【「しんぶん赤旗」掲載】予算案 13日採決提案/自民一方的に 野党、白紙撤回を要求

「しんぶん赤旗」3月3日・2面より

 自民党は2日の衆院予算委員会理事会で、2026年度予算案の採決を13日に行うことを前提とした日程案を示しました。野党側は一方的な提案に抗議し、一致して白紙撤回を求めました。

 自民党の日程案は、4~6日に「省庁別審査」を、8日(日曜日)に地方公聴会を、10日に中央公聴会を、13日に締めくくり質疑を行うとしています。分科会や集中審議は一切ありません。

 理事会で中道改革連合の長妻昭議員は「前代未聞の短さだ。十分な審議に反する。国会は政府の下請け機関ではない」と撤回を強く求めました。

 日本共産党の辰巳孝太郎議員は「米国やイスラエルによるイラン攻撃があるときにこそ予算委員会で議論すべきだ。自民提示のスケジュールは立法府の自殺行為だ」と批判しました。

 与党と坂本哲志予算委員長は野党の要求を無視して4~6日に「省庁別審査」を行うことを職権で決定しました。同理事会後、日本共産党、中道、国民民主党、参政党、チームみらいの国対委員長は会談を開き、自民党の日程案の白紙撤回要求で一致。私は「審議は始まったばかりだ。こんなやり方は前代未聞だ」と指摘。消費税減税やイラン攻撃、首相の訪米を前にした日米関係などについて「集中審議で深めるべきだ。首相が国会審議から逃げることは許されない。審議を通じて議論を深めていくことが国会の責務だ」と強調しました。

富士見市党後援会新春のつどい

 自己都合解散で遅らせた予算審議を大幅に削減しようという高市政権に対して、野党は暫定予算も活用して、充分な審議を行うことを要求。

 また、社民党や無所属議員と一緒に、定期的な意見交換会に取り組むことに。

 憲法をまんなかにすえた共同を大きく広げていきたい。

【「しんぶん赤旗」掲載】「高市一強」に対抗 さらに連携広げる/共産党と社民党が意見交換

「しんぶん赤旗」2月28日・1面より

 日本共産党と社会民主党は27日、国会内で意見交換会を開きました。共産党から田村智子委員長、小池晃書記局長、私、社民党は福島みずほ党首、ラサール石井副党首が出席しました。

 田村氏は、自民党が衆院で議席の3分の2を占め「高市一強」とよばれるなか、憲法改悪の動きなどで「国民の間では危機感が強くもたれている」と指摘。22日に有楽町で開かれた市民連合による街頭宣伝には、日本共産党、社民党、新社会党、立憲民主党の代表が参加し、参院会派「沖縄の風」の高良さちか幹事長がメッセージを寄せ、市民ら約1000人が集まったと話しました。「巨大な与党のもと、確かな共同を進めてほしいとの思いが強まっている」と強調。国会内外で運動を強化していく必要性を説きました。

 福島氏は「この意見交換会を通じ、私たちの活動やネットワークの強化につながればいい。今後、いろいろな人々に呼び掛けていきたい」と語りました。

 意見交換会では、予算案の年度内成立をめざすことなど、与党による横暴な国会運営、憲法改悪や「スパイ防止法」制定など高市政権の危険な動きに対抗するため、さらに連携していくことを確認。「高市一強」を懸念する会派、議員に声を掛け活動を広げていくことで意見が一致しました。

 意見交換会には、ながえ孝子参院議員(無所属)が参加しました。

新日本婦人の会の署名提出国会行動

 次世代会員の皆さんから大軍拡・大増税中止、消費税減税、くらし・社会保障・教育の拡充を求める41万人を超える署名を受け取りました。

 高市政権の危険な動きを明らかにし、国会内外で力を合わせていく決意です。


大軍拡・大増税中止と消費税減税・社会保障・教育/予算要求3署名41万人分超/新婦人の次世代会員が提出/田村委員長激励

「しんぶん赤旗」2月27日・11面より

 新日本婦人の会(新婦人)は26日、全国から次世代の会員が衆院第1議員会館の会場いっぱいに集まり、熱気に包まれる中、大軍拡・大増税中止・消費税減税、くらし・社会保障、教育の拡充を求める2026年度予算要求の3署名の総計41万4723人分を、日本共産党の田村智子委員長ら衆参議員9人に手渡しました。

 あいさつした米山淳子会長は、総選挙で自民党が改憲発議可能な3分の2超の議席を得るなか「日本がこれからどうなるか不安だ」「私も何か行動したい」と街頭で対話になると紹介。「全国の女性たちの願いが詰まった署名を受け取って国会での奮闘をお願いします」と述べました。

 田村氏は「憲法9条を守りたい」「戦争に向かいそうで不安」との声が特に女性の間で広がるかつてない流れが加速していると指摘。22日の市民連合の共同街宣に1000人が参加したことに触れ「ここから反撃開始」と強調しました。高市政権が示す軍事費9兆円の予算案、消費税増税ありきの「国民会議」、国民総監視の「スパイ防止法」を批判。「国会の危険な動きを対話で知らせ、国会を取り巻く力にしたい。国会の中でも外でも頑張り抜く決意です」と力を込めました。

 初参加者が次々に発言。神奈川の参加者は「改憲に前のめりの政権に危機感があり参加した。私も改憲反対運動を盛り上げる一員になりたい」、広島の参加者は「議員に直接声を届けられるのは新婦人の活動があってこそだと思う」と話しました。

ウォーターPPP導入押しつけ抗議署名提出院内集会に参加

 八潮市の下水道崩落による道路陥没事故を踏まえ、国がウォーターPPP推進を掲げているのは重大。

 埼玉県は「下水道に対する国の財政的支援については、ウォーターPPPを前提としない制度設計」を求めています。

 地方自治尊重し、押しつけはやめよ!

さいたま市緑区の党と後援会のつどいで、松村としお市議と訴え!

 皆さんの奮闘で国会に送っていただきました!

 高市強権政治と対峙し、消費税減税や改憲を許さない国民の要求に応え、憲法を真ん中にすえた共同を大きく広げる要となる日本共産党を強く大きく!

 来年の統一地方選挙で勝利、前進を!

高市首相の施政方針演説を聞いて

●高市首相は「予算の迅速な審議」「税法など年度内の早期成立」というが、予算審議の遅れは自らの自己都合解散が招いたもの。国民生活に影響を与えないようにというのであれば、暫定予算制度などを活用すればよい。国民の声を代弁する予算委の審議時間を制約することは許されない。

●施政方針演説では、社会保障拡充の具体的な中身が出てこない。高額療養費やOTC類似薬の患者負担増は認められない。医療・介護・福祉・保育などケア労働者の処遇改善に取り組むべき。

 石破政権の「最賃時給1500円」という目標を降ろし、賃上げ支援の具体策なし。一方で「裁量労働制の見直し」「副業・兼業」を持ち出し、“もっと働け”と長時間労働を強いるものに。最賃時給1500円、そして1700円以上をめざし、中小企業への賃上げ直接支援策を実現すべき。賃上げと一体に時短をすすめて、自分の自由な時間を広げていこう。

 「二年間に限り飲食料品の消費税をゼロ税率とする」ということは、二年経てば増税が襲ってくる。消費税は廃止をめざして、ただちに一律5%に。インボイスは廃止。財源は担税力のある大企業・大株主に応分の負担を。
 「東日本大震災から15年」といいながら、一番の教訓である「原発に依存しない社会」を投げ捨て、原発再稼働推進は許されない。再エネ・省エネの急速な普及に全力を。

●外交で「法の支配」というが、トランプ大統領のベネズエラ武力行使、グリーンランド領有宣言などに対し、一言の批判もない。国連憲章、国際法を守れの声を上げるべき。

 沖縄県民が反対する辺野古新基地建設には固執しつつ「普天間基地の全面返還をめざす」という。しかし、トランプ政権は“辺野古が完成しても普天間は返さない”と言っている。ごまかしは許されない。普天間の即時返還、辺野古新基地建設中止を。

 大軍拡、武器輸出、軍需産業の育成、そして改憲という米軍と一体となった戦争国家づくりは断じて認められない。戦争させないことこそ政治の仕事。武力によらず、対話を通じた努力での外交努力での紛争解決こそ、国連憲章、日本国憲法のめざす日本の外交方針。

●裏金の原資である企業・団体献金の禁止、統一協会と自民党の癒着など徹底審議が必要。民意を削る定数削減に断固反対し、民意をゆがめる小選挙区制を見直して、比例代表中心の選挙制度の実現を!

与野党国対委員長会談開く

 自民党は予算の年度内成立に向けた協力を要請。

 野党は暫定予算で対応すべきと一致して要求。

 また消費税減税の議論は「国民会議」ではなく国会の場で行うべきとしました。

 私は高額療養費やOTC類似薬の患者負担増、消費税減税、大軍拡、裏金、統一協会始め十分な審議を要求。


予算案 充実した審議を/与野党国対委員長会談/野党各党が要求

「しんぶん赤旗」2月21日・2面より

 与野党の国対委員長は20日、国会内で会談し、特別国会の運営について協議しました。自民党は2026年度予算案と、今年度末までに処理が必要な法案の年度内成立に向けた協力を要請しました。野党各党は予算案の充実した審議を要求。国民生活に影響するものは暫定予算で対応すべきだと一致して求めました。

 日本共産党の塩川鉄也国対委員長は「総選挙で国民は政府・与党に白紙委任したわけではない。十分な審議時間をとり高市首相の『責任ある積極財政』など大いに予算審議でただしていくことが国会の役割だ」と主張。高額療養費やOTC類似薬の患者負担増問題について昨年の国会議論を踏まえ時間をとってただす必要があるとし、消費税減税については「国民会議」丸投げでなく国会で審議すべきだと強調しました。

 大軍拡と軍拡増税や、米国防総省が辺野古米軍新基地完成後も別の長い滑走路を用意できない場合は普天間基地が返還されないとしている問題もしっかりただすべきだと指摘。自民党裏金事件や統一協会との癒着問題など、内閣の基本姿勢についても議論する必要があると述べました。

 中道改革連合の重徳和彦国対委員長は「国民生活に関わる重要な予算だ。しっかりした審議を求める」とし、国民民主党の古川元久国対委員長は「国民生活に影響が出ないようにというなら暫定予算制度もある」と指摘。参政党、チームみらいも十分な予算審議を求めました。

 また、野党各党は、消費税減税の議論は「国民会議」ではなく国会の場でこそ行うべきだと一致して要求しました。

 自民党の梶山弘志国対委員長は「丁寧にやっていく。充実した審議というのも、そのとおりだ」と述べました。

特別国会開会

 畑野さんを迎え、党国会議員団11人で国民要求に応える取り組みに全力をあげるとともに、憲法を真ん中にすえた共同を大きく広げて、高市政権に対峙していきます。


「戦争国家づくり」の危険 真っ向から立ち向かう/国会開会/共産党が議員団総会/田村委員長あいさつ/第2次高市内閣が発足

「しんぶん赤旗」2月19日・1面より

 総選挙を受けた第221回特別国会が18日、召集され、衆参両院の首相指名選挙で自民党の高市早苗総裁が第105代首相に選出されました。高市首相は同日、第2次高市内閣を発足。第1次内閣の全閣僚を再任しました。日本共産党の田村智子委員長は同日の党議員団総会のあいさつで、与党が衆院の3分の2を大きく超える議席を占め、憲法9条改悪をはじめ「戦争国家づくり」を進める戦後かつてない危険な状況が生まれていると指摘。「高市政権に真っ向から立ち向かう日本共産党のかけがえのない役割を存分に発揮していこう」と表明しました。

 田村氏は、高市首相が9日の会見で憲法改定の国民投票の環境づくりを表明したことについて、「クーデター」的手法で解散・総選挙を行い、衆院で多数の議席を獲得したからと憲法9条をはじめ改憲へ突き進むのは、「あまりにも乱暴な民主主義破壊の暴走政治であり、断じて許すわけにはいかない」と批判。「国会論戦とともに、大軍拡、非核三原則の見直し、武器輸出の全面解禁、長射程ミサイル配備、『スパイ防止法』制定の策動など『戦争国家づくり』を許さない運動と憲法9条を守り生かせの運動を、草の根から起こし広げていこう」と呼び掛けました。

 田村氏は、暮らしでは、日本共産党が総選挙で掲げた「“富の一極集中”をただし大幅賃上げと労働時間短縮を」「タックス・ザ・リッチ(富める者に課税を)で消費税減税を」の実現が求められていると述べ、「論戦とともに、労働運動、多様な要求運動に連帯して、世論と運動を広げ、実現を迫ろう」と訴えました。

 田村氏は、消費税減税を国民会議に丸投げする高市首相の構えについて、なぜ圧倒的多数の議席を持つ自民党が自ら法案を提出し、来年度予算案に盛りこまないのかと批判しました。高額療養費やOTC類似薬の患者負担増、年金の4年連続の実質減額、国立大学の標準額見直しによる学費値上げの推進、大軍拡財源に所得税増税分を充てる軍拡増税など予算委員会で審議すべき課題は山積みだと指摘。高市首相は予算案の年度内成立を主張し、予算委の審議の大幅短縮の姿勢を示しているが論戦回避は許されないとし、十分な時間をとった予算審議と国民の要求に応える政策の実現を強く求めました。

 田村氏は、高市政権が「責任ある積極財政」の名のもと赤字国債の大量発行で異常円安をもたらし物価高騰に拍車をかけ、過労死を引き起こす裁量労働制のさらなる拡大を狙い、選択的夫婦別姓と同性婚の実現を阻むなど「多くの国民との関係で深い矛盾を幾重にも抱えており、その土台はもろくて弱い」と強調。外交でも、「法の支配」を投げ捨て「力の支配」に進む米トランプ政権を一言も批判ができないまま、大軍拡の暴走を行うのは、深刻な矛盾で重大な危険だと厳しく指摘しました。「財界中心」「アメリカいいなり」の自民党政治の「二つのゆがみ」と国民の要求との矛盾が臨界点に達していると指摘し、「自民党政治を変える党として、国民の要求にこたえる対案、新しい政治への展望を大いに示す」と表明しました。


共産党議員/国民の期待胸に

「しんぶん赤旗」2月19日・2面より

 

 

 

 先の総選挙で当選した日本共産党の4人の衆院議員は、特別国会が開会した18日、国会に初登院しました。左から辰巳孝太郎、畑野君枝、田村智子、塩川鉄也の各氏

 


第2次高市内閣発足/民主主義壊す暴走政権

「しんぶん赤旗」2月19日・3面より

 衆院選を受けた第221特別国会が18日、召集されました。衆院では自民党だけで3分の2を超え、連立与党の日本維新の会を加えると4分の3を占めるという、戦後かつてない巨大与党が出現。国会を軽視し、数の力を背景に「国論を二分する政策」を強力に推し進める高市政権と巨大な与党に対して、日本共産党は正面対決する姿勢を明確にしています。

 高市政権は今国会で何を狙っているのか―検証しました。

予算 数の力で熟議切り捨て

 真っ先に問われるのは、2026年度予算案の審議です。高市早苗首相は「年度内成立を諦めていない」と強調し、3月末までの成立を視野に審議を急ぐよう指示しています。与党の自民、維新両党も年度内成立を排除しない方針を確認。国会軽視の拙速な姿勢が早くもあらわになっています。

 予算審議は衆参両院で約2カ月程度をかけるのが通例です。しかし今回は、1月の衆院解散という高市首相の「自己都合」「党利党略」によって審議入りが遅れ、年度内成立はほぼ困難な状況。与党の質問時間を削減してでも成立を急ぐ動きが取り沙汰されています。

 与党は24年衆院選後に野党に渡っていた予算委員長などのポストを奪還する見通しです。衆院の常任・特別委員長や審査会長ポストを押さえ、審議の主導権を握って、数の力で議事運営を進めるという強権的な発想のもと、「熟議なき国会」となる危険が高まっています。

 これに対し、日本共産党の小池晃書記局長は、審議を遅らせた責任は与党にあると指摘し、「乱暴極まりないやり方は許されない」と批判。立憲民主党の斎藤嘉隆参院国対委員長も「1カ月で予算案を通すのは国会の自殺行為だ」と強くけん制しています。

 一方、国民民主党の玉木雄一郎代表は「年度内も含めた早期成立に協力したい」と与党への協力姿勢を示しています。こうした「補完勢力」の動きが広がれば、国会のチェック機能は形骸化し、強権的な国会運営はいっそう強まります。

 予算審議は国会で最も重要な審議の一つです。拙速な成立を優先するのか、それとも徹底した審議で国民の声を反映させるのか。問われているのは、民主主義の土台そのものです。

経済 進む負担増と規制緩和

 高市首相は「国論を二分する政策」の第一に、「責任ある積極財政」を挙げています。具体的には明らかではありませんが、大枠は、従来型の大企業向け「国内投資」支援の延長線上にある政策であり、国民生活を直接あたためるものとは言えません。むしろ国債の大幅な増発によって異常円安をさらに加速させ、物価高に拍車をかける危険すらあります。

 一方で、国民の切実な要求である消費税減税には消極的です。高市首相は「悲願」とまで述べた飲食料品の消費税ゼロについて、超党派の「国民会議」に議論を丸投げし、「夏前に中間取りまとめを行いたい」としています。しかし、本気で実現するのであれば、与党として今国会に法案を提出し、正面から審議すべきです。来年度予算案にすら盛り込まれていないこと自体が、その本気度を疑わせます。

 その一方で、来年度予算案には、昨年の審議で「凍結」したはずの高額療養費の負担増が盛り込まれています。OTC類似薬の患者負担拡大も狙われ、医療費のさらなる自己負担を国民に押し付けようとしています。

 さらに、20日に予定される施政方針演説では、労働規制緩和に向けた「裁量労働制の見直し」を打ち出す方向だと報じられています。最低賃金1500円という目標を投げ捨てておきながら、労働者をいっそう追い込む規制緩和を進めようとする動きは極めて重大です。

安保 米要求うのみで大軍拡

 安全保障分野で最大焦点となるのは大軍拡の指針である安保3文書の前倒し改定です。改定の最大の理由は、トランプ米大統領の要求に応じるためです。

 トランプ氏は衆院選中に、自身のSNSで高市政権を「全面的に支持する」(5日)と表明。16日には、自民党が圧勝した結果について「彼女(高市首相)は私の支持のおかげだとしている」と強調しました。露骨に恩を売る姿勢には、3月19日に開かれる日米首脳会談で要求を押しつける狙いが透けて見えます。

 特に危険なのは軍事費増額です。米側は国内総生産(GDP)比3・5%(21兆円以上)を求め続け、最近ではすべての同盟国に5%以上(30兆円以上)への増額を要求。高市政権も現行のGDP比2%以上の増額を当然視しています。

 また、安保3文書改定で「非核三原則」が見直される恐れがあります。高市首相は、三原則のうち「持ち込ませず」は米国の核兵器持ち込みの支障になるため「邪魔」だとして3文書からの削除を要請していました(24年の編著)。衆院選中も三原則を今後も堅持すると明言しませんでした。

 また、武器輸出の全面解禁にも踏み出します。今春にも武器輸出のルールである「防衛装備移転三原則」の運用指針を改定し、要件を限定する「5類型」の撤廃を狙っています。「防衛(戦闘)目的」であっても戦闘機や護衛艦など殺傷能力の高い兵器の輸出が可能となり、紛れもない「死の商人」国家になります。

 沖縄県名護市辺野古の米軍新基地建設を巡っては、米国防総省が25年9月に米政府監査院(GAO)に、新基地が完成しても、別の長い滑走路を用意できない場合、普天間基地(沖縄県宜野湾市)は「返還されない」と回答していたことが発覚。工事も大幅に遅れており、辺野古が普天間基地返還の「唯一の選択肢」と固執する日本政府の立場は破綻しています。

憲法 国論二分でも改憲推進

 自民党が単独で衆院の3分の2超の議席を得たことで、9条改憲は重大な局面を迎えています。高市首相は選挙が終わった途端、改憲に向け取り組みを加速させる考えを表明。9日の記者会見では、改正案を発議し、「少しでも早く」改憲の是非を問う国民投票の実施環境をつくっていくと踏み込みました。

 衆院選の公約で自民党は、自衛隊の明記など改憲4項目の実現に向け国民への説明を積極的に展開すると表明し、日本維新の会は「憲法改正の国会発議を実現させる」と明記。選挙結果を踏まえ、維新の吉村洋文代表は10日、「憲法改正の議論は加速させていくべきだ」と述べました。

 さらに、自民党の井上信治幹事長代理は15日のNHK「日曜討論」で、「国論を二分する政策」について、「憲法改正などがその典型だ」と述べ、異論を排除してでも強力に推進する考えを示しました。

 しかし、国の基本原理を定める憲法を改正するには国民の多数の合意があることが必要なのは、憲法96条を読めばわかることです。“国論を二分する改憲”はできないし、あってはならないのです。

 首相の強い意欲を後押しするため、衆院憲法審査会長には、自民党憲法改正実現本部長の経験がある古屋圭司氏を充て、改憲の議論を加速させる姿勢を打ち出しています。

「スパイ防止法」等

 首相は、インテリジェンス(情報活動)機能の強化を重視し、国民を監視する「スパイ防止法」の早期制定にも強い意欲を示しています。狙いは、政府に批判的な国内の団体や個人の言動を収集し、言論を弾圧することにあります。

 衆院選挙後の9日の記者会見では、インテリジェンスの司令塔である国家情報局設置のための法案を特別国会に提出すると表明しました。

 「スパイ防止法」を巡っては、木原稔官房長官が17日の記者会見で「課題や論点等の検討を開始している」と述べ、一部報道では、政府が法案提出をめざして今夏にも有識者会議を設置し議論する方向で調整に入ったとされています。

 日本維新の会、国民民主党、参政党も衆院選公約に「スパイ防止法」制定を掲げており、国民を監視し民主主義を後退させる法案が次々制定される危険が強まっています。

 国民の思想・信条や表現の自由を侵害する国旗損壊罪法案も狙われています。

 高市政権はジェンダー平等実現など人権の保障には後ろ向きです。自民党の衆院選公約では、「通称使用の法制化」を目指すとしており、この法案が通れば、選択的夫婦別姓の実現はさらに遠のきます。

 

野党国対委員長会談開く

 予算案の年度内成立という高市政権の動きに対し、充実した審議を求めることで一致。

 私は「高市首相の自己都合解散で予算審議が遅れた。横暴なやり方は許されない。国会の行政監視機能を果たすべき。裏金問題、統一協会、消費税減税、社会保障、大軍拡など徹底審議を」と要求。


予算委 充実した審議を/野党国対委員長会談で一致

「しんぶん赤旗」2月19日・2面より

 日本共産党と中道改革連合、国民民主党、参政党、チームみらいの国対委員長は18日、国会内で会談し、高市政権・自民党が2026年度予算案の年度内成立に言及し審議時間の短縮を検討しているもと、予算委員会での充実した審議を求めていくことで一致しました。

 日本共産党の塩川鉄也国対委員長は「高市首相の自己都合解散で予算審議を遅らせながら審議時間を短縮して年度内成立を迫る横暴なやり方は許されない」と指摘しました。そのうえで、「行政監視機能を発揮することが国会の役割であり、とりわけ予算案そのものとともに内閣の基本姿勢をただすことが重要だ。裏金問題や統一協会との癒着問題、消費税減税や社会保障、大軍拡など十分な時間をとって徹底審議することは当然だ」と強調しました。

埼玉西部東地区党の会議で挨拶

 新党への「期待」は今の政治を変えたいという願いの現れ。

 相次ぐ新党の消長を見れば、ワンイシューの政策の訴えだけでは、国民の持続的な支持を得ることは困難。

 切実な要求に基づく個別政策に磨きをかけるとともに、自民党政治そのものを変える展望を語ることが大事。

茨城県党事務所で総選挙報告集会

 高市政権の危険な戦争国家づくりに対して、国民的なたたかいを広げようと交流。

 参加者から「完全比例なら自民は172議席。自民の多数議席と国民の思いは違う」「反戦・護憲を貫く共産党が必要」「自ら赤旗を読むと言ってきた人も」「戦争させないために頑張る」と決意

群馬県党事務所に、総選挙報告のごあいさつ

 伊藤・たなはし・高橋小選挙区候補をはじめとした皆さんの奮闘で勝ち得た議席。

 国政に真っすぐ要望を届けます。

 「戦争になりそうで怖い」という声が広がるなかで、ブレない共産党への期待が生まれ、選挙戦を通じて若者の入党も各地で相次いでいます。

浦和駅前で、梅村さんと総選挙結果報告のあいさつ

 北関東比例では現有1議席を確保。皆さんのご奮闘の結果です。

 消費税減税、大幅賃上げ、労働時間の短縮、社会保障や教育の拡充など国民の皆さんの要望に応え、高市首相の大軍拡、非核三原則見直し、憲法改悪許さないたたかいに全力を挙げます!

 

 


願いの実現へ ぶれずに全力/国民無視させぬ/さいたま/塩川・梅村氏

「しんぶん赤旗」2月10日・4面より

 衆院比例北関東ブロックで10回目の当選を果たした日本共産党の塩川鉄也氏は9日、北関東比例候補として奮闘した梅村早江子氏とともに、さいたま市のJR浦和駅東口に立ち、総選挙の結果を報告する宣伝を行いました。

 塩川氏は、高市早苗首相が街頭演説で大軍拡や改憲などの問題に触れないまま、これらを進めようとしていると批判し「国民は自民党に白紙委任したわけではない。国民の声を無視した政治を進める自民党と、断固としてたたかいぬく」と強調しました。

 梅村氏は「差別や分断ではなく、一人ひとりの人権が大切にされる、あたたかい社会へ、これからもみなさんと力を合わせます」と訴えました。

 訴えに足を止める人や、何度も拍手する人、「頑張ろう」と声をかける人も。68歳の女性は「塩川さんの議席を守れて本当によかった。自民党政治と本気で対決できるのは共産党しかないと思う」と話しました。