【政治改革に関する特別委員会】石破総理の商品券配布問題、自民党の金権腐敗体質を批判

 私は、議論の前提として石破茂総理の商品券配布問題に言及し「寺院党の金権腐敗体質が問われている」と批判。政治資金の公開を後退させた法改悪をそのままにして、企業・団体献金は「禁止より公開」を主張する自民党の矛盾を指摘しました。

 私は、商品券配布について石破総理の「政治活動に関する寄附ではない」との理屈は通用しないと指摘し、「総裁が所属議員に商品券をばらまいたことに国民の理解が得られると思うか」と自民党提案者を追及。小泉進次郎議員は「得られないと思う」と答弁しました。

 私は、商品券を受け取った自民党1期生議員に率先して事実を明らかにするよう要求するとともに、政治改革特別委員会へ総理の出席を求めました。

 自民党が提出している法案は、現行の毎年の収支報告書の公開を1階部分、2027年から始まる収支報告書の一部のデータベース化を2階部分としたうえで、3階部分として一部の収支報告書の高額寄附だけを公表するとしています。

 私は「1階と2階部分の収支報告書そのものは、3年後に廃棄・削除され、一部の高額寄附しかわからなくなることが、なぜ公開の強化なのか」と批判。

 昨年の法改定で、寄附者の氏名や寄附額、項目ごとの収入・支出額等を記載した収支報告書「要旨」を廃止したことを批判し、「要旨廃止の撤回が必要だ」と強調し、報告書は、そのまま速やかに公開し、公的に永久に残すべきだと主張しました。

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自民金権腐敗を批判/塩川氏、事実解明を要求/衆院政治改革特委

「しんぶん赤旗」3月15日・2面より

 衆院政治改革特別委員会が14日開かれ、日本共産党の塩川鉄也議員は、議論の前提として石破茂首相の商品券配布問題に言及し「自民党の金権腐敗体質が問われている」と批判しました。政治資金の公開性を後退させる法改悪をそのままにして、企業・団体献金の「禁止より公開」を主張する自民党の矛盾を指摘しました。

 塩川氏は、商品券配布は「政治活動に関する寄付ではない」との首相の理屈は通用しないと指摘し、「(自民党)総裁が所属議員に商品券をばらまいたことに国民の理解が得られると思うか」と同党法案提案者の小泉進次郎議員を追及。小泉氏は「得られないと思う」と答えました。塩川氏は、商品券を受け取った自民党1期生議員に率先して事実を明らかにするよう要求するとともに、首相の出席を求めました。

 自民が提出した法案は、現行の毎年の政治資金収支報告書の公開を1階部分とし、2027年から始まる報告書の一部データベース化を2階部分とした上で、3階部分として一部の収支報告書の高額寄付だけを公表するとしています。

 塩川氏は「1、2階部分の収支報告書そのものは3年後に廃棄・削除され、ごく一部の高額寄付しか分からないことが、なぜ公開の強化なのか」と批判。昨年の法改定で、寄付者の氏名や寄付額、項目ごとの収入・支出額などを記載した収支報告書「要旨」を廃止した改悪を批判し、「要旨廃止の撤回が必要だ」と強調。報告書は公的に永久に残すべきだと主張しました。


「議事録」

第217回通常国会 令和7年3月14日(金曜日)政治改革に関する特別委員会 第7号

○塩川委員 日本共産党の塩川鉄也です。

 政治資金規正法の審議に当たって、その前提となる問題について自民党の提出者にお尋ねいたします。

 石破総理が三月三日、自民党の一期生衆議院議員十五人との会食に先立ち議員の事務所に商品券を渡していた問題であります。石破総理は、会食のお土産代わりに家族へのねぎらいなどの観点から私自身の私費、ポケットマネーで用意をした、政治活動に関する寄附ではなく政治資金規正法上の問題はない、また、私の選挙区に住んでいる人はいないので公職選挙法にも抵触しない、法的には問題がないと認識していると言っております。

 政治資金規正法第二十一条の二では、何人も公職の候補者の政治活動に関して寄附をしてはならないとあります。政策活動費の議論でも注目となった条項でありましたが。石破総理は政治活動に関する寄附ではないと言っておりますが、自民党総裁から所属議員の事務所に届けており、議員になるまで何年も苦労したことへの慰労の意味と言っておいて、政治活動ではないという理屈は通用しないんじゃないでしょうか。その点についてはどのように受け止めておられますか。

○小泉(進)議員 先ほど、源馬委員のときは追加で通告をいただいておりました。今、塩川先生の件については通告を受けておりませんが、先ほど申し上げたとおり、今この委員会の裏側で、参議院で総理御自身が答弁に立って質問を受けていると思います。そういった形で、これから石破総理がしっかりと説明を果たされるものと考えております。

○塩川委員 総理自身が説明を果たされると。同時に自民党としてどう考えるのかということが問われているわけであります。それは特に国民との関係でどうなのか。

 報道によれば、一期生議員十五人に十万円ずつ配ったということであれば合計百五十万円ですし、十万円もの商品券をお土産代わりというのは庶民には考えられない金銭感覚であります。物価高に苦しむ国民の理解を得られると言えるのか。昨年の総選挙で示された民意は、裏金事件の当事者である自民党に厳しい審判を下しました。石破総理・総裁が所属議員に商品券を配っていたということについて国民の理解が得られると考えるのか。ここの点についてはいかがでしょうか。

○小泉(進)議員 得られないと思っていますし、得られないと総理自身も改めて感じたからこそ、昨夜、深夜でありましたけれども、おわびも含めて会見されたと私は理解をしております。

○塩川委員 国民の理解が得られないという話です。そういう点で、いわば出し手の総理・総裁なわけですけれども、併せて受け手、もらった一年生議員の問題があるわけであります。当委員会にも受け手側の自民党の一期生議員は六人所属しているということであります。返却したから終わりという話ではなくて、当事者として事実関係を明らかにすべきだ。

 小泉議員にお尋ねしますが、当委員会に所属している一年生議員は率先して事実関係を明らかにしてもらう、まさに政治改革特で政治資金規正法の議論をしているわけですから、そういったことが求められているんじゃありませんか。

○小泉(進)議員 石破総理が説明をしていますけれども、やはり総理がまずは説明をすることだと私は思います。

 そして、もらったというふうに今、塩川先生はおっしゃいましたけれども、選挙に初当選して間もなく、今回のことに率直に一回生の皆さんは困惑したんじゃないでしょうか。その中で、最終的には自主的に返す、こういった判断をされた、これが私は事実だと聞いております。そして、個々に今、記者の方からの質問などもあって、こういったことだったけれども返しました、こういったことをそれぞれ述べているとも承知しております。

 ですので、今回、そういったことも含めて、総理・総裁が行ったことでありますから、今総理・総裁が率先して説明をしている、私はそのことだと理解をしています。

○塩川委員 十五人、この委員会でも六人。しかし、先ほど二人の方が質問もされましたけれども、そのことについては何の弁明もされませんでした。私は、やはりしっかりと明らかにしていくことが必要だと。報道によると、こうやってもらった議員の中には、お土産を逸脱していたのではないのかということで返却した者もいるという回答もあったということですから、そういう点では、認識がどうだったかということも、この場で明らかにしてもらうということは必要なのではないのか。その点について、しかるべき当事者の弁明を求めたいと思っております。

 総理がまずは説明すべき、当然のことでありますけれども、政治改革特として、こういう問題についてきっちりその点も議論をする必要がある。ポケットマネーと言うけれども本当にそうなのかということもありますし、ほかの会合でも商品券を配っているということも会見の中で述べておられたということでありますので、誰に配ったのか、選挙区内で配ったことはないのか、こういったことも含めてしっかりと明らかにしてもらう。

 委員長、是非、石破総理に当委員会でこの問題についてしっかりとただす、その機会を設けていただきたい。お取り計らいをいただきたいと思います。

○渡辺委員長 後刻、理事会で協議をします。

○塩川委員 この問題を始めとして、自民党の金権腐敗体質の問題というのが厳しく問われている。裏金問題がまさにそのことであるわけですけれども、真相解明がいまだに行われておりません。政治活動に関する寄附でなければ政治資金規正法に何ら抵触しないというような、今回の商品券の問題もそういう開き直りでは通らないということを言わざるを得ません。

 その上で、自民党の提出者にお尋ねしますが、企業・団体献金は禁止よりも公開だということでの話であります。趣旨説明で、政治資金の公開については、一階部分として収支公開の制度があり、毎年全ての政治団体の収支報告書が公開されている、二階部分として、昨年成立した収支報告書のデータベース化によって、政党本部、政治資金団体、国会議員関係政治団体の収支報告書について検索可能なデータベースが構築されると述べておりました。確認したいんですけれども、自民党が言う一階部分と二階部分の収支報告書というのは三年間で廃棄、削除されるということになりますか。

○長谷川(淳)議員 お答えいたします。

 まず、政治資金の収支公開制度の在り方につきましては、個人の寄附などについては個人の氏名あるいは住所が記載されるわけでございますので、まずプライバシーの保護の要請と、もう一方では何より政治活動の透明性確保、この両者の要請のバランスが適切に図られることが重要であると考えております。

 そのようなバランスの中で、昨年の通常国会そして臨時国会で成立した法律の施行後においては、今ほど来申し上げているとおり、二階部分であります収支報告書のデータベース、これは、収支報告書は公表された後三年を経過する日までの間公開されることになる。これは新しい規正法の二十条三項そして第五項に記載のとおりでございます。したがいまして、収支報告書の公開年限と同じような取扱いにあると承知しております。

○塩川委員 ですから、三階建ての建物と思っていたら、一階、二階部分というのがそれこそいつの間にか消えてしまうような、そういう構造というのが今の自民党の公開の仕組みの中身だということであります。

 自民党が言います三階部分は、政党関係政治団体に対する対象寄附、対象寄附関連事項を総務大臣が公表するということですけれども、具体的にどのような形式になるんでしょうか。

○長谷川(淳)議員 お答えいたします。

 公開強化法案では、総務大臣が毎年三月三十一日までに企業、団体が、政党関係政治団体と定義させていただいています、それに対してした寄附について、政党ごとに、まず寄附の総額、さらに、年間合計で一千万を超える寄附をした企業、団体の寄附につきまして、その寄附をした企業、団体の名称及び寄附の年間合計額、そして、受け手の方でございますけれども、その寄附を受けた政党関係政治団体ごとに、その政党関係政治団体の名称、その受けた寄附金額の合計額、これを公表することを義務づけることを提案させていただいています。

 具体的な公表の形式等につきましては公表の事務を担うこととなる総務省において法施行までに検討されるものと考えておりますけれども、ホームページにおいて分かりやすい形式で行われることが望ましいものと考えております。

 以上です。

○塩川委員 例えば、政党、政治資金団体、国会議員政治団体の二〇二七年の収支報告書における年間合計一千万円を超える企業・団体献金の一覧は、二〇二九年の三月に公表されるというタイミングになると思います。ですから、二〇二七年の収支報告書についても大分先の公表ということもありますし、しかも一階部分、二階部分の収支報告書そのものは三年後には廃棄、削除されてしまって、ごく一部の収支報告書の高額寄附しか分からないということで、どうして公開の強化になるのかということであります。

 一千万円を超えるような企業・団体献金についての公開関係ですけれども、総務省にお尋ねします。現在、総務省が収支報告書の要旨を公表する際に報道資料などを作成しておりますが、それはどのような内容でしょうか。

○新田政府参考人 お答え申し上げます。

 総務省においては、毎年、総務大臣届出分の収支報告書の定期公表を行う際に、併せまして、収支の概況、項目別内訳、政党本部の収支の状況などを一覧にしました報道資料を作成し、公表いたしてございます。

 また、併せましてお求めがあれば、総務大臣届出分に限りますが、政党及び政治資金団体などに対する年間百万円を超える寄附者の内訳、年間二千万円を超える寄附をした法人などに関して、集計を行い、提供することを可能といたしております。

○塩川委員 報道資料、プレスに対する資料として、また、求めがあればその他の方に対しても、政党、政治資金団体に対する年間百万円を超える寄附者の内訳ですとか年間二千万円を超える寄附をした法人等の一覧等について提供しているということであります。

 ですから、日本医師連盟や郵政政策研究会など、企業、団体、政治団体ごとに寄附先とともに金額を一覧にしている、こういう資料を、もちろん総務大臣分だけですけれども、データベースがない現在も作成しているわけであります。また、その一か月後には、総務大臣届出団体と都道府県選管の届出団体を合算して収支の内訳を公表しております。ですから、企業・団体献金全体のうち九六%を自民党と国民政治協会が受け取っていることも分かるわけであります。現在でも、今回の法案で自民党が言っているような三階部分については、類似の資料は総務省が作成をしているというのが現状の実態であります。

 お尋ねしますけれども、昨年通常国会で成立した法改定で収支報告書の要旨の廃止をしてしまいました。こんなことで、今回の三階部分の公表というのが要旨の代替にそもそもなるんでしょうか。

○長谷川(淳)議員 お答えいたします。

 そもそも、収支報告書の要旨についてでございますけれども、現行法においても、収支報告書をインターネットで公表する場合には収支報告書の要旨を公表する義務がない旨が定められております。この規定に基づいて、現在、四十七都道府県中四十道府県において収支報告書の要旨が既に廃止をされている現状でございます。インターネットで公表された収支報告書は誰でも容易に閲覧、保存できますことから、総務省、各都道府県選挙管理委員会の選択に委ねられていた収支報告書のインターネット公表について、義務化することに併せて要旨の公表を廃止したものと理解しています。

 その上で、今回、公開強化法案で新たに三階部分として、政治資金の出し手である企業、団体について総務大臣が多額の寄附をマクロ的に概況を整理して公表することに伴いまして、委員御指摘のように、要旨そのものの代替ではございませんけれども、政治資金制度を所管する総務大臣が、個々の政治収支報告書の要旨では一覧性を持っておりません、その一覧性を持たない要旨では分からない情報について整理して公表することによって、我が方が主張しています禁止ではなく公開の趣旨にのっとって、国民の皆さんによる不断の監視と批判に一層資するものと考えております。

○塩川委員 一部の高額寄附者の名前を一覧でという、そこだけを取り出して、でも政治資金全体の流れについては、これは過去分をそっくり、収支報告書も三年で消すし、要旨そのものももう作らなくなる。本気で公開強化というのであれば、要旨の義務づけを廃止したことそのものを改めてきちっともう一回やるべきじゃありませんか。それこそ公開強化じゃありませんか。

○長谷川(淳)議員 お答えいたします。

 要旨の公表を廃止したことが公開性の後退ではないかという御指摘でございますけれども、先ほど来申し上げていますが、収支報告書をインターネットで公表する場合にはそもそも要旨を公表する必要がないということが定められている中で、今現状は四十道府県において廃止をされておる現状でございます。

 もし仮にこれを復活させることになりましたら、収支報告書から情報を抽出し公報に載せる、様々な業務負担量がかかるわけでございます。そうした実務面での業務負担のことも考えた上で、現状はインターネット公表の義務化に伴いまして要旨を廃止するという整理をされたものと理解しています。

○塩川委員 でも、今まで官報、公報で公表するという手続を取ってきたわけですよ。それ自身がまさに政治資金規正法の立場で、国民の不断の監視と批判の下に置く、その精神に立った対応そのものであるわけで、そういった点でも、要旨の廃止を前提にした上で一部の公開の強化というのは全く成り立たないと言わなければなりません。政党、政治資金団体、国会議員政治団体に限ったデータベース掲載の範囲内で名寄せをして、高額寄附のみを翌々年の三月に公表するということが公開の強化にならないというのははっきりしているんじゃありませんか。

○長谷川(淳)議員 お答えいたします。

 要旨の廃止につきましては、繰り返しでございますけれども、仮に復活した場合には相当な業務負担がかかるということを考えますと、実務に当たる都道府県選管等々の意見も踏まえ、各党各会派で慎重に議論すべきだというふうに考えています。

 その上で、今回、一階部分による全ての団体の政治資金収支報告書の公表、二階部分におけるインターネット公表とデータベース化、さらに、三階建て部分におきます企業・団体献金の出し手、一千万超ということで基準を出させていただいていますが、先ほど来議論がありますように、個人献金の総額の一つの基準として一千万以内というのがございます、それを超える企業・団体献金について一覧性ある形で政治資金制度を所管する総務省がいわゆる公定力を持って公表することについて、公開性、透明性が一層強まるものと考えております。

○塩川委員 民主主義のコストとよく言いますけれども、まさに政治資金規正法、その公開をしっかり担保するところに必要なお金をかけるというのは当然のことだと思います。当委員会で選管の皆さんに来ていただいた際にも体制が非常に脆弱だという訴えがあったわけでありますから、そういうところにこそしっかりとお金をつけるべきだ。要旨の廃止や収支報告書の情報公開請求の制限など、公開の改悪を行ったまま透明性、公開性を一層強化するというのは矛盾している話でありまして、要旨廃止の撤回、収支報告書の保存、公開の延長こそが必要だ。収支報告書はそのまま速やかに公開し、公的に永久に残すということで企業・団体献金の禁止を進める、そういう取組のために力を尽くすものであります。

 時間が参りましたので、終わります。

日本学術会議「特殊法人」化反対集会

 わが党から小池書記局長、井上参院議員らと参加。

 会員候補6名の任命拒否に反省も説明もしないまま、学術会議の独立性、自立性を侵害する法案の提出は断じて許せない。

 高額療養費上限額引き上げ撤回を求める運動のように、国民世論と国会論戦で断念に追い込もう!


学術会議法案の撤回を/学者・市民ら16団体、署名提出

「しんぶん赤旗」3月14日・1面より

 日本学術会議の法人化法案に反対する署名を呼びかけている学者や弁護士、市民らがつくる16団体は13日、内閣府に2万2792人の署名を提出しました。同日、国会内で記者会見と集会を開き、法案は学術会議の解体をめざすものだとして撤回を求める声明を発表しました。

 政府は7日に、学術会議を国の機関から外して特殊法人とする法案を閣議決定。首相が任命する監事や評価委員が活動状況を確認するなどと規定し、学術会議を政府の統制下に置こうとする内容です。

 反対署名はオンラインで2月に始めたもの。学術会議元会長の広渡清吾東大名誉教授は「学術会議について市民運動で署名を集めるということはかつてなく歴史的に大きな意味がある。日本の市民と科学者の明確な意思表示だ」と強調し、「必ず廃案に追い込もう」と呼びかけました。

 本田由紀東大教授は、法人化で政府方針に従わなければ予算を削られる仕組みになった国立大の惨状に言及し「同じことを学術会議にやろうとしている」と告発。駒込武京大教授は内閣府による経済や軍事的観点からの「知の囲い込み」に危惧を表明し、法案は「国の民主的意思決定システムを破壊するものだ」と指摘しました。

 科学ジャーナリストの榎木英介氏は、理系研究者にも危機感をもってほしいと訴え、赤井純治新潟大名誉教授は、法案が成立すれば「日本の学術は終わってしまう」と危機感を表明。核兵器廃絶を求める「パグウォッシュ会議」元評議員の小沼通二慶応大名誉教授がメッセージを寄せました。

 日本共産党の小池晃書記局長は「こんな無法を許したら民主主義国家ではない」として廃案に追い込む決意を表明。井上哲士参院議員、塩川鉄也衆院議員、社民党、れいわ新選組の議員も連帯のあいさつをし、立憲民主党の議員や秘書も参加しました。署名の呼びかけ団体が取り組みを報告しました。

【政治改革に関する特別委員会】金権腐敗政治一層のため企業・団体献金禁止と政党助成金廃止を

 衆院政治改革特別委員会は、企業・団体献金について各党による自由討議を行いました。

 私は、昨日、日本共産党が2法案を提出したことを述べ、企業・団体献金禁止と政党助成金廃止が金権腐敗政治の一掃になると主張しました。

 私は、「禁止より公開」と主張している自民党案が、一部の政治資金収支報告書分だけ、「名寄せ」して、翌々年3月に高額寄附のみ、公表することが、なぜ公開の強化になるのかと指摘。

 そもそも、昨年6月の法改定により、収支報告書「要旨」を廃止したことで、「収支報告書そのものは3年で廃棄され、要旨もなくなれば、過去にさかのぼって政治資金の流れが全く見えなくなる」と批判。

 自民党案の「高額寄附だけ、一部の収支報告書だけ、公表したからと言って、要旨の代替になるわけない」と強調し、要旨廃止の撤回、収支報告書の保存・公開の延長を主張しました。

 企業・団体献金を禁止しても「個人献金へ迂回する」との意見に対し、私は、迂回献金、寄附者を偽って収支報告書に記載することは、現行法においても違法行為であると反論。

 共産党案は、政党など全ての政治団体において企業・団体献金の受け取りを禁止していること、企業・団体などのあらゆる「寄附の斡旋」を禁止していることをあげ、「抜け穴の付け入る余地はない」と述べました。

 政党助成金を巡り、依存率の高さから「官営政党、税金丸抱え政党でいいのか」との自民党の発言に、塩川議員は「ならば、政党助成制度を見直すべきだ」と強調しました。

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企業・団体献金禁止 政党助成金廃止を/衆院特委/金権腐敗政治一掃へ塩川氏

「しんぶん赤旗」3月14日・2面より

 衆院政治改革特別委員会は12日、企業・団体献金について各党による自由討議を行いました。日本共産党の塩川鉄也議員は、11日に日本共産党が2法案を提出したことを述べ、企業・団体献金禁止と政党助成金廃止が金権腐敗政治の一掃になると主張しました。

 塩川氏は「禁止より公開」と主張している自民党案について、一部の政治資金収支報告書分だけ「名寄せ」して、翌々年3月に高額寄付のみ公表するものだとして、なぜ公開の強化になるのかと指摘。そもそも、昨年6月の法改定により、収支報告書「要旨」を廃止したことで、「収支報告書そのものは3年で廃棄され、要旨もなくなれば、過去にさかのぼって政治資金の流れが全く見えなくなる」と批判。自民党案で「高額寄付だけ、一部の収支報告書だけ公表したからと言って、要旨の代替になるわけがない」と強調し、要旨廃止の撤回、収支報告書の保存・公開の延長を主張しました。

 企業・団体献金を禁止しても「個人献金へ迂回(うかい)する」との意見に対し、塩川氏は、迂回献金、寄付者を偽って収支報告書に記載することは、現行法においても違法行為であると反論。共産党案は、政党など全ての政治団体において企業・団体献金の受け取りを禁止し、企業・団体などのあらゆる「寄附のあっせん」を禁止していることをあげ、「抜け穴の付け入る余地はない」と述べました。

 政党助成金をめぐり、依存率の高さから「官営政党、税金丸抱え政党でいいのか」との自民党の発言に、塩川氏は「ならば、政党助成制度を見直すべきだ」と強調しました。


「議事録」

第217回通常国会 令和7年3月12日(水曜日)政治改革に関する特別委員会 第6号

○塩川委員 日本共産党の塩川鉄也です。

 まず、政治資金の公開についてです。

 禁止より公開との考え方である自民党によれば、一階部分が毎年の収支報告書の公開、二階部分が一部の収支報告書のデータベース構築、三階部分が自民党の公開強化法案による一部の収支報告書の高額寄附の公表だということです。二〇二七年から政党、政治資金団体、国会議員関係政治団体に限ったデータベース作成が決まっています。その範囲内で名寄せして、翌々年の三月に高額寄附だけを公表するということがどうして公開の強化になるのでしょうか。

 そもそも、昨年、通常国会で成立した法改定で、収支報告書要旨を廃止しています。要旨は、全ての政治団体を対象に、寄附者の氏名や寄附額、項目ごとの収入、支出額など、収支報告書の根幹部分を記載したもので、公開期限はありません。収支報告書そのものは三年で削除され、要旨もなくなれば、過去に遡って政治資金の流れが全く見えなくなります。自民党案の三階部分にも公開期限はありませんが、高額な企業・団体献金だけ、一部の政治団体の分だけ、それを公表したからといって、要旨の代替になるわけがありません。要旨廃止の撤回、収支報告書の保存、公開の延長こそが必要です。収支報告書はそのまま速やかに公開し、公的に永久に残すべきです。

 次に、企業・団体献金の禁止に抜け穴があるのではないかという点についてです。

 企業・団体献金を禁止しても個人献金や形を変えた迂回が発生するとか、形式的には個人献金の形を取りながらその内実は企業・団体献金である可能性を一切排除することは現実的に考えて不可能だという意見が述べられました。そもそも、現行法においても、迂回献金、寄附者を偽って収支報告書に記載することは虚偽記載であり、違法行為そのものです。

 日本共産党が提出している企業・団体献金全面禁止法案では、抜け穴のつけ入る余地がない理由は二つあります。

 第一に、政党、政治資金団体、企業、労働組合、その他の政治団体、全ての政治団体において企業や労働組合等の団体からの献金を受けることを禁止しています。政治団体を抜け道にして企業、団体が政党などに献金することはできません。抜け道になり得ません。

 第二に、企業や労働組合等による政治活動に関する寄附だけでなく、あらゆる寄附のあっせんも禁止をしています。よって、企業や労働組合等がその従業員や組合員等から寄附を集めて政治団体に提供することもできません。この点も抜け穴ではありません。

 その上で、指摘しておきたいのは、業界団体や労働組合などが政治団体をつくり構成員の強制加入や強制還付を行っているなら、思想、信条の自由の侵害であり、許されるものではありません。

 次に、政党の政治資金の在り方についてです。

 政党は、何よりも国民の中で活動し、国民の支持を得て、その活動資金をつくることが基本でなければなりません。この三十年間、収入の七割から八割を政党助成金に依存し、政党助成金目当ての新党の設立と解散が繰り返されてきました。官営政党、税金丸抱え政党でいいのか、民主主義にとって果たしてよいことなのかとの指摘が自民党から述べられました。

 そうであるなら、政党助成制度の見直しを考えるべきではありませんか。日本共産党は、思想、信条の自由や政党支部の自由を侵す憲法違反の制度であるとして創設に反対するとともに、一貫して政党助成金の受取を拒否しています。民主主義を壊す極めて有害な税金の使い方は許されません。

 昨日、日本共産党は、企業・団体献金禁止法案と政党助成法廃止法案を参議院に提出しました。企業・団体献金は禁止して個人献金を中心とし、政党助成金を廃止することが金権腐敗政治の一掃となります。

 以上、発言を終わります。

栃木県内のPFAS汚染対策に関して、栃木県党が国に要請

 昨年11月以降、宇都宮市・下野市・真岡市で暫定指針値を超えるPFASが検出。

 検査や対策などへの財政措置や水質基準強化を求めた。

 宇都宮駐屯地で昨年11月に112ng/lという検査結果が出ていたのに公開してこなかったのは重大。

 汚染の実態解明を。

【しんぶん赤旗掲載】高額療養費で集中審議を/野党衆参合同国対「経緯ただせ」

「しんぶん赤旗」3月12日・2面より

 石破茂首相が高額療養費制度の負担上限額引き上げの「凍結」を表明したことについて、日本共産党、立憲民主党、日本維新の会、国民民主党、れいわ新選組、有志の会は11日、衆参合同の国対委員長会談を開き、対応を協議しました。衆院予算委員会の集中審議を13日に開き、首相から予算案の衆院通過直後に方針を変更した経緯の説明を求め、質疑を行うことを求める方針を確認しました。

 私は「石破首相自身が予算委で凍結に至った経緯と今後の対応を含めて説明すべきだ。しっかり首相をただす必要がある」と主張しました。

 会談では、与党から高額療養費の負担引き上げの凍結を予算案修正ではなく予備費で対応する案が出ていることについても協議。予備費について規定した憲法87条と財政法24条違反であり「認められない」との認識で一致しました。

 日本共産党の井上哲士参院国対委員長は「予備費は災害など予見し難い予算の不足に充てるための経費だ」と指摘。「政府・与党は国民世論を災害と思っているのか。きちんと修正で処理すべきだ」と強調しました。

 立民の斎藤嘉隆参院国対委員長は「国会法に基づきルール通り粛々と進めていくべきだ。何も難しいことは言っていない」と述べました。

【政治改革に関する特別委員会】企業・団体献金について各党意見表明

 企業・団体献金の在り方について、各党が意見表明を行いました。

 私は「政治の歪みをただし国民主権を貫くためにも、企業・団体献金の禁止が必要だ」と主張しました。

 私は、自民党の裏金問題の真相解明がいまだ行われていないと指摘。自見党と企業の癒着で政治を歪めた数々の事例をあげ、企業・団体献金に固執している自民党を批判。

 金権腐敗政治一層のため「企業・団体献金全面禁止」と「政党助成廃止」を主張し、「日本共産党は主張するだけでなく、自ら実行している」と述べました。

 私は、政治資金は主権者である国民の浄財で支えられるものであり、国民一人ひとりの政党への寄附は選挙権・投票権と結びついた「国民固有の権利だ」と指摘。
一方、企業・団体献金は本質的に政治を買収する賄賂であり、「営利を目的とする企業が巨額のカネのtからで政治に影響を与えれば、政治は大企業・財貨に向けたものになる」と述べました。

 「選挙権を持たない企業の献金は国民主権と相いれず、国民の参政権を侵害するもの」と強調。

 自民党が企業献金を正当化する際に持ち出す1970年の最高裁判決は、企業献金の弊害を認め、禁止する立法を否定していないと指摘し、この判決にしがみつくのは「国民の権利侵害の実態から目をそらし、立法府が積み重ねてきた議論を無視するものだ」と批判しました。

 私は、企業献金を全面禁止し「政党支部への献金」「パー券購入」という二つの抜け道を塞ぐよう主張しました。

 また、私は、政治資金は「国民の不断の監視と批判の下に」おくべきだとして、「収支報告書は公的に永久に残し、速やかにそのまま国民に公開すべきだ」と強調しました。

 この日の委員会で、立憲民主党、日本維新の会、れいわ新選組、有志の会も企業・団体献金禁止を主張。

 自民党は「公開強化法案」などを示し、公明党と国民民主党は献金額の上限を設けるなど、いずれも企業・団体献金を温存する姿勢を示しました。

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企業・団体献金禁止を/衆院特委/塩川議員が意見表明

「しんぶん赤旗」3月11日・2面より

 衆院政治改革特別委員会が10日開かれ、企業・団体献金に関し、各党が意見を表明しました。日本共産党の塩川鉄也議員は「政治のゆがみをただし国民主権を貫くためにも禁止が必要だ」と主張しました。

 塩川氏は、自民党派閥の裏金事件の真相解明はいまだ行われていないと指摘。自民党と企業の癒着で政治をゆがめた数々の事例を挙げ、企業・団体献金に固執している自民党を批判。金権腐敗政治一掃のため「企業・団体献金全面禁止」と「政党助成法廃止」を主張し、「日本共産党は主張するだけでなく、自ら実行している」と述べました。

 塩川氏は、政治資金は主権者である「国民の浄財」で支えられるものであり、国民一人ひとりの政党への寄付は選挙権・投票権と結びついた「国民固有の権利だ」と指摘。一方、企業・団体献金は本質的に政治を買収する賄賂で、「営利を目的とする企業が巨額のカネの力で政治に影響を与えれば、政治は大企業に向けたものになる」と述べました。

 「選挙権を持たない企業の献金は国民主権と相いれず、国民の参政権を侵害する」と強調。自民党が企業献金を正当化する際に持ち出す1970年の最高裁判決は、企業献金の弊害を認め禁止する立法を否定していないと指摘し、同判決にしがみつくのは「国民の権利侵害の実態から目をそらし立法府が積み重ねた議論を無視するものだ」と批判しました。

 塩川氏は、企業献金を全面禁止し「政党支部への献金」「パー券購入」という二つの抜け道をふさぐよう主張しました。

 また塩川氏は、政治資金は「国民の不断の監視と批判の下に」おくべきだとして、「収支報告書は公的に永久に残し、速やかにそのまま国民に公開するべきだ」と強調しました。

 立憲民主党、日本維新の会、れいわ新選組、有志の会も企業・団体献金禁止を主張。自民党は「公開性強化法案」などを示し、公明党と国民民主党は献金額の上限を設けるなど、いずれも企業・団体献金を温存する姿勢を示しました。


「議事録」

第217回通常国会 令和7年3月10日(月曜日)政治改革に関する特別委員会 第5号

○塩川委員 日本共産党を代表して、意見表明を行います。

 自民党の主要派閥が、政治資金パーティーを通じて組織的に大規模に長期間にわたり、収支報告書の不記載、虚偽記載という政治資金規正法違反の犯罪行為を行ってきたことは、自民党政治の底知れない腐敗構造を露呈したものです。その中でも、長期に強権的な政治を進めてきた安倍派を支えていたのが巨額の裏金だったことは許し難いことです。しかも、この裏金づくりを誰がいつ始めて何に使ってきたのか、いまだに真相解明が行われていません。

 日本共産党は、金権腐敗政治の一掃のため、企業・団体献金全面禁止法案と政党助成法廃止法案を今国会も参議院に提出する予定です。同時に、日本共産党は、主張するだけでなく、企業・団体献金も政党助成金も受け取らないことを自ら実行しています。

 裏金事件に国民の批判と怒りが沸き起こり、企業・団体献金は禁止せよが国民の声です。しかし、自民党はこうした国民の声に耳をかさず、企業・団体献金に固執しています。

 自民党と企業との癒着によって政治がゆがめられた事例は枚挙にいとまがありません。この十年を見ても、河井夫妻の大規模選挙買収事件、秋元氏のカジノ汚職事件、吉川氏の鶏卵汚職事件、甘利氏のUR口利き疑惑、安倍氏の桜を見る会問題など、政治と金をめぐる疑惑が続出しています。自民党の腐敗政治と自浄能力のなさを見ても、全く反省の色が見えません。

 政治資金は、主権者である国民の浄財で支えられるものです。国民一人一人が自ら支持する政党に寄附することは主権者として政治に参加する権利そのもの、国民の代表を選ぶ選挙権、投票権と結びついた国民固有の権利です。

 一方、企業・団体献金は、本質的に政治を買収する賄賂です。営利を目的とする企業が個人をはるかに超える巨額の金の力で政治に影響を与え、自己の利益を図れば、政治は大企業、財界に向けたものになってしまうことは明らかです。選挙権を持たない企業の献金は国民主権と相入れず、国民の参政権を侵害するものです。

 石破総理を始め自民党は、企業献金を正当化する際、一九七〇年の最高裁判決を持ち出しますが、この判決は、企業・団体献金の弊害を認め、その対策は立法政策にまつべきと述べており、企業・団体献金を禁止する立法を否定していません。今なおこの判決にしがみつくのは、国民の権利を侵害している実態から目をそらし、立法府が積み重ねた議論を無視するものです。

 また、昨年の法改定で、外国人、外国法人等によるパーティー券購入を禁止としながら、日本法人で五年以上上場している外資系企業を禁止の対象から除外しています。外国人等からの献金は国家主権に関わるといいながら、特例を設け、献金もパーティー券購入も温存したことは容認できません。

 政治のゆがみを正し、国民主権を貫くためにも、企業・団体献金の禁止が必要です。政党支部への献金、政治資金パーティー券の購入という二つの抜け道を塞ぐことこそ行うべきです。

 政治資金は、国民の不断の監視と批判の下に置くべきものです。政治資金の収支をチェックするのは、第三者機関ではなく国民です。現行の政治資金監査制度の導入後も事件、問題が相次いでおり、収支報告書の形式上の適正すら確認できていないのが実態です。お墨つきを与えるだけの監査制度を残し、更に屋上屋を重ねて第三者機関で監視するなど、隠れみのでしかありません。

 この間の、政治資金の公開を後退させる改悪を行ったまま公開強化というのはまやかしです。収支報告書は公的に永久に残すこと、速やかにそのまま国民に公開することこそ徹底すべきです。

 以上、発言を終わります。

【皇位継承の在り方に関する全体会議】「男系男子の養子縁組、国民の理解を得られない」と主張

 衆参両院の皇位継承の在り方に関する全体会議が衆院議長公邸で行われ、政府の有識者会議の報告書が提案している「皇統に属する男系男子を養子に迎えること」を論点にして意見交換しました。

 私は「天皇は男系男子によって継承されるべきということが『不動の原則』になっている」と批判。多様な性を持つ人で構成される日本国民の象徴である天皇を男性に限定する合理的理由はなく、男女平等を掲げる日本国憲法の趣旨に反するとして「女性天皇を認めることは憲法の条項と精神に照らして合理性を持つ。女系天皇も同じ理由から認められるべきだ」と主張しました。

 皇位継承資格を女性にも認めることは2005年の有識者会議の報告書が提案していますが、今回の報告書は女性天皇の検討を棚上げし、皇統に属する男系男子を養子縁組で皇族とすることを提案しています。

 私は「事実上、女性天皇を否定するものだ。すでに75年以上も日本国民として過ごしてきた旧皇族の子孫から国民の権利を奪い、『皇統の継承』と称して600年遠い血筋をさかのぼるなど、国民の理解は得られない」と指摘しました。

 私は、「男系男子を不動の原則とした議論ではなく、『女性天皇』等について正面から検討すべきだ」と強調しました。


天皇 男性限定の理由ない/皇位継承全体会議/塩川氏が主張

「しんぶん赤旗」3月12日・2面より

 衆参両院は10日、皇位継承のあり方に関する全体会議を衆院議長公邸で開き、政府の有識者会議の報告書が提案している「皇統に属する男系男子を養子に迎えること」を論点に意見交換しました。

 日本共産党の塩川鉄也国対委員長は「天皇は男系男子によって継承されるべきということが『不動の原則』になっている」と批判。多様な性を持つ人で構成される日本国民の象徴である天皇を男性に限定する合理的理由はなく、男女平等を掲げる日本国憲法の趣旨に反するとして「女性天皇を認めることは憲法の条項と精神に照らして合理性を持つ。女系天皇も同じ理由から認められるべきだ」と主張しました。

 皇位継承資格を女性にも認めることは2005年の有識者会議の報告書が提案していますが、今回の報告書は女性天皇の検討を棚上げし、皇統に属する男系男子を養子縁組で皇族とすることを提案しています。塩川氏は「事実上、女性天皇を否定するものだ。すでに75年以上も日本国民として過ごしてきた旧皇族の子孫から国民の権利を奪い、『皇統の継承』と称して600年も遠い血筋をさかのぼるなど、国民の理解は得られない」と指摘しました。

 塩川氏は、男系男子を不動の原則とした議論ではなく、「女性天皇などについて正面から検討すべきだ」と強調しました。

入間市議選告示

 日本共産党は安東よし子・佐藤ただし・たやま雅子の現有3議席実現をめざします。

 たやま雅子候補の応援に。

 学校給食費の無償化、公共施設統廃合計画の見直しを公約。

 高額療養費上限額引き上げ「凍結」は重要。ぜひとも撤回を!

 大軍拡ストップ、平和と暮らしを守る日本共産党を大きく!

 

 


埼玉・入間市議選/安道氏・佐藤氏・たやま氏立候補

「しんぶん赤旗」3月11日・4面より

 埼玉県入間市議選(定数22、立候補26人)が9日告示(16日投票)され、日本共産党の安道よし子(68)、佐藤ただし(65)=以上現=、たやま雅子(61)=新=の3氏が現有議席確保をめざし立候補しました。

 3候補は第一声で、学校給食費の無償化や学校・公民館などの統廃合計画見直し、国民健康保険税の引き下げなどを訴えました。

 塩川鉄也国対委員長・衆院議員、伊藤岳参院議員が応援に駆け付けました。


安心の市へ3候補/埼玉 入間市議選が告示

「しんぶん赤旗」3月11日・10面より

 9日告示(16日投票)された埼玉県入間市議選(定数22)に現有議席確保をめざし立候補した、日本共産党の安道よし子(68)、佐藤ただし(65)=以上現=、たやま雅子(61)=新=の3候補は第一声で、全員当選へ決意を語りました。

 3候補は、現市政とオール与党の市議会が耐震性不足を理由に市民会館を閉鎖したまま再開せず、学校・公民館の統廃合計画や介護が必要な高齢者のタクシー利用助成の廃止を進めてきたことを批判。学校給食の無償化や国民健康保険税の引き下げ、西武鉄道の駅無人化撤回などの実現で、「子育て世代も高齢者も、障害者も安心して生きられる入間市をつくります」と訴えました。

 塩川鉄也国対委員長・衆院議員、伊藤岳参院議員、城下のり子県議らが応援演説。塩川氏は、石破自公政権は社会保障に冷たい一方、航空自衛隊入間基地の強靱(きょうじん)化など大軍拡を進めてきたとして「国民・市民の暮らしと平和を守る先頭に立って頑張る共産党の3議席の実現を」と呼びかけました。

 市議選には、共産党3、公明党4、国民民主1など計26人が立候補。各候補の第一声に国会議員などが応援に駆けつけ、大激戦となっています。

関東地方の主な米軍・自衛隊施設に関する2025年度予算案について(2025年3月7日)

関東地方の主な米軍・自衛隊施設に関する2025年度予算案の内容が明らかになりました。

詳細は以下の通りです。
1.米軍施設(横田飛行場、所沢通信施設、大和田通信所、厚木海軍飛行場)

横田飛行場提供施設整備

歳出ベース40億5000万円

契約ベース41億4500万円

消防署、倉庫(給油機器)、整備用格納庫(C130)、ユーティリティ(給水・給電・給汽)の老朽更新。
厚木海軍飛行場提供施設整備

歳出ベース29億4200万円

契約ベース22億3400万円

汚水排水施設、雨水排水施設、車両工場改築、ユーティリティ(給水)。

所沢通信施設及び大和田通信所に関係する経費は要求していない。

2.陸自駐屯地(朝霞・大宮・相馬原・新町・吉井・宇都宮・北宇都宮・勝田・土浦・霞ヶ浦・古河・朝日・習志野・木更津)及び空自基地(百里・熊谷・立川・横田・府中・入間)における「施設整備費」

朝霞駐屯地 約21億円

隊舎等建替等。概算要求で計上した倉庫・工場建替は先送りに。

(資料)陸上自衛隊朝霞駐屯地における部隊改編について(クリックするとPDFで表示されます)

大宮駐屯地 約3億円
昇降機改修等。概算要求で計上した大宮化学学校における特定物質(毒ガス)分析施設の新設工事は先送り。
相馬原駐屯地 約2億円
通信網の整備。光ケーブル埋設。
新町駐屯地 約0.5億円
通信網の整備。光ケーブル埋設。
吉井分屯地 約1億円
通信網の整備。光ケーブル埋設。概算要求で計上した管理棟老朽更新は先送り。
宇都宮駐屯地 約3億円
通信網の整備。光ケーブル埋設。
北宇都宮駐屯地 約25億円
格納庫の整備等。UHヘリ格納庫の建替工事。
勝田駐屯地 約1億円
通信網の整備等。光ケーブル埋設。
土浦駐屯地 約12億円
実習場の整備等。3Dプリンター実習施設の整備。
霞ヶ浦駐屯地 約3億円
通信網の整備。光ケーブル埋設。
古河駐屯地 計上なし
概算要求で計上した基地内の倉庫建替に伴うボーリング調査経費は、24年度補正予算に前倒し。
朝日分屯地 約1億円
通信網の整備。光ケーブル埋設。
習志野駐屯地 約17億円
庁舎の整備等。
木更津駐屯地 約1億円

空調整備等。概算要求で計上したCH47ヘリの格納庫整備の調査経費は先送り。

(資料)陸上自衛隊木更津駐屯地における部隊改編について(クリックするとPDFで表示されます)

百里基地 約109億円

アラート格納庫のえん体化42億円。航空機隠ぺい用施設の整備29億円。分散パッドの整備1億円。

(資料)航空自衛隊百里基地に関する令和7年度予算案の主要事業について(クリックするとPDFで表示されます)

熊谷基地 約9億円
ボイラー施設の整備等。老朽更新。
横田基地 約1億円
局舎等の改修等。既存施設改修の調査工事。
府中基地 約53億円

宇宙航空団の編成に伴う庁舎の新設。隊舎の改修等

 

 

 

 

(資料)航空自衛隊府中基地に関する令和7年度予算案の主要事業について(クリックするとPDFで表示されます)

入間基地 約79億円

局舎建替(地下化含む)の基本設計、庁舎整備の基本設計等。概算要求で計上していた災害対処拠点地区(地下連絡道)の整備経費は、西武鉄道との調整に時間を要したため、先送り。

 

 

 

 

(資料)航空自衛隊入間基地に関する令和7年度予算案の主要事業について(クリックするとPDFで表示されます)

3.陸上総隊隷下の部隊(司令部および司令部付隊、第一空挺団、第一ヘリ団、中央即応連隊、特殊作戦群、中央特殊武器防護隊、対特殊武器衛生隊、国際活動教育隊、中央情報隊、システム通信団、水陸機動団、電子作戦隊)及びその他の主な部隊に係る予算(装備品等)

陸上総隊司令部及び司令部付隊(朝霞) 計上なし
 
第一空挺団(習志野) 約25億円
13式空挺傘300式、特殊降下傘30式、小銃1千丁、防護服等。
第一ヘリ団(木更津) 約8億円
航空機用整備装置、工具等。
中央即応連隊(宇都宮) 約4億円
トラック等車両更新15両。
特殊作戦群(習志野) 約8億円
「内容は公表できない」
中央特殊武器防護隊(大宮) 約0.0億円
化学剤検知用備品。
対特殊武器衛生隊(三宿) 約0.4億円
生物剤対処用機材。
国際活動教育隊(駒門) 約0.7億円
トラック5両更新。
中央情報隊(朝霞) 計上事業なし。
 
システム通信団(市ヶ谷) 約0.0億円
燃料缶。
水陸機動団(相浦) 約51億円
水際地雷原対処装置2式、小銃等。
電子作戦隊(朝霞) 約116億円
ネットワーク電子戦システム(NEWS)。
大井通信所(ふじみ野市) 約5億8000万円
保全警備システム(監視カメラ・電気室)の整備4000万円。施設の整備5億4000万円。概算要求で計上していた保全警備システムの整備経費の一部6500万円を24年度補正予算に前倒し。
防衛医科大学校(所沢) 約324億円
医薬備品の整備等約34億円、患者に要する医療費約51億円、インフラ等整備費(施設整備)約58億円、学校の機能を維持する経費(維持管理費)約181億円(大学内システム更新等)。防衛医学研究センター備品費5500万円。外傷・熱傷・事態対処医療センター備品費約1.8億円(ICUベッド2式等)。
航空医学実験隊(入間) 約2億円
今年度末に、航空医学実験隊及び航空安全管理隊を廃止し、これらの機能を統合した航空医学安全研究隊を新編。予算は航空医学安全研究隊の事業を計上。機材、消耗品費、移動費等。
航空機動衛生隊(小牧) 約6億円
小牧基地から入間基地に移転するための庁舎建設5.9億円(令和9年度末までに移転の予定)、訓練機材1230万円。
警戒航空団第二飛行群(電子飛行測定隊及び電子作戦隊)(入間) 約496億円
電波情報収集機(RC-2)の取得。
陸自化学学校(大宮) 486万円
訓練用化学剤353万円、消耗品・図書類16万円、旅費・宿泊費117万円。

 

【内閣委員会】下水道の民間委託押し付けやめよ

 私は、埼玉県八潮市で発生した下水道破損に伴う道路陥没事故について、下水道の維持管理の困難さに着目した財政支援を求めるとともに、民間委託を推進するウォーターPPPを押し付ける政府を追及しました。

 私は、国土交通省が設置した対策検討委員会の家田仁委員長が、今回の事故の影響は激甚災害に相当するような重大な事態だと指摘するとともに、下水道の維持管理の困難さについて、▽常に上流から水が流れていて止めることが困難で、かつ迂回路を持たない▽地下の構造物の点検は人が入ることが難しい▽周辺の地盤の状況も不確定要素が大きい、などを挙げていることを紹介。復旧工事に対する補助嵩上げや下水道事業に対する特別の財政措置が必要だと強調しました。国土交通省は「しっかり支援できるよう検討していく」と従来通りの答弁に留まりました。

 私は、国が汚水管の改築に係る国費支援に関して、27年度以降、ウォーターPPP導入を決定済みであることを要件化するとしていることに対して「PPPを導入しなければ国の交付金を出さないなどという脅しのようなやり方は許されない」と批判。伊東良孝内閣府特命担当大臣は「一理あるなという思いだ」と述べつつ、具体策については答えませんでした。

 私は22年から上工下水道一体での官民連携事業が行われている宮城県では、運営権者は更新投資を378億円、人件費等を183億円削減する提案をしていると指摘。民間の利益追求のために安全のコストが削減されることになるとして「PPPの押し付けはやめよ」と主張しました。

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「議事録」

第217回通常国会 令和7年3月7日(金曜日)内閣委員会 第5号

○塩川委員 日本共産党の塩川鉄也です。

 埼玉県八潮市の下水道破損に伴う道路陥没事故に関連して、ウォーターPPP等について伊東大臣にお尋ねをいたします。

 トラックドライバーの救出に御尽力をいただきたいと思います。陥没事故現場のすぐ下流にあります中川流域の下水道処理施設は、全国に二千二百ある下水道事業の中で九番目に大規模で、破損により、下水道を利用する百二十万人の住民の方の生活に深刻な影響が出ました。

 国交省にお尋ねします。

 国交省の対策検討委員会では、政策研究大学院大学の家田仁委員長が、百二十万人という人数は一つの大都市、これが非常に長期にわたって影響を受けているというのは、自然災害でいえば激甚災害に相当するような重大な事態だと述べておられます。

 検討委員会の議論では、事故発生など緊急時における財政支援なども検討すべきという意見も出されております。八潮市の下水道復旧工事に対して、補助かさ上げなど、国が特別の財政支援を行うべきではありませんか。

○松原政府参考人 お答え申し上げます。

 国土交通省では、救助活動や下水道の応急復旧が速やかに進むよう、専門家による技術的助言を行うとともに、陥没箇所の水位を低下させるため排水ポンプ車を配備するなどの支援を行っているところです。

 復旧に向けましては、埼玉県が設置した復旧工法検討に関する有識者委員会に国土交通省の職員も参加するなどの技術的支援を行っておるところでございます。また、財政支援につきましても、復旧工事の内容などを踏まえつつ、しっかり支援できるよう検討してまいります。

○塩川委員 しっかり支援できるよう検討すると。その中身を具体的に示してもらいたいと思います。

 家田委員長は、下水道というのは上流から水が流れてくる、ほとんど止めることができない、しかも迂回路を持っていない、また、地下に設けられている構造物の点検は非常に難しい、中に人が入ることが難しいし、構造物の周辺の地盤の状況も不確定要素が大きいと指摘しておられます。硫化水素発生による施設の腐食という問題もあるわけであります。

 道路やトンネル、鉄道、河川施設といった他のインフラと大きく異なるのが下水道事業であります。このような下水道事業の更新に対する特別な財政措置ということを考える必要があるのではないのか、この点についても国交省にお尋ねします。

○松原政府参考人 お答え申し上げます。

 地下に埋設されている下水道は、老朽化が進行していることから、計画的な施設の更新や長寿命化を着実に実施するため、予防保全型メンテナンスへの転換を加速することが重要であると認識しております。

 そのため、国土交通省では、点検、調査に関する技術の開発など技術的支援に取り組むとともに、地方公共団体に対し、下水道ストックマネジメント計画の策定を求めた上で、この計画に位置づけられた施設の点検、調査や、その結果に基づく計画的な改築更新などの重要な対策について財政支援を行っているところです。

 また、国土強靱化実施中期計画の策定方針では、下水道の老朽化対策について、埼玉県八潮市での道路陥没事故も踏まえて検討することが位置づけられており、今回のような大規模な事故の再発を防止することができるよう、実施中期計画に必要な施策を盛り込むべく調整を進めてまいります。

 引き続き、今回の道路陥没事故も踏まえ、必要な技術的、財政的支援を行い、強靱で持続可能な下水道システムの構築に取り組んでまいります。

○塩川委員 下水道は他のインフラにはないような特殊性を持っている、そういった下水道事業に対する独自の財政措置というのは必要だ。当然、今回の八潮市における下水道破損の事故に伴う特別の財政措置を国として行うことを強く求めるものであります。

 伊東大臣にお尋ねします。

 下水道事業に関して、国は民間委託の推進を図り、PPP、PFI事業の推進を図ってきました。今回の事故に関する埼玉県の国への要望書では、「現在、国が推進しているウォーターPPPについては、インフラの長期に渡る更新に目途がつくまでは、慎重に検討していただくようお願いします。また、下水道に対する国の財政的支援については、ウォーターPPPを前提条件としない制度設計を再考いただくようお願いします。」と、国によるウォーターPPPの推進に対して慎重な対応を求めております。

 国は、汚水管の改築に係る国費支援に関して、ウォーターPPP導入を決定済みであることを令和九年度以降に要件化するとしております。ウォーターPPPを導入しなければ国の交付金は出さないなどという脅しのようなやり方は許されない。ウォーターPPPの押しつけはやめるべきではありませんか。

○伊東国務大臣 今回の事故、恐らく想像するに、下水道の破損、漏れたところから水が流れ出し、それが周りを浸食して拡大していったもの、このように思うところであります。

 もう少し一体的、計画的、広範囲にきちっとした流量あるいは流れる形を想像して行っていれば、もう少し違ったかなという思いがするところでありますけれども、今回は、そういった面では、老朽化する下水道施設、設備の中で、やはり一部の破損あるいは老朽化からこれが大きく進展してしまったと思うところでありまして、本当はもう少し大規模に、きちっとした形で整備計画をされるべきもの、私はそういうふうな受け止め方をしたところであります。

 ですから、国がウォーターPPPに最終的に地方公共団体が責任を持つことを前提にして今度事業を進めるということであろうかと思いますので、その点、私から見ますと、それもまた一理あるところもあるなという、そんな思いをちょっとしているところでもあります。

 いずれにいたしましても、国土交通省等々としっかり打合せをしながら、どこかが破損しても、流れても、流出しても、それが止めどもなく拡大してしまうようなことのないような計画の立て方、工事の在り方、これを研究していかなければという、そんな思いをしているところであります。

○塩川委員 県の要望に一理あるなというお話であれば、これはやはりウォーターPPPについて見直してほしいというこの県の要望を正面から受け止めるべきだと。

 埼玉県は、県議会の答弁でも、PPPの導入に当たっては、モニタリングや情報開示、災害時の対応など様々な課題があると、PPPに関する懸念を述べてきたところであります。

 ウォーターPPPの先進事例として、宮城県では二〇二二年四月から、上水道、工業用水と下水道一体のコンセッション方式でのPFI事業が行われております。宮城県はこれにより約一〇%のコストが削減できるとしていますが、本当にそれで削減されるものは何なのか。

 事業者の提案は、二十年間で上工下水道の更新投資を三百七十八億円削減し、人件費等を百八十三億円削減するというものであります。修繕費を百一億円増やして設備の延命化を図るということですが、安定した運営と維持管理に欠かせない設備更新や人件費を大幅にカットをすれば、安全性の後退は避けられない。

 民間の利益追求のために安全のためのコストが削減されるということになるのではありませんか。

○伊東国務大臣 両方とも、二つの考え方があると思います。

 一つは、計画的あるいは大規模的に整備をして、つなぎがきちっとなされていること、あるいは、場当たり的に、その地域地域、小さく小さく工事が行われて、継ぎ足しで行われてきているようなところ、これはいずれにしても、そういうところでの脆弱性というのは指摘されるのではないかなと思うところでもありまして、それらを含めて、やはりしっかりした見直しをしていかなければならないのではないか、このように思うところであります。

○塩川委員 二十年間の契約で、終わったら、ぼろぼろになった施設が押しつけられるだけだ、こんなことでは県民、市民の暮らしは守れないという点でも、問題だらけのPFIは、押しつけはきっぱりとやめるべきだということを申し上げて、質問を終わります。

埼玉県民大運動実行委員会の国会要請行動であいさつ

 予算の衆院通過は、少数与党の自公がこれまでの政治を変えないまま、一部野党の取り込みをはかったもの。

 大軍拡と大企業優遇はそのままに、医療費4兆円削減など認められない。

 二つのゆがみを正すとともに、国民要求実現のために全力を挙げます!

大船渡山林火災対策本部(小池晃本部長)会議開く

 高橋千鶴子前衆院議員からオンラインで現地の報告を受け懇談。

 東日本大震災の津波被害で高台移転した住宅が山林火災で損害を被る事態に。

 避難者への情報提供、住宅支援、わかめ漁など生業支援、被災者生活再建支援法の適用・制度拡充などただちに。


大船渡火災 支援が必要/共産党が対策本部設置、初会合

「しんぶん赤旗」3月4日・1面より

 日本共産党は3日、「大船渡山林火災対策本部」(本部長・小池晃書記局長、事務局長・岩渕友参院議員)を設置し、国会内で初会合を開きました。田村智子委員長も参加しました。高橋千鶴子本部長代理・前衆院議員がオンラインで、2日に党岩手県議団、大船渡市議団、陸前高田市議団らと現地に入り、調査した被災地の現状や国への要望などを報告しました。現地に支援センターを設置し、募金を呼びかけます。(募金への協力のお願い2面)

 小池氏は「住民は津波被害に続いて山林火災に遭い、非常に深刻で苦しい状況に陥っている。大規模な支援が必要だ」と話しました。

 高橋氏は、火災面積が3日現在、2100ヘクタールまで拡大していると説明。1896世帯4596人(人口の14%)に避難指示が出ていると述べ、被災者の最大の要求は「情報がほしい」「わが家はどうなっているのか」というもので、「国の対応が求められている」と報告しました。また、「空いている災害公営住宅は四十数件あるので高齢者などを優先してほしいが、その数では当然足りないので民家の空き家の活用など検討が必要」と指摘。「津波被害の後の山林火災で2度目の住宅再建ができるかどうか、再建支援がうけられるのか、二重ローンとならないようにしてほしい」と強調しました。


「大船渡山林火災緊急募金」へのご協力を訴えます/日本共産党中央委員会/2025年3月4日

「しんぶん赤旗」3月4日・2面より

 2月26日に発生した岩手県大船渡市での山林火災によって、甚大な被害が発生しています。避難指示は、3月1日現在、1896世帯4596人(人口の14%)にもおよんでいます。3月3日現在で、焼失面積は2100ヘクタール、建物被害は掌握できないほどです。総務省消防庁は、今回の焼失面積は、これまでに日本で発生した山林火災を上回るものとしています。

 日本共産党は、被災されたみなさまに心からのお悔やみとお見舞い申し上げ、救援・救命活動や要望の聞き取りなどの活動に全力をあげるとともに、全国のみなさんに、緊急募金へのご協力を訴えます。

 お預かりした救援募金は、日本共産党の政治活動のための資金と区別し、全額を被災者救援、被災自治体のために活用します。

 募金は、下記で受け付けています。

【郵便振替】
 口座番号 00170―9―140321

 加入者名 日本共産党災害募金係

 「払込取扱票」通信欄に「大船渡災害募金」などを必ずご記入ください。手数料はご負担願います。

市議選の迫った入間市で街頭演説会

 安東よし子・佐藤ただし両市議、たやま雅子さんと訴え!

 国保税など負担増押しつけのオール与党議会の中で市民の暮らしを守る日本共産党の3議席。

 カネで動く政治の一掃を!

 医療・介護改悪の自公維の3党合意文書は撤回を!

 大軍拡、大企業減税やめて消費税減税を!

【しんぶん赤旗掲載】安倍派幹部招致で一致/野党国対委員長が会談

「しんぶん赤旗」3月1日・2面より

 日本共産党、立憲民主党、日本維新の会、国民民主党、れいわ新選組、有志の会の6党・会派は28日、国対委員長会談を開き、自民党裏金事件を巡る旧安倍派会計責任者の松本淳一郎氏の参考人聴取を受け、証言とこれまでの旧安倍派幹部らの発言に食い違いがあるとして、塩谷立、西村康稔、下村博文、世耕弘成の旧安倍派幹部4氏の国会招致が必要だとの認識で一致しました。

 私は、真相解明のため4氏の旧安倍派幹部の証人喚問が必要だと強調。さらに、松本氏が裏金づくりが20年以上前から行われていた可能性があったと証言したとして、「20年以上前の清和研会長だった森喜朗元首相の証人喚問が必要だ」と主張しました。

 2025年度予算案審議について私は、予算案修正をめぐる自民・公明・維新の3党合意は大きな問題があると指摘。社会保障の公費負担を28年度までに1・1兆円削減するとした政府の「改革工程」や、国民医療費の総額の4兆円削減を盛り込んでいることをあげ、「国民生活を脅かすことになりかねない極めて重大な中身であり、十分な議論をすることが必要だ」と強調しました。

【予算委員会分科会】米軍所沢通信基地火災/地元消防による原因究明を/日米地位協定の抜本的改定こそ

 私は、昨年12月に米軍所沢通信基地で発生した火災について、地元の埼玉西部消防組合が米軍の要請で消火活動に従事したものの火災原因の調査を行うことができない実態を告発、地位協定の抜本的改定を求めました。

 私は、近隣の美原中学校において休み時間中煙を吸わないように校舎に戻る、下校の際は同基地を避けるなど「地域住民の生活に多大な影響を及ぼしかねない火災だった」と指摘。消防法に基づけば原因究明は自治体消防の責務であるのに「鎮火に当たった地元自治体消防が火災原因究明に関与できないのはおかしい」と迫ったのに対し、村上誠一郎総務大臣は「日米地位協定に基づき、立入りについては米側の個別同意が必要と承知」と述べるにとどまりました。

 同基地のほかにも近隣の朝霞キャンプや大和田通信所など、米軍基地と地元消防の間で消防相互応援協定を締結しているケースがありますが、その内容は必ずしも公表されているわけではありません。

 私は「地元の住民の暮らし・安全を守るためにも、火災原因の究明に地元消防が関与する仕組みをつくることが必要」と協定の公表、米軍特権を認めている日米地位協定の抜本改定を強く求めました。

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「議事録」

第217回通常国会 令和7年2月27日(木曜日)予算委員会第二分科会 第1号

○塩川分科員 日本共産党の塩川鉄也です。

 今日は、まず、埼玉県八潮市の下水道破損に伴う道路陥没事故について質問をいたします。

 現地におけるトラックドライバーの方の救出に是非とも御尽力をいただきたい。また、陥没事故現場のすぐ下流にあります中川流域の下水道処理施設は、全国に二千二百ある下水道事業の中で九番目という大規模な施設であります。下水道を利用する百二十万人の住民生活に深刻な影響が出ました。事故現場周辺の住民の方は、下水の臭いや工事の騒音にも悩まされております。上流部では、下水の河川への放流が継続をし、流域住民の生活環境を害するものとなっております。

 このような大規模施設で下水道管の破損が起きれば住民に多大な負担がかかることが明らかになりました。この間、国が下水道事業の広域化を推進してきたのに、大規模施設に着目した点検基準を定めていなかった責任は重大であります。

 また、国が下水道事業への公営企業会計の適用を推進したため、下水道事業は、住民による受益者負担の原則に基づき、独立採算で運営をされております。事故の復旧工事の費用を、下水道料金という形で迷惑を被っている住民に負担を転嫁することがあってはならない。

 そこで、まず国交省にお尋ねをします。埼玉県は、八潮市における道路陥没事故に係る中央幹線復旧対策工事の事業費四十億円、それ以外に、応急復旧に十・五億円の経費としております。埼玉県から国への要望書においては、応急復旧及び本復旧に対し、国からの財政的支援を要請しておりますが、これにどう応える考えでしょうか。

○松原政府参考人 お答え申し上げます。

 国土交通省では、救助活動や下水道の応急復旧が速やかに進むよう、現地に専門家を派遣するとともに、陥没箇所の水位を低下させるため排水ポンプ車を派遣するなど、最大限の支援を行っています。

 また、復旧に向けては、復旧工法の検討に関して埼玉県が設置した有識者委員会に国土交通省の職員も参加するなど、関係機関と連携して取組を進めているところでございますが、財政支援については、復旧工事の内容などを踏まえつつ、しっかりと支援できるよう検討してまいります。

○塩川分科員 改築においては、これは社会資本整備交付金の交付、そういう対象にもなるということは、それでよろしいでしょうか。

○松原政府参考人 繰り返しになりますが、復旧工事の内容などを踏まえながら、しっかり支援できるよう検討してまいります。

○塩川分科員 改築の場合は交付金の補助対象にはなる。

○松原政府参考人 一般論として申し上げれば、改築に関する交付金の措置というのがございます。

○塩川分科員 また、この場合、改築に当たるかどうかというところも含めてあると思うんですけれども、実際には、改築ではなく修繕という形で対応する場合もあるかもしれない。でも、そういった修繕については現行交付金の対象外だというふうに聞いているんですが、こういった大規模な施設の破損が生じているといった点についても、将来に向けては、予防保全の観点からも、これはやはり修繕についても補助対象とする、そういうことが実際の対応を迅速に行うことにつながるんじゃないのか、予防保全の観点からも、修繕も補助対象とする、そういうことも考えるべきではないかと思いますが、いかがですか。

○松原政府参考人 まずは、本件に関する財政支援についてしっかり支援できるよう検討を進めてまいりたいと考えております。

○塩川分科員 国交省が検討委員会を立ち上げました。政策研究大学院大学の家田仁先生が委員長をされておりますが、家田委員長が、その会議の場で、百二十万人という人数は一つの大都市、これが非常に長期にわたって影響を受けているというのは、自然災害でいえば激甚災害に相当するような重大な事態だと述べておられました。

 そういう点でいえば、復旧工事に対して、そういう意味では、激甚災害相当というのであれば、補助のかさ上げを行うとか、こういった国としての特別な財政支援をこの際きちんと考え、具体化をすべきではありませんか。

○松原政府参考人 本件について、まだ復旧工法の検討なども進めているところでございますし、そうした内容も踏まえながら、まずは、本件についてどうやって支援できるのか、そこのところをしっかり検討していきたいと考えております。

○塩川分科員 特別な事態、事例ということで、県から国への、財政的な支援が具体的に要望されているわけですから、それにどう応えるのかということについては、県ともよく連携もしながらということでありますけれども、しかるべき対処を求めたいと思っております。

 実際に、こういった下水道管の事故において、下水の排出を抑制してほしいという県からの要請があるわけであります。ですから、飲食店など、事業者の方への影響も大変大きなものがありました。

 お近くのラーメン屋さんなどでは、いろいろ料理を提供するにしてみても、どうしても水洗いが必要になるような油を使用する料理とかというのを控えなくちゃならない。県の下水道自粛要請に応えて、鍋や皿を洗うのに大量の水が必要ないため物などについては、こういうのは控える、注文については申し訳ないけれどもとお断りをするということなんかも含めて、事業者の方々に大きな影響が出ているわけであります。

 こういった営業に影響を受けた事業者への補償が必要ですが、この点については、国としてはどう対応されるのか。

○松原政府参考人 営業に影響を受けた事業者への支援についてのお尋ねにつきましては、国土交通省としてはコメントを差し控えさせていただければと思います。

 国土交通省としては、復旧工事に向けた財政支援について、しっかり支援できるよう検討してまいりたいと考えております。

○塩川分科員 村上大臣、どうでしょうか。

 実際、事業者の方がいろいろな影響を受けている、補償が必要じゃないかという声というのは上がっているわけです。

 この前、県議会でも、埼玉県側からは、こういった損失の補填については、全容がある程度明らかになり次第速やかに予算を含めて適切に対応していきたいと述べているそうですけれども、是非、国としても、しかるべき支援、対応策を考えていただきたいと思うんですが、大臣のお立場でお答えできることがあれば。

○村上国務大臣 我々としましては、復旧に要する経費につきましては、下水道の道路の建設改良費に対して下水道事業債を活用する場合には、いろいろな地方交付税措置等を講じているんですが、その事故における損失については、我々の管轄ではないような気がしますので、ちょっとコメントは差し控えたいと思います。

○塩川分科員 具体的な損失の補償などについて、やはり目配りをしていくということは必要じゃないかなと思うんですが、その辺のお考えだけでも。

○村上国務大臣 私も法学部出身ですが、法的な因果関係が例えば総務省に対してあるのかどうかという面では、私は今のこの事件においてはないような気がしますので、そこら辺はまた別の担当の方でお考えいただけたらと思います。

○塩川分科員 後でも少しやり取りしますが、やはり、企業会計に移行する、そういったことについて総務省が促してきたという経緯の中で、広域化も行われた中での大規模なこういった破損が生じている、そういう経緯なども含めて、国全体としても、しかるべき補償に当たっての対処が必要ではないのかということは申し上げておきます。

 今、若干お答えもあったんですけれども、大臣に重ねて伺いますが、埼玉県から国への要望書では、今回の応急復旧及び本復旧に際しては、関係地方公共団体の負担も多大になることから、一般会計の負担が生じる場合は、地方交付税による財政措置など、地方公共団体及び住民負担の軽減を図るよう要請をしておりますが、これにどうお応えいただけるでしょうか。

○村上国務大臣 先ほどちょっと触れましたけれども、復旧に要する経費につきましては、総務省におきまして、下水道の道路の建設改良費に対しましては、下水道事業債を活用する場合、その元利償還金の一部に地方交付税措置を講じております。

 今後とも、埼玉県と連携して、この地方財政措置の活用について対応していきたい、そういうふうに考えております。

○塩川分科員 国の責任も問われる今回の下水管事故について、その負担を国が責任を持って対処すべきだということを申し上げておきます。

 続けて国交省にお尋ねしますが、下水道事業に関して、国は民間委託の推進を図り、PPP、PFI事業の推進を図ってきております。

 今回のこの事故に当たっての埼玉県の国への要望書では、現在、国が推進しているウォーターPPPについては、インフラの長期にわたる更新にめどがつくまでは、慎重に検討していただくようお願いします、また、下水道に対する国の財政的支援については、ウォーターPPPを前提条件としない制度設計を再考いただくようお願いしますと、国によるウォーターPPPの推進に対して慎重な対応を求めております。

 国は、汚水管の改築に係る国費支援に関して、ウォーターPPP導入を決定済みであることを令和九年度以降に要件化するとしております。つまり、ウォーターPPPを導入しなければ国の交付金は出しませんよという脅しのようなやり方、これは許されるものではありません。このようなウォーターPPPの押しつけはやめるべきではありませんか。

○松原政府参考人 お答え申し上げます。

 人口減少が進み、自治体の下水道事業を担う職員の方々が減少などする中で、ウォーターPPPという官民連携の取組は、地方公共団体が最終的な責任を持つことを前提に、民間の人材や技術力の活用によりまして、下水道施設の維持管理や更新を長期的観点から効果的に進められるなどのメリットがあり、下水道の基盤強化に向けた有効な施策であると認識しております。

 そのため、国土交通省におきましては、下水道事業を将来にわたって持続可能なものとするために、委員御指摘ございました、令和九年度以降、防災・安全交付金などを活用した下水道管の改築に当たって、ウォーターPPPの導入を決定済みであることを交付要件とし、その導入促進を図っているところでございます。

 地域の実情に即したウォーターPPPの推進が下水道施設の更新の加速化や下水道事業の持続性の向上につながるよう、引き続き、自治体の御意見などを伺いながら、よりよい制度づくりに努めてまいります。

○塩川分科員 PFIを含むPPPの事業に当たって、元々その発祥のイギリスなどでも、もうPFI事業についてはやめましょうと大きな見直しの議論が起こっているときに、周回遅れでこれを進めようとしているのが日本の事業でありますから、こういう点について、今、こういった具体の事項にも関わる要望が県からも上がっているようなときに、見直しこそ必要であります。

 埼玉県は、県議会における答弁でも、PPPの導入に当たっては、モニタリングや情報開示、災害時の対応など様々な課題があると、PPPに関する懸念を述べております。

 国交省にお尋ねしますが、ウォーターPPPの一つである管理・更新一体マネジメント方式では、契約時に見積もった工事費や維持管理費を削減できた場合などに削減分をシェアするプロフィットシェアの導入を掲げております。これは、民間の利益追求によって、安全のためのコスト、維持管理費の削減、それがもうけになる、こういった安全のためのコストが削減されることになりはしないのか、こういうことを覚えるわけですが、その点についてはいかがでしょうか。

○松原政府参考人 お答え申し上げます。

 官民連携を導入した場合でも、下水道管理者は地方公共団体でございまして、地方公共団体が事業の最終責任を負った上で実施することとされておりまして、民間事業者が提供するサービス内容や水準、災害対応等の安全、安心に関する役割分担といった管理運営の内容については、契約で明確に規定することとなっております。

 また、地方公共団体は、民間事業者が契約に従い適正かつ確実にサービスを提供しているか、実施状況を定期的にモニタリングすることとしております。モニタリングの結果、求める基準を満たさない場合には、地方公共団体が民間事業者に対して速やかに改善の指示などをすることも可能でございます。

 なお、官民連携の取組につきましては、これまで大きな問題は生じていないと聞いておりまして、事業が適切に実施されているものと認識しているところでございます。

○塩川分科員 契約に基づいて、元の基準について妥当かどうかのモニタリングをするというんですけれども、その元の基準そのものが妥当だったのかということが、是正するというのができないというのがPFI、PPP事業の問題点であるわけで、初期設定について問題があったときに、じゃ、それをしかるべく是正できるのかといったことで、民間の利益との関係でもその点が非常に課題となっているところであります。

 官民連携のPFI、PPP事業のメリットとして、民間の人材や技術力の活用ということがありますけれども、自治体側にそういった技術継承が困難になるんじゃないのかという懸念の声があるわけですよ。

 埼玉県も検討会議を行っておりますが、これまで、ウォーターPPPを含めた検討を行う会議において、委員の方の意見としても、ウォーターPPPを導入し始めると埼玉県の中にノウハウが残らなくなってしまうのではないか、例えば十年間発注して、民間企業も営利目的でやっているので、そこで何か問題があったとき、やはり違う事業者に委託したいとなったときに、県の方にノウハウが残らないとなかなか苦しいことになる、事業者を別に変えようと思ったときに、自治体側にノウハウ、技術、技能、蓄積がなければ、そういった新たに切り替えることについても困難さが伴うという意見も出ておりましたし、ウォーターPPPについては、他の地方公共団体でも技術継承がしっかりできるかというところが大きな懸念として挙げられている、このように危惧の声が上がっているわけであります。

 このような、PPPなど民間委託が進むことで自治体における技術継承が困難となるのではないか、こういう危惧については、国としてはどのように受け止めておられますか。

○松原政府参考人 ウォーターPPPについては、自治体の技術系職員を始めとした下水道事業を担う方々が減少する中で、下水道の基盤強化に向けた有効な施策であると認識しておるところでございます。

 また、官民連携においても、地方公共団体が責任を持って下水道事業を適切に行うために、議員御指摘のとおり、地方公共団体職員の技術承継は重要だと考えております。

 官民連携の事例におきましては、先ほども申し上げたモニタリングの実施により、民間事業者が提供するサービス内容や水準が契約どおりに適切に行われているのかを確認するほか、地方公共団体の職員が運営状況などについて民間事業者と定期的に打合せや報告徴収を行っております。

 さらに、地方公共団体の職員の方が民間事業者による事業運営に関する研修に参加し、技術やノウハウの共有を図る取組や、民間に委託する処理区を限定して、地方公共団体の職員が事業を行う部分を残すなどによりまして、地方公共団体における技術承継のための工夫をしていると承知しております。

 国土交通省といたしましては、持続可能な下水道事業に向けまして、職員の技術継承の重要性やその事例について、ガイドラインなどで地方公共団体に周知、情報提供してまいります。

○塩川分科員 しかし、実際に下水道事業における職員数というのは大幅に減ってきているというのがこれまでの推移であります。

 大臣にお尋ねいたしますが、下水道事業において国が広域化、民間活用を推進したことによって、下水道事業に従事する職員数は大幅に削減をされてきました。下水道職員数は、一九九五年の約四万七千人から、二〇二三年には約二万七千人へと激減をしております。埼玉県においても、二〇〇四年の二百四十八人から二〇二四年の二百二十九人へとの減少もあります。こういったことが下水道事業の維持管理や技術、技能継承を困難にしてきているのではないのか。その背景に、地方行革指針などを踏まえた、総務省が自治体職員における技能労務職員の正規採用の抑制や業務の民間委託を進めたことが今回のような事故の遠因となっているのではないのか。ここの点について、大臣、お答えください。

○村上国務大臣 御承知のように、埼玉県八潮市における今回の道路陥没事故につきましては、事故原因に係る調査が進められているというふうに承知しております。

 また、技能労務職員を含む自治体の定員につきましては、各自治体において、行政の合理化、能率化を図るとともに、行政課題に的確に対応できるよう、地域の実情を踏まえつつ、適正な定員管理に努めていただくことが重要と考えております。

 一方で、下水道事業については、事業に従事する職員数が減少傾向にある中で、将来にわたり持続可能な経営を確保するための取組を進めることが全国的な課題となっております。

 このために、総務省としましては、中長期的な経営の基本計画である経営戦略を適切に策定、改定しながら、計画的に組織、人材の強化を図りつつ、業務効率化にも取り組むよう自治体に助言してまいったところであります。引き続き適切に対応してまいりたい、そういうふうに考えております。

○塩川分科員 技能労務職員については、民間水準と比べると給与も高いからそれを下げろとか民間委託をしろとか、これを推進してきたのは総務省であるわけですから、その結果としてこういった下水道職員の現場の職員数の減少にもつながっているし、そのことが技術、技能継承を困難にして、実際の建設のときにいたようなスタッフが今はほかの部署に移って、維持管理に従事するような専門職員が減らされて、実際配置がされていないとかいう現場の実態を踏まえたときにも、こういった技能労務職員を減らすようなそういったリストラを進めてきた国の姿勢というのは厳しく問われる。こういったことを大本から改めて、必要な職員を配置する地方財政措置というのを求めたいと思っています。

 下水道事業におけるウォーターPPPの推進が、民間の利益追求によって安全のためのコストが削減をされる、また、自治体における技術継承が困難となる、さらには、情報開示の後退によって監視機能の低下といった重大な危惧が生じる。宮城県の問題などでもそのことが指摘をされております。こういった国の交付金を脅しの材料にしたウォーターPPPの押しつけはやめるべきだということを申し上げておきます。

 残りの時間で、米軍所沢通信基地内の火災問題についてお尋ねします。

 昨年十二月二十日午後一時過ぎ、米軍所沢通信基地内で火災が発生し、埼玉西部消防組合の消火活動により午後三時過ぎに鎮火をしましたが、基地内の約一ヘクタールの草地が焼損しました。火災は、基地北側中心部から美原中学校東のアンテナ周辺まで広がり、西側フェンスに沿った歩道部分まで焼け広がりました。

 美原中学校では、休み時間中、煙を吸わないように校舎に戻るとか、下校の際は米軍通信基地を避けるなどの対応が取られ、市民生活にも大きな影響がありました。

 米軍の要請により、埼玉西部消防組合が基地内に立ち入り消火活動を行いましたが、火災原因の究明に自治体消防は関与しておりません。地域住民の生活に多大な影響を及ぼしかねない火災だったのに、鎮火に当たった地元自治体消防が火災原因究明に関与できないのはおかしいのではないのか、総務大臣としてお答えください。

○村上国務大臣 米軍の所沢通信施設につきましては、地元消防当局である埼玉西部消防局と米軍横田基地との間で消防相互応援協定を締結し、万が一の火災等の発生に備えているものと承知しております。

 今般の火災においても当該協定に基づき消火活動が行われたものと認識しておりまして、火災の原因究明についてでありますが、日米地位協定において合衆国側は、その施設・区域内において、それらの設定、運営、警護及び管理のための必要な全ての措置を取ることができることとされております。

 日米地位協定の解釈につきましては所管外でありますので、日米地位協定の規定に基づき、在日米軍施設・区域への立入りについては、原則として米側の個別の同意が必要となるというふうに承知しております。

 以上であります。

○塩川分科員 本当に地域にまで影響を及ぼしそうな、そういった火災であるにもかかわらず、実際に、それも消火活動を行ったのは自治体消防であるわけです。消防法に基づけば、当然、この火災原因の究明というのは自治体消防の責務として行われているわけなのに、米軍基地内であるがゆえに、その原因究明も自治体消防として明らかにすることができない。これは余りにもおかしいのではないのかということで。

 過去にも、一九九〇年にもぼやがあって、それを受けて基地のフェンスに、下の方に消防ホースの貫通孔を作ったということもあったそうですから、米軍基地内には消火設備もないわけで、外務省、米軍基地内の火災の鎮火に当たった地元自治体消防が火災原因究明に関与する仕組み、必要じゃありませんか。

○熊谷政府参考人 お答え申し上げます。

 日米地位協定第三条の1に基づきまして、米国は、在日米軍施設・区域内におきまして、それらの設定、運営、警護及び管理のため必要な全ての措置を取ることができるとされております。在日米軍施設・区域への日本側の立入りにつきましては、原則として米側の個別の同意が必要となるということでございます。したがいまして、地元自治体の消防当局による立入り、あるいは原因調査が一概に認められるものではないということでございます。

 もっともでございますが、施設・区域の使用に当たりましては、在日米軍は、日米地位協定第三条の3に従いまして、公共の安全に妥当な考慮を払うという必要がございます。

 外務省といたしましても、地元の自治体の御意向も踏まえつつ、関係省庁とも連携して、米側と緊密に協力してまいる所存でございます。

○塩川分科員 米軍基地内だと口が挟めないというのが前提になっている地位協定、その下で、地域住民が影響を受けかねない火災についても、その原因の究明について自治体消防が責任を持って行うことができない、これは余りにもおかしいということについて、結局、地位協定ですからという回答だけでは、これでは納得がされない。

 例えば、二〇一五年八月に、米陸軍相模原補給廠内の倉庫において爆発を伴う火災が発生しました。事故現場は酸素ボンベ等が保管をされていた場所で、相模原市の消防局は、在日米陸軍からの依頼に基づき、消防隊員を出動させたわけであります。相模原市議会は、在日米陸軍に対して、原因究明に当たっては、最終的な調査結果を発表する前においても、適時適切な情報提供に努めることなどを要請しておりました。その後、在日米陸軍立会いの下、同市職員が基地内に立ち入り、酸素ボンベの保管場所や保管状況を現場確認しております。少なくとも、このような地元自治体の関与を保障すべきだ。

 防衛省にお尋ねしますが、米軍と米軍基地所在自治体消防との間で消防相互応援協定が締結されている例があります。米軍所沢通信基地と埼玉西部消防組合は、消防相互応援協定を締結しておりますが、公表しておりません。横浜市や岩国市など、協定文書を公表しているところもあります。埼玉県内にある米軍基地である大和田通信所や、また、キャンプ朝霞など、全国の米軍基地と地元消防との消防相互応援協定はどうなっているか、明らかにしていただきたい。所沢通信基地の協定を始め、協定内容を公表すべきではありませんか。

○森田政府参考人 お答え申し上げます。

 米軍基地と地元消防との消防相互応援協定につきまして、防衛省として網羅的に把握しているわけではございませんけれども、お尋ねの大和田通信所、キャンプ朝霞につきましては、地元の消防当局である朝霞地区一部事務組合と横田基地との間で消防相互応援協定が締結されているということを確認しております。

 その上で、お尋ねの所沢、あるいは大和田、キャンプ朝霞に係る消防相互応援協定につきましては、米側に確認をしたところ、本協定は二者間で保有するものであり、公表を念頭に置いたものではない旨の回答があり、また、消防当局の方からも同様の認識が示されたところでございます。

 このことから、防衛省からはその内容を明らかにすることができないことについては御理解願いたいと存じます。

○田所主査 申合せの時間が経過しましたので、御協力をお願いします。

○塩川分科員 明らかにしている、公表している自治体もあるわけですよ。そういった点においても、やはり地元の住民の暮らし、安全を守るためにも、こういった火災原因の究明に地元消防が関与する仕組みをつくることが必要ですし、そもそも、米軍特権を認めている日米地位協定の抜本改定を求めて、質問を終わります。