自衛隊70周年記念の観閲式

 米軍がつくり育てた自衛隊は、日米統合司令部創設や統合防空ミサイル防衛など米軍指揮下の自衛隊として強化、拡大してきた。

 戦争する国づくりを止めて、軍事ではなく対話を、排除ではなく包摂の対話の枠組みを。

 自公政権少数与党の国会で、悪政追及、国民要求前進に全力!


朝霞を軍都にさせない/埼玉/自衛隊観閲式に反対

「しんぶん赤旗」11月12日・10面より

 陸上自衛隊朝霞駐屯地(東京都練馬区、埼玉県朝霞・和光・新座の3市)で行われた観閲式に反対する集会が9日、埼玉県和光市の和光樹林公園で開かれ、150人以上が参加しました。参加者は、自衛隊機が大きな音を立てて上空を通過するなか「危険な低空飛行をやめろ」と声をあげ、和光市駅までデモ行進しました。

 県平和委員会の二橋元長代表理事が特別報告し、朝霞駐屯地には陸上総隊司令部があり、米軍の戦争に参加させられる仕組みがつくられていると指摘。「朝霞を再び軍都にさせてはいけない。戦争につながるものには明確に『ノー』と言い、対話を広げて『平和の種』をまき続けよう』と呼びかけました。

 私と、埼玉県労働租合連合会の藤田省吾議長が来賓あいさつ。私は「大軍拡のもとで暮らし・福祉・教育を削る政冶を認めてはいけない。自公が過半数割れとなった新しい国会で『戦争する国づくり』ストップヘ、みなさんと力をあわせます」と訴えました。

 参加した女性(80)は「息子が介護の仕事をしていて、本当に給料が安い。防衛費にお金を使うより、もっと弱い立場の人にお金を回してほしい」と話しました。

自衛隊観閲式反対集会に参加

 航空法で禁止されている低空・編隊飛行を市街地上空で実施する。

 トラブル時の不時着地点は、朝霞第八小・第一中・朝霞西高・大泉中央公園・和光市野球場など市民が利用する場所。

 不時着地点の管理者の了解も取らず、利用者に事前連絡もない。

 危険飛行を伴う式典はやめよ。

一般社団法人「あすには」代表理事の井田奈穂さんを招き、選択的夫婦別姓の実現に向けた勉強会

 国連女性差別撤廃委員会の日本審査にNGOとして参加した内容の報告。

 日本政府は「何の措置も取ってこなかった」「選択的夫婦別姓を導入せよ」という勧告は重い。

 「来年の通常国会で決めたい」と強く要望。


選択的夫婦別姓へ尽力/日本共産党国会議員団が勉強会/国連でロビー活動 井田氏講師に

「しんぶん赤旗」11月9日・1面より

 国連女性差別撤廃委員会の日本審査時にジュネーブで選択的夫婦別姓制度についてロビー活動をした「一般社団法人あすには」の井田奈穂代表理事を講師に、日本共産党国会議員団の勉強会が8日、国会内で開かれました。田村智子委員長、小池晃書記局長はじめ党国会議員16人が参加し、報告を受けたあと、夫婦別姓制度導入の実現に向けて活発に質疑応答がありました。

 「今回の日本審査で最重要項目のひとつとなったのが夫婦別姓」と井田さん。日本政府はこの問題をめぐってこれまで4回の改善勧告が出されています。「第3次夫婦別姓訴訟で法務省が(夫婦同姓強制は)条約に違反するものではない、と主張していることを今回、私たちが同委員会に報告したことで、委員会は司法関係者にも同条約の理解や適用が不十分であり、研修を行えと勧告しました」と成果を報告しました。

 日本審査にたずさわった委員が「(姓は)女性の選択の問題でアイデンティティーの問題。日本は言い訳をやめる時だ」と発言していることを紹介しました。

 井田さんは、日本政府側の弁明が旧姓使用の取り組みを述べるにとどまったことにふれ、旧姓使用でトラブルが続出しており限界があることを指摘しました。

 また、ジュネーブでの審査中に右派勢力による夫婦別姓反対のプレゼンテーションが行われたことにも触れました。

 さきの総選挙時に自民党裏金議員の92%は選択的夫婦別姓に消極的だったことを紹介。与党が過半数割れした来年の通常国会に向け「まずは法制審議会の答申にて選択的夫婦別姓制度を通してほしい」「結婚したい人が改姓によって結婚できない問題を速やかに解決してほしい」と訴えました。

 田村智子委員長は勉強会を受け、「この問題は女性差別の問題。根強い家父長的な姿勢が問われている。差別を許さない、ジェンダー平等の社会に切り替えるために、力関係の変わった国会で選択的夫婦別姓制度の導入のために力を尽くしたい」と話しました。

【衆院各派協議会】特別国会4日間で合意/総選挙の審判うけた審議が前提

 今日11月8日、衆院の各派協議会が開かれ、来週11日に召集する特別国会の会期を14日までの4日間とし、11日に総理指名を行う日程で合意しました。

 私は「総選挙での審判をうけ、補正予算案審議の前に、総理の所信表明演説と代表質問、予算委員会での基本的質疑、各委員会での大臣所信質疑、政治倫理審査会を行うことを野党は求めてきた。これらを行うことを、会期4日間とする前提としてきちんと確認すべきだ」と発言。

 立憲民主党の青柳陽一郎議員は、私が指摘した内容を「自民、立憲の間で確認したと受け止めている」と発言。

 座長の浜田靖一議員(自民)は「立憲・自民の国対間の確認をふまえて会期を4日間とする」と述べました。

 また、衆議院議長は、第1党の自民党の額賀福志郎議員、副議長に第2党の立憲民主党の玄葉光一郎議員を選出する方針を確認しました。

 常任委員長ポストについては、与党10、野党7に割り当てることを確認し、野党側に、法務、環境、安全保障、国家基本政策、予算、決算行政監視、懲罰の各委員長を配分することを確認しました。


特別国会 4日間で合意/衆院各派協議会/塩川氏「総選挙受け審議を」

「しんぶん赤旗」11月9日・2面より

 衆院の各派協議会は8日も開かれ、11日に召集する特別国会の会期を14日までの4日間とし、11日に首相指名選挙を行う日程で合意しました。

 日本共産党の塩川鉄也国対委員長は「総選挙での審判をうけ、補正予算案審議の前に首相の所信表明演説と代表質問、予算委員会での基本的質疑、大臣所信質疑、政治倫理審査会を行うことを野党は一致して求めてきた。これらを行うことを、会期を4日間とする前提としてきちんと確認すべきだ」と発言しました。

 これに対し立憲民主党の青柳陽一郎議員は、塩川氏が指摘した内容を自民・立民間で確認したと受け止めていると発言。座長の浜田靖一議員(自民党)は「(自民・立民の)国対間の確認をふまえて会期を4日間とする」と述べました。

 衆院議長には第1党の自民党の額賀福志郎氏(留任)、副議長に第2党の立憲民主党の玄葉光一郎氏を選出する方針を確認しました。

 17の常任委員長ポストについては「与党10、野党7」とする割り振りを確認。野党側に法務、環境、安全保障、国家基本政策、予算、決算行政監視、懲罰の各委員長を配分することを確認しました。

埼玉県保険医協会の山崎利彦理事長と懇談

 「現行の健康保険証を残してください」との請願署名に取り組んでいます。

 医療機関の7割でマイナ保険証のトラブルが生じています。

 与党過半数割れに追い込んだ総選挙結果の下で、世論とたたかいによって、政治を前向きに動かす可能性が開かれています。

特別国会後に早期の臨時国会開催/予算委質疑などで合意/衆院予算委員長など8常任委で野党委員長に

 今日11月7日、自民党と立憲民主党の両国対委員長が会談し、特別国会の会期を4日間とする代わりに、早期に臨時国会を開き、新内閣の基本姿勢をただすための予算委員会などを行うことで合意しました。また、衆院の17の常任委員長のうち予算委員長等8ポストを野党に割り当てること等も合意しました。

 これに先立ち、8会派(立憲、維新、国民、れ新、共産、有志、参政、保守)の国対委員長が会談し、立憲・笠国対委員長が自民党との協議について報告を受けました。

 特別国会の会期について、4日間とする代わりに、早期に臨時国会を開いて、補正予算案の審議に入る前に、総理の所信表明演説と代表質問、予算委員会の基本的質疑、各常任委員会での大臣所信質疑、衆院政治倫理審査会を行うことを確認したと、笠国対委員長が報告。

 衆院の人事をめぐっては、17の常任委員長を議席数に応じて、自民8、立憲6、維新1、国民1、公明1に配分し、議院運営委員長は自民、予算委員長は立民とすることで合意したと、笠国対委員長が報告。

 出席した各会派は了承しました。

 私は、「総選挙の結果を受けた新政権の基本姿勢をただす予算委員会や各大臣の所信質疑、裏金問題の全容解明と企業・団体献金を全面禁止する法改正などを行う国会を求めてきた。こうした内容が反映されることが重要だ」と強調。委員長人事については「野党にもポストを配分し、野党の意見を反映する民主的な運営を行い、国会が行政監視機能を発揮することが重要だ」と述べました。


野党に予算委など8ポスト/自民・立民の国対委員長会談

「しんぶん赤旗」11月8日・2面より

 自民党と立憲民主党の両国対委員長は7日、国会内で会談し、11日に召集される特別国会の会期を14日までの4日間とする代わりに、早期に臨時国会を開き新内閣の基本姿勢をただすための予算委員会などを行うことで合意しました。衆院の17の常任委員長のうち予算委員長など8ポストを野党に割り当てる人事などでも合意しました。

 これに先立ち、立民、日本維新の会、国民民主党、れいわ新選組、日本共産党、「有志の会」、参政党、日本保守党の衆院8会派の国対委員長が国会内で会談しました。立民の笠浩史国対委員長が自民党との交渉について報告。特別国会の会期を4日間とする代わりに早期に臨時国会を開き、補正予算案の審議に入る前に首相の所信表明演説と代表質問、予算委の基本的質疑と各常任委員会での大臣所信質疑を行うこと、衆院政治倫理審査会を行うことを確認したと報告しました。

 衆院の人事をめぐって笠氏は、自民党との協議で、17の常任委員長を議席数に応じて自民8、立民6、日本維新の会、国民民主、公明にそれぞれ1配分し、議院運営委員長は自民、予算委員長は立民とすることで合意したと報告。各党は了承しました。

 日本共産党の塩川鉄也国対委員長は、「総選挙の結果をうけた新政権の基本姿勢をただす予算委員会や各大臣の所信質疑、裏金問題の全容解明と企業・団体献金を全面禁止する法改正などを行う国会を求めてきた。こうした内容が反映されることが重要だ」と強調。委員長人事については「野党にもポストを配分し、野党の意見を反映する民主的な運営を行い、国会が行政監視機能を発揮することが重要だ」と述べました。

【しんぶん赤旗掲載】衆院各派協議会/民意くみとる運営を/国会軽視の転換が必要

「しんぶん赤旗」11月7日・2面より

 総選挙を受けた特別国会が11日に召集されます。開会を目前に衆院の各派協議会が連日開かれていますが、会期や委員長人事など多くの重要事項が決まっていません。総選挙で政権与党が過半数を割り込んだことが、国会運営にも大きな影響を与えています。

 衆院各派協議会には、与野党各会派の代表議員が出席。衆院解散にともない未構成となっている議院運営委員会に代わって、会期や委員会の構成、召集日の議事などを協議しています。

 5日の各派協議会には林芳正官房長官が出席し、11日の召集を伝達。自民党は会期を4日間とし、召集日に首相指名選挙を行う日程を提案しました。

 これに対し野党側は、予算委員会や、自民党の裏金問題を受けた政治倫理審査会の開催など十分な会期の確保を要求。私は、総選挙での国民の審判にこたえ、予算委などとともに企業・団体献金を全面禁止する法改正なども必要だとして、30日以上の会期を求めました。

 会期や召集日の日程は翌6日の各派協議会でも合意に至らず、引き続き協議となりました。

 衆院の正副議長や常任委員会、特別委員会の各委員長の選出をめぐっても議論が続いています。自民党は議長について慣習に従って比較第1党の自民党からの選出を提案。これに対し日本共産党など野党側は、野党が衆院で多数を占める状況をふまえた人事を求めており、結論は出ていません。

 総選挙の結果、与党が少数となり、強引な国会運営を許さない状況を生んでいます。与党はこれまでの「数の力」を背景にした国会軽視の姿勢を改めることが必要です。野党の要求に誠実に耳を傾け、多くの民意をくみとる国会運営を進めていくことが求められています。

【しんぶん赤旗掲載】総選挙取材メモワイド版/激動情勢を実感

「しんぶん赤旗」11月6日・11面より

 総選挙で日本共産党は、塩川鉄也さんの議席は確保したものの、梅村旱江子さんの議席には届きませんでした。全国でも議席を減らし、悔しい気持ちはあります。

 一方「しんぶん赤旗」スクープが決定打となり、自公は過半数割れ。埼玉県でも非公認を含めた裏金議員や現職閣僚、公明党の党首が落選し、激動の情勢を実感しています。

 共産党の政策を多くの有権者に届けきれなかったことに、一党員として後悔もあります。それでも、訴えが届いたところでは共感が広がったと感じます。

 「憲法9条が変えられたら困る。共産党は筋を通して頑張っている」と話す若い自衛隊員、「入管法改定反対のデモなどに行くと共産党の議員によく会うし、質問も的確で信頼できる」と話す女性(27)。数年ぶりに選挙ボランティアに参加した女性(50)は、この機会に「赤旗」日曜版を購読しました。

 地元の市議会で性的少数者を差別するような質間がされた時、共産党の議員がきっぱりと批判したことで「初めて応援したいと思った」という男性もいました。

 短期決戦で毎日がめまぐるしく過ぎるなか、疲れたまま取材に行くことも。そんな時、スーパー前で元気よくスタンディングし、通行人とつぎつぎと対話して支持を増やしていく80代の党員たちの姿に、30代の私が元気をもらいました。

 総選挙が投開票された10月27日、「自公が議席大幅減」との報が流れると、共産党への支持を訴えた友人から、こんなメッセージが届きました。

 「2000万円問題、(自民党は)大ダメージですね。これによって世論が動いていくのも目撃しました。あなたたち(赤旗記者)の仕事のすごさを今、感じているよ」

 (埼玉県・藤中陽美)

【しんぶん赤旗掲載】特別国会 11日召集へ/自民「4日間で」 共産「十分な会期を」

「しんぶん赤旗」11月6日・2面より

 衆院の各派協議会が5日開かれ、林芳正官房長官が衆院選を受けた特別国会を11日に召集すると正式に伝えたのを受けて会期について協議しました。自民党は4日間の会期を提案。日本共産党などは、政権与党が少数となった衆院選での国民の審判のもと、予算委員会や自民党の裏金問題の全容解明などを行うための十分な会期を要求し、引き続き協議することとなりました。

 私は「特別国会では予算委員会を開いて新政権の基本姿勢をただすとともに、裏金問題の全容解明や企業・団体献金を全面禁止する法改正などが必要だ。そういう国会とするためには30日以上の会期が必要だ」と指摘し、「政府は誠実に対応するか」とただしました。

 林官房長官は国会の会期は国会が決めることだとして「国会で決定されたことは誠実に対応したい」と述べました。

 各派協に先立ち、日本共産党、立憲民主党、日本維新の会、国民民主党の4党の国対委員長は国会内で会談しました。特別国会で予算委員会や政治倫理審査会などを行うための十分な会期を求めていくことで一致。野党が衆院で多数を占める状況を踏まえた国会人事を行うことと、政治改革や国会改革で目に見える成果をあげるために協力していくことを確認しました。

【しんぶん赤旗掲載】審判こたえる国会に/衆院各派協議会/塩川議員が主張

「しんぶん赤旗」11月3日・2面より

 衆院選を受けた新しい国会の構成を協議する各派協議会が1日、初めて開かれ10党派の代表が出席しました。衆院の正副議長や17常任委員会と8特別委員会の各委員長の選出、特別国会の会期などが議題にのぼりましたが、具体的な協議は5日に持ち越しました。

 衆院議長について、自民党は慣習に従って比較第1党(自民党)から選出するよう提案しましたが、立憲民主党は「過去にそうでない場合もある」と述べ国会人事のあり方の議論を求めました。私は、政権与党が少数という国民の審判をうけた「新しい国会にふさわしい人事が必要だ」と主張しました。

 私は協議会後に記者団に対し、「特別国会では予算委員会を開き、新政権の政治姿勢・基本方針をただすこと。裏金問題の真相解明と企業・団体献金の全面禁止実現にむけた議論が不可欠だ。これは国民の審判にこたえる第一歩だ。それを実行するにふさわしい十分な会期や国会の構成・人事が求められている」と語りました。

【新聞「新埼玉」掲載】衆議院総選挙/埼玉でも自公に厳しい審判/自公は比例票39万票減、小選挙区でも議席減らす

新聞「新埼玉」11月号より

 衆議院総選挙が10月27日投票で行われました。過半数を割り込んだ自民・公明の連立与党は、埼玉でも比例代表の得票を合わせて39万票あまり減らし、厳しい審判を受けました。投票率は前回を3ポイント近く下回る51.14%でした。(小選挙区の結果詳報3面、比例代表の自治体別結果4面)

「2000万円問題」スクープ与党過半数割れにつながる

 日本共産党は裏金・腐敗政治の一掃、賃上げと労働時間短縮で「自由な時間」を増やす、年金・介護・医療の充実、大学学費の半額化と入学金ゼロ、憲法9条を生かした平和外交、気候危機の打開、ジェンダー平等の推進などの政策を掲げて選挙戦をたたかいました。日本共産党の訴えに大きな反響が寄せられ、特に裏金問題で自民党の公認を得られなかった候補者側に、自民党から政党助成金2000万円が振り込まれていた問題を「しんぶん赤旗」がスクープしてからは、与党への怒りが大きく広がり、与党過半数割れにつながりました。

 埼玉の日本共産党は比例50万票獲得で北関東ブロック2議席奪還を目標に奮闘。小選挙区では16選挙区中14選挙区に候補者を立ててたたかいました。

塩川氏9選果たす/梅村氏は及ばず

 比例代表選挙で日本共産党は全国で336万2996票(得票率6.16%)、埼玉県では21万2417票(同6.91%)を獲得。北関東ブロック4県(埼玉、茨城、栃木、群馬)合計で35万4915票(同6.1%)を獲得して現有1議席を守り、前職の塩川鉄也氏が9選を果たしました。目標としていた2議席目には届かず、元職の梅村旱江子氏は及びませんでした。

 比例代表北関東ブロックで自民は前回と同じ7議席を獲得しましたが、埼玉での得票は31万票あまり減少。得票率は前回から8ポイント減の24%にとどまりました。公明も前回と同じ3議席を確保したものの、埼玉での得票数は8万票あまり、得票率は約2ポイント減らしました。

 立憲民主党は埼玉では比例代表の得票数・率とも前回を下回りましたが、北関東ブロックでは前回と同じ5議席を獲得。日本維新の会は埼玉での得票を約11万票減らし、前回の2議席からI議席減らしました。国民民主党と、れいわ新選組が埼玉でも得票を大きく伸ばしました。

 小選挙区では、前回15選挙区中12選挙区で当選した自民が8議席にとどまりました。統一協会との密接な関係が明らかになった牧原秀樹法務大臣(5区)らが落選し、裏金問題で自民党の公認を得られなかった2氏も落選しました。公明党は区割り変更のあった14区に石井啓一代表を擁立し、小選挙区議席の獲得をめざしましたが、落選して議席を失いました。立憲民主党は前回の3議席から6議席に増加。国民民主党も2議席獲得しました。

公約実現に引き続き力尽くす塩川、梅村氏が結果報告

 塩川、梅村両氏は投票日翌日の28日、さいたま市内で街頭演説に立ち、選挙結果を報告するとともに、公約実現に引き続き力を尽くす決意を語りました。

 梅村氏は、選挙戦を通じて医療や子育て、物価高騰などの問題をたくさん聞いてきたと振り返り、「消費税の減税とインボイスの廃止、賃上げと労働時間短縮など、みなさんとともに実現していきたい」と述べました。

 塩川氏は、裏金政治と金権腐敗政治の一掃と徹底追及の先頭に立つてきたのが日本共産党だと力説し、「新しい国会の中で、企業・団休献金の禁止や政党助成金廃止の実現のため、全力でがんばります」と決意表明。また、来年夏の参院選で日本共産党を伸ばし、埼玉選挙区で伊藤岳参院議員の議席を守るため、日本共産党を大きくすることに力を貸してほしいと訴えました。

 埼玉1区候補としてたたかった矢野由紀子氏も演説しました。

栃木県知事選告示、針川さくま候補の応援に!

 長らく生協運動の中心を担い、栃木革新懇事務局長として活動してきた針川さくま候補。

 特別支援学校の寄宿舎廃止や被災者への住宅応急修理制度適用ゼロ(2015年関東東北豪雨災害)など、県民に冷たい県政の転換を!

 最賃引上げ補助金、学校給食費無償化を!

 


栃木県知事選/針川候補が第一声/塩川議員あいさつ

「しんぶん赤旗」11月1日・4面より

 栃木県知事選が31日告示(11月17日投票)され、みんなで県民の知事をつくる会の針川さくま氏(74)=無所属、日本共産党推薦、社民党支持=が、宇都宮市の東武宇都宮駅前で第一声を上げました。6選を目指す無所属現職の福田富一氏(71)=自民、公明推薦=との一騎打ちです。

 針川候補は「県民に冷たい投資・開発優先の県政から憲法と地方自治の精神にそったあたたかい県政に変える」と決意表明。5期20年にわたる福田県政の下で、県政世論調査で半数以上が暮らしが悪くなっていると回答していること、男女の賃金差が全国ワースト1位の状況にあることなどを告発し、▽学校給食費や18歳までの医療費無料、特別支援学校の寄宿舎存続▽最賃の大幅引き上げ、農産物の価格保障▽ジェンダー平等・多様性尊重▽憲法9条を守り大軍拡反対―などを政策に掲げました。

 日本共産党の塩川鉄也衆院議員が駆け付け「針川氏の当選で、国の言いなりではなく暮らしを支援する県政へ。裏金問題は許さない、企業・団体献金禁止の声も示そう」と激励あいさつ。社民党栃木県連、緑の党グリーンズジャパン、県労働組合総連合、新日本婦人の会県本部の代表も応援演説しました。

水戸駅前で総選挙報告の街頭演説会

 比例候補の梅村さえこさん、比例と茨城1区でたたかった高橋誠一郎さんと訴え!

 自公を少数に追い込んだ結果は、自民が拒んできた国民要求を実現するチャンス。

 裏金全容解明、企業・団体献金禁止、選択的夫婦別姓制度の実現、健康保険証廃止撤回など政治を動かそう!


国民の願い実現へ全力/茨城・栃木/塩川氏ら宣伝/対話で平和外交進める

「しんぶん赤旗」10月30日・4面より

 総選挙で日本共産党の北関東ブロック比例候補として奮闘した塩川鉄也衆院議員と、梅村早江子、高橋誠一郎の両氏は29日、党茨城県委員会(上野高志県委員長)とともに、水戸駅南口で街頭宣伝し、総選挙で掲げた公約実現への決意を表明しました。

 塩川氏は、金権・裏金政治の根絶、健康保険証の存続、沖縄辺野古新基地建設の中止を国民とともに進める決意を表明。「選挙中から始まった、沖縄を戦場に見立てるような日米共同訓練が、茨城の自衛隊百里基地の部隊も参加して行われている」と批判し、対話による平和外交を進める決意を述べました。

 梅村氏は「自民党が大敗した雰囲気が街中に広がっている」と述べ、「物価高騰には、消費税減税が一番の対策になる。学費値上げ中止・半額や学校給食の無償化へ、みなさんと共に運動を続ける」と決意を述べました。

 高橋氏は、古くて危険な東海第2原発の再稼働ストップや平和外交への転換を呼びかけ、「個人に責任を押し付ける自民党政治を変えるため、みなさんと力を合わせる」と力を込めました。

 塩川、梅村の両氏は28日、栃木1区候補として活動した青木弘氏とともに、JR宇都宮駅前で街頭宣伝しました。

 男子高校生3人と若い男性が「訴えたいことがある」と飛び入り。高校生は「学費が高すぎる。返さなくていい奨学金を実現してほしい」、男性は「政治家は大企業から金を受け取り国民を苦しめている。企業・団体献金をもらっていない共産党こそ政治を正せると期待している」と話しました。

【しんぶん赤旗掲載】日本共産党 当選者の横顔/北関東/塩川鉄也(62)

「しんぶん赤旗」10月29日・4面より

 党国対委員長代理として、党議員団の論戦を引っ張ってきました。

 岸田文雄前首相退陣のきっかけとなった自民党の裏金事件で、自民党の組織的犯罪を追及し、追い詰める論戦の先頭に。一貫して求めてきた「企業・団体献金禁止」を他党も主張するまでに、変化をつくる要の役割を果たしました。

 自民党と統一協会との組織的癒着も、疑惑が浮上した当初から鋭く追及してきました。

 埼玉県の航空自衛隊入間基地や茨城県の航空自衛隊百里基地など、北関東で進む戦争国家づくりを告発してきました。

 埼玉県日高市職員などを経て、今回で9期目。党幹部会委員、国会対策委員長代理。