【内閣委員会】国家公務員給与関連法案質疑/給与を抑え込む仕組み追及/比較対象企業の規模引き上げを

 国家公務員の給与2法案と育児休業法案について採決を行い、可決しました。日本共産党は、月例給やボーナスを引き上げる一般職給与法案、総理大臣や国務大臣等の給与引き上げを当分の間据え置く特別職給与法案、育児時間制度を拡充する育児休業法案、いずれにも賛成しました。

 私は、今年の春闘における主要企業(従業員1000人以上)の賃上げは5.3%(厚生労働省公表)だったのに対し、法案の月例給引上げは定期昇給分を加えても約3.6%に留まっていると指摘。その理由を質問しました。人事院川本裕子総裁は、人事院は官民比較の調査対象を従業員50人以上の企業としており「厚労省と調査対象が異なることが賃金上昇率のちがいにつながっている」と答えました。

 私は「比較対象とする企業の規模を『50人以上』から引き上げるべきだ」と求めると川本総裁は「人事院が行っているさまざまな会議でも委員から引き上げに関する指摘をいただいている。その検討をしていく」と答えました。

 また、私は、給与に最大20%の差を設ける地域手当について質問。市町村ごとである級地区分を都道府県ごとにする「大くくり化」によって、埼玉県では25市町で級地引き下げとなり、東京23区と隣接する川口市などでは都との格差が14%から16%に拡大すると指摘。埼玉県からも、級地区分は保育の公定価格にも準用されるため保育士の確保が困難になるとの批判が出されているとして「川を1本挟んでいるだけで生活圏は同じだ。地域手当は抜本的見直しを」と迫りました。平将明国家公務員制度担当大臣は「どのような影響があるか想像力を働かせて議論する必要がある」と答えました。

 

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給与抑え込む官民比較/衆院内閣委/国家公務員給与法案/塩川議員が批判

「しんぶん赤旗」12月16日・2面より

 衆院内閣委員会は12日、国家公務員の給与2法案と育児休業法案について採決を行い、可決しました。日本共産党は、月例給やボーナスを引き上げる一般職給与法案、首相や国務大臣等の給与引き上げを当分の間据え置く特別職給与法案、育児時間制度を拡充する育児休業法案のいずれにも賛成しました。

 共産党の塩川鉄也議員は、今年の春闘での主要企業(従業員1000人以上)の賃上げは5・3%だったが、法案の月例給引き上げは定期昇給分を加えても約3・6%にとどまったのはなぜかと質問。人事院の川本裕子総裁は、同院が官民比較の調査対象を従業員50人以上の企業としていることが「賃金上昇率の違いにつながっている」と答えました。塩川氏が「『50人規模』を引き上げるべきだ」と求めると、川本総裁は「検討をしていく」と答えました。

 また塩川氏は、給与に最大20%の差を設ける地域手当について質問。市町村別の級地区分を都道府県別にする「大くくり化」によって、埼玉県では25市町が級地引き下げとなり、東京23区と隣接する川口市などでは都との格差が14%から16%に拡大すると指摘。埼玉県からも級地区分は保育の公定価格にも準用されるため保育士確保が困難になると批判が出ているとして「川を1本挟んでいるだけで生活圏は同じだ。地域手当は抜本的見直しを」と迫りました。

 平将明国家公務員制度担当相は「どのような影響があるか想像力を働かせて議論する必要がある」と答えました。


「議事録」

第216回臨時国会 令和6年12月12日(木曜日)内閣委員会 第3号

○塩川委員 日本共産党の塩川鉄也です。

 人勧の質疑を行います。官民比較の企業規模問題について質問をいたします。

 今年八月の人事院勧告は、民間給与との較差が二・七六%あるとして引上げ改定となっておりますが、国家公務員の二〇二五年一月の平均昇給率は何%か、人事院にお尋ねします。

○佐々木政府参考人 お答えいたします。

 二〇二五年、令和七年の一月の昇給率は〇・八九%でございます。

○塩川委員 今お答えがありましたように、人事院勧告による引上げ二・七六%に定期昇給分〇・八九%を加えても、三・六五%であります。一方、厚労省が公表しております今年の春闘における主要企業、大企業の賃金上昇率は、定期昇給分も含めて五・三三%となっております。

 この三・六五%と五・三三%となっている、こういう差が生じているのはなぜなのか。人事院が官民比較の対象とする企業規模を従業員五十人以上としていることがその背景、理由になっているのではありませんか。

○川本政府特別補佐人 お答え申し上げます。

 人事院が勧告に際して行っている職種別民間給与実態調査は、企業規模五十人以上かつ事業所規模五十人以上の事業所を対象に行っておりまして、調査対象となる企業の範囲などが厚生労働省の調査とは異なっておりますので、こうした違いが賃金上昇率の違いにつながっていると考えております。

○塩川委員 企業規模の比較対象が五十人以上となっている。

 そういった点で、今回、人事院は、今年の公務員人事管理の報告の中で、人事行政諮問会議、人事院参与会、公務員問題懇話会などにおいて、人材確保が危機的となっている大きな要因として比較対象企業の規模が挙げられ、その引上げの必要性が強く指摘をされている、適切な報酬水準の設定に向け、比較対象となる企業規模について検討を進めるとしております。

 どのような問題意識でこのようなことを記載をされたのか、今後何を行っていくのか、この点について御説明ください。

○川本政府特別補佐人 官民給与の比較を行う際の企業規模については様々な御議論がありますけれども、国家公務員の人材確保が危機的な状況にある中で、人材確保の要請も考慮した民間企業従業員の給与の把握の在り方が重要な検討課題になっていると考えています。

 この点、人事院で行っている人事行政諮問会議や参与会、公務員問題懇話会等においては、国の公務の規模などの観点から、より規模が大きい企業のみと比較するべきとの御議論や、民間企業等との人材確保における競合がある中で、公務に有為な人材を計画的かつ安定的に確保、維持する必要があり、そのような観点を踏まえた適正な給与水準を確保することが重要との御指摘をいただいております。

 こうした御指摘も踏まえまして、今後、官民給与の比較対象となる企業規模の在り方について検討を進めていきたいと考えております。

○塩川委員 人材確保が危機的な状況だ、そういった点で、賃上げをしっかり行うためには今の企業規模の比較だと駄目なんだ、五十人以上については引き上げる、こういう方向で検討するということでよろしいですか。

○川本政府特別補佐人 企業規模について検討を進めていくということでございます。

○塩川委員 企業規模を引き上げる方向で検討するということですね。

○川本政府特別補佐人 出ている御議論はそういうことですので、その検討をしていくということでございます。

○塩川委員 先ほども紹介されましたけれども、人事行政諮問会議の委員の発言の中でも、公務員の給料が安いというのは誰に聞いても異論を唱える人はいない、これだけ全国区で仕事をしながら、責任も年々重くなりながら、比較対象は五十人規模の企業である、これには驚いた、必ず引き上げるべきだと。公務員問題懇話会の出席者も、もっと大きな企業と比較するなど、企業規模を見直すべきではないのかと。そういう点で、引上げの方向で見直すというのは当然のことだと思います。

 でも、そもそも何で引き下げたのかという問題があるんですよ。二〇〇六年に、それまで百人以上だった企業規模を五十人以上に拡大した、これが間違いだったということじゃありませんか。

○川本政府特別補佐人 お答え申し上げます。

 国家公務員の給与については、社会的な理解、関係各方面の御理解が得られるものであることが大変に重要です。このような要請の下、人事院は、その時々の経済雇用情勢等を反映して決定される民間企業従業員の給与水準と国家公務員の給与水準を均衡させることを基本として勧告を行ってきています。

 比較対象企業の規模を五十人以上に拡大した際は、その当時の社会経済情勢を踏まえまして、社会的な理解、関係各方面の理解が得られるよう見直しを行ったと認識しております。

 今後とも、社会的な理解、関係各方面の御理解、公務に必要な人材の確保という観点を踏まえまして、適切に対応していきたいと考えております。

○塩川委員 当時の社会経済情勢、社会的な理解というお話をされましたけれども、当時は、公務員バッシングなんですよ。とにかく公務員をたたくということが、やはり大きく強調されたときであって、そういう中で、自民党など政府からも、繰り返して公務員の人件費削減政策を要求をし、官民比較の企業規模を拡大するよう三回も閣議決定を行って、人事院に圧力をかけたわけです。

 二〇〇五年十一月の閣議決定の行政改革の重要方針では、総人件費を大胆に削減するとまで言ったわけで、そのための具体策の一つとして挙げられたのが比較対象企業の規模拡大であります。こういったことに同調したのが人事院で、まさに人事院の独立性が問われる大問題だった。

 そういう点でも、こういった公務員の総人件費抑制方針、平大臣、もうきっぱりと撤回をすべきではありませんか。

○平国務大臣 塩川委員の問題意識は共有をしたいと思います。

 どの部分を共有するかというと、民間企業は賃金がどんどん上がっているし、やはり大企業と中小企業でギャップがあるわけで、そういった中で、本来採れる、今まで採れていた有為な人材が公務員として採れない状況になっている。なので、賃金をしっかり上げていくべきだというふうに私も思います。

 そんな中で、役割分担を人事院としておりますので、人事院とよく議論をしながら、一方で、人事院勧告制度はしっかりと尊重しながらということになるというふうに思います。

 今のお尋ねは、総人件費の抑制の方針は撤回すべきではないかということでありますが、私の認識は、これからどんどん人手不足が加速をしていく中で、給料をそれなりに上げても、人は、数は採れないという社会が出てくるんだろう。その解決の手段として、デジタルガバメントとかAIを実装して、行政のサービスを落とすことなく、比較的少ない人数でも回せるようにしていくということが解決だと思っていて、総人件費は抑制されているけれども一人一人の給料は上がる、そういう政府を目指していきたいと思っております。

○塩川委員 比較対象企業規模の大幅な引上げを強く求めて、質問を終わります。

【政治改革に関する特別委員会】企業・団体献金禁止に背を向ける自民党の姿あらわ

 政治改革に関連する各党の9法案を審議。企業・団体献金の禁止に背を向ける自民党の姿勢があらわになりました。

 私は、自民党から、企業・団体献金の基本的考え方を問われ、政治資金は主権者である「国民の浄財」で支えられるもので、国民一人ひとりの政党への寄付は、国民の選挙権・投票権と結びついた「国民固有の権利」だと指摘。一方「企業・団体献金は本質的に政治を買収する賄賂で、国民の参政権を侵害する」と批判し、「営利目的の企業が巨額の金の力で政治に影響を与えれば、政治が大企業に向けたものになる」「国民主権を貫くためにも禁止が必要だ」と答弁しました。

 私が、各党に企業・団体献金の禁止について問うと、立憲民主党の吉田晴美議員は「企業・団体献金が腐敗や癒着の温床となり、政策決定を歪めてきた」として禁止を主張。維新の会の池下卓議員も、抜け道を作ることなく禁止すべきだと主張しました。

 一方、自民党の小泉進次郎議員は「企業献金が悪で、個人献金は善との立場はとらない」と、禁止しない考えを表明。さらに、小泉氏は、自民党だけが禁止に反対ではなく「禁止するという立憲案も『政治団体を除く』としており一部禁止だ」と述べました。

 これに対し、私は「2000年以降、企業・団体が政治団体に献金することは、すでに禁止だ。そもそも企業・団体献金が政治団体を通じて流れる仕組みはない」と反論しました。

 公明党の中川康弘議員は「学者の見解も諸説ある」とし広く意見を聞いて判断・検討すると主張。国民民主党の臼木秀剛議員も「透明性を高める」と主張するばかりでした。

 また、私は、元会計責任者の有罪が確定している岸田派の裏金事件を追及。法案提出者で元岸田派の木原誠二議員は「派閥の幹部でも役員でもなく知る立場にない」と答弁を避けました。私は、疑惑解明にフタをして政治改革を語る資格はない、と強調しました。

 

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企業・団体献金は賄賂/衆院特別委/塩川氏主張、自民は禁止拒む

「しんぶん赤旗」12月13日・1面より

 衆院政治改革特別委員会は12日、各党の政治改革関連9法案を審議しました。

 日本共産党の塩川鉄也国対委員長は、自民党から企業・団体献金の基本的考え方を問われ、政治資金は主権者である「国民の浄財」で支えられるもので、国民一人ひとりの政党への寄付は国民の選挙権・投票権と結びついた「国民固有の権利」だと指摘。「企業・団体献金は本質的に政治を買収する賄賂で、国民の参政権を侵害する」と批判し、「営利目的の企業が巨額の金の力で政治に影響を与えれば、政治が大企業に向けたものになる」「国民主権を貫くためにも禁止が必要だ」と答弁しました。

 塩川氏が企業・団体献金禁止について問うと、立憲民主党の吉田晴美議員は「企業・団体献金が腐敗や癒着の温床となり政策決定をゆがめてきた」と禁止を主張。日本維新の会の池下卓議員も、抜け道をつくらず禁止すべきだと主張しました。

 自民党の小泉進次郎議員は「企業献金が悪で、個人献金は善との立場はとらない」などと禁止を拒否。「禁止するという立憲案も『政治団体を除く』としており一部禁止だ」と述べました。塩川氏は「2000年以降、企業・団体が政治団体に献金することは、すでに禁止だ。そもそも企業・団体献金が政治団体を通じて流れる仕組みはない」と反論しました。

 公明党の中川康洋議員は「学者の見解も諸説ある」と主張。国民民主党の臼木秀剛議員も「透明性を高める」と主張するだけでした。

 塩川氏は、元会計責任者の有罪が確定している岸田派の裏金事件を追及。法案提出者で元岸田派の木原誠二議員は「派閥の幹部でも役員でもなく知る立場にない」と答弁を拒否。塩川氏は、疑惑解明にフタをして政治改革を語る資格はないと強調しました。


「議事録」

第216回臨時国会 令和6年12月12日(木曜日)政治改革に関する特別委員会 第4号

○塩川委員 日本共産党の塩川鉄也です。

 この臨時国会の最大の焦点は、総選挙での国民の審判に応え、裏金事件の真相解明と金権腐敗の一掃に国会がどう取り組むかにあります。裏金事件の全容解明が求められております。そもそも、裏金事件の全容解明を行わずに総選挙を行ったわけですから、是非、この臨時国会で真相解明を行うことが不可欠だということを申し上げたいと思います。

 自民党案の提出者の方にお尋ねをいたします。

 この自民党の裏金問題についてですが、誰がいつから何のために行ったのか、裏金は何に使ったのか、このことは明らかになっているんでしょうか。

○小泉(進)議員 おはようございます。本日もよろしくお願いいたします。

 まず、政治家同士の議論の場ですから一言申し上げておきますと、今回、今、塩川先生は裏金という形を使っていますけれども、いわゆる不記載ですね。この不記載の問題で、自民党自身も大変重く受け止めて、そして、先般の衆議院選挙においては、対象となった議員は全て重複立候補を禁止。中には非公認の対象者もいたわけです。

 そういった中で、この委員会でも、そういった環境の中でも勝ち上がって、地元の皆さんから、もう一回頑張れ、そういうふうに押し上げられた方もいる中で、ただ、この問題は、やはり制度としても、与野党で共通点を見出しながら、政治の信頼回復を果たしていこうではないかということで、この委員会で今議論をしていると思いますので、そんな思いで、前向きに議論の積み重ねを今日から委員会の場でさせていただければと思います。

 今お尋ねのあった、いわゆる収支報告書への不記載等の問題について、事実関係に関しては、第三者である検察により厳正な捜査が行われて、法と証拠に基づいて、刑事事件として取り上げるべきものは立件をされてきたところです。

 また、自民党においても、党役員を中心に、外部の弁護士も交えて、関係議員や選挙区支部長などからヒアリングを行うなど、事実関係の把握、解明に努めて、既に弁護士による報告書も公表をしているところです。

 それ以上のことについては、私は知る立場にはありませんので、お答えは差し控えさせていただきます。

○塩川委員 検察の場合には、これは刑事事件に相当するものだけの範囲でありまして、その点についても、その範囲が三つの派閥に限られているという点もあります。

 そもそも、まさに安倍派、二階派、岸田派を足すだけでも自民党の議員の過半数に及ぶわけですし、また、五年前以前にはそういった裏金のキックバックもあったんじゃないのか、こういったことはその他の派閥においても問題となってきた。麻生派の例などもあるわけであります。

 そういったときに、そもそも、誰がいつから何のために行ったのか、こういうことについて調査していないんじゃないですか。今お話しになった、弁護士なども入った党の調査報告の中では、調査項目として、誰がいつから何のために行ったのか、そういう調査項目は入っているんですか。

○小泉(進)議員 弁護士がまとめた報告書の中には様々項目がありますけれども、今、塩川委員から、裏金、何に使ったんだという、不記載ですね、不記載、何に使ったのかという、ここは正確にやらせていただきますけれども、この弁護士がまとめた報告書によれば、聞き取り対象者の述べた還付金等の主な使途、これは塩川先生ももう既に見られている上での質問だと思いますので、お分かりいただいた上での質問だと思いますが、委員会のメンバーの皆さんはそこまで見ていないかもしれませんので、あえてここで申し上げれば、その使途は、会合費、研修会の施設経費、懇親費用、小口現金、事務所費、車両購入費、書籍代、人件費、通信費、手土産代、備品・消耗品費、弁当代、リース代、旅費・交通費、翌年以降の派閥のパーティー券購入費用と記載をされています。

 この弁護士の報告書は公表させていただいているところであります。

○塩川委員 いや、私が質問したのは、その調査報告書における質問項目として、誰がいつから何のために始めたのか、そういう調査項目、質問項目があるのかということなんです。お答えください。

○小泉(進)議員 弁護士による報告書の中で、誰がいつからかということも含めて、まさに検察はもう既に捜査をして、刑事事件として取り上げるべきものは立件もされてきて、我が党においても、事実関係の把握と解明に努めて、弁護士による報告書も作成をして公表をして、そして今、この時点にある。

 ただ、今、塩川先生がおっしゃるようなことも含めて、それ以上のことについて私が知っているかと言われれば、私は知りません。そこの中で、今、私はお答えする立場にありますが、現時点でお答えできることについては、このように公表されたものの中で分かっていることはこういうことですと。

 そして、そこで終わらずに、制度の上でも、今まで不十分だ、また、国民の皆さんから信頼を得られない、政治の金の不透明な流れを断ち切らなければならない、そういった思いで、今回の中で、政策活動費の法律上の廃止、そして、我々だけで見るのはどうだろうかということで、第三者機関の設置、こういったことについても法案を提出した上で議論をさせていただきたいというふうに思っているので、是非御理解をいただければと思います。

○塩川委員 誰がいつから何のために行ったのかというのが質問項目であるのかについてお答えがない。ないからなんですよ。

 この質問項目を見ても、調査事項とすれば、派閥のパーティーに関して収入の記載漏れがありましたか、ありませんでしたか、あれば五年分を書いてくださいというだけなんですよ。誰がいつから何のためというのは、そもそも自民党は調査もしていないんですよ。それでどうして全容解明を行うことができるのか。こういうことが国民から厳しく批判をされている、このことをしっかりと受け止めるべきであります。

 そういう点でも派閥のパーティーの在り方が問われたわけでありますので、今日出席いただいている方の中で、岸田派でありました木原さんと国光さん、麻生派であります牧島さんについて、それぞれ、派閥パーティーでのノルマがどのぐらいで、またキックバックがどうだったのかということについてお答えをいただけますか。

○木原(誠)議員 塩川委員にお答えをいたします。

 まず、私、旧宏池政策研究会、宏池会に所属をしておりました。宏池会では、例年、派閥のパーティー、政策集団のパーティーを行い、我々所属国会議員がそれぞれの支援者に御協力をお願いをしてきた、こういうことでございます。

 その際、御質問の一つはノルマということでありますが、ノルマ等は、いわゆるペナルティーがあるような形でのノルマというものは特段ございません。それぞれの議員に、それぞれ最大限努力をするようにということでお話があったというふうに理解をしてございます。

 その上で、キックバックというお言葉を使われましたが、これは、日本語辞典等を引きますと、不正な報酬やリベート、こう書いてあります。私は、そうした形のキックバックというものは受けたことはございません。その上で、派閥からどのようないわゆる還付を受けていたかということを、数字を申し上げます。令和元年二十万円、令和二年五十万円、令和三年百五十四万円、令和四年ゼロ円、令和五年ゼロ円でございます。

 このキックバックという言葉は極めて印象が悪い。私はそのようなことを一切しておりませんし、今申し上げた数字は派閥の政策集団側の収支報告書にも、私の収支報告書にも明確に記載をしているところでありますので、その点、是非御理解いただければと思います。

○国光議員 お答えを申し上げます。

 先ほどの木原議員と同じくでございますが、私の方は、収支報告書に記載させていただいているものに関しましては、令和元年が二百十万円、令和二年が三百六十六万円、令和三年が三百万円、令和四年が七百六万円、令和五年が三十四万円でございます。それ以外につきましての趣旨は、木原議員と同様でございます。

○塩川委員 牧島さんはいらっしゃらないですか。(発言する者あり)ちょっと、事前に伺っていなかったものですから。

 それでは、引き続き木原議員にお尋ねしたいんですけれども、ノルマについて、目標ということで、これは同じ岸田派でありました林官房長官が私とのやり取りの中で、努力目標ではあるけれども、自分のその目標というのは百枚二百万円だとおっしゃっておりました。

 木原議員自身のいわゆる派閥のパーティーにおける努力目標というのはお幾らだったんでしょうか。

○木原(誠)議員 林当時の官房長官でしょうか、外務大臣でしょうか、お答えになった答弁だというふうに思います。

 これも正確にお話しいただいた方がいいと思いますが、林議員は、官房長官は、その時点で自分は座長という立場であったので百万円というノルマ的なものがあったと。しかし、その他の議員についてはそれぞれ努力目標を最大限頑張ってもらうというものであったというふうに御答弁をされていると承知をしています。

 私は、宏池会の幹部でもありませんし、役員でもありませんので、何か事前にこれを努力目標でやりなさいということを言われたことはございません。ただ、私も所属議員でありますので、最大限努力をし、結果として先ほどのような、還付という言葉がいいのかなというふうに思いますが、還付を収支報告書に計上させていただいた、こういうことでございます。

 したがって、努力目標が幾らであったかということは、私自身は実は承知をしてございません。

○塩川委員 先ほど答弁で、林官房長官、百万というか百枚。(木原(誠)議員「百枚です」と呼ぶ)百枚ですよね、百枚二百万円ということで答弁を私の方も受けたところです。

 そういう点では、派閥のパーティーがどんなふうに運営されているのかといった全体像を明らかにするということもやはりこの問題を教訓化する上で極めて重要で、幹部クラスがどうで、そうでない方がどうでとか、そういう全体像を明らかにしてこそ、やはり国民の皆さんの信に堪える、そういった在り方につながると思いますので、これは是非、個々の皆さんの都合ではなく、全体として派閥の関係者の皆さんが明らかにする、自民党として明らかにしていくべき問題だと思います。

 そういう点でいいますと、岸田派の裏金問題につきましても有罪判決が確定をしたところであります。

 この岸田派の派閥収支報告書の不記載について、二〇一八年の一千三百二十二万円の不記載のうち五百五十八万円は寄附の取消し要請があった分だということを林官房長官が答弁で述べております。同年中に寄附者からの申出があり、寄附を取り消して、同年中に返金を行っていたものなんだということですけれども、この寄附者が誰なのか、どのような経緯で行われたのか、それがなぜ不記載となったのか、こういうことについて教えていただけないでしょうか。

○木原(誠)議員 先ほども申し上げましたが、私、派閥の幹部でもありませんし、役員でもありませんので、その件について承知する立場にはございません。

 既にこの件については、座長あるいは当時の事務総長が説明をされているものと承知をしておりますので、是非それを御参照いただければと思います。

○塩川委員 いや、派閥の一員であった、そういう立場からも、この派閥の問題、有罪が確定したようなこういう刑事事件について全体像を明らかにし、解明をし、国民にその旨を示していくということが求められているんじゃないかと思うんです。こういった問題についても、疑問が疑問のままで残っている。

 この点についても、この五百五十八万円というのが、古賀元自民党幹事長が代表を務める古賀誠筑後誠山会に、このような記載漏れについての収支報告書の訂正が行われている。その金額が五百五十八万円と符合しているという点でも、この寄附の取消し要請というのが、この古賀事務所へのお金の返還、言い方を変えればキックバックにも当たるのではないかという疑いの問題などは、これはきちんと明らかにする必要があると考えますが、改めて、いかがでしょうか。

○木原(誠)議員 繰り返しの答弁で恐縮ですが、宏池会はもう今解散をしておりますが、当時五十人弱のメンバーであります。この五十人弱のメンバーがそれぞれの立場で派閥に関わっておりますので、もちろん、その派閥にあった問題について関心を持ち、そしてそのことについて反省をするということは、これは重要だというふうに思いますが、その説明責任については、やはり当時の幹部の皆さん、とりわけ座長、会長、そして事務総長、こうした皆さんが責任を持ってお答えをされるべきものだ、このように思います。

 私がここで、何も知らない私が臆測に基づいて何か答弁することは、かえって混乱を招くことだと思いますので、御容赦いただければと思います。

○塩川委員 派閥の関係者として、実態を明らかにするという立場で臨む必要があるのではないかということを申し上げているわけであります。

 岸田派については、二〇二〇年の収支報告書の訂正で、派閥パーティー収入額が八百九十六万円増加しているのに、購入者数は二千二百十八人のままで変わらないという点が指摘をされて、これは、岸田前総理や、また林官房長官も精査を続けているという答弁で、この問題もずっと精査のままなんですよ。こういった問題も何ら明らかにしないということでは全容解明などということには当然ならないわけで、裏金の不透明なお金の流れはいまだに明らかにされていないといったことでは、国民の信頼を得ることはできないということを申し上げておきます。

 その上で、この裏金の問題に関わって、そもそも、裏金の原資となっているのはパーティーの収入であって、その大半が企業、団体からのもの、つまり形を変えた企業・団体献金にほかなりません。

 そこで、自民党の提出者にお尋ねをいたしますが、三十年前の政治改革は、政治と金の問題を選挙制度の問題にすり替えて小選挙区制を導入をし、政党支部への献金、そして政治資金パーティー券の購入という二つの抜け道をつくって、企業・団体献金を温存した、これが裏金問題の大本にあるのではないのか、裏金問題の解決のためにはこの二つの抜け道を塞ぐことが必要ではないかと考えますが、お答えください。

○小泉(進)議員 塩川先生から三十年前のという話がありましたけれども、今般の政治改革の議論のきっかけとなった自民党自身の派閥の政治資金パーティーをめぐる不適切な会計処理の問題は、収支の公開に関する現行法を遵守できなかったことが問題でありまして、企業・団体献金自体が問題であったわけではありません。ですので、御指摘のような、三十年前の政治改革が問題の大本だという御指摘は、我々としてはそうは考えてはおりません。

 ただ、その上で、自民党としては、党のガバナンスの改革、ガバナンスコード、こういったものを改正をするなど、また、派閥を禁止、そして通常国会では政治資金規正法を改正をする、こういったことなどをやってまいりました。ですので、企業・団体献金については、これからまさに委員会でも議論が幅広く各党からも行われると思いますが、我々自民党としては、企業による献金が全て悪で、個人による献金が全て善なのだ、こういった立場は取りません。

○塩川委員 まさにその点が焦点になってくるのがこの政治改革の議論だということであります。

 自民党案に企業・団体献金の禁止が入っていないのは、自民党は企業献金が悪で個人献金が善という立場に立っていない、そういうことでのお答えがありました。

 その点で、ほかの党の皆さんについてもお尋ねをいたします。

 立憲民主党の提出者の方にお尋ねします。今回、企業・団体献金禁止の法案を提出したのはなぜなのか、その点についてお答えください。

○吉田(は)議員 お答え申し上げます。

 これまでも、多額の企業・団体献金が腐敗や癒着構造の温床となってきました。国民のための政策を実行するためには、特定の企業、団体によって政治、政策決定がゆがめられてはなりません。

 企業・団体献金は、一九九四年に成立した政治資金規正法改正でまず政治家個人に対するものが禁止、そして、二〇〇〇年には政治家の資金管理団体に対するものも禁止されました。しかし、その後も政党への献金は引き続き認められたことから、政党支部経由の献金がまだまかり通っております。また、企業・団体献金の代替として政治資金パーティーが引き続き認められておりまして、自民党派閥によるパーティー収入の裏金問題につながっております。

 企業・団体献金の全面禁止は、一九九四年以来、三十年近くの懸案事項となっておりまして、国民の政治に対する信頼を回復するためには、今こそ、資金力に物を言わせて政策決定をゆがめるこの企業・団体献金を禁止し、個人献金を中心に移行していくべきであると考え、本法案を提出した次第でございます。

○塩川委員 有志の会の提出者の方にも同様の質問をお願いいたします。

○緒方議員 これは、政治がどちらを向いて政治を行っていくかということと関わっていると思います。業界から億単位でお金をもらえば、それは配慮したくなるということだろうと思います。そういうことをしっかりと防いでいくということが私は大事だと思いますし、今回の法案、必ずしもパーフェクトであるとは思いませんけれども、これを端緒として、しっかりと政治の在り方を考えていくきっかけになればと思っております。

○塩川委員 国民民主党と公明党にお尋ねいたします。

 今回の法案の中で、国民の信頼の回復を図るために、政治資金の透明化の法案を提出をしておられます。国民の信頼回復のためには企業・団体献金の禁止が必要ではないかと思いますが、企業・団体献金の禁止についてのお考えをお聞かせください。

○臼木議員 御質問いただき、ありがとうございます。

 私たち国民民主党は、政治資金規正法についての考え方としましては、まさに法が定めているとおり、透明性を高めるというところにあると考えております。我々は、徹底的な透明化を主張し、今回も法案を提出をさせていただきました。

 あくまでも、制限の制ではなく、正していき、国民の皆様の不断の監視の下に置くということが法の趣旨でございますので、そのために必要な制度を我々は法文化し、皆様の下に御審議をいただきたいと提出をさせていただいております。

○中川(康)議員 御答弁申し上げます。

 塩川委員がまさしくおっしゃるとおり、我が党は、政治に対する国民の信頼の回復を図るため、政治資金監視委員会の設置及び政治資金の透明性を確保するための法案を、今回、国民民主党とともに提出をいたしております。

 ただ、企業・団体献金の禁止につきましては、最高裁判例や、また憲法学者や政治学者など学識経験者の見解も諸説分かれていることから、まずはこれら学識経験者の考えなどを広く聴取し、判断、検討されていくものと考えます。

 いずれにいたしましても、我が党といたしましては、本委員会で御審議をいただいております、この政治資金監視委員会を設置する法案の成立に注力をしてまいりたいと考えております。

 以上でございます。

○塩川委員 次に、維新の会の方に、企業・団体献金禁止の必要性についてお尋ねをいたします。

○池下議員 御質問ありがとうございます。

 我が党も、一九九四年に開始されました政党助成制度につきましては、企業・団体献金の廃止とセットで議論されていたと認識しております。にもかかわらず、企業、団体から政党への寄附は許されるという抜け穴がありまして、結局、実態は以前と変わらないということになっております。

 今こそ企業・団体献金は、政党に対するものも含みまして、抜け道をつくることなく、例外なく禁止する立法措置を講じなければならないと考えています。

 また、裏金問題では、パーティー券の販売が企業・団体献金の代わりにされているということも浮き彫りになっております。第二百十四回国会で提出した我が党の案にも規定していたように、企業、団体による政治資金パーティーの対価の支払いについても献金と同様に禁止すべきだと考えております。

 以上です。

○塩川委員 今、一通りお尋ねをしまして、企業・団体献金の禁止について明確に反対の立場の党は自由民主党ということであります。

 意見表明の際に、自民党は、我が党が政治に対する国民の信頼を失う事態を引き起こしたことに対し、党所属国会議員の一人として国民の皆さんに深くおわび申し上げますと述べておりましたけれども、この点、まさに世論調査でもそのことが示されている。そのポイントで、四月の世論調査において、企業・団体献金については利益誘導につながりかねないから認めない方がよいが七九%。総選挙後の世論調査でも、政治資金規正法改正で企業・団体献金の禁止を盛り込むべきとの回答が共同通信で六七・三%、JNNで六四%、六割を超えるというものになっております。

 このように、企業・団体献金の害悪が国民の共通認識となっている。企業・団体献金は禁止せよというのが国民の声だ。

 自民党の提出者にお尋ねしますが、このような、企業・団体献金は禁止をせよという国民の声にこそ応えるべきではありませんか。

○小泉(進)議員 そういった声は真摯に向き合っていかなければなりませんし、その上で、企業の献金が全て悪で、個人の献金が全て善だということの立場は我々は取りませんということも併せて丁寧に説明をし、御理解をいただく努力が必要だと思っています。

 現に、今各党からの表明がありましたけれども、この場は、よく立憲さんが公開と熟議と言いますけれども、この公開の場で今明らかになったことは、国民民主党さんは企業・団体献金の禁止とは言っていない、むしろ公開だ、透明性だ、これは我々と考え方は近いなということは分かるわけです。

 一方で、抜け穴なく完全にやめるべきだという維新の考え方を聞けば、じゃ、政治団体を除くとされている立憲さんの考え方と維新さんは違うなということが分かるわけです。

 ですので、今、企業・団体献金の問題については、自民党だけが禁止に反対だというふうにおっしゃっておりますが、やはり、各党がこの問題について立場が違うというのが、ある意味正確な理解なのではないでしょうか。

 私からすれば、立憲さんとかが出されているものも、企業・団体献金の一部禁止なのではないでしょうか。そして、維新さんはまさに全面禁止という理解もありますので、まさに、政治団体を除くという点などについて、労働組合の関係も含めて、どのようなことの上でお話をされているかということも併せて議論をされていかなければならない、そういうふうに考えております。

○塩川委員 国民民主党の提出者の方にお尋ねします。

 今、自民党の提出者の方が、企業・団体献金の禁止ではなくて、透明性の向上という立場で自民と国民民主は一緒だというふうにおっしゃられました。そこはそういう面もあるかもしれないですけれども、企業・団体献金の禁止そのものについて、それは反対だという点が自民党と一緒ということですか。

○臼木議員 御質問ありがとうございます。

 私も法案提出者としてこの場に立っておりますけれども、私たちは、徹底的な透明化を図るべきだということが、この政治資金規正の議論の在り方だということであります。そのために必要なものを法案として提出をさせていただいております。

 先ほど小泉議員おっしゃったように、各党、立場が違うということも我々承知しておりますので、我々としては、全党全会派で一致できる共通点を見出す努力はしていく。その一致できたところを全党一致で実行していくということは常々主張しておりますので、御理解賜れれば幸いです。

○塩川委員 今後、引き続きこの点は議論していきたいと思います。

 立憲民主党の提出者の方にお尋ねしたいんですが、完全禁止か、そうでない、一部禁止かみたいな話が出されました。政治団体を除くというのは、これは誤解というか、その趣旨について簡単に説明いただけますかね。

○大串(博)議員 私たちの企業・団体献金禁止法案に関して、企業、団体その他の団体、括弧、政治団体を除くと書かれているところが抜け穴ではないかというふうな言説をいただいておりますが、私たちは抜け穴をつくるつもりはございません。

 先ほど来提出者として御説明したように、私たちは、むしろ個人献金、個人の皆さんの政治参画を促していきたいと思っておりまして、様々な税制改革等も提案させていただいております。

 その中で、個人の方々が様々な思想、信条を持ち寄って政治団体を形成され、その政治団体から任意の中で献金をいただく、これはむしろ政治活動の自由ということで、あり得ることだというふうに思っておりまして、そのような意味での政治団体からの寄附はあり得るということで、私たちは、括弧、政治団体を除くというふうに書いています。

 ただ、企業が、企業の顔を隠して、強制的あるいは不当な形で、個人を装って政治団体を形成しているような場合はあってはならないということで、そのような条文も加えさせていただいているところでございます。

 その中身が足りないということであれば、いろいろな議論をいただきながら、更に精緻なものにするということもあり得る話だと思っておりますので、建設的な議論をお願いしたいと思います。

○塩川委員 元々、一九九九年の法改正で、企業、団体の献金、企業、団体からは政治団体は受けることは禁止になっているわけです。ですから、企業・団体献金が政治団体を通じて流れるという仕組みにはそもそもなっていないわけであります。その点を何か誤解されているようなお話というのは、きちっと我々としても説明を尽くす必要があると思っております。

 こういった点でも、本気でなくしていく。今、大串さんお話しになりましたように、業界団体や労働組合などが、それこそ強制加入、強制カンパをするような政治団体をつくる、そのこと自身は、まさに国民の思想、信条の自由を侵害する、あってはならない、認められないものですから、こういったことをきっぱりとやめさせる。

 そういうことを含めて、個人献金中心の政治資金の在り方ということこそ実現するために、何よりも政治をゆがめる大本の企業・団体献金の禁止こそ図るべきだということを求めていきたいと思っております。

 それで、石破総理は、今国会の所信表明演説で、さきの選挙結果は、主権者である国民の皆さんからの政治資金問題や改革姿勢に対する叱責であった、政治は国民のものとの原点に立ち返り、謙虚に、真摯に、誠実に国民と向き合いながら政治改革に取り組むと述べておりましたけれども、企業・団体献金については当然触れておられなかったわけであります。

 自民党の提出者にお尋ねしますが、石破総理は十二月十日の予算委員会で、企業、団体の献金を禁ずるということは、私は少なくとも憲法二十一条には抵触すると思っておると答弁をしておりますが、この点については総理と同じ考えなんでしょうか。

○小泉(進)議員 御指摘の点でありますが、八幡製鉄政治献金事件の最高裁判決は、株式会社の政治資金の寄附の自由について、憲法上は公共の福祉に反しない限り認められるとして、必要最小限度の規制は認めているところではあります。

 しかし、これを完全に禁止してしまうことは、憲法上、法人にも保障される政治活動の自由、憲法二十一条の一項と相当な緊張関係をはらむものと考えております。石破総理もこれと同様の認識を述べられたものだと考えています。

○塩川委員 この議論のときには八幡製鉄献金事件の最高裁判決が持ち出されるところであります。

 この一九七〇年の最高裁判決は、後段で、大企業による巨額の寄附は金権政治の弊を生む、有力株主が外国人であるときは外国による政治干渉となる危険もある、豊富、潤沢な政治資金は政治の腐敗を醸成すると企業・団体献金の弊害を認め、このような弊害に対処する方途は、差し当たり、立法政策にまつべきと述べております。

 企業・団体献金禁止の立法を否定しないと思いますが、見解はいかがでしょうか。

○小泉(進)議員 確かに、委員が御指摘の八幡製鉄政治献金事件の最高裁判決は、株式会社の政治資金の寄附の自由について、弊害に対する方途は、差し当たり、立法政策にまつべきであって、憲法上は公共の福祉に反しない限り認められるとして、立法による必要最小限度の規制も認めています。

 しかし、先ほども申し上げましたが、弊害を解消するための必要最小限度の規制は認められるとしても、これを完全に禁止してしまうことは、憲法上、法人にも保障される政治活動の自由に照らして、相当に慎重な検討が必要なのではないかと考えています。

 このことを踏まえて、現行の政治資金規正法は、企業・団体献金について、その他政治団体への寄附の禁止にとどめているものと考えられます。

○塩川委員 この最高裁判決に関わって、九三年の衆議院の政治改革特別委員会に参考人として出席した元最高裁長官の岡原昌男氏が次のように述べておられます。

 判決について、自民党の中で非常にルーズに読み、その一部だけを読んで企業献金差し支えない、何ぼでもいい、こう解釈しておりますが、あれは違います、企業献金は、法人がその定款に基づかず、しかも株主の相当多数が反対する金の使い方で、これは非常に問題がある、本来営利団体である会社ですから、非取引行為、つまりもうけにならぬこと、これをやることは株主に対する背任になります、もし見返りを要求するような献金ですと涜職罪、汚職ですね、になるおそれがある、そういう性質を持ったものです、あの判決を基に取って、企業献金は何ぼでもいいというふうな考え方はやめてもらいたいとはっきりと述べておられます。

 さらに、岡原氏は我が党の吉井英勝議員への答弁で、企業献金があれだけ行き渡っている中では、違憲や違反と最高裁がやれるわけがないと述べ、あれは助けた判決、俗に我々助けた判決というものでございますと暴露をしておりますが、こういう指摘を自民党としてはどのように受け止めておられますか。

○小泉(進)議員 助けた判決かどうかについてというのは、コメントしようがないことではあります。そしてまた、企業・団体献金何ぼでもいいというその方の発言というのは、事実とは全く異なります。ちゃんと量的、質的制限が入ったルールの範囲内で我々としては企業・団体献金は公開の下認められるべきだという立場でありますし、今回も、何ぼでもいい、そんなことは全く言っておりません。

○塩川委員 この判決そのものはもう五十年以上前のものであります。その後、ロッキード事件やリクルート事件や佐川急便事件やゼネコン汚職等々とまさに金権腐敗政治が繰り返されてきたわけで、その都度、企業・団体献金の禁止の方向に踏み出そうと国会でも繰り返し議論が行われてきたわけであります。にもかかわらず、この五十年前の判決にしがみついて、企業・団体献金の禁止をしないということが、国民の参政権を侵害している実態から目をそらすものであり、立法府の積み重ねてきた議論を無視するものと言わざるを得ません。

 そもそも、企業の政治献金は本質的に政治を買収する賄賂であり、直ちに全面禁止すべきであります。国民一人一人が自ら支持する政党に寄附することは、主権者として政治に参加する権利そのもの、国民固有の権利であります。選挙権を持たない企業が献金することは国民主権と相入れず、国民の参政権を侵害するものであります。営利を目的とする企業が個人をはるかに超える巨額の金の力で政治に影響を与え、自己の利益を図れば、政治は大企業、財界に向けたものになってしまうことは明らかであります。自民党と企業との癒着によって政治がゆがめられた事例は枚挙にいとまがありません。

 政治のゆがみを正して、国民主権を貫くためにも、企業・団体献金の禁止がどうしても必要ですので、我が党は、企業・団体献金、政党助成金を受け取らず、主権者である国民の皆さんに財政を依拠している党であります。だからこそ、裏金問題を徹底追及し、国民が主人公の政治を貫くことができる。この立場で、引き続き、企業・団体献金禁止を求めて質疑を重ねていきたいと思っています。

 次に、政策活動費についてでありますけれども、政策活動費は、収支報告書には党幹部の名前と金額が書かれているだけで、領収書がなく、使途が不透明なものであります。

 自民党を見ると、過去十年ほど年間十億円前後で続き、直近の二〇二三年では八億五千万円でしたが、参院選があった二〇二二年では十四億円、総選挙があった二〇二一年では十七億円となっております。選挙の年に多いということは、地盤培養と称して地方議員へのばらまきを含む、選挙のための闇金として使われていたのではないのかという疑いが生じます。

 同時に、領収書を残さない政策活動費の原資は、領収書を残さなければならない政党助成金以外ということですので、いわば企業・団体献金がその原資と見ざるを得ません。企業・団体献金を原資とし、選挙のために使う、金の流れを不透明にする、これはまさに派閥のパーティーの裏金と同じ話であって、政策活動費はいわばもう一つの裏金、そもそも裏金の本丸というべきものと言わなければなりません。

 自民党の提出者にお尋ねしますが、政策活動費というのはそもそも脱法行為で、収支を全て明らかにするという政治資金規正法の趣旨に反するものではありませんか。

○長谷川(淳)議員 お答えいたします。

 我が党における政策活動費は、党に代わって党勢拡大や政策立案、調査研究を行うために、党役職者の職責に応じて支出をしているものでございます。すなわち、政党本部から党役職者である党所属の国会議員に対してされる支出でございます。

 現行法には何ら抵触するものではないと考えておりますが、政治資金規正法の趣旨を踏まえまして、今回の改正案では、渡し切りによる経費支出を禁止することとしております。最終的な支出先の氏名等が収支報告書に記載されることになるよう、政党及び国会議員関係政治団体からの役職者又は構成員に対する渡し切りによる支出について、法律上、明確に今般の法律案で廃止することとし、その支出の透明化を図っているところでございます。

○塩川委員 通常国会の改定法について、自民党など与党が多数で押し切ったのが通常国会の議論だったわけですけれども、政策活動費について、政党からの支出というのはそもそも政治家を経由せずに行い、収支報告書に支出先や金額を書けばよいというのが基本であります。

 政治資金規正法は、政治資金の収支の公開などにより、政治活動の公明と公正を確保し、もって民主政治の健全な発達に寄与することを目的としており、使途が不透明な政策活動費そのものが脱法行為であります。だから、元々、政策活動費は政治資金規正法に規定もなかったわけであります。このことは、さきの通常国会の議論で自民党提案者も、定義がないと認めたところであります。

 自民党提出者にお尋ねいたしますけれども、このような、通常国会で成立をした改定政治資金規正法は、この不透明な政策活動費を新たにわざわざ法定化をした、そして温存する、そういうものだったということですね。

○長谷川(淳)議員 お答えいたします。

 さきの通常国会で成立した改正政治資金規正法で規定した第十三条の二でございます。政党から政党活動費のような国会議員への渡し切りの経費の支出が行われることを前提として、更にその先の具体的な使途について、項目別の金額とその支出の年月を収支報告書に記載されるものとして改正をしたことは事実でございます。

 今回の法案では、最終的な支出の氏名等が収支報告書に必ず記載されることになるよう、法律上、渡し切りによる構成員への支出を廃止することとして、今回、その支出の透明化を図ったところでございます。

○渡辺委員長 最後の質問にしてください。

○塩川委員 法改定の趣旨についてお尋ねしたんですけれども、その点についての直接のお答えがありませんでした。

 自民党の提案者の現行法令上の定義がないとの答弁と、岸田総理の法律に基づいて認められているとの答弁には大きな違いがある。その点をただしたのについても、現行の規正法上認められるということと、規定されていることは別物だと。今回の法案において政策活動費について法定化をする、規定を設けると答弁をしたということでは、そもそも政策活動費が脱法行為であるということを認める答弁だった。

 そういう点でも、こういった改定法で政策活動費を合法化をした、賛成する党の責任が厳しく問われるということで、それを踏まえた議論を今国会で行っていきたいと思います。

 質問を終わります。

補正予算案採決提案、認められない、徹底審議が必要/企業・団体献金の禁止、協力して実現を/国対委員長会見

 今日衆院予算委員会での審議が始まった2024年度補正予算案について、自民党が12日の予算委での採決を提案しているとして「徹底審議が必要であり、採決の提案は認められない」と主張しました。

 私は、補正予算案について、能登地域の被災者支援措置やケア労働者の賃上げなど暮らしの支援を拡充するしっかりした議論が必要だと強調。8000億円を超す軍事費の計上や特定の半導体企業への1兆円もの支援などの問題点を指摘し「こうした予算措置は大本から見直すことを強く求めたい」と述べました。

 私は、政治改革特別委員会で、明日から審議入りする政治資金規正法改定について「日本共産党として裏金問題の全容解明とともに、企業・団体献金の禁止を実現していく国会となるよう取り組む」と表明しました。

 記者から、立憲民主党などが衆院に提出した企業・団体献金の禁止法案について問われ、私は、共産党としては参院に企業・団体献金の全面禁止法案を提出していると紹介。

 共産党案は企業・団体のパーティー券購入を寄附とみなして禁止するとともに、受け取ることや要求することも禁止しているとし「私たちの案こそいい案だと思っている。今後、国会の委員会で議論しながら企業・団体献金禁止をめざす各党の皆さんと協議を重ね、よりよいものを作っていく方向で一緒に取り組みたい」と述べました。

 また、政治改革特理事会では、自民党から16日にも法案の一定の結論を得たいとの発言があったと述べ「各党案は、やっと今日になって条文が出てきたところだ」「採決日程を前提にしたやり方は許されない」と批判。「丁寧な議論を行うことを求めていきたい」と述べました。


補正予算案/徹底審議が必要/塩川氏会見/採決提案認められぬ

「しんぶん赤旗」12月11日・2面より

 日本共産党の塩川鉄也国対委員長は10日、国会内で記者会見し、同日衆院予算委員会での審議が始まった2024年度補正予算案について自民党が12日の同委での採決を提案しているとして「徹底審議が必要であり、採決の提案は認められない」と主張しました。

 塩川氏は補正予算案について、能登地域の被災者支援措置やケア労働者の賃上げなど暮らしの支援を拡充するしっかりした議論が必要だと強調。8000億円を超す軍事費の計上や特定の半導体企業への1兆円もの支援などの問題点を指摘し「こうした予算措置は大本から見直すことを強く求めたい」と述べました。

企業・団体献金 協力して禁止に

 塩川氏は、衆院政治改革特別委員会で11日に審議入りする政治資金規正法改定案について「日本共産党として裏金問題の全容解明とともに、企業・団体献金禁止を実現していく国会となるよう取り組む」と表明しました。

 記者から、立憲民主党などが衆院に提出した企業・団体献金を禁止する法案について問われ、塩川氏は、党としては参院に企業・団体献金の全面禁止法案を提出していると紹介。共産案は企業・団体の政治資金パーティー券購入を寄付とみなして禁止するとともに、受け取ることや要求することも禁止しているとして「私たちの案こそいい案だと思っている。今後、国会の委員会で議論しながら企業・団体献金禁止をめざす各党のみなさんと協議を重ね、よりよいものをつくっていく方向で一緒にとりくみたい」と述べました。

 一方、同委理事会では自民党から16日にも規正法改定について一定の結論を得たいとの発言があったと述べ「各党案はやっときょうになって条文が出てきたところだ」「採決日程を前提にしたやり方は許されない」と批判。「丁寧な議論を行うことを求めていきたい」と述べました。

 

政治改革特で各党意見表明/「政治改革の根幹は企業・団体献金の禁止」

 衆院政治改革特別委員会が開かれ、政治改革に関して政治資金規正法改定に向け各党が意見表明を行いました。

 私は「政治改革の根幹は企業・団体献金の禁止だ」と主張しました。

 私は「この臨時国会は、総選挙での国民の審判に応え、自民党の裏金問題の真相究明と金権腐敗政治の一掃にどう取り組むかが問われている」と述べました。
裏金の原資は企業・団体からのカネであり、「企業・団体献金禁止せよが国民の声だ」として、企業・団体献金に固執する自民党の姿勢を批判。

 1994年の「政治改革」関連法でつくられた「政党支部への献金」「政治資金パーティー券の購入」という企業・団体献金の「二つの抜け道を塞ぐことこそ行うべきだ」と強調しました。

 また、政治資金は主権者である「国民の浄財」で支えられるもので、国民一人ひとりの政党への寄附は、国民の選挙権・投票権と結びついた「国民固有の権利」だと指摘。

 一方「企業・団体献金は本質的に政治を買収する賄賂で、国民の参政権を侵害する」と批判。

 「営利目的の企業が個人をはるかに超える巨額のカネの力で政治に影響を与えれば、政治が大企業に向けたものになる」「国民主権を貫くためにも禁止が必要だ」と述べました。

 立憲民主党、日本維新の会、有志の会なども企業・団体献金の禁止を主張。自民党・公明党は、企業・団体献金の禁止に触れませんでした。

 政党から議員個人に支出され使途が不透明の政策活動費について、共産党など6会派は、共同提出した政策活動費禁止法案の成立を求めました。

 自民党は政策活動費を廃止と言いながら、外交上や営業の秘密などに関する支出は「公開方法工夫支出」として、形を変えて温存する案を示しました。

 

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以下、意見表明の要旨です。

 この臨時国会は、総選挙での国民の審判に応え、自民党の裏金問題の真相究明と金権腐敗政治の一掃に、国会がどう取り組むのかが問われています。

 日本共産党は、今国会も、金権腐敗政治の一掃のため「企業・団体献金全面禁止」法案と「政党助成法廃止」法案を、参院に提出しています。

 政治改革の根幹は、企業・団体献金の禁止です。裏金の原資は企業・団体からのお金。「企業・団体献金は禁止せよ」が国民の声です。しかし、自民党は、「企業献金が悪で、個人献金が善という立場に立っていない。党内でも企業・団体献金をやめろという人は一人もいない」と、企業・団体献金に固執しています。

 1994年に成立した「政治改革」関連法は、「政党支部への献金」「政治資金パーティー券の購入」という二つの抜け道をつくり、企業・団体献金を温存してきました。

 いま、この二つの抜け道を塞ぐことこそ、行うべきです。

 政治資金は、主権者である「国民の浄財」で支えられるものです。国民一人ひとりが、自ら支持する政党に寄附することは、主権者として政治に参加する権利そのもの、国民の代表を選ぶ選挙権・投票権と結びついた「国民固有の権利」です。

 一方、企業・団体献金は、本質的に政治を買収する賄賂であり、選挙権を持たない企業の献金は国民主権と相いれず、国民の参政権を侵害するものです。営利を目的とする企業が、個人をはるかに超える巨額のカネの力で政治に影響をあたえ自己の利益をはかれば、政治は大企業、財界に向けたものになってしまうことは明らかです。自民党と企業との癒着によって政治がゆがめられた事例は、枚挙にいとまがありません。

 政治の歪みをただし、国民主権を貫くためにも、企業・団体献金の禁止が必要です。

 石破総理をはじめ自民党は、企業献金を正当化する際、1970年の最高裁判決を持ち出しますが、この判決は企業・団体献金の弊害を認め、その対策は「立法政策にまつべき」と述べており、企業・団体献金を禁止する立法を否定していません。今なお、この判決にしがみつくのは、国民の権利を侵害している実態から目をそらし、立法府が積み重ねた議論を無視するものです。

 2000年以降、「企業・団体」が「政治団体」に献金することは禁止されています。業界団体や労働組合などが「政治団体」をつくり、構成員の強制加入や強制カンパを強いているなら、それは思想・信条の自由を侵すものであり、許されるものではありません。

 次に、政策活動費はきっぱり廃止すべきです。

 使途が不透明な政策活動費は、そもそも脱法行為です。政党からの支出は、政治家を経由せずに行い、収支報告書に支出先や金額を書けばよいのです。

 自民党案は、新たに「外交上の秘密」や「業務に関する秘密を害するおそれ」などがある支出を「公開方法工夫支出」とし、この監査を第三者機関が行うとしています。この理屈は、常会審議中に、自民党が答弁した「政策活動費が必要な理由」と一緒です。結局、新たなブラックボックスをつくり、政策活動費を移し替えて温存するだけです。

 日本共産党をはじめ6党が共同提出した「政策活動費廃止」法案の成立を求めます。

 政治資金は「国民の不断の監視と批判の下に」置くべきです。第三者機関は、かえって国民の監視を妨げるものです。現行の「政治資金監査」制度の導入後も、事件・問題が相次いでおり、収支報告書の形式上の適正すら確認できていない実態も明らかとなっています。この制度は必要ありません。

 この間の政治資金の公開を後退させる改悪を行ったまま、「公開性の担保」というのは、まやかしです。収支報告書は公的に永久に残すこと、速やかに、そのまま、国民に公開することこそ徹底すべきです。


根幹は企業・団体献金の禁止/衆院政治改革特別委/塩川氏が主張

「しんぶん赤旗」12月11日・1面より

 衆院政治改革特別委員会が10日開かれ、政治改革に関して政治資金規正法改定に向け各党が意見表明を行いました。日本共産党の塩川鉄也国対委員長は「政治改革の根幹は企業・団体献金の禁止だ」と主張しました。(塩川議員の意見表明4面)

 塩川氏は「この臨時国会は、総選挙での国民の審判に応え、自民党の裏金問題の真相究明と金権腐敗政治の一掃にどう取り組むのかが問われている」と述べました。裏金の原資は企業・団体からのカネであり「『企業・団体献金禁止せよ』が国民の声だ」として、企業献金に固執する自民党の姿勢を批判。1994年の「政治改革」関連法でつくられた「政党支部への献金」「政治資金パーティー券の購入」という企業・団体献金の「二つの抜け道をふさぐことこそ行うべきだ」と強調しました。

 また、政治資金は主権者である「国民の浄財」で支えられるもので、国民一人ひとりの政党への寄付は、国民の選挙権・投票権と結びついた「国民固有の権利」だと指摘。一方「企業・団体献金は本質的に政治を買収する賄賂で、国民の参政権を侵害する」と批判し、「営利目的の企業が個人をはるかに超える巨額の金の力で政治に影響を与えれば、政治が大企業に向けたものになる」「国民主権を貫くためにも禁止が必要だ」と述べました。

 立憲民主党、日本維新の会、有志の会なども企業・団体献金の禁止を主張。自民党・公明党は企業献金禁止に触れませんでした。

 政党から議員個人に支出され使途不明の政策活動費について、共産党など6会派は、共同提出した政策活動費禁止法案の成立を求めました。自民党は政策活動費を廃止と言いながら外交上や営業の秘密などに関する支出は「公開方法工夫支出」として形をかえて温存する案を示しました。


衆院政治改革特別委/塩川議員の意見表明

「しんぶん赤旗」12月11日・4面より

 日本共産党の塩川鉄也衆院議員が10日の衆院政治改革特別委員会で行った意見表明は次の通りです。

 この臨時国会は、総選挙での国民の審判に応え、自民党の裏金問題の真相究明と金権腐敗政治の一掃に、国会がどう取り組むのかが問われています。

 日本共産党は今国会も、金権腐敗政治の一掃のため「企業・団体献金全面禁止」法案と「政党助成法廃止」法案を参院に提出しています。

 政治改革の根幹は、企業・団体献金の禁止です。裏金の原資は企業・団体からのカネ。「企業・団体献金は禁止せよ」が国民の声です。しかし、自民党は「企業献金が悪で、個人献金が善という立場に立っていない。党内でも企業・団体献金をやめろという人は一人もいない」と、企業・団体献金に固執しています。

 1994年に成立した「政治改革」関連法は「政党支部への献金」「政治資金パーティー券の購入」という二つの抜け道をつくり、企業・団体献金を温存してきました。いま、この二つの抜け道をふさぐことこそ、行うべきです。

 政治資金は、主権者である「国民の浄財」で支えられるものです。国民一人ひとりが、自ら支持する政党に寄付することは、主権者として政治に参加する権利そのもの。国民の代表を選ぶ選挙権・投票権と結び付いた「国民固有の権利」です。

 一方、企業・団体献金は、本質的に政治を買収する賄賂であり、選挙権を持たない企業の献金は国民主権と相いれず、国民の参政権を侵害するものです。営利を目的とする企業が、個人をはるかに超える巨額のカネの力で政治に影響をあたえ、自己の利益をはかれば、政治は大企業、財界に向けたものになってしまうことは明らかです。自民党と企業との癒着によって政治がゆがめられた事例は、枚挙にいとまがありません。

 政治のゆがみをただし、国民主権を貫くためにも、企業・団体献金の禁止が必要です。

 石破総理をはじめ自民党は、企業献金を正当化する際、1970年の最高裁判決を持ち出しますが、この判決は企業・団体献金の弊害を認め、その対策は「立法政策にまつべき」と述べており、企業・団体献金を禁止する立法を否定していません。今なお、この判決にしがみつくのは、国民の権利を侵害している実態から目をそらし、立法府が積み重ねた議論を無視するものです。

 2000年以降、「企業・団体」が「政治団体」に献金することは禁止されています。業界団体や労働組合などが「政治団体」をつくり、構成員の強制加入や強制カンパを強いているなら、それは思想・信条の自由を侵すものであり、許されるものではありません。

 次に、政策活動費はきっぱり廃止すべきです。使途が不透明な政策活動費は、そもそも脱法行為です。政党からの支出は、政治家を経由せずに行い、収支報告書に支出先や金額を書けばよいのです。

 自民党案は、新たに「外交上の秘密」や「業務に関する秘密を害するおそれ」などがある支出を「公開方法工夫支出」とし、この監査を第三者機関が行うとしています。この理屈は、常会審議中に、自民党が答弁した「政策活動費が必要な理由」と一緒です。結局、新たなブラックボックスをつくり、政策活動費を移し替えて温存するだけです。

 日本共産党をはじめ6党が共同提出した「政策活動費廃止」法案の成立を求めます。

 政治資金は「国民の不断の監視と批判の下に」置くべきです。第三者機関は、かえって国民の監視を妨げるものです。現行の「政治資金監査」制度の導入後も、事件・問題が相次いでおり、収支報告書の形式上の適正すら確認できていない実態も明らかとなっています。この制度は必要ありません。

 この間の政治資金の公開を後退させる改悪を行ったまま、「公開性の担保」というのは、まやかしです。収支報告書は公的に永久に残すこと、速やかにそのまま、国民に公開することこそ徹底すべきです。


「議事録」

第216回国会 令和6年12月10日(火曜日)政治改革に関する特別委員会 第2号 

○塩川委員 日本共産党を代表して、意見表明を行います。

 この臨時国会は、総選挙での国民の審判に応え、自民党の裏金問題の真相究明と金権腐敗政治の一掃に国会がどう取り組むのかが問われています。日本共産党は、今国会も、金権腐敗政治の一掃のため企業・団体献金全面禁止法案と政党助成法廃止法案を参議院に提出しています。

 政治改革の根幹は企業・団体献金の禁止です。裏金の原資は企業、団体からのお金、企業・団体献金は禁止せよが国民の声です。しかし、自民党は、企業献金が悪で個人献金が善という立場に立っていない、党内でも企業・団体献金をやめろという人は一人もいないと、企業・団体献金に固執しています。一九九四年に成立した政治改革関連法は、政党支部への献金、政治資金パーティー券の購入という二つの抜け道をつくり、企業・団体献金を温存してきました。今、この二つの抜け道を塞ぐことこそ行うべきです。

 政治資金は、主権者である国民の浄財で支えられるものです。国民一人一人が自ら支持する政党に寄附することは、主権者として政治に参加する権利そのもの、国民の代表を選ぶ選挙権、投票権と結びついた国民固有の権利です。

 一方、企業・団体献金は本質的に政治を買収する賄賂であり、選挙権を持たない企業の献金は国民主権と相入れず、国民の参政権を侵害するものです。営利を目的とする企業が個人をはるかに超える巨額の金の力で政治に影響を与え、自己の利益を図れば、政治は大企業、財界に向けたものになってしまうことは明らかです。自民党と企業との癒着によって政治がゆがめられた事例は枚挙にいとまがありません。政治のゆがみを正し、国民主権を貫くためにも、企業・団体献金の禁止が必要です。

 石破総理を始め自民党は、企業献金を正当化する際、一九七〇年の最高裁判決を持ち出しますが、この判決は、企業・団体献金の弊害を認め、その対策は立法政策にまつべきと述べており、企業・団体献金を禁止する立法を否定していません。今なおこの判決にしがみつくのは、国民の権利を侵害している実態から目をそらし、立法府が積み重ねた議論を無視するものです。

 二〇〇〇年以降、企業、団体が政治団体に献金することが禁止されています。業界団体や労働組合などが政治団体をつくり、構成員の強制加入や強制カンパを強いているなら、それは思想、信条の自由を侵すものであり、許されるものではありません。

 次に、政策活動費はきっぱり廃止すべきです。使途が不透明な政策活動費はそもそも脱法行為です。政党からの支出は政治家を経由せずに行い、収支報告書に支出先や金額を書けばよいのです。

 自民党案は新たに、外交上の秘密や業務に関する秘密を害するおそれなどがある支出を公開方法工夫支出とし、この監査を第三者機関が行うとしています。この理屈は、常会審議中に自民党が答弁した政策活動費が必要な理由と一緒です。結局、新たなブラックボックスをつくり、政策活動費を移し替えて温存するだけです。

 日本共産党を始め六党が共同提出した政策活動費廃止法案の成立を求めます。

 政治資金は国民の不断の監視と批判の下に置くべきです。第三者機関はかえって国民の監視を妨げるものです。現行の政治資金監査制度の導入後も事件、問題が相次いでおり、収支報告書の形式上の適正すら確認できていない実態も明らかとなっています。この制度は必要ありません。この間の政治資金の公開を後退させる改悪を行ったまま、公開性の担保と言うのはまやかしです。収支報告書は公的に永久に残すこと、速やかにそのまま国民に公開することこそ徹底すべきです。

 以上、発言を終わります。

【しんぶん赤旗掲載】きょう衆院政治改革特/規正法改定 各党が意見表明

「しんぶん赤旗」12月10日・2面より

 衆院政治改革特別委員会は9日の理事懇談会で、10日に委員会を開き、政治資金規正法改定に関する各党の意見表明を行い、11日に各党提出の法案の趣旨説明を行うことを決めました。

 私は、「政治改革の根幹は企業・団体献金の禁止であり、これを実現する国会審議が必要だ」とし、丁寧な議論を求めました。

「戦争させない 9条こわすな総がかり取手行動実行委員会」の市民集会に参加、あいさつ

 総選挙の結果、与党少数の国会となり、野党の結束を促す市民の世論と運動があれば、悪政を許さず、市民要求を実現する条件と可能性が生まれています。

 裏金追及の日本共産党として、政治を前に進めるために全力!


平和の願い笛にのせ/茨城・取手/総がかり実委が集会 

「しんぶん赤旗」12月10日・10面より

 茨城県取手市の取手駅西ロデッキで7日、「戦争させない・9条壊すな!総がかり取手行動実行委貝会」が65回目となる集会を開きました。参加者は、木の笛「コカリナ」やハーモニカの演奏に合わせ、平和を願う歌を合唱しました。日本共産党の塩川鉄也衆院議員が参加しました。

 遠藤俊夫実行委員長は、2015年の安保法制強行から9年の運動を振り返り、「戦争させない・9条壊すなの闘いはまだ続いている」と指摘。「本当に政治を変える力は私たち一人ひとりの力でしかない」と強調しました。

 塩川氏は、衆院が少数与党になり、改憲の国会発議に必要な総定数の「3分の2」を割り込んだことに言及。地城の粘り強い運動が政冶を動かしているとして「一人ひとりの要求が実現する国会にしていく」と決意を語りました。

 立憲民主党茨城3区の梶岡博樹総支部長や、とりで生活者ネットワークの池田慈代表、新日本婦人の会、国民救援会、年金者組合、共産党の本田和成取手市議や個人なども連帯あいさつをしました。

関東地方の主な米軍・自衛隊施設に関する2024年度補正予算案について(2024年12月5日)

 関東地方の主な米軍・自衛隊施設に関する2024年度補正予算案の内容が明らかになりました。

 いくつかのポイントを記すと

1)来年度予算概算要求に盛り込んでいた自衛隊施設の整備費が、前倒しで計上されている。「予算作成後に生じた事由に基づき特に緊要となつた経費の支出」である補正予算の趣旨に反するものである。

2)入間基地の施設整備費が約46億円も新たに積み上げられている。通信管路、空調設備、災害対処拠点の地下通路(整備新宿線の下をくぐるトンネル)、給排水管路など。

 詳細は以下の通りです(補正予算が計上されている施設のみ記載)。

1.陸自駐屯地及び空自基地等における「施設整備費」

朝霞駐屯地 約7億円
隊舎の整備等。既存の隊舎の改修、広報センター老朽更新のための調査工事(展示品の見直し等)。
相馬原駐屯地 約1億円
倉庫の整備等。女性自衛官隊舎の改修、通信機材の倉庫。
新町駐屯地 約1億円
庁舎の整備。既存庁舎の建替工事。
吉井分屯地 (*)
訓練施設の整備。射場老朽更新のための調査。
宇都宮駐屯地 約1億円
隊舎の整備。
北宇都宮駐屯地 約2億円
格納庫の整備等。UHヘリの格納庫。
勝田駐屯地 (*)
浴場の整備。女性隊員の浴場整備。
土浦駐屯地 (*)
実習場の整備。教場。
霞ヶ浦駐屯地 約0.1億円
実習場の整備。ヘリ訓練の教場。
古河駐屯地 約2億円
最適化事業に係る整備(調査)等。隊舎、庁舎改修に伴うボーリング費用。
習志野駐屯地 約4億円
最適化事業に係る整備(調査・調査)。隊舎、庁舎建替に伴う調査、設計。
木更津駐屯地 約2億円
最適化事業に係る整備(調査)等。
百里基地 約12億円
飛行場関連設備の整備等。アラート格納庫のえん体化、空調設備、消防設備、飛行場灯火等。
熊谷基地 約9億円
最適化事業に係る整備(設計)等。空調、ポンプ、管路更新等。
横田基地 約0.02億円
システム受入施設の整備。局舎のシステム更新。
府中基地 約1億円
最適化事業に係る整備(調査)等。通信管路更新等。
入間基地 約46億円
管路の整備等。通信管路、空調設備、災害対処拠点の地下通路(整備新宿線の下をくぐるトンネル)、給排水管路等。
情報本部大井通信所 0.65億円
保全警備システムの整備。

なお、金額欄の(*)は、防衛省が「予定価格が類推されることから提示不可」としたものを指す。

2.自衛隊衛生関連 

防衛医科大学校(所沢) 約5億円
インフラ等整備費(施設整備)。体育館の建替に伴う解体2.4億円、図書館・学生宿舎の防水改修工事2.3億円。

なお、防衛医学研究センター用備品費及び外傷・熱症・事態対処医療センター整備費については計上されていない。

旧文通費、使途公開・残金返納義務付け、協議会で座長私案提示

 旧文通費(調査研究公報滞在費)に関する衆院議院運営委員会理事会メンバーによる各党協議会が開かれ、座長の村井英樹氏(自民党)が見直しについての「座長私案」を提示。各党が持ち帰り、検討することになりました。

 座長私案は、◆旧文通費の使途公開と残金返納を義務付ける歳費法改正を行う、◆使途の範囲、公開・返納の方法などの細目については2025年3月までに衆参両院議長協議決定などで定める、◆改正歳費法の施行日を同年7月とする、としています。

 私は、使途の範囲と公開、残額返還の3点をやるうえで「使途の範囲や公開方法などの具体化を議論していく必要がある」と発言しました。


旧文通費 使途公開も/衆院議院運営委/座長が私案提示

「しんぶん赤旗」12月5日・2面より

 旧文通費(調査研究広報滞在費)に関する衆院議院運営委員会理事会メンバーによる各党協議会が4日、国会内で開かれ、座長の村井英樹氏(自民党)が見直しについての「座長私案」を提示しました。各党が持ち帰り、検討することになりました。

 座長私案は、▽旧文通費の使途公開と残金返納を義務付ける歳費法改正を行う▽使途の範囲、公開・返還の方法などの細目については2025年3月までに衆参両院議長協議決定などで定める▽改正歳費法の施行日を同年7月とする―としています。

 日本共産党の塩川鉄也議員は、使途の範囲と公開、残額返還の3点をやるうえで、「使途の範囲や公開方法などの具体化の議論をしていく必要がある」と発言しました。

企業・団体献金禁止に触れない自民案、政治改革各党協議会で批判

 各党が政治資金規正法について、改正要綱案を提示しました。

 私は「企業・団体献金全面禁止法案」「政党助成法廃止法案」の2法案をすでに参院に提出していると述べたうえで、自民党の要綱案について「何よりも企業・団体献金に触れていないことが問題だ。先送りは許されない」と批判しました。

 自民党政治改革本部の渡海紀三朗本部長は「(議論を)先送りにしていると言われる覚えはない」などと発言。

 私は「自民党案は、企業・団体献金の禁止に触れていない」と指摘。

 これに、小泉進次郎・党政治改革本部事務局長が「企業・団体献金の禁止に触れていないのは、そもそも禁止にすべきだと思っていないからだ。企業の献金が悪で、個人の献金が善というのは、我々の立場とは違う」と無反省な姿勢を示しました。

 私は「選挙権がない企業が多額のカネで政治を動かし政策を歪めることは国民の参政権を侵害するものだ」と批判。

 立憲民主党や日本維新の会なども企業・団体献金の禁止を主張し、自民党案を各党が批判しました。

 また、自民党案は政策活動費を廃止としながら新たに、国の安全や外交上の秘密、法人や団体の業務に関する秘密を害する恐れのある支出を「要配慮支出」とし、第三者機関が監査を行うとしています。

 私は、自民党案は政策活動費を廃止としているが、「要配慮支出という形で新たにブラックボックスをつくるものではないか」と指摘。

 第三者機関については「要配慮支出という新たなブラックボックスを容認するものであり、政治資金制度に関する提言についても、第三者に丸投げするものだ」「政治資金は国民の不断の監視と批判の下に置くのが基本であり、第三者機関がチェックするのではなく、国民が監視するものだ。国民への公開を後退させておきながら、これでは筋が通らない」と批判しました。

 各党協議会には、田村貴昭衆院議員も同席しました。


企業・団体献金禁止先送り/政治改革各党協議会/自民案/塩川氏が批判

「しんぶん赤旗」12月5日・1面より

 政治改革に関する各党協議会が4日、国会内で開かれ、各党が政治資金規正法について改正要綱案を提示しました。日本共産党の塩川鉄也国対委員長は「企業・団体献金全面禁止法案」「政党助成法廃止法案」の2法案をすでに参院に提出していると述べた上で、自民党の要綱案について「何よりも企業・団体献金に触れていないことが問題だ。先送りは許されない」と批判しました。

 自民党政治改革本部の渡海紀三朗本部長は「(議論を)先送りにしていると言われる覚えはない」などと発言。塩川氏は「自民党の案は企業・団体献金の禁止にふれていない」と指摘しました。

 小泉進次郎同本部事務局長は「企業・団体献金の禁止に触れていないのは、そもそも禁止にすべきだと思っていないからだ。企業の献金が悪で個人の献金が善というのは、われわれの立場とは違う」と無反省な姿勢を示しました。塩川氏は「選挙権がない企業が多額の金で政治を動かし政策を誘導することは、国民の参政権を侵害するものだ」と批判。立憲民主党や日本維新の会なども企業・団体献金の禁止を主張し、自民案を各党が批判しました。

 自民案は政策活動費を廃止としながら新たに、外交上の秘密や法人の営業秘密を害するおそれのある支出を「要配慮支出」とし、第三者機関が監査を行うとしています。

 塩川氏は、自民案は、「要配慮支出という形で新たにブラックボックスをつくるものではないか」と批判しました。

 日本共産党の田村貴昭衆院議員が同席しました。

NHK日曜討論に出演、「企業・団体献金の禁止が政治改革の根幹」

 私は、政治改革に関して与野党の議論が行われたNHK「日曜討論」で、「今回の政治改革の議論の発端は、自民党裏金事件。全容解明を行うと同時に、裏金の原資となった企業・団体献金の禁止を行うことこそ政治改革の根幹だ」と主張しました。

 番組で司会者が「焦点となっているのが企業・団体献金の扱いだ」として各党の見解を問いました。

 私は「選挙権がない企業が巨額のお金で政治・政策をゆがめることは国民の参政権の侵害であり、賄賂である企業・団体献金は禁止しなければならない」と強調。その上で「政治資金は本来、主権者である国民の浄財に支えられるものだ」と指摘し、個人献金を中心とする政治改革が行われることが根幹だと述べました。

 野党各党が企業・団体献金の禁止を主張する一方、自民党の田村憲久政治改革本部長代行は「個人献金は善で企業献金は悪だという立場に立っていない」として、最高裁判決を持ち出し企業・団体献金を正当化しました。

 私は「企業・団体献金の禁止は、30年前の政治改革で残された宿題。未だに果たされていないことが問題」と強調。最高裁判決は企業・団体献金禁止の立法を否定していないと指摘し、政党支部への献金と政治資金パーティー券購入の「二つの抜け穴」をふさぐことが一番の課題だと強調しました。

 政党から議員に支出され使途公開しない「政策活動費」は各党が廃止を主張しました。

 一方、自民党がプライバシーの配慮など公表に工夫がいる支出があり「その支出のチェックをする第三者機関が必要」と主張していることについて、私は「形を変えた政策活動費が温存され、第三者機関はそれにお墨付きを与えることになる」と批判。政治資金は国民の監視と批判の下に置くとの政治資金規正法の趣旨を示し「第三者機関ではなく、国民がチェック、監視する仕組みをつくるべきだ」と述べました。

 私は、日本共産党が参院に企業・団体献金全面禁止法案と政党助成法廃止法案を提出したと述べ、「オープンな政治改革特別委員会で議事録を残し、徹底的な議論で成果を得るべく取り組む」と表明しました。


政治改革の根幹 企業・団体献金禁止こそ/NHK「日曜討論」/塩川国対委員長が主張

「しんぶん赤旗」12月2日・1面より

 日本共産党の塩川鉄也国対委員長は1日、政治改革に関して与野党の議論が行われたNHK「日曜討論」で、「今回の政治改革の議論の発端は、自民党裏金事件。全容解明を行うと同時に、裏金の原資となった企業・団体献金の禁止を行うことこそ政治改革の根幹だ」と主張しました。

 番組で司会者が「焦点となっているのが企業・団体献金の扱いだ」として各党の見解を問いました。塩川氏は「選挙権がない企業が巨額のお金で政治・政策をゆがめることは国民の参政権の侵害であり、賄賂である企業・団体献金は禁止しなければならない」と強調。その上で「政治資金は本来、主権者である国民の浄財に支えられるものだ」と指摘し、個人献金を中心とする政治改革が行われることが根幹だと述べました。

 野党各党が企業・団体献金の禁止を主張する一方、自民党の田村憲久政治改革本部長代行は「個人献金は善で企業献金は悪だという立場に立っていない」として、最高裁判決を持ち出し企業・団体献金を正当化しました。

 塩川氏は「企業・団体献金の禁止は、30年前の政治改革で残された宿題。いまだに果たされていないことが問題」と強調。最高裁判決は企業・団体献金禁止の立法を否定していないと指摘し、政党支部への献金と政治資金パーティー券購入の「二つの抜け穴」をふさぐことが一番の課題だと強調しました。

 政党から議員に支出され使途公開しない「政策活動費」は各党が廃止を主張しました。

 一方、自民党がプライバシーの配慮など公表に工夫がいる支出があり「その支出のチェックをする第三者機関が必要」と主張していることについて、塩川氏は「形を変えた政策活動費が温存され、第三者機関はそれにお墨付きを与えることになる」と批判。政治資金は国民の監視と批判の下に置くとの政治資金規正法の趣旨を示し「第三者機関ではなく、国民がチェック、監視する仕組みをつくるべきだ」と述べました。

 塩川氏は、日本共産党が参院に企業・団体献金全面禁止法案と政党助成法廃止法案を提出したと述べ、「オープンな政治改革特別委員会で議事録を残し、徹底的な議論で成果を得るべく取り組む」と表明しました。

石破首相の所信表明演説を聞いて

 裏金問題や切実な暮らしの問題は後回しにして、日米同盟絶対の立場で、軍事力の抜本的強化を最初に掲げた石破首相。「辺野古移設が唯一の解決策」と新基地建設を押し付ける。米軍基地の自衛隊共同使用と米軍と自衛隊の一体化を推進しようとしている。軍事でなく対話を、排除でなく包摂の外交努力こそ。

 暮らしの問題では、最賃引き上げと言いながら、中小企業には価格転嫁やデジタル化促進支援だけ。賃上げ補助金など中小企業への直接支援が必要。農業・食料問題では、「安定的な輸入と備蓄の確保」というだけ。食料自給率の向上こそ掲げるべき。健康保険証の廃止に当たって「国民の不安に迅速に応える」というのであれば、廃止撤回こそ行え。

 裏金問題は、最後に申し訳程度に触れるだけ。総選挙で国民の「𠮟責」を受けたというが、裏金問題の全容解明は棚上げのまま。裏金の原資となった企業・団体献金の禁止には全く触れていない。裏金の全容解明、パーティー収入を含む企業・団体献金の全面禁止を実現する国会とするために、全力で取り組んでいきたい。

全建総連と予算要望の懇談

 物価高騰を踏まえた適正水準の賃上げ、建設国保の育成強化、技能者の育成支援、建設アスベスト被害の根絶と被害者救済など、切実な要望をしっかり受け止めて取り組んでいきたい。

 設計労務単価引上げに追いつかない賃上げの実態や被災地での木造仮設の取り組みなど意見交換。

臨時国会初日の国会議員団総会

 田村委員長は、自民党政治を変えてほしいという民意に応えて奮闘し、国民の要求実現に全力をあげるとともに、自民党政治に代わる新しい政治への改革を太く求める論戦を、堂々と進めていこうと訴え。

 強く大きな党をつくり、来年の都議選、参院選勝利の活動をと呼びかけ。

 

 

 


国民の要求実現に全力を/自民党政治に代わる新しい政治へ/臨時国会開会/共産党議員団総会/田村委員長があいさつ

「しんぶん赤旗」11月29日・1面より

 第216回臨時国会が28日、開会しました。会期は12月21日までの24日間。第2次石破茂政権発足後、初の本格的論戦が始まります。日本共産党の田村智子委員長は国会議員団総会で、総選挙の国民の審判で生まれた「少数与党国会」で「自民党政治を変えてほしいという民意に応え国民の要求実現に全力を挙げる」と表明。「自民党政治に代わる新しい政治への改革を太く強める論戦を進めよう」とよびかけました。

 田村氏は、今国会の最大焦点は「自民党裏金事件の真相究明と金権腐敗の一掃にどう取り組むかだ」と強調。政治倫理審査会や証人喚問での真相究明が必要だと述べました。

 田村氏は、政治改革の根幹は企業・団体献金の全面禁止だが、自民党は言及もせず全く無反省だと批判。共産党は同日、「企業・団体献金全面禁止法案」「政党助成法廃止法案」を参院に提出したとして、各党案を委員会で徹底審議し、国民の求める改革を実現しようと訴えました。

 経済対策では、緊急かつ抜本的な対策を求めると強調。能登半島の状況は9月の豪雨直後とほとんど変わらず「政府の無為無策の克服が緊急課題だ」と指摘しました。

 田村氏は、27日に共産党が来年度の大学学費値上げを止めるための緊急助成を政府に要請したと述べ、「値上げを止め、値下げ、無償化へと向かわせよう」と主張。現行の健康保険証の存続、介護報酬の拡充、インボイス廃止、農業予算の拡充とコメの安定供給の実現に奮闘し、「選択的夫婦別姓」の実現を迫ろうとよびかけました。

 税制改革では、最悪の生計費課税の消費税を緊急に減税し廃止へと向かわせ、大企業・超富裕層への税優遇を改める議論が求められており、こうした税制の抜本的改革のなかに「103万円の壁」=課税最低限の引き上げを位置づけるべきだと主張しました。

 大幅な賃上げのため、大企業の巨額内部留保を賃金に回す仕組みの真剣な検討、社会保障・教育予算拡充を含め大企業の利益最優先という政治のゆがみに切り込む論戦で、暮らしのための政治の抜本改革を訴えました。

 総選挙でのオール沖縄の勝利で示された民意を踏みにじり、大規模な軍事演習や辺野古新基地建設の土砂投入を進める石破自公政権に「断固抗議する」と述べ、「戦争国家」づくりを止めようと語りました。

 田村氏は「世界では『抑止力』強化ではなく、対話と外交、国連憲章と国際法で平和を築く流れが力強く進んでいる」と指摘。「アジア政党国際会議」での日本共産党の野党外交を紹介し、“対話と包摂で平和をつくる”世論を広げることを訴えました。

 最後に、強く大きな党をつくることと一体に広く国民と対話し、来年の都議選・参院選勝利のため全力で奮闘しようとよびかけました。

 

充実した国会審議の実現に野党が結束を確認/7党1会派の国対委員長会談

 7党1会派の国対委員長は、臨時国会にあたって会談し、総選挙で少数与党となった石破政権に対して結束して挑み、充実した国会審議を実現することで一致しました。

 そのため、この間与野党で合意した十分な質疑時間の確保を果たさせることや少数会派の質疑時間の確保に協力していくことも確認しました。

 会談は、立憲民主党がよびかけ、日本共産党、日本維新の会、国民民主党、れいわ新選組、「有志の会」、参政党、日本保守党の与党以外の全会派が参加しました。

 私は「石破政権の基本姿勢をただす最初の場になる。徹底した議論を行う機会にしたい」とし、「予算委員会での十分な審議と各大臣への所信質疑、裏金問題の全容解明と企業・団体献金の禁止法案の実現、能登の災害や暮らしの問題にしっかり対応する補正予算審議が必要だ」と発言しました。

 私は「12月21日までの会期内に必要な審議がされない場合は、会期延長を求める構えを示しておく必要があるのではないか」と主張。

 予算委員会審議を巡り、私は少数会派に対しても十分な質疑時間の確保が必要だと強調しました。

 各党からも、少数会派に質問時間の確保を求める声が出されました。


充実した国会審議へ/7党・1会派/国対委員長が会談

「しんぶん赤旗」11月29日・2面より

 7党・1会派の国対委員長は28日、臨時国会開会にあたって会談し、総選挙で少数与党となった石破政権に対して結束して論戦に臨み、充実した国会審議を実現することで一致しました。そのため、この間与野党で合意した十分な質疑時間の確保を果たさせることや少数会派の質疑時間の確保に協力していくことも確認しました。

 会談は立憲民主党が呼びかけ、日本共産党、日本維新の会、国民民主党、れいわ新選組、「有志の会」、参政党、日本保守党の与党以外の全会派が参加しました。

 日本共産党の塩川鉄也国対委員長は「石破政権の基本姿勢をただす最初の場になる。徹底した議論を行う機会にしたい」とし、「予算委員会での十分な審議と各大臣への所信質疑、裏金問題の全容解明と企業・団体献金の禁止法案の実現、能登の災害や暮らしの問題にしっかり対応する補正予算審議が必要だ」と発言しました。

 塩川氏は「12月21日の会期内に必要な審議がされない場合は、会期延長を求める構えを示しておく必要があるのではないか」と主張。予算委員会審議をめぐり、塩川氏は少数会派に対しても十分な質疑時間の確保が必要だと強調しました。

 各党からも少数会派に質問時間の確保を求める声が出されました。

7党・1会派の国対委員長会談

 政府与党に対して、石破政権になって初めての本格論戦の国会であり、与野党間で合意した十分な質疑を求めていくことを確認。

 私は、石破政権の基本姿勢を質し、裏金解明、企業・団体献金禁止、暮らし守る対策を実現する国会として、会期延長を求める構えも必要だと強調。