
根拠を示せない需要予測の問題、安全対策が欠落したまま小学校や宅地を押しのけて路線を整備する問題、地権者の同意なしで進めるというやり方、税金の使い方としておかしいという問題など、このまま進めるわけにはいきません。市民の皆さんと連携してLRT計画ストップの取り組みを進めていきます。
LRT工事不許可に/栃木の市民団体/国交省に陳情
宇都宮市と栃木県芳賀町が、住民合意のないまま進めようとしているLRT(次世代型路面電車)導入計画に反対する市民団体「宇都宮市のLRT問題連絡会」は28日、国土交通省に、同市の工事施工認可申請を慎重に審査した上で許可しないよう陳情しました。
同会は、不許可を求める理由として、①計画に市民合意が得られていない②小学校に振動、騒音などの環境悪化がもたらされ、近くに遮断機のない踏切ができ、児童の安全が脅かされる③県道に軌道と停留所が設置され、渋滞が起こる④市民の日常の足となることは期待できない⑤需要予測の信ぴょう性が低く、税金の無駄遣いになる恐れがある――ことなどをあげています。
参加した住民は「需要予測の根拠がない。実態を踏み込んで調べてほしい」などと発言。塩川氏は「需要予測の妥当性を国交省としてどう判断するか示すべきだ」とただしました。