前橋で演説会/酒井ひろあき県議と訴え

 前橋の演説会で酒井ひろあき県議と訴え!

 酒井県議が取り組んできた高校卒業までの医療費無料化がついに実現!今度は学校給食費の無料化を!

 赤旗日曜版が「全国300自衛隊基地強靭化」「核攻撃被害も想定」とスクープ。群馬県内の相馬原・新町駐屯地、吉井弾薬庫も対象に。戦争させない政治こそ!

 


勝利へ駆ける/原点は/平和と人権/前橋/塩川氏

「しんぶん赤旗」2月24日・4面より

 群馬県の日本共産党前橋地区委員会は23日、4月9日投票の群馬県議選で酒井ひろあき県議の必勝と3議席への躍進をめざし、塩川鉄也衆院議員を招いて演説会を開きました。

 酒井氏と女性後援会の丹治杉江さんがトーク形式で重点公約などを紹介。学校給食費無料化や公共交通充実、コロナ感染症対策の強化、学校教員の増員などを語りました。

 酒井氏は「入党の原点は平和です。命と人権を守る、平和を守る、このかけがえのない議席を前橋から失うわけにはいかない。今度の選挙は絶対に負けられない」と決意を語りました。

 塩川氏は、国会の予算委員会で敵基地攻撃能力の保有と大軍拡が争点になっていると指摘。「戦争を前提にした政治でいいのかが問われている。今こそ戦争させないために政治が動く時。戦争反対を貫いてたたかってきた日本共産党を大きく伸ばして」と呼びかけました。

 さらに、群馬県政で酒井氏が大きな力を発揮してきたと紹介。「子どもの医療費無料化制度の18歳までの拡充を知事に行わせたのは、県民の運動と共産党の奮闘が力を発揮してきたから。今度は、学校給食費無償化に向け先頭に立って頑張っている酒井県議への支援を」と訴えました。

 7月に予定されている群馬県知事選に立候補予定の石田清人さんも訴えました。

【議院運営委員会】会計検査院検査官候補の参考人に質疑

 会計検査院検査官候補の挽(ひき)文子参考人に質疑。

 戦前、機密費や軍事関係費が検査対象外だった反省から、憲法第90条は国の収入・支出の全てを検査対象にすると規定。

 挽氏も「除外されるものはない」と述べ、軍事費の建設国債発行やFMS、官房機密費も検査対象になり得ると答えました。

衆議院TV・ビデオライブラリから見る


「議事録」

<第211回通常国会 2023年2月22日 議院運営委員会 第7号>

○塩川委員 日本共産党の塩川鉄也です。
 挽文子参考人にお尋ねいたします。
 まず、憲法第九十条の意義について。
 憲法第九十条は、「国の収入支出の決算は、すべて毎年会計検査院がこれを検査し、」と規定をしています。
 戦前、機密費は調査対象から除外をされ、軍事関係費は旧会計検査院法の適用が除外をされ、増える軍関係経費等を検査できなかった反省から、日本国憲法は全てを対象とするとして、このような例外を認めないことを明らかにしたのではないでしょうか。
○挽参考人 御質問いただき、ありがとうございます。
 憲法九十条についての解釈でございますが、憲法九十条の「すべて」とは、国の収入支出に関して会計検査院の検査の対象から除外されるものはないという意味で規定されたものと承知しております。
○塩川委員 次に、大軍拡予算に関連して、国債発行についてです。
 憲法は、前文で「政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意し、」と明記をしております。このことは財政民主主義の観点でも重要です。過去の戦争で戦費調達のために大量の国債を発行し、国家財政と国民生活を破綻させた痛苦の体験を踏まえたものであります。
 財政法の第四条は、公共事業費、出資金、貸付金の財源を除いて、国債の発行を禁じています。財政法制定時の逐条解説には、「第四条は健全財政を堅持して行くと同時に、財政を通じて戦争危険の防止を狙いとしてゐる規定である。」「公債のないところに戦争はないと断言し得るのである、従つて、本条は又憲法の戦争放棄の規定を裏書保証せんとするものであるともいい得る。」と述べています。
 今回、軍事費に建設国債を充てることは、憲法及び財政法の立法趣旨から見て到底許されるものではないと考えますが、お考えをお聞かせください。
○挽参考人 会計検査院の検査は、予算や政策の執行過程あるいは執行結果を対象としており、政策の裏づけとなる予算の執行に問題がある場合には、その原因の究明を徹底して行うこととし、そして、その結果、予算や政策上の問題が認められれば、これを積極的に取り上げていくものと承知しています。
 防衛費に建設国債を充てる予算案は現在審議中であり、この予算案が成立して予算が実際に執行されたならば、その段階で検査の対象となるものであると承知しております。
 また、会計検査院の検査の状況については、まだ承知しておりませんので、見解を述べるのは差し控えたいと思います。
 仮に今回任命について同意をいただけた場合は、防衛費について、これまでの検査の状況をしっかりと確認して、他の二人の検査官の御意見も聞きながら、適切に検査を実施してまいりたいと考えております。
○塩川委員 次に、対外有償軍事援助、FMSについてであります。
 来年度のFMS調達額は一兆四千七百六十八億円で、今年度の四倍、十年前の十三倍と、過去最大の突出した伸びとなっています。
 FMSについては、余りにアメリカに都合のよい契約方法が問題となってきました。元防衛装備庁長官官房の会計官が書いた論文には、FMSでは米政府の手数料や管理費等も加算される、通常三・五から五%、この手数料、管理費は、FMSを担当する国防安全保障協力庁における人件費等の諸経費や輸出推進の経費などに充てられるとあります。
 米国政府の職員の人件費や米国兵器の輸出推進の経費をなぜ日本国民の税金で払わなければならないのか。こういった点についてメスを入れる必要があるのではないでしょうか。
○挽参考人 FMSについては、会計検査院がこれまでも重点を置いて検査をしており、装備品等の納入が大幅に遅延している事態や未精算額が多額に上っている事態等、先ほど申し上げたとおりでございますが、意見表示事項や処置要求事項などとして複数回検査報告に掲記をしております。
 また、平成三十年の国会からの検査要請により、有償援助による防衛装備品等の調達に関する会計検査の結果についてを報告していると承知しておりますが、その報告書では、FMS調達に係る契約額の増加に伴って、手数料の負担額も増加することに鑑み、契約管理費の減免を受けることにより契約額を低減する余地がないか検討することなどを所見として記載していると承知しております。
 仮に今回任命について同意をいただけた場合は、FMSを含む防衛費の検査に当たって、防衛費が今後大幅に増加することが見込まれる状況下において防衛装備品等の調達は適切なものとなっているか、これは、私、原価計算の専門家でございますので、そこを見ていきたい、プロジェクト管理は適切か、より少ないコストで実施できないかなどについて検査していくことが考えられます。
 これまでの検査で明らかとなった状況や国会での御議論、国民の関心などを踏まえつつ、適切に厳正に検査を実施してまいりたいと考えております。
○塩川委員 このFMS関連では、グローバルホーク導入に当たって、四十人のノースロップ・グラマン社の社員に対し、技術支援の役務だけで九十億円、一人当たりの経費が年間二億円を上回る、余りにも高過ぎる、こういった点についても検査対象としてお考えになるのはいかがでしょうか。
○挽参考人 先ほども申し上げたとおり、会計検査院は、FMS調達についてこれまでも重点を置いて検査を実施しており、その結果を検査報告に掲記していると承知しております。私としては、防衛省において、より一層適切なFMS調達の実施に取り組むことが重要であると考えております。現時点では、個別具体的なFMS調達事案に対する検査の詳細については承知しておりません。
 仮に今回任命について同意をいただけた場合は、検査の詳細についてしっかり確認してみたいと思います。その上で、他の二人の検査官の御意見も聞きながら、適切に厳正な検査を行っていきたいと考えております。
○塩川委員 ありがとうございました。
○山口委員長 これにて各会派を代表する委員の質疑は終了いたしました。
 これより自由質疑を行います。
 質疑される方は、挙手の上、委員長の許可を得て発言されるようお願いいたします。
 また、発言の際は、所属会派及び氏名をお述べいただき、一人一問一分以内としていただきますようお願いいたします。
 それでは、質疑のある方は挙手をお願いいたします。
○若林委員 自由民主党、長野一区の若林健太でございます。
 私は、公認会計士でありまして、会計の専門家の挽先生に是非一度お聞きしたい、こう思ったもので、立たせていただきました。
 現在、国においては、貸借対照表を年一回作成しております。しかし、これは複式簿記化に向けた取組の一環としてやっているわけですが、完全な形での複式簿記化というのはまだまだ道半ば、こういう状況になっているところで、結果として、決算が遅かったりいろいろな問題がある、私はそう思っております。
 先生に、会計の専門家として、公会計、国の会計の複式簿記化という問題についてどうお考えになっておられるか、お聞きさせていただきたいと思います。
○挽参考人 一研究者としてのお答えということでよろしいでしょうか。ありがとうございます。回答させていただきます。
 私のゼミでは毎年公認会計士を六名ほど、一橋大学としては三十数名ほど輩出して、数が少ないながらも公認会計士業界にも貢献しているんですけれども、その中で、東京都が複式簿記を採用するときに、石原都知事の下で採用するときにプロジェクトに当たった学生、OBがおります。東京都のレベルでも非常に大変でございました。その一方で、デジタル化が進んでおりますので、そういう意味ではこれはグッドニュースではないかというふうには思っております。そのときよりは恐らくやりやすいのではないかというふうに考えております。
 私、特に医療機関、地方独立行政法人等の医療機関に行きますと、設備があるとかないとか、固定資産台帳を作ったはずですよねというようなこともありますので、デジタル化が進んできたとしたらそれはグッドニュースなので、そういう方向への展開もあり得るとは思います。しかしながら、慣れ親しんできた、また、意味のある形で決算を行ってきているという面もありますので、全面的な複式簿記移行は多分難しいであろうけれども、コストとベネフィットの観点から検討すべきではないかというふうに考えております。
○塩川委員 日本共産党の塩川鉄也です。
 過去、その不透明な支出が問題となってきた内閣官房報償費、いわゆる官房機密費についてお聞きいたします。
 三類型ある官房機密費のうち、調査情報対策費と活動関係費は領収書等支出先が確認できるものを保存することになっておりますが、官房長官が直接扱う政策推進費については、いつ、誰に、どのような目的で幾ら支払ったのか、適切に記録する仕組みがありません。まさに官房長官しか知り得ないことがあります。
 官房長官が直接扱う官房機密費について会計検査院が適切な検査を行っているのか、この点についてのお考えをお聞かせください。
○挽参考人 御質問にお答えいたします。
 現行の憲法の規定では、国の収入支出は全て会計検査院が検査することとなっており、内閣官房報償費についても会計検査院の検査の対象になるということは承知しております。
 そのため、報償費についても検査が行われているものと考えますが、現時点では、内閣官房報償費に対する検査の詳細については承知しておりませんので、仮に今回任命について同意をいただけた場合は、検査の詳細について、よく確認してみたいと思います。その上で、他の二人の検査官の御意見も聞きながら、適切な検査を行っていきたいと考えております。
○山口委員長 よろしゅうございますか。
 それでは、これにて挽参考人の所信に対する質疑は終了いたしました。
 挽参考人、ありがとうございました。
 以上をもちまして検査官の候補者からの所信聴取及び所信に対する質疑は終了いたしました。

国立公文書館議連総会に出席

 国立公文書館議連総会に出席。

 2028年度末に、憲政記念館との合築で新館が建設されます。

 「健全な民主主義の根幹を支える国民共有の知的資源」である公文書。重要文書を保管・活用する場となる公文書館のあり方について意見交換。

 公文書館への行政文書の積極的な移管や専門人材の育成が課題です。

政党助成法廃止を/人民主クラブの皆さんから署名を受け取り懇談

 婦人民主クラブの皆さんから政党助成法廃止を求める署名を受け取り、懇談。

 思想・良心の自由に反する政党助成法は廃止にと、全国で取り組んできました。

 支持しない政党への強制カンパとなります。

 選挙買収疑惑や「政党の堕落」が問われます。

 憲法違反の政党助成法は、廃止しかありません。


政党助成廃止求め署名託す/婦人民主クラブ/塩川氏に2000人分超

「しんぶん赤旗」2月22日・12面より

 婦人民主クラブは21日、衆院第2議員会館で、全国で集めた政党助成金の廃止を求める請願署名2000人分以上を日本共産党の塩川鉄也衆院議員に手渡しました。

 柳沢清美事務局長や、顧問の櫻井幸子さんらは、「国民の税金が自己の支持しない政党に配分されるという政党助成金の制度は、憲法が保障する国民の『思想・良心の自由』『政党支持の自由』を侵害する違憲の制度です」と話しました。

 婦人民主クラブとして2018年から全国で始めた活動で、今回で3回目の提出です。

 柳沢事務局長らは、政党助成金を受け取らない日本共産党を評価。「政党助成金を受け取った党のなかには、選挙資金として使い、河井夫妻選挙違反事件のように、選挙買収にまで使われたことが判明した。早く廃止してほしい」、「財政悪化を理由に、国民には社会保障の削減や消費税増税がおこなわれる一方で、政党に対しては巨額の税金が配分されることに政治不信は深まるばかりです」などと訴えました。

 塩川議員は、「大事なとりくみで敬意を表します。私たちも違憲の制度の廃止にむけ、がんばりたい」と応じました。

攻撃受けても機能維持/第一線からの医療・後送態勢/空自入間基地を視察

 航空自衛隊入間基地を視察。

 来年度予算で、抗たん性(敵の攻撃を受けた場合に、その機能を維持する性能)の向上に、全国一多い115億円を計上。電力線などライフラインの地下化・多重化を図るとしています。

 「防衛力整備計画」には、スタンド・オフ・ミサイルを輸送機からも発射できる搭載システムの開発・整備が盛り込まれています。C-2輸送機も対象となります。

 滑走路の東側には火薬庫地区があります。来年度予算で火薬庫新設となっており、「地元への説明が必要ではないか」と聞くと、「確認中」としか答えませんでした。これまで火薬庫設置の場合、自治体や地元住民への説明を行ってきています。安全性など、防衛省は説明責任を果たすべきです。

 自衛隊入間病院を視察。「国家防衛戦略」には「南西地域の第一線から本州等の後送先病院までのシームレスな医療・後送態勢を確立」とあり、この後送先病院として入間病院が位置付けられています。

 沖縄が戦場になることを想定した訓練も行われてきました。戦争させない政治こそ求められています。


ミサイル搭載を追及/国会議員県議候補ら/埼玉・入間基地増強計画を調査

「しんぶん赤旗」2月22日・首都圏版より

 敵基地攻撃能力の保有が検討される中、日本共産党の塩川鉄也衆院議員と伊藤岳参院議員、埼玉県議団は21日、大規模な増強が計画される航空自衛隊入間基地(埼玉県狭山市、入間市)を調査しました。地方選候補らが同行しました。

 C2輸送機、弾薬作業所や火薬庫地区、地下連絡道や自衛隊入間病院を訪れ、担当者の話を聞きました。

 入間基地では電力線などライフラインの地中化、多重化(攻撃を受けた時の基地機能維持能力の強化)に2023年度予算案で115億円が計上されています。担当者は他基地と比較して予算規模が大きいのは整備規模が大きいことが理由だと説明しました。

 塩川氏がC2輸送機へのスタンド・オフ・ミサイルの搭載について質問すると、担当者は「決定はしていない。現在はミサイルを発射できるシステムの調査をしているところ」と回答。

 伊藤氏の「なぜ輸送機にミサイルを搭載するのか」との質問に担当者は「調査研究で有効性を確認していく」と話し理由については明言しませんでした。

 来年度予算での火薬庫新設について「地元への説明が必要ではないか」という塩川氏の質問に担当者は「確認中」としか答えませんでした。

 柳下礼子、村岡正嗣、秋山文和、前原かづえ、もりやひろ子(酉7区=川越市)、秋山もえ(南13区=上尾市、伊奈町)の各県議、城下のり子(西I区=所沢市)、いのまた嘉直(西4区=狭山市)の両県議候補、佐藤匡入間市議が出席しました。

現有2議席確保必ず/茨城・土浦市で決起集会

 土浦市で決起集会。古沢よしゆき・福田かつお市議予定候補と訴え!

 コミュニティバスの実現、補聴器購入補助制度など、党市議団が大きな力を発揮。現有2議席確保必ず!

 原発運転期間延長、新増設など、原発事故を忘れ去った政策大転換は許されない!東海第二原発再稼働反対・廃炉、原発ゼロの日本を!

衆議院の参観者ホールを視察

 衆議院の参観者ホールを視察。

 参観者ホールには、国民に開かれ、立法府の役割を国民に届ける「議会ビジターセンター」としての機能が求められています。

 展示パネルに替えて「デジタルサイネージ(電子看板)」2面を新たに設置。大型マルチビジョンを3月下旬に設置予定。憲政記念館との連携が重要。

【予算委員会】米製兵器爆買い過去最大1.5兆円/撤回迫る

 政府が2023年度予算案に計上している過去最大1.5兆円の米製兵器“爆買い”は撤回せよと主張しました。

 私は、米政府の武器輸出制度である有償軍事援助(FMS)に基づく購入金額の変化(配布資料参照)で、来年度のFMS調達額は過去最大の1兆4768億円で、13年度予算の約13倍にのぼることを示し、「こんな爆買いは異常だ」と強調しました。

 浜田防衛大臣は「FMSに問題があるとは考えていない」と答弁。

 私は、FMSは一方的に価格が示され、原則前払いであるなど、米国に都合の良い仕組みだと指摘。元防衛装備庁会計官の論文によれば、FMSの手数料には「米国でFMSを担当する組織の人件費や輸出推進の経費」まで含まれるとして、「なぜこんな経費まで日本国民の税金で払わなければならないのか」と質問しました。

資料↑クリックで拡大

 浜田靖一防衛相は、「FMSには諸課題がある」と認め、「合理化に取り組んでいる」と釈明しました。

 私は、政府が来年度のFMS対象事業で、長距離巡航ミサイル・トマホーク取得に2113億年を計上していることについて、米国防省資料によればトマホーク1基あたりの価格は約2億円なのに、報道では日本が取得するトマホークの価格は1基当たり3~5億円とされており、米軍単価の2倍にのぼると指摘。「トマホークの単価を明らかにせよ」と迫りましたが、浜田防衛大臣は「単価は明らかにしていない」と拒否しました。

 私は「内容を一切明らかにせず、トマホークの一括契約だけを決めている。妥当性を検証できず、予算審議そのものが成り立たない」と強調。トマホークは「対テロ」先制攻撃で米国が繰り返し使用してきたと指摘し、「先制攻撃につながる敵基地攻撃能力保有そのものだ」と厳しく批判しました。

 また、私は米国製無人偵察機グローバルホークの後方支援費として90億円が計上されていることについて、同機は米国では金食い虫で役にも立たず、退役となったものだと指摘。後方支援費90億円は米軍事企業の社員40名の技術支援に対するものだとして「一人当たりの経費は2億円を上回り、あまりに高すぎる。何に、いくら使うのか」と質問。

 浜田防衛大臣は「費用の内訳については、米国政府から開示されていないため答えられない」と明らかにしませんでした。

 私は、「米国の言い値で、古くなった兵器を押し付けられ、しかも多額の維持整備費まで負担する。FMSは、米軍の軍需産業の利益を保証し、生産ラインを動かすための仕組みだ」と強調。GDP比2%は米国が要求してきたものだとして、米国政府と米軍需産業の要求にこたえる大軍拡は中止せよと主張しました。

衆議院TV・ビデオライブラリから見る


「議事録」

<第211回通常国会 2023年2月17日 予算委員会 第12号>

○塩川委員 日本共産党の塩川鉄也です。
 岸田政権は、安保三文書に基づき、五年間で四十三兆円という大軍拡であります。二〇二七年度にはGDP比二%に達する措置を講ずるということを明記をしております。福祉や教育、暮らしを圧迫する大軍拡予算はきっぱりとやめるべきであります。
 今日は、その大軍拡の中のFMS、対外有償軍事援助について浜田防衛大臣にお尋ねします。
 資料の配付をお願いしておりますが、来年度のFMSの調達額は一兆四千七百六十八億円で、過去最大の突出した伸びとなっております。今年度に比べて約四倍に増加をし、第二次安倍政権発足の二〇一三年度以来、十年間で十三倍に増加をしております。
 大臣、お尋ねしますが、こんな爆買いは余りにも異常ではありませんか。今後、防衛力整備計画の五年間で幾らFMSで買うつもりなんですか。お答えください。
○浜田国務大臣 令和五年度は、防衛力整備計画の初年度であります。今後五年以内に防衛力を抜本的に強化するに当たり、装備品の調達には複数年度を要することから、防衛省としては、一年でも早く必要な装備品を各部隊に届け、部隊で運用できるよう、FMSにより取得するものも含め、防衛力整備計画の初年度に当たる令和五年度に可能な限り契約する必要があると考えております。
 その結果、令和五年度予算案では、FMS調達として、主として、スタンドオフミサイルのトマホーク、早期警戒機のE2D、戦闘機のF35A及びF35Bといった装備品の取得経費等を計上しております。その合計額は一兆四千七百六十八億円であり、令和五年度予算の契約額約八兆九千五百二十五億円の約一六・五%に相当いたします。
 この点、前中期防の初年度である令和元年度予算のFMSに関わる相当額は七千十三億円であり、同年度予算案の契約額約三兆三千八百二十一億円の約二〇・七%であったことを踏まえると、FMSの契約額全体に占める割合はむしろ低下しており、令和五年度予算案のFMS契約額に問題があるとは考えておりません。
 FMSは、米国でしか製造できない能力の高い装備品を調達できることなどから、我が国の防衛力を強化するために重要と考えており、いわば我が国の防衛力そのものでもある国内の防衛生産基盤の強化にも十分に配慮しつつ、防衛力の抜本的強化の実現に向けて全力で取り組んでまいります。
○塩川委員 全体の額が大幅に増えているわけですから、そういう中での比重が大きくなるというのでも問題ですけれども、この大軍拡によって五年間で幾ら買うのかということについては答弁がありませんでした。
 三菱重工業や川崎重工業などの国内の軍需企業を押しのけて、米国政府が一番の兵器の調達先であります。日本の兵器、主要装備品が米国製ばかりになるという状況ではありませんか。
 FMSは、米国政府が外国に対し、兵器等を有償で提供する制度であります。武器輸出管理法に基づき、米国の安全保障を強化をすることを目的に提供される。FMSについては、価格交渉の余地はなく、一方的に価格が示されること、原則前払いであること、納期は予定であること、米国側の方針変更があれば契約解除できるなど、余りにも米国に都合のいい契約方法が問題となってまいりました。
 そこで、お尋ねします。
 「防衛法研究」という雑誌に、元防衛装備庁長官官房会計官が論文を書いています。
 FMSでは米国政府の手数料や管理費等も加算をされる、通常三・五%から五%、この手数料、管理費は、FMSを担当するDSCA、国防安全保障協力庁における人件費等の諸経費や輸出推進の経費などに充てられると言っています。防衛装備庁の担当者が述べている。
 米国政府の職員の人件費や米国兵器の輸出推進の経費をなぜ日本国民の税金で払わなければならないのか。おかしいんじゃありませんか。
○浜田国務大臣 防衛省の論文について一々私から評価はいたしませんけれども、FMSの調達については、諸課題がある中で、閣僚レベルを含む様々なレベルでの米国への働きかけなど、FMS調達の合理化に向けて積極的に取り組んでいるところであります。令和四年度予算のFMS対象経費についても、米国としっかりと交渉、調整し、価格の精査を通じて費用の抑制に努めました。
 引き続き、我が国に必要な装備品を適正価格で調達できるよう努めてまいりたいと考えております。
○塩川委員 答えていませんよ。
 要するに、経費に上乗せをして手数料や管理費が払われているんですよ、それが三・五%とか五%。そこにアメリカ政府の職員の人件費や米国の兵器の輸出推進の経費が含まれているという話であって、国防安全保障協力庁によると、武器輸出管理法は、FMS活動が米国政府に無償で実施されることを義務づけている、FMSは外国の購入者が管理費を提供し、納税者の負担なく運営している。つまり、日本の納税者の負担で米国兵器の輸出の推進の経費まで払うなど、全く納得がいきません。余りにもアメリカに都合のいい仕組みではないでしょうか。
 次に、トマホークについて聞きます。
 政府は、来年度、FMS対象事業として、トマホーク・ブロック5の取得に二千百十三億円を計上しております。
 トマホークを何基購入し、一基当たりの値段は幾らでしょうか。
○浜田国務大臣 自衛隊が保有するミサイルの弾数や単価については、従来から公表をしておりません。
 トマホークについても、これをお示しすることはお答えを差し控えさせていただきたいと思いますが、引き続き、トマホークの必要性等について丁寧に分かりやすく説明してまいりたいと考えております。
○塩川委員 何の説明もなくて、何で丁寧な説明なんですか、分かりやすい説明なんですか。
 米国防総省の昨年十二月の契約に関する公表資料を見ますと、来年度において、米海軍、陸軍、海兵隊で、合計百十一基のトマホークを約一億六千万ドルで取得すると書いてあります。一基当たりにすれば、約二億円であります。
 国内の報道では、日本が取得をするトマホークの単価は一基当たり三億円から五億円とありました。FMSによるトマホークの取得は、米軍の購入の単価の二倍という高値買いになっているんじゃありませんか。こういったことについて、是非説明いただきたい。
○浜田国務大臣 自衛隊が保有するミサイルの具体的な取得数や単価については、お答えは控えさせていただきたいと思います。
 その上で申し上げますと、一般的に、装備品の単価は、調達数量、能力向上や部品枯渇に伴う仕様の変更、材料や部品の価格変動、為替の変動など、様々な要因に基づき変動をいたします。そのため、トマホークの単価について、過去の他国の実績やその他公刊情報の単価がそのまま当てはまるわけでは必ずしもありません。
 トマホークの弾数や単価については一概にはお答えできませんが、防衛省としては、引き続き、トマホークの必要性等について丁寧に分かりやすく説明してまいりたいと考えております。
○塩川委員 丁寧でも分かりやすくもないという答弁そのものであります。
 大体、百十一基買う米軍で、それが一基当たり約二億円、それなのに、日本は五百基購入とか言われているわけですけれども、その単価が何で出てこないのか。四億円、三億から五億、こういう金額なのではないのか。こういうことについて丁寧な説明こそ必要じゃないでしょうか。
 トマホーク、何基買うのか、単価は幾らか、一切明らかにしない。それなのに、来年度、トマホークを一括契約することだけは決めているんです。この予算審議の中で、その妥当性、検証しようがないじゃありませんか。これでは予算審議そのものが成り立たないじゃありませんか。
 委員長、トマホークの弾数や単価を明らかにしていただきたい。資料提出を要求します。
○根本委員長 理事会で協議します。
○塩川委員 岸田総理は丁寧に説明すると言いますが、全くブラックボックスのままであります。
 トマホークは、イラクやアフガニスタンなどでの対テロ先制攻撃戦争で米国が繰り返し使用してきた兵器であります。先制攻撃につながる敵基地攻撃能力の保有そのもの、この点でも国民の不信は拭えないということを申し上げておきます。
 さらに、グローバルホークについて聞きます。
 来年度予算にグローバルホークの後方支援費が計上されています。ノースロップ・グラマン社の社員四十人の技術支援に対して九十億円を計上しています。何に使うんですか。
○浜田国務大臣 グローバルホークは、自衛隊において初めて導入された高高度滞空型の大型無人機であり、その運用や維持管理の一部について米国企業の支援を受けるため、令和五年度予算案において約九十億円を計上しております。
 米国企業の支援の具体的内容としては、三沢基地に駐在する役務員約四十名による機体の操縦や機体搭載センサーの操作教育、部品や支援機材の補給管理、情報保全、セキュリティー関連業務、機体や地上機材の整備、衛星通信やセンサーの整備、役務全般のマネジメントに加え、米国本土のノースロップ・グラマン社の役務員等による事業管理やセキュリティー関連業務、部品の生産管理、在庫管理、ソフトウェアのアップデート等が含まれております。
 三沢基地における技術支援のみで九十億円が計上されているものではありません。
○塩川委員 だって、三沢の三機のグローバルホークのために、その技術支援ということで九十億円なんですよ。四十人のノースロップ・グラマン社の社員に対し、技術支援という役務提供だけで九十億円なんです。部品の購入費などは含まれておりません。一人当たりの経費は年間二億円を上回る。技術支援という役務提供だけで一人当たり二億円というのは、余りにも高過ぎるんじゃありませんか。
○浜田国務大臣 三沢基地に駐在する役務員の約四十名は、先ほどお話をしたことであって、様々な役務に数名ずつ従事をしております。
 それぞれの役務に係る経費や役務員個別の手当といった経費の内訳については、米国政府と米国企業の契約内容に関わるものであり、米国政府から開示されていないため、防衛省としてお答えすることはできませんが、米国とは毎年協議を行い、経費の効率化、削減を行っております。
 さらに、防衛省としては、三沢基地に駐在する役務員の一部を自衛官に置き換えていくといった取組を進めることにより、役務に係る経費の削減に努めているところであります。
○塩川委員 アメリカの言い値をそのまま受け入れて計上しているだけということが実態であります。技術支援の中身が全く不透明であります。役務の提供だけなのに何でこんなに高いのか、納得がいきません。
 米国では、グローバルホークは金食い虫で役にも立たず、退役となりました。それなのに、日本は、アメリカの言い値で、古くなった兵器を押しつけられて、しかも多額の維持整備費まで払うことになる。アメリカのやりたい放題ではありませんか。こんな大軍拡に国民の税金をつぎ込むのは、理解が得られません。
 FMSは、米軍の軍需産業の利益を保証し、その生産ラインを動かすために、旧式の兵器を購入させ、多額の維持整備費を支払い続けさせる仕組みだ。そもそも、GDP比二%の大軍拡そのものがアメリカの要求であります。
 米国政府と米軍需産業の要求に応える大軍拡は中止すべきだと申し上げて、質問を終わります。

大幅賃上げ、大軍拡ストップを/JMITUの院内集会で国会情勢報告

 「23春闘勝利!軍拡・増税阻止!物価高騰からくらしと地域経済をまもる!JMITU中央行動」の院内集会で国会情勢報告。

 暮らしを守るために大幅賃上げを!

 敵基地攻撃能力保有と大軍拡ストップ!

 労働者と国民のためにたたかう労働組合の奮闘に期待。

埼玉県民大運動の国会行動であいさつ

 埼玉県民大運動の国会行動であいさつ。

 空自入間基地では、抗たん性の向上をはかる予算が115億円も計上。

 負傷した自衛隊員を搬送する輸送機や病院を整備。沖縄が戦場になることを想定した訓練も行われていた。

 スタンド・オフ・ミサイルのC2輸送機搭載システムも整備する。

 大軍拡反対の世論と運動を!

アイルランド下院議長一行が衆院議長を表敬訪問

 ショーン・オファイール アイルランド下院議長一行が衆院議長を表敬訪問。

 アイルランドはラグビー強豪国。日本文化を世界に伝えたラフカディオ・ハーンもアイルランド系。

 アイルランド下院議会選挙は、40選挙区からなる比例を加味した中選挙区制(3~5名)。選挙権は18歳以上、被選挙権は21歳以上。

埼玉/日高市で演説会

 日高市で党演説会。

 佐藤まこと市議は、コロナ禍の水道料金軽減策や中3のインフルエンザ予防接種助成を実現。

 「遠足の聖地」日高市で、山林を切り開くメガソーラー計画が浮上したときには、環境保全と災害防止の観点でメガソーラー規制条例実現のために尽力しました。

 なくてはならない議席です。

「共産党がんばって」と激励/埼玉・所沢市内で宣伝行動

 所沢市内で宣伝行動。城下のり子市議(県議予定候補)、加藤健一市議予定候補と一緒に。

 どの駅でも国政要望と励ましの声がたくさん寄せられました。「コロナの5類見直しでは、コロナにかかれる医療機関が減ってしまうのではないか」「岸田首相では暮らしが大変になる」「共産党がんばって」。

【内閣委員会】日本学術会議/自主性・独立性はアカデミーに不可欠/任命拒否の撤回を

 日本学術会議に関する問題を取り上げ、同会員選考時に自主性・独立性を守ることの徹底や、菅政権以降の会員6人の任命拒否の撤回を求めました。

 私は、各国のアカデミーの設置において不可欠の要件の一つが会員選考における自主性・独立性だと強調。学術会議による「各国アカデミー等調査報告書(2003)」では、各国アカデミーにおける会員の選出方法について、どのように指摘しているか質問しました。

 学術会議事務局は「各国アカデミーは、ほぼすべての機関において、そのアカデミー内の会員により推薦・選出される方式を採用している」と答えました。

 私は、内閣府が提出しようとしている日本学術会議法改正案では、会員以外の者で構成される選考諮問委員会を新たに設置することになっていると指摘し、「学術会議の会員候補者選考や選考の規則を定めるときに同委員会に諮問する仕組みだ。諮問委員会は誰が選ぶのか」とただしました。

 後藤茂之経済再生担当大臣は、詳細は検討中だとし「諮問委員会の委員は、学術会議会長が任命することを想定している」と初めて明らかにしました。

 私は、法案には、学術会議に対いて政府等と問題意識や時間軸を共有すること求める規定が盛り込まれていると指摘し、これまで軍事研究を否定する立場をとってきた学術会議を改造する狙いなどを指摘する声を真摯に受け止めよと追及。

 後藤大臣は「今回の見直しにおいて、独立性に変更を加える考えは一切ない」と答えたのに対し、私は「学術会議の独立性をいうのなら、6人に任命拒否を撤回すべきだ」と強調しました。

 後藤大臣は「すでに決着済みだ」と述べるのみでした。

衆議院TV・ビデオライブラリから見る


「議事録」

<第211回通常国会 2023年2月10日 内閣委員会 第2号>

○塩川委員 日本共産党の塩川鉄也です。
 今日は、まず最初に後藤大臣に、日本学術会議をめぐる問題について質問をいたします。
 菅政権以降の政権が行ってきた、学術会議が推薦する会員六人の任命拒否には、厳しい批判の声が寄せられてきました。任命拒否は直ちに撤回をすべきであります。
 それなのに、この六人の任命拒否をそのままにして、今国会提出予定の学術会議法案では、選考諮問委員会の設置や、会員以外による推薦を盛り込む法案を提出しようとしていることは極めて重大であります。アカデミーの独立性を侵害するものと言わざるを得ません。
 日本学術会議は、各国のアカデミーの設置形態について分析をし、その不可欠の要件として、学術的に国を代表する機関としての地位、そのための公的資格の付与、国家財政支出による安定した財政基盤、活動面での政府からの独立、会員選考における自主性、独立性の五点を挙げています。このような要件は、アカデミーの独立性に不可欠であります。
 そこで、今回、政府の介入でクローズアップされたのが、会員選考における自主性、独立性の問題です。日本学術会議は、現会員による会員の選出、コオプテーションを基本とすることが適当だと述べてきました。この方式は、海外の多くのアカデミーで採用されている標準的な会員選考方式だと指摘をしております。
 学術会議事務局にお尋ねします。
 日本学術会議の各国アカデミー等調査報告書では、各国アカデミーにおける会員の選出方法についてどのように指摘しておりますか。
○三上政府参考人 お答え申し上げます。
 御指摘の各国アカデミー等調査報告書は、日本学術会議の国際協力常置委員会が、各国のアカデミーについて、設置の根拠、会員の人数、任期、選出方法、機能、予算等について調査を実施し、平成十五年に取りまとめたものと承知しております。
 会員の選出方法につきまして、同報告書では以下のとおり指摘しているところでございます。
 「各国アカデミーは、ほぼ全ての機関において、そのアカデミー内の会員により推薦・選出される方式(コオプテーション)を採用している。これは、アカデミー会員は学術上高い評価を得た者で構成されているべきであり、会員選出の判断はアカデミー会員のみによって可能であるという考え方に基づくと理解できる。」
 以上でございます。
○塩川委員 今説明がありましたように、各国アカデミーは、アカデミー内の会員により推薦、選出される方式、コオプテーションを採用しています。
 後藤大臣にお尋ねしますけれども、このようなアカデミー内の会員により推薦、選出される方式というのは、民主的な国家のアカデミーにおいては不可欠の要件ではありませんか。
○後藤国務大臣 今、コオプテーション方式のお話はさせていただいたとおりであります。
 そういう意味で、日本もコオプテーション方式を取っておりますし、今検討を、より国民の皆さんに理解され続ける学術会議であるためにどういうふうに考えていくのがよいのかという検討においても、このコオプテーション方式を前提として、より国民に理解されるという透明な仕組みをというふうに考えております。
 先ほどのお話の中で、世界の学術会議、アカデミーと日本の学術会議が非常に違いますのは、世界のアカデミーの中で、独立した民間団体ではなくて政府の組織そのものであるのは日本の学術会議だけでございます。
○塩川委員 アカデミーの独立性のポイントとして、今言ったような会員選考における自主性、独立性と同時に、五つの要件ということも冒頭申し上げました。そこがやはり肝腎で、国を代表する機関としての地位を与える、そのための公的資格の付与、国家財政支出による安定した財政基盤、そして、活動面での政府からの独立に加えて、会員選考における自主性、独立性、この点で共通をしているという点が各国のアカデミーの特徴だということが重要であります。
 日本もコオプテーション方式を取っている、コオプテーションを前提として考えていくという話がありましたけれども、今回、政府が、日本学術会議の在り方についての方針の策定に当たって、各国のナショナルアカデミーの在り方についての調査を行っていると聞いております。そこでの会員選出方法については、どのような調査結果だったんでしょうか。
○後藤国務大臣 御指摘のとおり、内閣府におきましては、昨年、米国、英国、ドイツ、フランスの四か国のアカデミーの在り方について調査を実施したところでございます。
 ナショナルアカデミーの設置形態には、それぞれの歴史的経緯を踏まえた多様性がありまして、アカデミーが国の機関であり、会員が公務員であるとされているのは、主要先進国のアカデミーの中では日本だけであると認識をいたしております。
 調査の内容については、今まだ、現在確認中という状況でありまして、詳細まで申し上げられない状況ではありますけれども、アカデミーが日本の特殊法人のような組織であるフランスにおいては、会員について大統領の認証が行われております。それ以外の、アカデミーが民間の団体である国においては、国は会員の選考に関与しておりませんけれども、私的な団体の会員選考が会員によって行われるのは当然のことであるとも考えられると思います。
○塩川委員 コオプテーションを基本とするかどうかというのはその設置形態で問われているとなると、それ自身が世界標準から外れることになりかねないということを指摘をしておきます。
 そういった調査については、すぐ公表してもらえますか。
○後藤国務大臣 今申し上げたとおり、政府の発表する調査ということでございますので、正確を期して、現在確認をしているところでございます。
○塩川委員 是非直ちに出していただいて、それで議論に付していくということこそ、政府の行うべき姿勢だということを申し上げておきます。
 内閣府が示しています学術会議改正法案の概要では、会員及び連携会員以外の者で構成される選考諮問委員会を新たに設置をし、学術会議が会員候補者を選考するときや選考に関する規則を定めるときは、事前に同委員会に諮問する仕組みを導入するという話であります。
 この選考諮問委員会というのは誰が選ぶんでしょうか。
○後藤国務大臣 詳細については検討中ではございますけれども、委員は、科学や科学の研究環境などについて広い経験と識見を有する者について、一定の手続を経て会長が任命をする、学術会議会長が任命することを想定をいたしております。
 学術会議は国費で賄われる国の機関として独立して職務を行うことから、国民から理解され信頼される存在であり続けるためには、運営の透明化にとどまらず、活動を担う会員、連携会員の選考についても、国民の目から透明かつ厳格なプロセスで行われることが必要であるということで、選考諮問委員会を諮問者として置くことについて検討中でございますけれども、その会長は、今申し上げたとおり、学術会議の会長でございます。会員を選考するのは会長でございます。
○塩川委員 選考諮問委員会は誰が選ぶのかと。
○後藤国務大臣 もう一度申し上げます。
 選考諮問委員会の委員は、学術会議の会長が選びます。
○塩川委員 その際に、政府、総理大臣などの関与というのはどうなるんでしょうか。
○後藤国務大臣 今、詳細についてまだ確定をしているわけではありませんけれども、今のところでは、一定の手続は考えておりますけれども、国側がその諮問委員の任命に関わるという、そういう前提で議論をしておりません。
○塩川委員 一定の手続ということを含めて、政府側の関与というのはどうなのかといったことについて不透明なままであれば、これは理解が得られないということにもなります。そういう点でも、学術会員に対して真摯に説明も行っていく、そういったことこそ必要であると考えます。
 選考諮問委員会による会員選考への関与自身が総理大臣による任命拒否の正当化につながるのではないか、こういった懸念の声もあるわけですから、そういった声を真摯に受け止めていく必要があると思います。
 改めて、各国アカデミーが採用している、アカデミー内の会員により推薦、選出される方式が民主的な国家のアカデミーにおいて不可欠の要件だ、この点をゆるがせにはできない。その点で、選考諮問委員会がどういう位置づけになるのかといった点について、ここに口を挟むようなものになっては決してならないということを重ねて申し上げておきます。
 それと、法案は、日本学術会議に対して、政府等と問題意識や時間軸を共有することを求めています。
 この点について学術会議は何点か指摘をしておりますけれども、学術には一国に限定されない普遍的な価値と真理の探求という独自の役割があり、これには一国単位の利害には左右されずに、知の探求を通じて人類全体に奉仕するという意味が含まれている、また、政策決定に当たって学術は、政治や経済の観点からは抜け落ちかねない重要な知見を提出する可能性を有している、これらの知見は、必ずしも政府と問題意識を共有しないところからも得られるはず、さらに、中長期的な観点から物事を考える学術と、短期的な判断を常に迫られる政治的意思決定との間で、時間軸を共有できない場面が生じるのはむしろ当然だと指摘をしています。
 こういった指摘を真摯に受け止めるべきではありませんか。
○後藤国務大臣 まず最初に申し上げるのは、問題意識等の共有というのは、政府等との結論の共有を求めているというわけでは決してないということであります。
 その上で、政府としては、学術会議が国費で賄われる国の機関であって、政府等への科学的助言を公務として行うことを役割とする機関である以上は、受け手側の問題意識や時間軸や現実に存在する様々な制約等を十分に踏まえながら審議等を行っていただく必要もあると考えておりまして、結果的にそれが学術会議の科学的助言の実効性を上げることにもつながるのではないかということも申し上げております。
 また、学術会議においても、課題設定等に当たって、多方面の関係者と十分な対話、意見交換を行いながら進めていくことの重要性を自ら十分に認識されて、文書にもされておられます。このような対話機能の強化に向けての学術会議の取組を後押しするため、必要な枠組みを整備していきたいということを申し上げている次第でございます。
 いずれにしても、学術会議に対しては、その独立した活動と何ら抵触することではないということについても、一層丁寧に御説明し、十分に御意見を聞きながら検討を進めるよう心がけてまいりたいと思います。
○塩川委員 政府のこういった対応について、法案の内容についても、厳しい批判の声が寄せられているわけです。学術会議は国益のためではなくて、真理を探求し人類に貢献するために存在をする、その認識の上に独立性が担保されるべきといった意見や、軍拡を急ぐ政府と時間軸と問題意識を共有したら学術会議の本来的な存在意義がなくなるという指摘や、これまで軍事研究を否定する立場を取ってきた学術会議を改造する狙いがあるのではないのか、こういう指摘に対して真摯に受け止める必要がある。
 学術会議による懸念事項、また、このような批判の声に耳を傾けて、アカデミーの独立性を侵害する懸念のある法案については、立ち止まって再考すべきではありませんか。
○後藤国務大臣 まず、個別の問題について、一つずつ御指摘についてお答えするべきではないということかもしれませんけれども、軍事的な国家を目指すということでもありませんし、我々、アカデミアに軍事研究を求めるつもりも一切ありません。
 デュアルユースの問題で、例えば、先端科学技術が将来軍事転用される可能性をしっかりと識別できる議論が今できるのかどうかとか、そういったことについては我々としても意見があるわけでありますけれども、そうしたことは、逆に、学術会議の方が、先端的分野においてはそういう議論はもう現実的に技術的にできないということを会長が発表されておられますし、そのことについては同じ方向だと思っております。
 いずれにしても、総会や声明において様々な御意見、御懸念が示されていることはよく承知しておりますから、しっかりと受け止めさせていただきたいというふうに思います。
 そして、学術会議の独立性について申し上げれば、今回の見直しにおいて、独立性に変更を加えるという考えは一切ない、三条をしっかりと守った運営をしていく、そのことは改めて申し上げたいというふうに思っています。
 学術会議においても、今回、より良い役割発揮に向けてに基づいて進めておられる改革があるわけですけれども、改革の必要性や方向性については、政府と問題意識は共有されているというふうに思っています。学術会議における改革の成果を着実にしっかりと法律に取り込むことで、今後、安定的な運用を担保しつつ透明性を確保する、そういう趣旨で法案を提出するということが必要であるというふうに考えております。
○塩川委員 この間、学術会議をめぐる政府の対応として、政府方針が出され、法案の作業が進められている、これについて懸念や再考を求めるという学術会議の声があるわけであります。これこそ真摯に受け止めていくべきだということを申し上げておくものです。
 アカデミーの独立性の侵害、これが何を招くのかがやはり問われているわけであります。
 ロシアでは、二〇一三年に、プーチン政権の下、ロシア科学アカデミー改革法案が突如として提出をされて、科学アカデミー幹部会や研究所等が反対を表明したものの、同法が成立をする。その後、二〇二二年のアカデミー総裁選挙を始め、繰り返し、ロシア科学アカデミーに対する政府の介入がありました。
 佐藤学東大名誉教授は、アカデミー、学問の自由の侵害が戦争へと突き進む一歩だったと指摘をしています。そういう点でも、学術会議への介入が軍事への科学技術動員の動きと軌を一にするのではないのか、そういう危惧の念というのが強くあるということを正面から受け止めて、こういった介入をきっぱりとやめるべきだと。
 学術会議の独立性を言うんだったら、六人の任命拒否こそ撤回をすべきであります。直ちに任命をという声を求めている学術会議のその声に応えて、学術会議の独立性を口にするんだったら、この六人の任命拒否、直ちに撤回をして、任命をすべきではありませんか。
○後藤国務大臣 政府としては、この任命問題については、これは既に総理の権限を行使して決着済みだというふうに考えております。
○塩川委員 この任命拒否がそのままという点で、政府への信頼がそもそも失われているんですよ。そういう点でも、学術会議の独立性を言うのであれば、この任命拒否を直ちに撤回をして、六人の任命を行えということを強く求めておきます。

【内閣委員会】所沢除染土再利用実証事業/環境副大臣、自ら住民に説明する考えなし

 私は、環境省が埼玉県所沢市で計画している除染土再生利用実証事業について、地元住民から出ている計画撤回の声を聞くべきだと迫りました。

 私は、所沢ではこれまでも産廃焼却によるダイオキシンが大問題になり、また最近では、米軍横田基地から所沢通信基地に汚染土壌かどうかも未検査の土壌が運び込まれてきた経緯があると指摘し、「今度は環境省か」というのが住民の声だと強調。

 「小林環境副大臣は所沢市議会で説明を行ったものの、市民には非公開だった。改めて大臣・副大臣出席で市民を対象にした説明会を開く考えはあるか」と質問。

 小林茂樹環境副大臣は、非公開となったのは所沢市議会事務局の判断だったと釈明。

 私が「大臣・副大臣が公開の場で市民に説明しないのか」と追及すると、小林副大臣は「考えていない」と答えました。

 私は、まともな説明もしないまま計画だけ進めることは認められないと強調し、「計画は撤回せよ」と求めました。

衆議院TV・ビデオライブラリから見る


「議事録」

<第211回通常国会 2023年2月10日 内閣委員会 第2号>

○塩川委員 環境省、小林環境副大臣にお尋ねをいたします。
 環境省は、東電原発事故の汚染土壌除去に伴う除染土の再生利用実証事業に取り組んでいます。所沢市の環境調査研修所や新宿御苑、つくば市の環境研究所の敷地内での実証事業を計画しております。いずれも、地元の住民の皆さんからは、反対の声、計画の撤回を求める声が上がっています。
 私が住んでおります所沢では、かつて産廃焼却によるダイオキシンが大問題となりまして、環境問題については皆さん大変危惧、懸念を覚えているところです。
 最近は、米軍の所沢通信基地に米軍の横田基地からの残土が持ち込まれると。米軍ですから、国内法令が適用されないということで、埼玉県の残土条例の適用除外で、汚染土壌かどうかの検査もできないと。こんな格好で持ち込まれる、これはおかしいじゃないかというような市民の大きな声が上がっていたわけであります。
 今度は環境省かと。市民の得られない、汚染土の再生利用実証事業は認められないということを申し上げておきます。
 そこで、小林環境副大臣は所沢市議会で説明をされたということですけれども、非公開だったということであります。市民の皆さんが広く関心を持っている問題について、改めて市民を対象に公開の場で説明を行う考えはありませんか。副大臣も大臣も出席をして、市民に対して公開の場で説明をする、是非やっていただきたいと思うんですが。
○小林副大臣 塩川委員にお答えをいたします。
 環境調査研究所で計画をいたしております実証事業に関して、昨年十二月の十五日に、所沢市議会から説明を求める要望書が提出をされました。この要望書を踏まえて、先週、火曜日でありますが、一月三十一日に行われた市議会の研修会において、私が出席をいたしまして、この実証事業について詳しく説明をいたしました。
 この内容は、除去土壌の再生事業というものがどのようなものであるのかという、その前段、二〇四五年までに福島県に現在置かれている除去土壌を県外に搬出をするという約束をさせていただいている、これに基づいての事業であります。
 なお、この議員研修会は、主催者である所沢市議会事務局の判断によって非公開で行われたというものでありまして、その判断を尊重したというところであります。
 現在、近隣住民に対して説明会を行っておりまして、いただいた御質問、御意見がございますので、これに対して丁寧にお答えをして理解を求めている、このような状況でございます。
 以上です。
○塩川委員 質問をした、大臣、副大臣が公開の場で市民に説明するということはやりませんかについて、お答えください。
○小林副大臣 所沢市議会の要請にお応えをして参加をしたということでありますので、現在、大臣、副大臣が公開の場でということに関しては考えておりません。
○塩川委員 まともな説明もしないで進めることだけ進めるというのは納得いかない、汚染土の再生利用実証事業は撤回すべきだということを申し上げて、質問を終わります。