長を求める第一の理由は、国会として新型コロナウイルス感染症対策に全力を上げるためです。新型コロナ危機は収束していません。暮らし、雇用、営業、教育、文化を守り支えるために、必要な支援を直ちに行うことが求められています。また、第二波に備えて検査・保健所・医療提供体制の抜本的拡充が必要です。

 特に、休業や時間短縮を強いられている労働者が1千万人を超えるという雇用問題では、雇用調整助成金を始めとして、速やかに支援が届く対策が急務です。PCR検査については積極的な検査体制への転換を図り、医療崩壊を防ぐためにも医療機関への減収補てんに踏み出すべきです。子どもたちの学びを保障する教員の大幅増員は不可欠です。

 このような喫緊の課題について、政府はただちに補正予算を編成し、国会に提出すべきです。財政民主主義の原則に反する予備費10兆円については、政府への白紙委任を認めることはできません。国会への報告、質疑を求めるものです。

 第二に、国会の行政監視機能として、安倍政権・与党の疑惑解明に全力を挙げるためです。

 持続化給付金の不透明な業務委託をはじめ、家電エコポイント事業からマイナポイント事業に至るまで続く政府と電通の癒着問題の徹底解明が必要です。

 三権分立を侵害する黒川弘務・前東京高検検事長の定年延長の閣議決定と検察庁法改定案は、撤回すべきです。

 河井克行元法務大臣・案里参院議員の選挙買収疑惑は、1億5千万円の資金を出した自民党の責任含め、真相究明が厳しく問われます。秋元司議員をはじめとするカジノ疑惑の解明も大きな課題です。モリ・カケ・桜といった安倍総理に関わる国政私物化問題の徹底解明が求められています。

 イージスアショアの配備計画停止は、住民の世論と運動の力です。計画は白紙撤回すべきです。そして、沖縄県議選でノーの審判が下った辺野古新基地建設は、ただちに断念すべきであります。

 コロナ対応をはじめ、国会が大いに仕事をすべき時に、政権与党の不祥事・不手際を追及されたくないと、国会を閉じようとするなど許されません。

 以上、194日間の会期延長を求め、意見表明を終わります。

コロナ対策など大幅な会期延長を/野国連

 野党国対委員長連絡会開く。

野党の国対委員長が大島衆院議長に申し入れ

 新型コロナウイルス感染症対策のため、12月28日まで194日間の会期延長を求めることを確認。野党の国対委員長が大島議長に申し入れ。大島議長は「行政監視機能を全うして、国会の役割を果たさなければならない。国会のあり方は議論いただきたい」と発言。

 この後、議運委で議論が行われる。

国会の大幅な会期延長を/野国連

 野党国対委員長連絡会開く。6月17日の国会会期末を目前にして、国会の大幅な会期延長を求めていくことを確認。

 新型コロナウイルス感染症の第二波、第三波に備えて、即応性をもって国会が対応するとともに、巨額な予算執行へのチェック機能を果たすことが必要。

 国会を開き続けるように与党に働きかけていく。議長に対して、会期延長の申し入れを行うことにしたい。


国会会期大幅延長を要求/野党国対委員長が合意

「しんぶん赤旗」6月16日付・2面より

 日本共産党と、立憲民主党、国民民主党などの共同会派は15日、国会内で野党国対委員長連絡会を開き国会会期末(17日)の対応を協議し、新型コロナウイルス感染症が収束しないもとで、今国会の大幅会期延長を要求することで合意しました。

 野党国対委員長は、第1次補正予算、第2次補正予算の執行について監視機能を果たすのが議会の役割だとの認識で一致。東京都内で新型コロナウイルス感染者数が増加しているもと、感染の第2波、第3波が油断できず、即応性をもった対応が求められるとして、国会会期の大幅延長を求めることで合意しました。

 立憲民主党の安住淳国対委員長は「与党側には、国会を延長するよう粘り強く働きかけ続ける」と表明しました。

 16日の衆院本会議後に野党書記局長・幹事長会談を開き、会期の延長を求める方針を確認し、会期幅などを決めることについても合意しました。

経産省と電通の癒着疑惑/徹底追及を/野国連開く

 野党国対委員長連絡会開く。

 経産省と電通の癒着疑惑を徹底追及するため、参院予算委とともに、衆院では明日、経産委員会で集中審議を求めていくことで一致。しんぶん赤旗のスクープも話題に。

 与党が一方的にセットした憲法審査会は流会となり、今国会の審議は行われないこととなった。


野党が徹底究明へ/きょう衆院経産委開催

「しんぶん赤旗」6月12日付・2面より

 日本共産党と、立憲民主党、国民民主党などの共同会派は11日、国会内で野党国対委員長連絡会を開き、国の持続化給付金事業をめぐり同事業を発注した中小企業庁の前田泰宏長官と委託先のサービスデザイン推進協議会との癒着疑惑や不透明な業務委託問題について12日に衆院経済産業委員会を開き、徹底究明することを確認しました。委員会開催で与党側と合意しました。

 立憲民主党の安住淳国対委員長は記者会見で、「報道が事実であれば、業者側の接待にのって、その延長線上に持続化給付金の委託があったという問題であり、官製談合だ」と指摘。「野党として徹底して追及する」と表明しました。

【内閣委員会】雇用維持重大な懸念/REVIC延長は反対

 衆院内閣委員会は10日、民間事業者の再生支援やファンド運営などを業務とする地域経済活性化支援機構(REVIC)を5年間延長する地域経済活性化支援機構法改正案の採決を行い、自民・公明などの賛成多数で可決しました。日本共産党は反対しました。

 9日の衆院内閣委の質疑で私は、機構による事業再生支援で「雇用は守られているのか」と質問。内閣府が「公表されている再生支援41件のうち、事業再生計画で希望退職を予定していた案件は6件、140人だった」と答え、機構がリストラに同意していることを認めたのに対し、塩川氏は、非公表の企業があることも問題だと指摘し、「雇用維持へ重大な懸念がある」と批判しました。

 私は、政府の説明資料で、機構の主な支援対象としている「地域の中核企業」とは何かと質問。

 内閣府は「ファンド業務を通じて成長分野への先行的な支援を行っていく」と答えました。

 私は、稼ぐ力のある企業であれば民間金融機関が出資すればいいのであって、税金を原資とするリスクマネーを供給する必要はないと主張し、機構の延長に反対しました。


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反対討論の要旨は、以下の通りです

 私は日本共産党を代表し、地域経済活性化支援機構法改正案に反対の討論を行います。

 本案は、時限的な組織である機構(REVIC)の業務をさらに5年間延長するものです。

 今回の延長は、新型コロナウイルス感染症対策のためと政府は説明していますが、何よりも重要な課題である雇用の確保に重大な懸念があります。

 民間事業者の事業再生支援を業務としている機構は、事業再生計画策定にあたって「雇用機会の確保」を掲げていますが、事業再生計画段階でも140人ものリストラに同意しています。しかも、これは公表分のみです。

 機構の支援を受けた企業が数百人規模でリストラを実施した事例も報道されていますが、機構が事業全体で何人のリストラに同意したのか、明らかにしていません。

 機構の前身である企業再生支援機構は、日本航空の再建にあたって、従業員の不当解雇や不当労働行為を行うなど重大な問題を引き起こしました。

 リストラに手を貸し、労働者の権利を蔑ろにしていると言わざるを得ない機構の延長には反対です。

 また、安倍政権が2013年に機構の業務に追加したファンド事業は、コロナウイルスの影響で苦しんでいる中小・小規模事業者全般を支援するものではありません。

 機構が主な支援対象とするのは、今回わざわざ説明資料の中で書き加えられた「地域の中核企業」、すなわち「地域経済をけん引する企業」「稼ぐ力のある企業」です。

 地域経済をけん引し、稼ぐ力がある企業であれば、民間金融機関・投資機関が出資・投資すればよいのであって、税金を原資とする公的資金をリスクマネーとして供給する必要はありません。

 前回法改正時の附帯決議で「再度の期限延長を前提としない」とあるとおり、機構の延長は必要ないと申し述べ、反対討論を終わります。

【内閣委員会】2次補正審議/巨額予備費は政権の都合優先/財政民主主義を否定

 2020年度の2次補正予算案で10兆円もの予備費は、財政民主主義を否定するものだと批判しました。

 政府は20年度予算の予備費233億円と1次補正予算233億円を使い、全世帯に2枚の布マスク(いわゆる「アベノマスク」)を配布。異物の混入や配布の遅れもあり国民から批判が相次ぎました。

 私は、「補償なき自粛要請」など政府の対応への怒りが広がるなか、批判をかわそうと実施したのがアベノマスク配布だ。思いつきのばらまきに使うことは許されない。これがまかり通ったのは、国会の事前チェックが働かない予備費だからだ。10兆円の予備費は、好き勝手に予算は使いたいが、野党に追及される国会は開きたくない政府与党の身勝手な都合を優先したものと、ただしました。

 西村康稔経済再生相は「臨機応変に対応するため予備費は有意義」と述べるだけでした。

 私は、大蔵省財政史室編纂『昭和財政史』が、戦前の予算編成を「徹底的単純化」し、「戦時に緊急な施策を臨機に実行できるように予備費を増加計上」「財政上の立憲主義は、残骸だけとなった」として、「新憲法の財政条項は、戦前の非民主的規定を廃止し、重要な項目の一つ目に財政処理の権限は国会にある」と指摘している。予備費10兆円は財政民主主義を否定するものだと批判しました。

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「議事録」

<第201通常国会 2020年6月9日 内閣委員会 17号>

○塩川委員 日本共産党の塩川鉄也です。
 REVIC法案について質問をいたします。
 この法案の説明ペーパーを見ますと、そこには、地域の中核企業等の経営改善等のため、REVICにおいて、事業再生の枠組みを活用した支援や、地域金融機関と連携したファンドを通じた資本性資金の供給等を進めるとあります。
 ここでいう地域の中核企業というのは何なのか、御説明ください。
○西村国務大臣 この機構は、平成三十年の機構法改正により支援決定期限を三年延長されて以降、民業補完の趣旨を踏まえ、延長された期間内において、地域金融機関等へのノウハウ移転を加速し、そして、地域における民間の自律的な中小企業支援、地域活性化の取組を定着させることに重点を置いて取り組むというふうにしてきたところであります。
 こうした趣旨を踏まえて、機構は、まさに有用な経営資源を有しながら過大な債務を抱えた地域の中堅・中小企業や、先ほど来議論のありました病院など、幅広く再生支援に取り組んできたところであります。
 そうした観点で、まさに今、新型コロナウイルス感染症で地域経済が非常に厳しい状況にある中で、地域経済を担っている中堅企業、中小企業を対象に、さまざまな支援策を今回延長させていただいて、支援をしていこうということでございます。
○塩川委員 地域の中核企業とは何かということでお尋ねしたんですけれども、二〇一四年版の中小企業白書によると、地域中核企業、括弧してコネクターハブ企業としていますけれども、これは、地域の中で取引が集中しており、地域外とも取引を行っている企業をいう、地域経済への貢献度が高い企業のことを指すということですし、まち・ひと・しごと創生総合戦略二〇一七改訂版を見ますと、地域中核企業とは、国内各分野の先端を支え、地域経済を牽引している企業のことだといいます。
 そうしますと、政府の成長戦略フォローアップ、二〇一九年を見ますと、地域中核企業への支援として、「地域未来牽引企業等の地域経済を牽引する事業を行う者に対して、地域未来投資促進法をはじめ、予算、税制、金融、規制の特例などの支援策を重点投入する。」とあります。この地域未来投資促進法に基づく地域中核企業への支援措置として、REVICによるファンド創設、活用の支援が位置づけられています。
 このように、REVICの支援対象というのは、地域中核企業といった特定の事業者が主に念頭にあるということになりはしないでしょうか。
○石田政府参考人 お答え申し上げます。
 REVICの場合は、先ほど大臣からお答えさせていただきましたとおり、REVIC法に基づきまして、有用な経営資源を有しながら過大な債務を負っている中小企業者というものが支援の対象というふうになっているところでございます。
 今お話のございました地域未来牽引企業、そういう文脈の中での地域中核企業ということでございました。REVICは、REVIC法の規定に基づきまして、再生支援のほかに地域経済活性化支援事業ということで、ファンドをつくりまして、そちらの方で地域の企業を支援していくという事業も行ってきてございます。
 そのファンドをつくった支援ということの中には、一つには、再生支援をファンドを通じて行うということもございますが、他方で、再生ではなくて、むしろ成長支援という分野での先行的な支援というものもございました。
 そういうことで、これまでも、一方で、そういう、成長支援ということの中には、地域未来牽引企業という概念というかコンセプトに入る、そういう会社というものも入ってくると思いますけれども、このREVIC法の支援の対象というものは、必ずしもそういった企業に限られるものでございませんで、あくまでも、このREVIC法、機構法の定義するところの、有用な経営資源を有しながら過大な債務を負っている中小企業者ということで、この機構法の規定に従うところの中小企業というものを支援していくということでございます。
○塩川委員 再生支援と同時にファンドを使って、再生支援もあるし成長支援も行うといった中で地域中核企業というのが出てくるわけです。今回のポンチ絵を見ても、あるいは、二年前のこのREVIC法の質疑のときにも私もただしましたけれども、やはり、この地域中核企業、まさに地域の優良企業、地域経済への貢献度が高い企業とか、国内各分野の先端を支え、地域経済を牽引している企業ということが主な支援対象として挙がってきているのは確かであります。
 そういう企業であれば、地域金融機関がしっかりと支援を行えばいいわけで、REVICの出番ということではないのではないのか。その点でも、二年前の法改正の附帯決議には、REVICは、時限的組織であることに鑑み、再度の期限延長を前提としない経営に努めることとあります。この点でも、期限延長の必要はないと考えています。
 そこで、もう一つお尋ねしたいのが、REVICの事業再生支援に当たって、雇用への配慮がどうなっているのかという問題であります。
 このREVICが行う事業再生支援に当たって、雇用機会の確保に配慮とありますが、こういう雇用機会の確保についての実績はどうなっているのかについてはわかりますか。
○石田政府参考人 お答え申し上げます。
 機構が事業再生支援を行う場合には、今お話がございましたとおり、機構法第一条、業務の目的というところにおきまして、雇用機会の確保に配慮することとされるとともに、また、同機構法第二十五条、再生支援決定の第五項におきまして、再生支援の申込みをした事業者における弁済計画や事業再生計画についての労働者との協議の状況等に配慮しなければならないと規定されていることを踏まえまして、機構におきましては、可能な限り既存の雇用関係を維持し、解雇が発生しないように努めてきているところでございます。
 地域経済活性化支援機構はこれまでに八十四件の再生支援決定を行っているところでございますが、そのうち四十一件が公表されているところでございまして、その総従業員数は約一万一千二百名となっているところでございます。
 これらの案件におきまして、事業再生計画等で希望退職等を予定していた案件は六件、約百四十人となっていると承知しておりまして、機構の事業再生支援によって多数の雇用の維持が図られてきているものと考えているところでございます。
 なお、平成三十年の前回の機構法改正以降の再生案件では、希望退職の募集等は行われていないものと承知しております。
 以上です。
○塩川委員 八十四件のうちの公表の四十一件ですから、公表している案件としてはそういう数字かもしれませんが、非公表のところがどうかという問題なんですよ。この点で本当に雇用が維持された、雇用が確保されたのかといったことについての説明はありませんでした。
 再生支援の決定基準を見ますと、「申込事業者が、労働組合等と事業再生計画の内容等について話合いを行ったこと又は行う予定であること。」とあります。労働者と話合いを行う予定でも構わないということにもなり、これで雇用の確保と言えるのか。そもそも、REVICの前身である企業再生支援機構は、日本航空再建に当たって、機構の目的に、雇用の安定等に配慮との規定があるにもかかわらず、従業員の不当解雇や不当労働行為など重大な問題を引き起こした。この点でも、雇用維持への懸念が拭えないということを指摘をせざるを得ません。
 こういったREVIC法案について、我が党としては期限延長の必要がないということを申し上げておきます。
 次に、二次補正関連法案ということでもありますので、二次補正予算に関連して、多額の予備費計上についてお尋ねをいたします。
 その点でお聞きしたいのがアベノマスクの問題なんですが、四月一日のコロナ対策本部で安倍総理は、補正予算成立前にあっても、予備費の活用などにより、感染者数が多い都道府県から順次配付を開始する予定と表明をし、全世帯に二枚の布マスクを配付するというアベノマスクを実施をしました。
 今年度当初予算の予備費で二百三十三億円、一次補正で二百三十三億円の合計四百六十六億円を計上しました。国民から厳しい批判の声が上がりましたが、西村大臣、このアベノマスクに国民から厳しい批判の声が上がったのはなぜだと思いますか。
○西村国務大臣 政府が一世帯二枚ずつのマスクを配付することについては、少しおくれがあるというふうに聞いておりますけれども、しかし、さまざまな御意見があるというふうに聞いております。
 これから、この事態がまだ長引く可能性もあります。人と人との距離を置かなきゃいけない、こうしてみんなマスクをしなきゃいけない。そうした中で、毎日毎日、市販されているマスクを買っていると、月に一人三十枚買わなきゃいけないことになってしまいます、一日一枚使うとしてですね。そうした中で、布マスクであれば、それを洗って使えるという面のよさを指摘をされる声もあります。
 さまざまな声があるというふうに承知をしておりますので、そうした中で、全世帯に送るべく、厚労省において今その取組が進められているものというふうに承知をしております。
○塩川委員 アベノマスクは小さくて使いにくいとか、四人家族に二枚の配付では足りないとか、妊婦さんに配付された布マスクには目で見てわかる汚れがついていたり異物の混入があった、アベノマスクは大丈夫か心配など、要らないのに送りつけてくると批判の声が相次ぎました。
 これは、当時、感染が広がる中で、PCR検査を受けられない、自粛要請といって行動規制や営業規制を強いながら補償は全く行わないという政府の対応に国民の怒りが広がった、その批判をかわそうと、思いつきで実施したのがアベノマスクということではないでしょうか。このような思いつきのばらまきがまかり通るのは、国会の事前チェックが働かない予備費だからではないのか。
 大臣にお尋ねしますが、こんな予備費が十兆円にもなれば、天文学的な思いつきのばらまきがまかり通ることになる、結局、十兆円の予備費というのは、好き勝手に予算は使いたいが、野党に追及される国会は開きたくないという政府・与党の身勝手な都合を優先したものではありませんか。
○西村国務大臣 私も常々申し上げておりますけれども、小さな流行は来ます。北九州でも起こっております。それを大きな流行にしないように全力を挙げて取り組んでいるところでありますけれども、いつ、韓国や、あるいはイランのように、イランは第一波よりも今大きな波が来ているわけであります。どういったことが起こるかわからない。このウイルスはどこに潜んでいるかわからないわけでありますので、そうした、仮に第二波が大きな波になるようなケースもあり得るわけでありますので、そういったことも含めて、臨機応変に、時期を逸することなく対応していく、そのことのために、予備費は私は非常に有意義なものだというふうに思っております。知事会からも増額を要望されていたところであります。
 そうした中で、予算総則において、「新型コロナウイルス感染症に係る感染拡大防止策に要する経費その他の同感染症に係る緊急を要する経費以外には使用しないもの」とされておりますので、その範囲内で、いざ緊急のときに、何か必要なものについては使用させていただくというための予備費であるというふうに理解をいたしております。
○塩川委員 過去、予備費の多額の計上というのは、戦争遂行体制のもとで行われました。
 大蔵省の昭和財政史編集室編さんの「昭和財政史」というのがありますが、昭和十六年十二月、太平洋戦争で、日本財政は専ら戦争遂行一筋に絞られていった、戦時緊急な施策を実施するための予備費の計上も増加をした。そういう中で、昭和十七年七月の昭和十八年度予算編成に関する閣議決定では、「相当多額ノ予備費ヲ計上スルコト」とあり、昭和十八年七月の同様の予算編成に関する閣議決定では、「戦時緊要ナル施策ノ臨機実行ニ遺憾ナカラシムル為予備費ノ計上ヲ多額ナラシムルコト」と。同じように、昭和十九年七月の昭和二十年度の予算編成の閣議決定にも同様のことが盛り込まれたわけです。
 そのもとで、予備費が全体の歳出に占める割合が昭和十七年に九・一%、昭和十八年は一〇・九%、昭和十九年は九・六%。今年度の予備費は、それに匹敵するような七・五%であります。昨年度の〇・五%と比較をしても、巨額の金額に上ります。
 ですから、この「昭和財政史」では、日中戦争、太平洋戦争と進む中、不健全ながらも守られていた議会主義的な約束は一つ一つ取り外されていき、財政上の立憲主義は残骸だけとなったと指摘をしているわけです。
 だからこそ、戦後の憲法では、財政民主主義の確立を重視をした。その重要な眼目の一つが、財政処理の権限は国会にあるとして、その財政権限を拡大したことにあります。
 予備費十兆円は財政民主主義を否定するものであります。修正議決で必要な予算措置を行うこと、三次補正に速やかに取り組むこと、このことを求めて質問を終わります。

【議院運営委員会理事会】補正予算案説明/10兆円予備費/財政民主主義を侵す

 西村明宏官房副長官は、議院運営委員会理事会で、第2次補正予算案と関連法案を8日に国会に提出したいと説明しました。

 私は、第2次補正予算案の予備費は、国の財政は『国会の議決に基づく』という憲法上の規定のあくまでも例外。10兆円もの予備費は財政民主主義を侵すものだ、と主張。

 立憲民主党の手塚仁雄議員は「予備費10兆円は過去の例と比べても桁違いだ。政府に白紙委任させることはできない。減額して組み替えよ」と求めました。

 西村副長官は「予備費は新型コロナ対策に充てると予算総則で明記し、使途を限定する。機敏に対応するものとしてお願いしたい」と釈明しました。