【「しんぶん赤旗」掲載】オスプレイの配備撤回を

「しんぶん赤旗」8月31日付・首都圏版より

駆けある記/塩川鉄也 衆院議員
「オスプレイの配備撤回を」

 墜落事故を繰り返す危険なオスプレイが10月1日から東京都にある米軍横田基地に配備されることが発表されました。すでに自衛隊木更津駐屯地(千葉県木更津市)の整備拠点化が進められ、横田基地周辺や富士山など首都圏各地で訓練飛行が行われています。

 病院や学校、住宅地の中にある米軍所沢通信基地(埼玉県所沢市)でも着陸訓練を実施しました。許せません。

 いま市民の運動が自治体を動かし、自治体が国に働きかける動きが広がっています。所沢市は、所沢通信基地への米軍機の飛来中止を国に要請しました。市民からのオスプレイの飛来情報を受けた自治体か国に問い合わせ、抗議する活動も生まれています。

 全国知事会は、日米地位協定を抜本改定し、航空法などの国内法の適用を米軍に求める提言を国に提出しました。

 米軍の横暴を許さないという「オール沖縄」と翁長雄志沖縄県知事の訴えが全国知事会を動かし、今回の提言につながりました。

 オスプレイの訓練中止、配備撤回を実現しましょう。そして沖縄知事選で、翁長知事の遺志を継ぐ玉城デニー氏の勝利を勝ち取りましょう。

国公労連定期大会に出席し、あいさつ

 国公労連(岡部勘市委員長)定期大会に出席、あいさつ。国公労連の活動に敬意。

 自然災害対応、国民生活を守る公務公共サービスの充実が必要です。それを支える国公労働者の労働条件の改善は不可欠の課題。

 長時間労働の是正、非常勤職員の常勤化の実現を。総人件費抑制政策を転換し、新たな定員合理化計画の阻止、総定員法の廃止など抜本的見直しが必要です。

 安倍9条改憲ストップ、沖縄県知事選で翁長氏の遺志を継ぐ玉城デニー氏の勝利を勝ち取ろう!


「しんぶん赤旗」8月31日付・5面より

行政民主化と権利回復/国公労連、定期大会始まる

 日本国家公務員労働組合連合会(国公労連)の定期大会が30日、東京都内で始まりました。

 あいさつした岡部勘市委員長は、西日本豪雨の一日も早い復旧・復興に全力をあげようと訴えました。人事院勧告は、これまでの賃下げをカバーするには不十分な一方、粘り強いたたかいで定員削減を上回る時限定員措置を実現させるなど、貴重な成果をあげていると強調しました。

 職員の健康や公務・公共サービスに重大な支障を及ぼす定員削減計画の阻止に向け、たたかいの強化と組織拡大を呼びかけました。

 森友加計問題や障害者雇用の水増し問題など相次ぐ不祥事に共通するのは、「公務員制度と人事権を通じて、一部の権力者が行政と公務員を統制・私物化していることではないか」と指摘。「公正で民主的な公務員制度の確立をめざす提言」の実現を求めて。行政の民主化と公務員の権利回復をめざす運動を呼びかけました。

 改憲発議を許さないため、安倍9条改憲に反対する「3000万人署名」の目標達成を強調。沖縄県知事選で「オール沖縄」の玉城デニー候補勝利への支援を呼びかけました。

 運動方針案を提案した鎌田一書記長は、「提言」を基軸とした国民本位の公務員制度の確立をめざす運動を強調。行政の民主化や体制拡充を訴えるシンポジウムの開催や署名行動などで共同を広げようと訴えました。

 国際労働機関(ILO)からも勧告されている公務員の労働基本権回復や、大幅賃上げの実現、定年延長による高齢期の雇用安定、超過勤務の実効ある規制――などの取り組みを訴えました。

 日本共産党の塩川鉄也衆院議員らが来賓あいさつしました。

【議院運営委員会】衆院でも障害者雇用の水増し/雇用確保の仕組みを提案

 議院運営委員会庶務小委員会・図書館運営小委員会において、衆院事務局・国会図書館事務局から、障害者雇用に関して報告がありました。

 衆院事務局は2017年度に10人、18年度は16人。国会図書館は17年度18年度それぞれ10人の水増しがあったことを明らかにしました(障害者雇用で短時間労働者は0.5人で計算されます)。

 水増しが生じた理由について「障害者雇用促進法に定める障害者雇用の対象範囲の解釈に誤りがあった」と説明しました。

 わたしは、障害者の雇用を確保する採用の仕組みを考えることが必要だ。大本には公務員削減がある。定員管理の在り方を含めた見直しが必要だ――と指摘。

 向大野新治・衆院事務総長は「障害者の選考採用や国会内のバリアフリー化を検討したい」と述べました。

被災者支援策の周知、不十分なら新たな支援策を/党豪雨災害対策本部会議

 日本共産党豪雨災害対策本部会議。各地の被災状況の報告とこの間の取り組みについて交流。

 被災に対するダム放流の影響や土砂災害対策の問題点について調査を行い、対応策を講じることにしています。

 みなさんから寄せられた義援金を被災自治体に届けたことが報告され、今後は農協など被災した地域の団体にも届けることに。

 この間実現してきた被災者支援策の周知、実施をはかるとともに、不十分であれば新たな支援策もつくろうと確認しました。


「しんぶん赤旗」8月29日付・2面より

支援制度周知徹底を/豪雨災害/共産党対策本部が会合

 日本共産党国会議員団の「2018年7月豪雨災害対策本部」が28日、国会内で会合を開き、本部長の小池晃書記局長らが現状を報告し、今後の課題を話し合いました。

 発災から50日が過ぎても、岡山、広鳥、愛媛を中心に2千人以上が避難所で暮らすなど被災者の生活をどう立て直すのかが切実な課題となっています。

 党は19日に、広島市安芸区に被災者支援センターを闘設。被災者訪問の活動の中で『被災者生活再建支援法の支援額では不十分」「新築でローン返済もできない」など切実な要望が出されています。

 愛媛県でも県委員会内にセンターを設置。岡山県でも倉敷市真備に開設する準備が進められています。

 党中央に寄せられている豪雨災害対策募金は21日時点で7860万円を超え、すでに5000万円以上を被災地に届けています。自冶体に加え、今後は農協、漁協、商工会、病院なども含めて送り先を検討しています。

 小池氏は、民有地に入り込んだ土砂を公費で撤去できることなど、被災者や被災地が活用できる制度がまだまだ知られていないとして「周知徹底がなされるような活動を強めていきたい」と語りました。

 各地で視察や懇談を重ねる議員から、使える補助金が徹底されていない問題や、ダムの放流問題、観光の風評被害などが報告され、引き続き支援を強めるとともに論戦で政府に対応を求めていくことを確認しました。

学校エアコンの早期設置を文科省に要請/埼玉・松伏町

 埼玉県松伏町の「小・中学校の普通教室へエアコンの早期設置を求める会」が文科省に要請行動。伊藤岳参院埼玉選挙区予定候補、吉田俊一・平野千穂町議と一緒に同席しました。

 竹内真由美代表は「教室が暑すぎて気分が悪くなったという子どもの声も寄せられている。来年夏に間に合うようにエアコン設置の補助金を前倒しで実施してほしい」と求めました。

 文科省は「勉強できるいい環境が必要。エアコン設置の予算確保は重要。でも今年度の予算はすべてなくなってしまった。補正予算があれば予算獲得に努力したい」と説明。私は「文科大臣も猛暑対策は緊急の課題と認識している。そもそも学校施設環境改善交付金を当初予算で削減してきたことが問題だ。予備費の活用も含め、ただちに財政措置を講じるべきだ」と要求しました。

 財政力の弱い自治体でも、エアコン設置が来年夏に間に合うように、国が必要な地方財政措置をとることを強く求めます。


「しんぶん赤旗」8月29日付・首都圏版より

埼玉県松伏町・学校エアコン/補助金前倒し支給を/塩川氏ら/文科相あて要望書

 埼玉県松伏町の「小・中学校の普通教窒ヘエアコンの早期設置を求める会」は28日、林芳正文部科学相あてに、エアコン設置のための国の補助金の前倒し支給などを求める要望書を提出しました。日本共産党の塩川鉄也衆院議員、伊藤岳参院埼玉選挙区予定侯補、吉田俊一、平野干穗両町議が同席しました。

 会の武内真由美代表は丶今年の記録的な猛暑のなかで、子どもたちが劣悪な環境での学習を強いられていることを告発し「来年の夏にはエアコンを便えるような補助金の支給を」と求めました。

 平野氏は、松伏町は財政規模が小さく、エアコン設置のためには国の補助金に頼らざるをえないとして「来年度の予算で補助金か認められたとしても、来年の夏には間に合わない。早い時期のエアコン設置か必要」と訴えました。

 文科省の担当者は、エアコン設置補助のための今年度の予算はすべてなくなっていると説明。「補正予算が組まれるかどうかはわからないが、あらゆる機会をとらえて予算獲得へ頑張りたい。みなさんが大きな声をあげていただくと、より効果がある」と述べました。

 塩川氏は、菅義偉官房長官が7月、猛暑対策に言及したことに触れ「緊急の課題として、政府の財政措置を」と求めました。

【「しんぶん赤旗」掲載】閉会中審査一致して要求/5野党1会派「全容を明らかに」

「しんぶん赤旗」8月29日付・1面より

 野党5党1会派は28日、国対委員長会談を開き、中央省庁などで障害者の雇用率が水増しされていた問題について、衆参の厚生労働委員会での閉会中審査を要求することを確認しました。日本共産党からは塩川鉄也国対副委員長が出席しました。

 会談では、障害者の雇用率水増し間題は中央省庁や地方自冶体、国会におよぶ問題となっており、閉会中審査で全容を明らかにしていくことが必要だとの認識で一致。国政の大きな課題となっており、与野党国対委員長会談を開き、今後の対応を検討することを与党側に求めることも確認しました。

 会談後、立憲民主党の汢元清美国対委員長は、自民党の森山裕国対委員長と会談し、閉会中審査等を要求しましたが、森山氏は消極的な姿勢を示しました。会談後、森山氏は「今の時点で全てが明らかになっているわけではない。一定のことか分かっていないと無駄な会議になってしまう」などと語りました。

セクハラ町長はただちに辞任を/群馬・みなかみ町で演説会

 群馬県みなかみ町で日本共産党演説会。星野かずひさ前町議、伊藤たつや参院群馬選挙区予定候補と訴えました。

 セクハラ町長はただちに辞任すべきです。セクハラは女性に対する暴力であり、重大な人権侵害です。その地位を利用して相手を意のままにしようとする権力の濫用です。町政の混乱と停滞を打開しましょう!

 学校給食費の無料化、国保税や介護保険料・利用料の負担軽減をめざします。40億円の財政調整基金の一部を活用すれば実現できます。日本共産党の星野かずひさ候補を押し上げてください!

前橋市/日本共産党を語るつどい

 前橋市内で日本共産党を語るつどい。小林ひさ子市議も参加。

 「前橋上空の米軍機の低空飛行訓練はひどい」「税金が高すぎる」など、質疑や意見交換。「3000万人署名に取り組む中で、自民支持者の中でも安倍首相批判の声が広がっていることを実感した」という報告もありました。

 足を踏み出すことで変化が生まれます。

埼玉/所沢市北部党後援会の議会報告会と交流会

 所沢市で矢作いづみ市議と、議会報告会と党後援会交流会に参加。

 米軍所沢通信基地における米空軍オスプレイの着陸訓練を取り上げ、米軍横田基地の強化の実態を告発。全国知事会が米軍に国内法の適用を求める提言を国に提出したことは、翁長沖縄県知事を先頭にした「オール沖縄」のたたかいが背景にあります。

 沖縄に連帯して、オスプレイ訓練中止、配備撤回を求める運動を大きく広げていきたい。

 岡部和子さんの作品「所沢にオスプレイ飛来」が展示されています。


「しんぶん赤旗」9月1日付・首都圏版より

通信基地/米軍の訓練場にしない/埼玉・所沢党後援会で報告会

 埼玉県所沢市の日本共産党北部後援会「あけぼの」では8月25日、矢作いづみ市議会報告・交流会を中新井地域で開き40人が参加、地元に住む塩川てつや衆院議員も駆け付けました。

 矢作市議は報告で、政府の方針による生活保護の削減や介護保険の規制緩和の条例などに対して反対したが、賛成多数で可決されたことなどを話しました。

 塩川氏は、沖縄の基地問題と所沢にオスプレイが飛来してきたことの関連性を語り、独自に入手した米軍所沢通信基地アンテナ配置図について説明。米空軍用と米海軍用の協同アンテナがあることに注目し、基地強化につながっていると指摘。「通信基地を米軍の訓練場にしてはならない」「オスプレイの訓練場にしない」という一点共闘の取り組みを訴えました。

 会場には地元の画家・岡部和子さんの画「所沢にオスプレイ飛来」も飾られました。

茨城・つくば市/まちづくりで現地調査

 つくば市のまちづくりについて現地調査。つくば市議団の滝口隆一・橋本佳子・山中真弓の3市議と一緒です。

 筑波研究学園都市建設法に基づくつくば市のまちづくりは、国が主導して行ったものであり、国とURが所有する土地が多くあります。

 その売却が進められる中でマンションや戸建住宅が建設され、人口急増となって、公共インフラに大きな負荷がかかっています。国の公務員宿舎の売却方針の見直しも検討すべきです。国とURの責任が問われます。

 中心市街地の大型商業施設の撤退と跡地利用も課題です。

 また、つくばエクスプレス沿線の開発も進み、みどりの駅周辺に郵便局設置の要望も出されています。

 山中たい子県議、党市議団と連携して取り組んでいきます。

防衛省集計の「航空機騒音苦情件数」の2018年3月分を入手

 このほど「地方防衛局に寄せられた航空機騒音苦情件数」について、2018年1~3月分の苦情が明らかになりました。

 この「地方防衛局に寄せられた航空機騒音苦情件数」は、昨年7月までの「米軍機の飛行に係る苦情受付状況表」とは違い、自衛隊機ではない航空機の苦情ということになり、米軍機かどうかの確認は行われていません。米軍機の訓練飛行を隠ぺいするものであり、従来通りの開示を行うよう求めていくものです。米軍機という特定がされない苦情集計表ではありますが、全国的な被害状況の把握という意味もあるので掲載を続けます。

 2018年1~3月分の苦情について、その特徴を紹介します。この期間の苦情件数は、16都県84件になります。

 内訳は岩手県1、東京都3、埼玉県10、群馬県12、長野県1、栃木県2、鳥取県1、島根県13、岡山県1、広島県6、徳島県5、香川県1、高知県3、大分県9、宮崎県2、鹿児島県14です。

 群馬上空と島根・広島上空の米軍機訓練エリアや各地の米軍機低空飛行訓練ルート、九州の米軍機飛行ルートなど、既存の訓練エリア・ルートに関する苦情が多数あります。

 岩手県陸前高田市の苦情は、三沢基地のF16ではないかと思われます。これまで一度も米軍機の苦情が寄せられていなかった香川県から苦情が初めて寄せられました。

埼玉・三芳スマートIC/車種拡大問題で打合せ

 三芳スマートインターチェンジの車種拡大問題について打合せ。前原県議、三芳町・ふじみ野市・富士見市・所沢市の議員団が参加。

 これまで貨物車両では、小型トラックに限定されていた車種を拡大し、車長12メートルの大型トラックまで通れるようにする計画で、地域住民から交通安全対策に懸念の声が上がっています。近隣の道路は交通事故が多発しており、更なる事故の拡大につながる車種拡大は納得できません。

 この間の取り組みを交流し、今後の活動について相談しました。

埼玉・熊谷市/日本共産党を語るつどい

 熊谷市で日本共産党を語るつどい。午前に桜井くるみ市議、午後に大山みちこ市議の地域で行いました。

 熊谷上空もオスプレイの訓練場所になりかねないという話に、驚きと怒りの声が・・。

 スポーツ団体の不祥事、学校ブロック塀の点検の問題点、政治分野の男女平等、警察不祥事、ギャンブル依存症対策、日本共産党の未来社会論、年金問題など、たくさんの質疑、意見交換ができました。