埼玉の福祉保育労の皆さんと懇談

 保育士不足、事務職員や栄養士等の処遇改善、乳児保育料無償化、さいたま市の個別健診の問題、埼玉県の障害児保育事業補助金の廃止など切実な要望を受けました。

 抜本的な公定価格の引き上げ、配置基準の改善とともに、自治体の支援制度拡充に力を合わせていきたい。

【「しんぶん赤旗」掲載】国民守る緊急対策を/補正予算/党国会議員団が政府要請

「しんぶん赤旗」5月30日・2面より

 日本共産党国会議員団は29日、政府が国会に提出する補正予算案の編成にあたり、米・イスラエルのイラン攻撃による物価高・資材不足から国民の暮らしと営業を守るための緊急対策を行うよう政府関係省庁に要請しました。

 小池晃書記局長、山添拓政策委員長、私、吉良よし子、岩渕友両参院議員、辰巳孝太郎衆院議員が参加。14日に首相官邸に提出し発表した5項目の緊急対策をもとに要請しました。

 ▽中小企業の資金繰り支援のための特別融資制度創設や休業補償▽燃料費・光熱費など固定費補助▽税・社会保険料の支払い猶予措置▽資金繰りへの措置▽雇用調整助成金の助成率・上限額引き上げ―などを要望。中小企業庁や厚生労働省の担当者は「慎重な検討が必要」「(制度の)利用者が少なく、行う状況にない」などと述べ、補正予算でこれらの措置は「考えていない」と答えました。

 小池氏は「(支援制度の)申請を諦めている実態があり、要件を緩和するなど利用しやすくすることが政府の仕事ではないか」と指摘しました。

 山添氏は「死活的な影響を受けている業者がおり、思い切った対応が必要」と主張。岩渕氏は「廃業者が増え、コロナ禍よりひどくなるのではと危惧している」と述べ、東京都中野区や高知県などでは、無利子・無担保の「ゼロゼロ融資」を始めたとして、国でも行うべきだと説きました。

 議員団は医療機関、農林水産業者、建設業者への支援、ナフサの供給などでも適切な対応を求めました。医療用手袋の供給について厚労省は、約2700の医療機関に1140万枚配布し、在庫は4億9000万枚あることを明らかにしました。

【内閣委員会】特殊詐欺被害額、5年で12倍に/対策予算の抜本的増額を

 特殊詐欺の対策強化を目的とした犯罪収益移転防止法改正案の採決を行い、全会一致で可決しました。私は質疑で、拡大する特殊詐欺の被害を防止するため、対策予算の増額を求めました。

 私は、2021年から25年の特殊詐欺の認知件数が14498件から43000件と3倍に、被害額は282億円から3257億円と約12倍に増加したことを確認し、特殊詐欺対策の広報・啓発予算の推移を質問しました。警察庁は「21年度以降は1億6000万円で変わっていない」と答弁。私は「特殊詐欺の認知件数、被害額ともに大幅に拡大しているのに予算額を増額しないのか」と追及。あかま二郎国家公安委員長は「どのような広報・啓発が有効かを踏まえて予算額を検討する」と述べるに留まりました。私は「抜本的な増額が必要だ」と強調しました。

 私は貧困問題に取り組む識者による「若者が『闇バイト』に走る背景には、そもそも勤労によって十分な報酬を得ることが難しい一方、働かずに所得を増大させていく者たちもいて、『まじめに働くのがばかばかしい』という感覚がある」との指摘を紹介し、「アベノミクスの下、大企業・大株主が富を増やす一方で、労働者の実質賃金はマイナスになり、負担増だけが強いられる。こういった政治の転換こそ『闇バイト』をなくしていく大きな力になる」と主張しました。

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特殊詐欺対策予算増を/衆院内閣委/塩川氏「被害防げ」

「しんぶん赤旗」6月1日・2面より

 特殊詐欺対策強化を目的とした犯罪収益移転防止法改正案が29日の衆院内閣委員会で全会一致で可決しました。日本共産党の塩川鉄也議員は質疑で、拡大する被害を防止するため、対策予算の増額を求めました。

 塩川氏は、2021~25年の特殊詐欺の認知件数が1万4498件から4万3000件へと3倍に、被害額は282億円から3257億円へと約12倍に増加したことを確認した上で、特殊詐欺対策の広報・啓発予算の推移を質問すると警察庁は「21年度以降は1億6000万円で変わっていない」と答弁。塩川氏は「特殊詐欺の認知件数、被害額ともに大幅に拡大しているのに予算額を増額しないのか」と追及しました。赤間二郎国家公安委員長は「どのような広報・啓発が有効かを踏まえて予算額を検討する」と述べるにとどめました。塩川氏は「抜本的な増額が必要だ」と強調しました。

 塩川氏は、貧困問題に取り組む識者による「若者が『闇バイト』に走る背景には、そもそも勤労によって十分な報酬を得ることが難しい一方、働かずに所得を増大させていく者たちもいて、『まじめに働くのがばかばかしい』という感覚がある」との指摘を紹介。「アベノミクスの下、大企業・大株主が富を増やす一方で、労働者の実質賃金はマイナスになり、負担増だけが強いられる。こういった政治の転換こそ『闇バイト』をなくしていく大きな力になる」と主張しました。

 

【挙制度協議会】小選挙区廃止し比例代表中心の選挙制度へと主張、各党が選挙制度改革案を提示

 各党が衆院選挙制度の理想の選挙制度と現行制度の課題について表明しました。

 私は「民意が届く国会」を実現するため、小選挙区制の廃止、比例代表中心の選挙制度への抜本改革を訴え、「民意を切り捨てる定数削減は断固反対だ」と強調しました。

 私は、小選挙区制の害悪を指摘し「現行制度を手直しする程度では問題は解決しない」と主張。「民意を正確に反映した国会での徹底した議論を通じで国の進路を決めることこそが国民主権の議会制民主主義だ」と述べ、議員総定数を基の500に戻し、全国11ブロックを基礎とした比例代表制を提案しました。また「定数が少ない選挙区では比例代表の機能を発揮できない」と指摘しました。

 自民党は「これまでも、これからも重視するのは民意の集約だ」として現行制度の小選挙区比例代表並立制の維持を主張。

 日本維新の会も、民意集約をより重視した小選挙区制強化を主張しました。

 中道改革連合は「小選挙区比例代表連用制」を提案。「小選挙区で多数の議席を獲得した政党は比例代表での議席配分を抑制する」としました。
 
 国民民主党は、有権者が複数の候補者に投票できるとする「中選挙区連記制」を提起。
参政党は、全国11ブロックごとの比例代表制を提起。

 チームみらいは、現行制度を維持した上で、「優先順位付き投票」の導入を提案しました。

 議員定数削減については、自民・維新が衆院議員定数1割削減を目標とした法案を今国会に提出し成立を目指すと主張したのに対し、中道は「比例定数のみの削減には断固反対だ」と表明。参政は「現行制度のままの定数削減は行うべきではない」と強調し、国民民主は人口減少に応じた定数削減を主張しつつ「定数問題は選挙制度とセットで考えていく問題だ」と述べました。

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比例代表中心にかえよ/衆院選挙制度協議会/塩川氏主張

「しんぶん赤旗」5月29日・2面より

 衆院選挙制度協議会が28日開かれ、各党会派が衆院選挙制度の理想の選挙制度と現行制度の課題について表明しました。日本共産党の塩川鉄也議員は「民意が届く国会」を実現するため、小選挙区制の廃止、比例代表中心の選挙制度への抜本改革を訴え、「民意を切り捨てる定数削減は断固反対だ」と強調しました。

 塩川氏は、小選挙区制の害悪を指摘し、「現行制度を手直しする程度では問題は解決しない」と主張。議員総定数を元の500に戻し、全国11ブロックを基礎とした比例代表制を提案しました。

 自民党は「これまでも、これからも重視するのは民意の集約だ」として現行制度の維持を主張。日本維新の会も、民意集約をより重視した小選挙区制強化を主張しました。

 中道改革連合は「小選挙区比例代表連用制」を提案。「小選挙区で多数の議席を獲得した政党については比例代表での議席配分を抑制する」としました。

 国民民主党は有権者が複数の候補に投票できるとする「中選挙区連記制」を提起。参政党は全国11ブロックごとの完全比例代表制を、チームみらいは、小選挙区比例代表並立制を維持した上で「優先順位付き投票」の導入を提案しました。

 議員定数削減については、自民・維新が衆院議員定数1割削減を目標にした法案の今国会中の成立を目指すと主張したのに対し、中道は「比例定数のみの削減には断固反対だ」と表明。参政は「現行制度のままの定数削減は行うべきではない」と強調し、国民民主は、人口減に応じた削減を主張しつつ「定数問題は選挙制度とセットで考えていく問題だ」と述べました。

野党国対委員長会談開く

 補正予算案の十分な審議を求めていくことを確認。

 政府が検討する電気・ガス代、ガソリン補助などだけでは不十分。

 物価高に見合った年金や生活保護の引き上げ、中小企業への特別な支援策などが必要。

 また、再審法案について、丁寧に議論し、修正を求めていくことで一致。


補正「十分な審議を」/国対委員長会談で一致/塩川氏「中身が問題」

「しんぶん赤旗」5月28日・2面より

 日本共産党と中道改革連合、国民民主党、参政党、チームみらいの国対委員長は27日、国会内で会談し、政府が来週にも提出予定の2026年度補正予算案について十分な審議を求めていくことを確認しました。

 日本共産党の塩川鉄也国対委員長は「補正予算案の中身が問題だ」と述べ、政府が検討する電気・ガス代補助などだけでは不十分だと指摘。イラン情勢を受けた暮らしへの影響は深刻で、物価高に見合った年金や生活保護費の引き上げ、中小企業への特別な支援策など「十分な議論を行う必要がある」と主張しました。

 各党の国対委員長は、審議入りした再審制度を見直す法改定案について丁寧に議論し、修正を求めていくことでも一致しました。

 塩川氏は、冤罪(えんざい)被害者救済を求める運動を受けてまとめた超党派議連案を共産、中道、みらいが共同提出し、政府案と並行審議されていると強調。「与野党を超え、国会で、冤罪被害者が求める法案にしていこう」と述べました。衆院法務委員会に委員がいない会派も含め全会派の質問機会の保障を求めました。


補正予算案 十分審議を/野党要求 自民、打ち切り狙う

「しんぶん赤旗」6月1日・2面より

 2026年度補正予算案が3日、国会に提出されます。審議日程を巡り、野党側が十分な審議を求めているのに対し、自民党はわずかな審議時間で押し切ろうとしています。

 補正予算案の規模は3兆円強。自民党は当初、中道改革連合との国対委員長会談で、衆参両院の予算委員会での審議を「半日ずつ」と提案しました。

 自民党は26年度当初予算についても衆院で一方的に日程を省略し、早々に審議を打ち切る暴挙に出ていました。補正予算案の「半日ずつ」審議もこれに続く国会軽視・国会審議の形骸化であり、「衝撃的な、あまりに非常識な提案」(中道・重徳和彦国対委員長)でした。

 これに対し、日本共産党と中道、国民民主党、参政党、チームみらいの国対委員長は5月27日の会談で十分な審議を求めていくことを確認。参院でも同日、共産党と立憲民主党、国民民主、公明党、参政、れいわ新選組の参院国対委員長が十分な審議時間の確保を結束して求めていくことで一致しました。

 そもそも、補正予算案は中身に問題があります。イラン情勢が暮らしや経済へ及ぼす影響が深刻な中、政府の検討する電気・ガス代補助などの対策だけでは不十分です。日本共産党の小池晃書記局長は「物価高・物不足はエネルギー・石油製品だけではなく、暮らしに関わる全分野を支援する必要がある」(5月26日、参院財政金融委員会)と求めています。

 5月29日、自民・中道が衆参で「1日ずつ」補正予算案の審議を行う日程で「合意した」と表明しました。しかし、参院側の与野党は日程の合意には至っていないとし、1日にも改めて協議する予定です。

 野党側が一致結束して求めている補正予算案の十分な審議が必要です。

【衆院選挙制度協議会】有識者が定数削減を批判、小選挙区制が多様化を阻害

 衆院選挙制度のあり方について有識者2人から意見を聴取し、質疑を行いました。

 陳述の中で、大泉淳一・選挙制度実務研究会会長(元総務省選挙部長)は、2016年衆院議長の下に置かれた有識者調査会が「削減する積極的な理由や理論的根拠は見出し難いとしつつも、定数削減は多くの政党の公約であり主権者たる国民との約束であるとして、定数10減」を答申したと述べました。

 これに対し、私は、調査会への諮問が「公約にある定数削減の処理」であったことを示し、定数削減ありきであっても理由や根拠がないと答申していることの重要性を強調しました。

 大山礼子・駒澤大名誉教授は、定数削減によって「中小政党の議席減、地方の声・少数意見の切り捨て、現職優位の傾向を助長し議員の新陳代謝・多様化を阻害、国会運営に支障」が生じ得ると問題点を指摘。日本の女性議員が極端に少ないことを示し「定数削減は悪影響となる」と述べました。

 また、大山氏は、「定数削減より、国民に自分たちの代表と思ってもらえるような議員選出をどうしたらよいか検討すべき」と述べ、議員の多様性、新陳代謝を促すためにも、わかりにくい選挙運動規制の簡素化、選挙運動期間の再考、供託金制度の見直し等の必要性を述べました。

 私が「小選挙区制が多様化を阻害しているではないか」と指摘したのに対し、大山氏は「多様化で言えば、女性議員が多いのは比例代表制の国であることは実証されている」と述べました。

 

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小選挙区制 多様化阻む/衆院選挙制度協/塩川氏質問に有識者

「しんぶん赤旗」5月30日・2面より

 衆院選挙制度協議会は26日、衆院選挙制度のあり方について有識者2人から意見を聴取し、質疑を行いました。

 大泉淳一・選挙制度実務研究会会長(元総務省選挙部長)は、2016年に衆院議長の下に置かれた有識者調査会が「削減する積極的な理由や理論的根拠は見出し難いとしつつも、定数削減は多くの政党の公約であり主権者たる国民との約束である」として「定数10減」を答申したと述べました。

 これに対し日本共産党の塩川鉄也議員は、調査会への諮問が「公約にある定数削減の処理」であったことを示し、定数削減ありきであっても理由や根拠がないと答申していることの重要性を強調しました。

 大山礼子・駒澤大名誉教授は、定数削減により「中小政党の議席減、地方の声・少数意見の切り捨て、現職優位の傾向を助長し議員の新陳代謝・多様化を阻害し、国会運営に支障」が生じ得ると指摘。日本の女性議員が極端に少ないことを示し「定数削減は悪影響となる」と主張しました。

 大山氏は「定数削減より、国民に自分たちの代表と思ってもらえるような議員選出をどうしたらよいか検討すべきだ」と強調。議員の多様性、新陳代謝を促すためにも、わかりにくい選挙運動規制の簡素化や選挙運動期間の再考、供託金制度の見直し等の必要性を述べました。

 塩川氏は「小選挙区制が多様化を阻害しているのではないか」と質問。大山氏は「多様化で言えば、女性議員が多いのは比例代表制の国であることは実証されている」と述べました。

【「しんぶん赤旗」掲載】えん罪救済 証拠全面開示は不可欠/再審法改定案 きょう審議入り/3団体と共産党議員団が懇談

「しんぶん赤旗」5月26日・3面より

 刑事裁判のやり直し、再審法改定案の審議が26日から衆議院で始まる前に、日本共産党国会議員団は25日、国会内で、再審法改正をめざす市民の会など3団体と国会内で懇談しました。

 国会では、政府案と共に日本共産党など3党も改正案を共同提出しています。同案は、1月の衆院解散で廃案となった超党派議連が提出した改正案をベースとしたものです。

 日本国民救援会の鈴木猛副会長は「改正の出発点は何だったのか。今回の政府案で袴田事件や福井事件のようなえん罪を救済できるのか。(政府案にある)目的外使用禁止規定で、袴田事件の『5点の衣類』は開示できるのか」と述べました。

 自由法曹団の泉澤章弁護士は、政府案が開示の範囲を「再審請求理由に関連する」証拠に限定する点を強調。「これまで証拠開示の規定がなかったが、規定がない中で裁判官によっては開示が進んだ例もあった。政府案では規定があることによってかえって範囲が狭められてしまう」と述べました。

 日本共産党の小池晃書記局長は「えん罪防止のためには検察による抗告の全面禁止とともに、再審を開始させるためにも証拠の全面開示が重要だ。世論と運動を広げていきましょう」と述べました。

 党国会議員団からは、小池氏のほか、畑野君枝、私の両衆院議員と、山添拓、仁比聡平の両参院議員が参加しました。

 

生協労連の皆さんから最低賃金全国一律制度への法改正を求める請願署名を受け取り、懇談

 物価高騰の中で大幅賃上げ、時給1700円以上を!

 生協の職場でも石油・石油製品の物資不足・価格高騰は深刻です。

 燃油の値上がり、資材の不足などの解決のために、国として全力を挙げることを求めていきます。

【内閣委員会】飛ばしただけで直ちに罰則/報道の自由・知る権利を侵害/ドローン飛行禁止法改正案

 ドローン飛行禁止法改正案が、自民と維新、中道、国民民主、参政、みらいの各党などの賛成多数で可決されました。日本共産党は反対しました。

 改正案はドローン飛行禁止区域を自衛隊・米軍施設など対象施設の周囲1キロに拡大し、そこでドローンを飛行させただけで、直ちに拘禁刑などの処罰=直罰を課すものです。

 私は質疑で「実際の飛行による危険や被害がない行為まで処罰の対象とするものだ」と追及。赤間二郎国家公安委員長が「ドローンの性能の向上」による攻撃の脅威などをあげて正当化したのに対し私は「性能向上を口実に、広範囲に市民の自由・権利を不当に制限することは許されない」と批判。改正案では自衛隊施設・区域2405か所(11億㎡)、米軍施設・区域131か所(陸上だけで10億㎡)に加え、その周囲1キロが処罰対象になると指摘。沖縄県では辺野古新基地建設の埋め立て区域も飛行が禁止されており、改正案によって伊江島のほぼ全域、本島中部地域の半分近くで飛行が禁止されると告発。日本新聞協会は「ドローン取材が事実上困難になる」「報道は民主社会の基盤を支え、国民の知る権利にこたえる公益的な活動」として直罰範囲の拡大に反対しているとして「自衛隊、米軍施設、原発などの周辺での市民や報道機関の取材活動などが大きく制約され、国民の知る権利、報道の自由が侵害される」と強調しました。

 私は、改正案で、自衛官が施設外で警察権を持ち危険防止のためにドローンの飛行妨害・破壊ができる範囲が拡大すると指摘。「自衛隊の基地外の1キロという市街地を含む広大な地域まで自衛隊の権限を拡大することは認められない」と主張しました。

以下、反対討論です。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
 私は、日本共産党を代表して、いわゆるドローン飛行禁止法改正案に反対の討論を行います。

 政府は、重要施設に対する危険を未然に防止するため、周辺地域の上空でのドローン飛行を禁止するといいますが、2019年改正で法の目的に「防衛の基盤の維持」の追加によって、飛行禁止区域の大きな部分を「防衛関連施設周辺地域」が占め、その実態は米軍・自衛隊基地に対する報道や国民の知る権利を制限するための法律に他なりません。

 本改正案は、対象施設の敷地・区域の周囲1キロメートルに及ぶ広大な地域をレッドゾーンとし、その上空でドローンを飛行させただけで直ちに処罰するものです。飛行による危険や被害の内容を一切問わず、法益侵害の危険性がない行為を処罰の対象とすることは、刑罰法規の前提を欠くものです。刑事罰によって不当に市民の自由・権利を侵害する本案は到底認められるものではありません。

 重大なことは、在日米軍・自衛隊基地の区域・敷地の周囲1キロメートルにレッドゾーンを拡大することです。

 自衛隊施設は2405カ所11億平方メートル、米軍施設・区域は131カ所、陸上だけで10億平方メートルに上りますが、さらにその外、周囲1キロに及ぶ地域を処罰対象にするものです。沖縄では現行でも広大な米軍の施設・区域、訓練海域や空域までもが対象とされ、新基地建設工事中の辺野古沖の埋立区域も飛行禁止区域に指定されています。本案の拡大によって伊江島のほぼ全域、本島中部地域の半分近くで、直罰をもってドローン飛行が禁止されます。ドローンの性能向上を口実にして、際限なく飛行禁止区域を拡大し、市民の自由と権利を制限することは、許されません。

 さらに、自衛隊基地の周辺地域の上空を飛行するドローンに対して、自衛隊が飛行妨害・機器破壊の措置をとることになります。基地外の周辺1キロメートルという市街地を含む広大な地域にまで自衛隊の権限を拡大・強化することは認められません。また、自衛隊法により米軍基地の警護任務についている自衛隊が米軍の施設・区域の周辺地域のドローンを破壊することにつながる可能も否定できません。

 日本新聞協会は「報道機関が運用するドローンは、災害現場や重大事故現場など、迅速かつ客観的な情報を国民に届けるための不可欠な取材手段」「報道は民主社会の基盤を支え、国民の知る権利にこたえる公益的な活動」として懸念を表明し、イエローゾーンの直罰化に反対しています。本案は報道の自由・国民の知る権利をさらに制限するものであり容認できません。

 以上指摘し、反対討論を終わります。 

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市民の自由権利 不当制限/ドローン飛行禁止法改定案 塩川氏批判/衆院内閣委で可決

「しんぶん赤旗」5月23日・2面より

 ドローン(小型無人機)飛行禁止法改定案が22日の衆院内閣委員会で、自民と日本維新の会、中道改革連合、国民民主、参政、みらいの各党などの賛成多数で可決しました。日本共産党は反対しました。

 改定案はドローン飛行禁止区域を、自衛隊・在日米軍施設など対象施設の周囲1キロに拡大し、区域内でドローンを飛行させただけで直ちに拘禁刑などの処罰=直罰を科すものです。

 共産党の塩川鉄也議員は質疑で、「実際の飛行による危険や被害がない行為まで処罰の対象とするものだ」と指摘。赤間二郎国家公安委員長が「ドローンの性能の向上」による攻撃の脅威などを挙げて正当化したのに対し塩川氏は、「性能向上を口実に広範囲に市民の自由権利を不当に制限することは許されない」と批判しました。

 塩川氏は、改定案では自衛隊施設・区域2405カ所(11億平方メートル)、米軍施設・区域131カ所(陸上だけで10億平方メートル)に加え、その周囲1キロが処罰対象になると指摘。沖縄県では辺野古新基地建設の埋め立て区域も飛行が禁止されており、改定案で伊江島のほぼ全域、本島中部地域の半分近くで飛行が禁止されると告発しました。

 また、日本新聞協会も「ドローン取材が事実上困難になる」などとして直罰範囲の拡大に反対していると指摘し、「自衛隊、米軍施設、原発などの周辺での市民や報道機関の取材活動などが大きく制約され国民の知る権利、報道の自由が侵害される」と強調しました。

 塩川氏は、自衛官が施設外で警察権を持ち危険防止のためにドローンの飛行妨害・破壊ができる範囲が、改定案で拡大すると指摘。「自衛隊の基地外の1キロという市街地を含む広大な地域まで自衛隊の権限を拡大することは認められない」と主張しました。

 

【選挙制度協議会】有識者2人が定数削減を批判、「小選挙区制の弊害」も認める

 衆議院のあり方について有識者2人から意見を聴取し、質疑を行いました。出席した有識者2人とも議員定数の削減を批判しました。

 陳述の中で、竹中治堅・政策研究大学院大教授は「身を切る改革」について「議員を『特権階級』と扱うのは、議員と国民の間に対立を生み支持拡大する一つの手法」と批判したうえで、議員数は歴史的にも世界的にも少なく、「すでに議員が少ないので国民と議員の接触の機会が少ない。減らせばますます議員が遠い存在になる。悪循環になる」と指摘し、議員数の増員を提案しました。

 中北浩爾・中央大教授も議員数が少ないことを指摘し「定数削減を一方的に進めていくことは望ましくない」「定数増も一考に値する」と述べました。

 私は、2016年の定数削減の際、有識者協議会が定数削減の「積極的な理由や理論的根拠は見出し難い」と答申し、審議においても「定数削減に合理的根拠なし」が明白となったことを示し、「立法府が積み重ねてきた到達点を反故にして、定数削減を強行しようとしている」と批判しました。

 また、私は小選挙区制が、得票率と獲得議席に著しい乖離をつくること、1票の格差是正のため区割が毎回行われることなどの弊害を指摘。これに対し、中北氏は「同意見だ。多党化の流れの中で、無理くり小選挙区制を導入して民意を集約することは適切ではない」「頻繁な区割り変更は政党・政治家と有権者の関係が切断される」と述べました。

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議員定数削減は悪循環/衆院選挙制度協議会/有識者が批判

「しんぶん赤旗」5月22日・2面

 衆院選挙制度協議会は21日、衆議院のあり方について有識者2人から意見を聴取し、質疑を行いました。出席した有識者2人とも議員定数の削減を批判しました。

 竹中治堅・政策研究大学院大教授は陳述で、「身を切る改革」について「議員を『特権階級』と扱うのは、議員と国民の間に対立を生み支持拡大する一つの手法」と批判しました。議員数は歴史的にも世界的にも少なく「すでに議員が少ないので国民と議員の接触の機会が少ない。減らせばますます議員が遠い存在になる。悪循環になる」と指摘。議員数の増員を提案しました。

 中北浩爾・中央大教授も議員数の少なさを指摘し「定数削減を一方的に進めていくことは望ましくない」「定数増も一考に値する」と述べました。

 日本共産党の塩川鉄也議員は、2016年の定数削減の際、有識者協議会が定数削減の「積極的な理由や理論的根拠は見いだし難い」と答申し、審議でも「定数削減に合理的根拠なし」が明白となったことを示し、「立法府が積み重ねてきた到達点をほごにして、定数削減を強行しようとしている」と批判しました。

 塩川氏はまた、得票率と獲得議席に著しい乖離(かいり)を生み、「1票の格差」是正のための区割り変更が毎回行われるなど小選挙区制の弊害を指摘。中北氏は「同意見だ。多党化の流れの中で、無理くり小選挙区制を導入して民意を集約することは適切ではない」「頻繁な区割り変更は政党・政治家と有権者の関係が切断される」と述べました。

【内閣委員会】事業者要望と一致の改定案/「個人情報保護が後退」と批判 

 私は、個人情報保護法・デジタル行政推進法改定案が、IT関連を含む事業者団体などの要望内容とほぼ一致しているとして「事業者優先の個人情報の利活用推進では国民の権利利益は守れない」と批判しました。

 現在衆議院で審議中の個人情報保護法は、AI開発推進のためとして第三者提供・目的外利用・要配慮個人情報の取得の際「本人同意」を得るという保護の原則を大きく後退させる改悪がなされます。消費者団体などが求めてきた違法行為を抑止する課徴金制度が導入されたものの、対象となる範囲が狭く、被害者救済につながる団体訴訟制度の導入は見送られました。この背景には、データ利活用を押し進める事業者団体と自民党の圧力があります。

 私は、今回の改定に関して経団連や新経済連盟、日本IT団体連盟など8団体が2024年4月に個人情報保護委員会へ提出した要望内容を質問。同委員会の佐脇紀代志事務局長は▽課徴金・団体訴訟制度に反対▽本人同意原則の緩和▽個人情報漏えい報告など事業者負担の軽減、などが含まれていると説明しました。この意見書は、自民党の「デジタル社会推進本部」の会合に際しても提出されたものです。

 私は、これらの要望に沿う形で改定案がまとめられていると批判し、「個人情報保護が後退している」と指摘しましたが、松本尚デジタル相は「データ利活用と個人情報保護のバランスに配慮した」などと強弁しました。

 さらに私は、事業者がAI(人工知能)開発業者に個人データを渡す際に「匿名化されるのか」と質したところ、佐脇氏は「必須ではない」と認めました。企業や国が持つ氏名や顔写真など個人データがそのまま提供され、個人を特定できる危険性が明らかになった形です。
 
 同時に、デジタル行政推進法(審議中)は、事業者が国や自治体にもデータ提供を求めることができる仕組みとなっています。これに対し、私は「事業者の要求を国が特別いしている」とし、個人報保護が骨抜きになっていると重ねて批判しました。 

 

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事業者優先で利活用推進/衆院内閣委/個人情報保護法改定案/塩川氏批判

「しんぶん赤旗」5月21日・2面より

 日本共産党の塩川鉄也議員は20日の衆院内閣委員会で、個人情報保護法・デジタル行政推進法改定案が、IT関連を含む事業者団体などの要望内容とほぼ一致しているとして、「事業者優先の個人情報の利活用推進では国民の権利利益は守れない」と批判しました。

 現在衆議院で審議中の個人情報保護法は、AI(人工知能)開発推進のためとして第三者提供・目的外利用・要配慮個人情報の取得の際「本人同意」を得るという保護の原則を大きく後退させる改悪がなされます。消費者団体などが求めてきた違法行為を抑止する課徴金制度が導入されたものの対象範囲が狭く、被害者救済につながる団体訴訟制度の導入は見送られました。背景には、データ利活用を推し進める事業者団体と自民党の圧力があります。

 塩川氏は、今回の改定に関して経団連や新経済連盟、日本IT団体連盟など8団体が2024年4月に個人情報保護委員会へ提出した要望内容を質問。同委員会の佐脇紀代志事務局長は▽課徴金・団体訴訟制度に反対▽本人同意原則の緩和▽個人情報漏えい報告など事業者負担の軽減、などが含まれていると説明しました。

 塩川氏は、これらの要望に沿う形で改定案がまとめられていると批判し、「個人情報保護が後退している」と指摘しましたが、松本尚デジタル相は「データ利活用と個人情報保護のバランスに配慮した」などと強弁しました。

 さらに塩川氏は、事業者がAI開発業者に個人データを渡す際に「匿名化されるのか」とただしたところ、佐脇氏は「必須ではない」と認めました。企業や国が持つ氏名や顔写真など個人データがそのまま提供され、個人を特定できる危険性が明らかになった形です。

 同時に、デジタル行政推進法(審議中)は、事業者が国や自治体にもデータ提供を求めることができる仕組みとなっています。これに対し、塩川氏は「事業者の要求を国が特別扱いしている」とし、個人情報保護が骨抜きになっていると重ねて批判しました。

7月に市議選のある常陸大宮市で演説会

 高村いさお議員からバトンタッチする小室さだおさんと訴え!

 周辺部の公共施設を減らし、中心部の開発を推進する市政を転換し、子育て・高齢者支援の施策で、いつまでも住み続けられるまちづくりに全力!

 消費税減税、戦争反対、憲法9条守れの願いを日本共産党へ!

 

 

 


茨城・常陸大宮市議選/新人・小室氏勝利を/党演説会/塩川氏が応援

「しんぶん赤旗」5月18日・8面より

 茨城県の日本共産党常陸大宮市委員会は市内で16日、7月に行われる同市議会議員選挙(19日告示・26日投開票)勝利へ演説会を行いました。同市党では現職の高村功市議から新人の小室さだお氏(市政・くらし対策部長)へのバトンタッチをめざし現有1議席確保に全力を尽くします。国会で奮闘する塩川鉄也衆院議員が応援に駆けつけました。

 塩川氏は、議席の4分の3を占める自民・維新政権となった国会の変化の中で、国民の命と暮らしを守り支える党議席の役割の重要性を語りました。国会前や全国で「『戦争反対。平和が大事』と訴える国民世論とともに政治を変える日本共産党を大きく伸ばしてほしい」と呼びかけました。

 小室氏は、元市職員として市民の声を大事にしてきた経験を紹介。▽中学校の給食無償化▽高齢者の補聴器購入助成制度▽国保税や水道料金の引き下げ―など公約を訴え「福祉や暮らし最優先の市政へ全力を尽くしたい」と強調しました。

 「小室さんは優しい実行力のある人」「誰とでも分け隔てなく接する、さだおさん」など元同僚や支援者たちが次々と応援。高村氏は「市民の声を議会に反映する党の議席をしっかりと引き継ぎたい」と語りました。

 

再審制度見直しのため、共産・中道・みらいの3党で、刑事訴訟法改正案を衆議院に提出

 

 立憲・公明・れいわの議員も同席。

 えん罪被害者の速やかな救済のための再審法改正が必要。政府案は不十分で問題あり。検察官不服申立て(抗告)の全面禁止、証拠開示の実施こそ。


検察官抗告を全面禁止、再審制度見直しの法案を共同提出、超党派議連案をベースに、冤罪被害者のすみやかな救済を

 日本共産党、中道改革連合、チームみらいは、再審制度見直しに向け、再審開始決定に対する検察の不服申し立て(抗告)の禁止を明記した「刑事訴訟法改正案」を衆院に共同提出しました。

 この改正案は、昨年国会に提出され、1月の解散により廃案となった超党派議員連盟の改正案を基にしたものです。

 今日閣議委決定された再審制度見直しのための政府案は、冤罪の救済を遅らせる重大要因となっている検察官抗告を「原則禁止」として例外を設けています。

 これに対し、共同提出した改正案は、検察官抗告を例外なく全面禁止しています。

 また、改正案は、再審請求審で裁判所が検察に証拠開示を命じる規定を盛り込んでいます。

 改正案提出後の記者会見で、衆道の西村智奈美議員は「政府案の対案として提出した。国会で並行審議することで、論点を可視化し、より良い再審制度にできるよう全力を挙げる」と述べました。

 私は「冤罪被害者のすみやかな救済のための再審法改正が必要。政府案は極めて不十分で問題がある。検察官抗告の全面禁止、証拠開示の実施が必要だ」と強調しました。


再審改正「政府案不十分」/抗告全面禁止案を共同提出

「しんぶん赤旗」5月16日・2面より

 日本共産党、中道改革連合、チームみらいは15日、再審制度見直しに向け、再審開始決定に対する検察の不服申し立て(抗告)の禁止を明記した「刑事訴訟法改正案」を衆院に共同提出しました。同改正案は、昨年国会に提出され1月の衆院解散により廃案となった超党派議員連盟の改正案を基にしたものです。

 同日閣議決定された再審制度見直しのための政府案は、冤罪(えんざい)の救済を遅らせる重大要因となっている検察官抗告を「原則禁止」として例外を設けています。これに対し、共同提出された改正案は、検察官抗告を例外なく全面禁止しています。また、改正案は、再審請求審で裁判所が検察に証拠開示を命じる規定を盛り込んでいます。

 改正案提出後に記者会見した中道の西村智奈美議員は「政府案の対案として提出した。国会で並行審議することで論点を可視化し、より良い再審制度にできるよう全力を挙げる」と述べました。

 日本共産党の塩川鉄也議員は「冤罪被害者のすみやかな救済のための再審法改正が必要だ。政府案は極めて不十分で問題がある。検察官不服申し立て(抗告)の全面禁止、証拠開示の実施が必要だ」と強調しました。

【内閣委員会】科学技術の軍事化を推進/経済安保推進法改正案が可決

 経済安保推進法改正案が15日の衆院内閣委員会で採決され、自民、維新、中道、国民、参政、みらいの各党などの賛成多数で可決されました。日本共産党は反対しました。

 質疑で私は、同法に基づく先端的重要技術の開発支援「Kプログラム」実施のために現在40設置されている協議会のうち「防衛省が参加しているのはいくつか」と質問。防衛省は「39に参加している」と答えました。私は「軍事を重視する研究体制だ」と批判し、実例としてKプロ案件の「光通信等の衛星コンステレーション(小型人工衛星)基盤技術の開発・実証」をあげ、防衛省が参加している理由を質しました。防衛省は「衛星通信は作戦の基盤。光通信技術は抗たん性の向上など様々な課題を解決するためのインフラとなりうる」と答えました。

 「防衛白書」は敵基地攻撃が可能な「スタンド・オフ防衛能力」獲得が目的の「衛星コンステレーション」構築をうたい、国はその「整備・運営等事業」を、民間資金やノウハウを活用するPFI事業として推進しています。私は、同PFI事業に対する国の業務要求水準書は、事業者に対し、戦争などで事業継続が困難な場合でも国が必要な画像データを取得できるようにすることを求めていると告発。防衛省は「スタンド・オフ防衛能力の実効性を確保するという重要性を踏まえ、業務の継続を求めている」と答えました。

 私は、同PFI事業はスカパーJSATが落札し、同社出資企業がKプロ案件の「光通信等の衛星コンステレーション」の幹事企業であると指摘。民間事業者を軍事に組み込む同PFI事業とKプロは一体だと強調し、「Kプロは巨額の研究費で軍事技術の強化を狙う事業ではないか」と追及しました。小野田内閣府担当大臣は「Kプロの成果を防衛省などの判断で活用することはありうる」と認めながら「指摘はあたらない」と強弁しました。
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以下、反対討論の全文です。

 私は、日本共産党を代表し、経済安保推進法等改正案に対し、反対の討論を行います。

 経済安保は第一次トランプ政権が打ち出したものです。仮想敵国を前提とし、経済力、技術力を、相手国への対抗手段、威圧する手段と位置づけ、経済分野でも米国を中心としたブロック体制に同盟国等を組み込もうとするものです。日本政府は、軍事面での日米一体化とともに経済安保でも米国に付き従い、2022年に経済安保推進法を成立させました。本案はそれをさらに拡大しようとするものです。

 重要物資の確保を理由に、政府が「関係者」に対し協力要請できる規定を盛り込んでいます。許認可権や巨額の支援など様々な権限を持つ行政機関からの要請は、事業者にとって大きな圧力となり、営業の自由の侵害が避けられません。

 重大なのは、軍事への協力も対象となりうることです。重要物資とは何かを決めるのは政府であり、現行法の下でも、すでに船体や無人航空機、半導体など軍事と関わりが深い分野が指定されています。そのうえ、法案では「関係者」の範囲、「協力」の内容など政府に白紙委任されています。政府の裁量で広範な事業者が自衛隊や米軍への協力を迫られることになりかねません。

 また、総理大臣が経済安保に関する官民協議会を設置し、その参加者に対して情報提供義務を課します。官民協議会には警察や公安調査庁も参加可能です。政府が民間事業者の情報を吸い上げ、経済安保分野における警察や情報機関の活動強化に使える仕組みであり、企業活動に対する監視・介入を拡大させる懸念はぬぐえません。

 加えて、軍事転用可能なデュアルユース技術の研究開発支援を行うKプログラムに参加する指定基金の対象を拡大する問題です。現在設置されている指定基金協議会のほとんどに防衛省が参加しています。Kプログラムが軍事と深くつながっているのは明白です。科学技術の軍事研究化を一層推進することには反対です。

 さらに、政府が経済安保上重要だとする海外事業への支援制度を新設する問題です。採算性が不確実なハイリスクな事業にJBICが融資するこの制度は、いち企業の経営リスクを、国民の財産・税金で肩代わりするものに他なりません。

 最後に、政官業癒着の問題です。質疑で明らかになったのは、重要物資の助成金の交付を担う法人の役員に、支援を受ける業界の企業の役員と天下り役人が就いている実態です。業界団体から自民党への献金など政官業癒着の構造そのものです。海外事業への支援制度を創設し、重要物資に「役務」も追加することは、こうした癒着を一層拡大させることは明らかです。

 以上申し述べ、討論を終わります。 

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科学技術の軍事化推進/経済安保推進法等改定案が可決/衆院内閣委員会/塩川議員が批判

「しんぶん赤旗」5月16日・2面より

 経済安全保障推進法等改定案が15日の衆院内閣委員会で、自民と日本維新の会、中道改革連合、国民民主、参政、みらいの各党などの賛成多数で可決されました。日本共産党は反対しました。

 質疑で共産党の塩川鉄也議員は、同法に基づく先端的重要技術の開発支援「Kプログラム」(Kプロ)実施のため現在設置されている40協議会のうち、防衛省が39に参加していることを明らかにし、「軍事を重視する研究体制だ」と批判しました。

 その一つ、「光通信等の衛星コンステレーション(小型人工衛星網)基盤技術の開発・実証」について、防衛省に参加理由を追及。同省の吉野幸治サイバーセキュリティ・情報化審議官は「衛星通信は作戦の基盤。光通信技術は課題を解決するためのインフラとなり得る」と答えました。

 「防衛白書」は敵基地攻撃が可能な「スタンド・オフ防衛能力」獲得が目的の「衛星コンステレーション」構築をうたい、国はその「整備・運営等事業」を民間資金やノウハウを「活用」するPFI事業として推進しています。

 塩川氏は、同事業で国は事業者に対し、戦争などで事業継続が困難な場合でも、必要な画像データを取得できるようにすることを求めていると告発。吉野氏は「スタンド・オフ防衛能力」の実効性確保のための同事業を継続させる取り組みだと開き直りました。

 塩川氏は民間事業者を軍事に組み込む同事業とKプロは一体だと強調し、「Kプロは巨額の研究費で軍事技術の強化を狙う事業ではないか」と追及。小野田紀美経済安保相はKプロの成果を防衛省などの判断で活用することは「あり得る」と認めながら「指摘はあたらない」と強弁しました。

 

【内閣・経済産業連合審査会】建設資材の不足・高騰/企業規模によって資材確保に大きな差/国の責任で対策を

 経済安保推進法等改正案の質疑を行いました。私は、米国・イスラエルによるイラン攻撃に伴うナフサショック、建設資材不足への対策を国の責任で行うよう質しました。

 私は、町場の工務店、一人親方など規模の小さい事業者から寄せられた「資材価格が2倍3倍になっている」「どこを探しても見つからない」との切実な声を紹介し「資材供給の実態把握、情報公開が必要だ。ここに行けば資材があると示すのが国の責任だ」と迫りました。国土交通省は「規模の小さい事業者において資材確保の懸念が大きいと認識している」と認めつつ、具体策については「目詰まりの解消に取り組んでいく」と述べるに留まりました。私は「実際に届いていない事業者がいるのだから、これを放置したら意味がない」と強調。コロナの時のような特別な支援制度の創設とともに、ただちに補正予算を編成し、消費税を5%へ減税するなど緊急対策を実施するよう求めました。

 私は、米国が国連憲章、国際法を踏みにじるイランへの無法な先制攻撃を行ったことが物資の供給不足などの混乱を引き起こしているとして「経済安全保障の連携先としている米国が最大のリスクとなっているのではないか」と追及。小野田内閣府担当大臣は「米国との連携を推し進めていく」と答えました。

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