高市政権による衆院議員定数削減に反対し、阻止する世論を広げるべく、全国革新懇の集会が開かれ、私が情勢報告を行いました。
私は、「国会議員は主権者である国民の代表だ。国会議員の数を減らすことは、民意を切り捨てるもの、国会の行政監視機能を後退させる」と強調。
「日本の議員定数は歴史的にも国際的にも少ない」「定数削減に“合理的根拠なし”が、これまでの国会の議論の到達点だ」と主張。
「裏金一掃、企業・団体献金禁止を棚上げし、すり替えのために持ち出されたのが定数削減だ」と指摘し、「定数削減という『身を切る改革』は、国民に増税と負担増を押し付ける常套句。印象操作、目くらましである」と批判しました。
私は、国民の声を歪める選挙制度そのものが政治不信を招いていると指摘し「小選挙区制を廃止し、民意が届く国会へ、選挙制度の抜本改革の実現を」「定数削減反対の世論を大きく呼び起こし、民主主義を破壊する暴挙を阻止するたたかいをひろげましょう」と訴えました。
私の他、「定数削減反対緊急アクション」呼びかけ人の池田香代子さんが「定数削減は女性やマイノリティの声を政治に届かなくし、立法府としての国会を破壊する暴挙だ」と訴えたほか、民医連や新婦人、自由法曹団など連帯する諸団体からの発言もありました。
閉会のあいさつで全国革新懇代表世話人・新婦人の会会長の米山順子さんは「私たちの声が国会に届かないことへの怒りがある」「日頃の要求実現運動に、定数削減を結び付けて行動を広げよう」と訴えました。
集会には、日本共産党の辰巳孝太郎衆院議員、畑野君衆院議員、山添拓参院議員、仁比聡平参院議員、吉良よし子参院議員も出席しました。
定数削減反対の声結集を/全国革新懇集会/塩川氏が情勢報告
「しんぶん赤旗」9月26日・1面より
高市政権による民意切り捨ての衆院議員定数削減に反対し、阻止する世論を広げようと、全国革新懇は25日、国会内で集会を開きました。日本共産党の塩川鉄也衆院議員が情勢報告を行い、定数削減がもたらす深刻な問題などを訴えました。
塩川氏は「国会議員は主権者である国民の代表であり、定数削減は国民の声を切り捨て、国会の政府監視機能を後退させる」と強調。日本の国会議員定数がむしろ少ないことや、定数削減に合理的根拠がないことは、これまでの国会での議論の到達点であることを指摘しました。さらに、定数削減が「裏金一掃や企業・団体献金禁止から議論をすり替えるために持ち出されてきた」ことを挙げ、定数削減という「身を切る改革」は「国民に増税や負担増を押しつけるときの常套句(じょうとうく)だ」と訴えました。
塩川氏は「民意をゆがめる選挙制度そのものが政治不信をまねいている」と指摘。民意が正しく反映される選挙制度への抜本改革の実現を訴えるとともに、「定数削減反対の世論を呼び起こし、民主主義を破壊する暴挙を阻止するたたかいをひろげていこう」と呼び掛けました。
また、「定数削減反対緊急アクション」呼び掛け人の池田香代子さんが「定数削減は女性やマイノリティーの声を政治に届かなくし、立法府としての国会を破壊する」と訴えたほか、新日本婦人の会の米山淳子さんが「私たちの声が国会に届かないことへの怒りがある。要求実現運動に定数削減問題を結びつけ行動をひろげよう」と訴えました。そのほか、全日本民医連や自由法曹団など連帯する団体から発言がありました。
集会には日本共産党の辰巳孝太郎、畑野君枝両衆院議員と、山添拓、仁比聡平、吉良よし子各参院議員も参加しました。
議員定数削減反対の緊急院内集会/国民の声どこへ/少数排除に警鐘
「しんぶん赤旗」9月27日・3面より
全国革新懇が25日に開いた衆院議員定数削減反対の緊急院内集会(26日付1面報道)では、さまざまな立場の参加者が、定数削減によって国民の多様な声が国会に届かなくなるとして反対を訴えました。
女性識者40人による「議員定数削減反対!緊急アクション」呼びかけ人の一人で翻訳家の池田香代子さんが連帯のあいさつに立ちました。現在の女性衆院議員数は小選挙区選出28人、比例選出40人で、男性議員より比例選出の割合が高いと指摘。比例定数を削減すれば少数意見が国会に届きにくくなると強調し、高市政権の国会軽視の姿勢は「立法府の力をそぐことが目的」であり「行く先は専制全体主義で、比例削減はこの流れを大きく進める」と警鐘を鳴らしました。
新日本婦人の会の平野恵美子副会長は、比例定数削減反対と合わせ、比例代表中心の選挙制度への改革を求める署名運動に取り組んでいると報告。ジェンダー平等が進んでいる国の多くは比例代表中心の選挙制度をとり、一定の比率で女性候補者を擁立するクオータ制などを導入していると述べました。「これ以上、ジェンダー平等に逆行する高市政権の勝手を許すわけにはいかない」と強調。多くの女性や市民が「主権者は私たちだ」と声をあげているとして、連帯を広げようと呼びかけました。
農民運動全国連合会の満川暁代事務局次長は、効率化一辺倒で農業予算を削減し、農家を激減させてきた自民党農政を批判。「農民が減っている今だからこそ、食料を生産し農地を守っている人たちの声を国会に届ける仕組みが必要だ」と訴えました。
日本国家公務員労働組合連合会の伊吹五月書記次長は、公務公共サービス拡充を求める国会請願署名の紹介議員の多くは野党議員だと強調。与党議員の議席比率を高める比例定数削減は「国家公務の労働組合の取り組みに水を差すもの」で、「国民のための行政運営にも支障をきたす」と批判しました。
自由法曹団の黒岩哲彦団長は、定数削減は企業・団体献金の問題を国民から見えにくくするためのものだとして、軍需企業が自民党への献金で多額の受注を受けている実態を批判。「実質わいろ」の企業・団体献金の廃止と、比例代表に一本化した選挙制度の実現に向け活動を強めたいと表明しました。
議員定数削減反対の緊急院内集会/民主政治 土台から崩壊/塩川国対委員長の発言
「しんぶん赤旗」9月27日・3面より
日本共産党の塩川鉄也国対委員長が衆院議員定数削減反対の緊急院内集会(25日、全国革新懇主催)で行った報告の要旨は以下の通りです。
国会議員は主権者・国民の代表であり、国会議員の数を減らすことは民意を切り捨てるものです。多様な民意を正確に反映した国会での徹底した議論を通じて国の進路を決めることこそ、国民主権のもとでの議会制民主主義です。議員定数を減らせば国民の声はますます議会に届きにくくなります。地方の議席を減らし、少数意見や少数政党を排除し、若者や女性の政治進出を妨げることにつながります。定数削減は、多様な民意の反映を一層困難にし、切り捨てられるのは主権者・国民の声です。
また、定数削減で国会の最も大事な役割である政府・行政監視機能が後退し弱まることは明らかです。政府の政策や行政の執行を監視し、政府提出法案を徹底審議するためには、政府に対抗しうる一定規模の国会の体制が必要です。
日本の議員定数は、国際的にも歴史的にも最も少ないものです。主要国の下院議員1人当たりの人口は10万~15万人に対し、日本の衆院議員1人当たりの人口は27万人。1925年の男子普通選挙時は人口12万人に衆院議員1人で466議席でした。現在人口は2倍ですが、議席は465と過去100年で最少です。
直近の定数削減が行われた2016年、有識者調査会は「削減する積極的な理由や理論的根拠は見出(みいだ)し難い」と答申し、法案審議で「定数削減に合理的根拠は存在しない」ことを与野党が共有したことは重要です。これが定数削減問題の国会の議論の到達点です。
今回の定数削減の策動は、維新が連立入りのために、自民が嫌がる企業・団体献金禁止を棚上げし、それとのすりかえで持ち出し、ごまかすためのものです。定数削減で持ち出す「身を切る改革」は、消費税増税や社会保障改悪などの負担と痛みを国民に押し付ける時の常套(じょうとう)句です。「身を切る改革」論は「印象操作」「目くらまし」であって、その土俵に乗り「政党助成金こそ削れ」「定数削減で数十億円削減するのであれば軍事費削減が優先だ」と議論することは「印象操作」の術中にはまるもので、その正体を暴くことにはつながりません。国民の代表を削れば民意が切り捨てられ、民主政治を土台から崩すことを正面から訴えることが必要です。
議員定数削減を支持する世論の背景には、国民の声が国会に反映しないことでの議員・政治不信が根底にあります。民意をゆがめる選挙制度そのものが、大きな要因です。日本共産党は、「民意が届く国会」を実現するため、小選挙区制の廃止、比例代表中心の選挙制度への抜本改革、民意切り捨ての定数削減への断固反対を主張しています。
「定数削減反対」の一点で世論を結集し、共同するたたかいを広げていくことが緊急に必要です。さまざまな要求運動と「民意が届く国会」実現のたたかいを結びつけ、大きな世論と運動をつくっていきましょう。