農業関係4法案、野党4党・会派で共同提出

 日本共産党と立憲民主党、国民民主党、有志の会の4党・会派は、国有林野事業職員の労働基本権を保障する2法案と、優良な農作物の新品種育成と確保を国に義務付ける「公的品種育成促進法案」、在来品種の保存・利用を促進するため国や自治体の役割を定める「在来品種利用法案」を、衆議院に共同で提出しました。

 法案提出に、私と紙智子参院議員が同席しました。


国有林野労働者の権利2法案/新品種・在来品種保全2法案/野党4党・会派が共同提出

「しんぶん赤旗」6月5日・2面より

 日本共産党と立憲民主党、国民民主党、有志の会の4党・会派は4日、国有林野事業職員の労働基本権を保障する2法案と、農作物の新品種育成と確保を国に義務付ける「公的品種育成促進法案」、在来品種の保存・利用を促進するため国や自治体の役割を定める「在来品種利用法案」を衆院に共同提出しました。提出者には、日本共産党から田村貴昭衆院議員が名前を連ねています。

 国有林野事業職員に関する法案は、2012年の国有林野法改定で奪われた、国有林野職員の労働基本権を改めて保障するという立法です。共同提案は18年以来5回目。21年の衆院解散により廃案となったため今回再提出しました。

 公的品種育成促進法案は、18年の種子法廃止と20年の種苗法改悪に対抗するもの。各県の農場試験場で行われている公的品種育成事業を、再び国の施策として位置づけ、開発や試験、人材確保や財政措置などを義務づけます。

 在来品種利用法案は在来品種の保存や利用促進を、国や自治体の施策に位置づける法案です。地域特有在来品種を長期にわたり保存し、種苗の提供や作付けする農家への支援などを行います。

 法案提出には、日本共産党の塩川鉄也衆院議員と紙智子参院議員が同席しました。

埼玉県民大運動実行委員会の国会要請行動

 いまや消費税減税が大きな流れに。

 日本共産党は、消費税の廃止をめざし、緊急要求で5%への減税、インボイス廃止を訴え。

 1世帯当たり年間12万円の減税に。

 財源はこの間11兆円もの減税を受けてきた大企業や富裕層に応分の負担を求めるのが最も道理のある提案。

新たな国立公文書館及び憲政記念館建設工事の起工式に参列

 衆議院の施設である憲政記念館の敷地に二つの建物が合築されます。

 2029年度末に開館予定。

 憲政記念館は、議会博物館、議会公文書館、そして国民と国会をつなぐビジターセンターとしての役割の発揮が求められています。

【内閣委員会】洋上風力発電/モニタリングデータは国民の共有財産/全データの公開を

 衆院内閣委員会は、洋上風力発電の設置を認める海域を排他的経済水域(EEZ)まで拡大する再エネ海域利用法改正案の採決を行い、全会一致で可決しました。私は、生物の多様性を保全し、持続可能な利用を進めていくためには事業のモニタリングを行い、その結果を分析・評価し、事業に反映させていくことが重要だと強調しました。

 私は、環境省と経産省が検討しているモニタリングガイドライン案では、国が公表するモニタリングのデータは、事業者が作成した調査報告書の「レビュー」であり生データではないと指摘し、「データ全体を公表すべきだ」と質問。環境省は「公表の在り方については事業者の意見も聞きながら検討を深めていきたい」と答えました。私は、モニタリングデータは国民の共有財産であり、広く共有してこそ環境保護や洋上風力発電事業の改善に生かされると主張しました。

 私は、追加的な環境保全策を検討する端緒となる「重大な環境影響が明らかになった場合」を判断するのは、一義的には事業者とされていることについて「事業者任せにするのではなく、環境保護団体や専門家の意見を反映させるための協議会が必要だ」と主張。環境省は「ガイドライン案では、必要により専門家に相談し指導助言を受けるとしている」と答えるに留まりました。

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【内閣委員会】ギャンブルの「オンライン化」深刻/ギャンブル依存症対策抜本的に強めよ

 私は、オンラインギャンブル対策に関する政府の取組の遅れを質し、ギャンブル依存症に関する広報や実態把握など、対策を抜本的に強化するよう求めました。

 警察庁調査によると2024年時点で国内でオンラインカジノを利用した経験がある人は推計約337万人(人口の3.5%)、年間の掛け金額は1兆2400億円に上っています。

 私はオンラインカジノの蔓延について、2021年の時点で、国内からのオンラインカジノへのアクセス数が18年比で約100倍に増加していたことが民間企業の調査で判明し報道もされていたことを指摘し、「野放図状態を放置してきた政府の責任は重大だ」と批判。対策として、オンラインカジノの違法性を強調するだけでなく、「依存症は医療機関や相談機関を利用することで回復可能な病気であるという正しい知識を広く市民の方に知ってもらうことが重要だ」と強調。依存症対策の広報を担う内閣官房の広報の予算はいくらかと質しました。内閣官房は「25年度で約1400万円」と答えました。私は、あまりに少額だと批判し「抜本的に増やす必要があるのではないか」と追及。伊東良孝内閣府特命担当大臣は、3月に閣議決定したギャンブル依存症対策推進基本計画の中で「予算の増額等については意を用いているところだ」と答えました。

 私は、競馬など公営ギャンブルもオンライン化が進み、今や8~9割がオンラインによる購入となっていることも重大だと指摘。依存症の研究では「オンライン化」は「ギャンブルの最も強いリスク因子の一つ」との結果が出ていると紹介。また「ギャンブル依存症問題を考える会」は、オンライン化が進んだコロナ禍を経て、19年と23年では、会への相談件数の割合が、競馬は22%から40%に、競艇は5%から28%に、競輪は3%から18%と大幅に上昇しており、考える会の方は「オンライン化」に強い警鐘を鳴らしていると紹介。「公営ギャンブルのオンライン化に対して規制強化が必要だ」と強調しました。

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依存症対策 予算増やせ/衆院委/ギャンブル広報に塩川氏

「しんぶん赤旗」年6月2日・2面より

 塩川鉄也議員は5月28日の衆院内閣委員会で、オンラインギャンブルに対する政府の取り組みの遅れをただし、ギャンブル依存症に関する広報や実態把握などの抜本的強化を求めました。

 塩川氏は、国内からのオンラインカジノへのアクセス数が2018~21年に約100倍に増加したことが民間企業の調査で判明したと報じられていると指摘し、「野放図状態を放置してきた政府の責任は重大だ」と批判。オンラインカジノの違法性を強調するだけでなく、「依存症は医療機関や相談機関を利用することで回復可能な病気だという正しい知識を広く市民に知ってもらうことが重要だ」と強調し、依存症対策の広報を担う内閣官房の広報予算額をただしました。

 内閣官房の江浪武志審議官は「2025年度で約1400万円」だと答弁。塩川氏があまりに少額だと批判し「抜本的に増やす必要があるのではないか」と追及すると、伊東良孝内閣府特命担当相は、3月に閣議決定したギャンブル依存症対策推進基本計画の中で「予算の増額等については意を用いているところだ」と答えました。

 塩川氏は、競馬など公営ギャンブルも8~9割がオンライン購入だと指摘。依存症の専門家から「オンライン化」は「ギャンブルの最も強いリスク因子の一つ」だとの指摘があると紹介し、規制強化が必要だと強調しました。

T4練習機墜落事故/事故原因の究明なしに飛行再開は認められない/防衛省に申し入れ

 空自新田原基地所属のT4練習機が墜落した事故に関連して、T4練習機が10機配備されている空自入間基地周辺の埼玉県所沢市、狭山市、入間市、飯能市、日高市の各市議団は防衛省に対して「今後市街地上空での訓練飛行を行わないこと」などを求める申し入れを行いました。私が同席しました。

 事故原因について防衛省は「まだ機体を回収している段階であり、原因については調査中」と述べました。各市議団が「T4の飛行再開時期は決まっているのか。事故の原因究明が終わる前にT4の飛行再開はありうるのか」と尋ねると、防衛省は「まだ決まったものはないが、安全確認を徹底したうえで、可能性の一つとしてはある」と否定しませんでした。私は「事故原因の究明もなしに飛行再開は認められないというのが地域住民の声だ」と強調したのに対し、防衛省は「地域の理解を得ながら進めていきたい。知事や市長が反対している中で、飛行再開にはならないと考えている」と述べました。

 毎年、入間基地航空祭ではT4を用いたブルーインパルスの展示飛行が行われています。狭山の大沢市議は「バードストライクなどによる予測のできない事故もある。入間基地は四方を住宅街に囲まれている。その上空では、曲技飛行はもちろん技能習熟のための訓練も行うのはやめてほしい」と訴えました。


事故同型機 市街地飛ぶな/埼玉の党5市議団/防衛省に求める

「しんぶん赤旗」6月1日・10面より

 航空自衛隊新田原基地(宮崎県)所属のT4練習機が14日に愛知県犬山市で墜落した事故を巡り、同練習機10機が配備されている空自入間基地周辺の埼玉県所沢、狭山、入間、飯能、日高各市の日本共産党市議団が28日、防衛省に対し「今後市街地上空での訓練飛行を行わないこと」などを求めて申し入れを行いました。日本共産党の塩川鉄也衆院議員が同席しました。

 事故原因について防衛省は「まだ機体を回収している段階であり、原因については調査中」と説明。各市議団が「T4の飛行再開時期は決まっているのか。事故の原因究明が終わる前にT4の飛行再開はありうるのか」とただすと、防衛省は「まだ決まったものはないが、安全確認を徹底したうえで、可能性の一つとしてはある」と否定しませんでした。

 塩川氏が「事故原因の究明もなしに飛行再開は認められないというのが地域住民の声だ」と強調。それに対し、防衛省は「地域の理解を得ながら進めていきたい。知事や市長が反対している中で、飛行再開にはならないと考えている」と述べました。

 毎年、入間基地航空祭ではT4を用いたブルーインパルスの展示飛行が行われています。狭山の大沢えみ子市議は「バードストライクなどによる予測のできない事故もある。入間基地は四方を住宅街に囲まれている。その上空では、曲技飛行はもちろん技能習熟のための訓練も行うのはやめてほしい」と訴えました。

行田市内で建設労働者後援会の皆さんと一緒に、日本共産党と伊藤岳参議院議員への支援を訴え!

 消費税の一律5%への減税は、世帯当たり年間12万円の減税効果、インボイスの廃止、そして消費税廃止へのステップとなります。

 担税力のある大企業や超富裕層に応分の負担を求める財源論でこそ、実現の力に。

埼玉12区の市民と野党のつどい

 コメ、年金、消費税減税と財源問題、大軍拡など国政の中心課題での政策転換を訴え。

 市民と野党の共闘について、選挙協力の意思の確認、選挙協力の旗印-安保法制廃止、消費税減税などの共通政策の確認、対等平等・相互尊重というたたかい方での合意という3点が大事。

【内閣委員会】金属盗対策法案/小規模太陽光発電事業者への支援を/衆院委で可決

 金属窃盗による被害防止を目的とした金属盗対策法案が23日、衆院内閣委員会で可決され、日本共産党は賛成しました。質疑において私は金属窃盗の実態について確認。警察庁によると、統計を取り始めた2020年と最新の2024年について比較すると、発生件数は5500件程度だったのが約4倍の2万件強へと、被害総額は25億円程度だったのが6倍近くの約140億円となっています。中でも太陽光発電設備における銅製のケーブルの盗難被害が特に深刻です。

 私は、被害にあった太陽光発電事業者の「盗難被害そのものはもちろん、売電収入が入らないことの減収が大きく、また今後の損害保険料への影響も心配だ」という切実な声を紹介。また、警察庁の検討会で、窃盗被害の急増に伴い、その被害が保険の補償適用外となり銀行の融資も受けられなくなるなどの実態に言及されていることも指摘。経産省の担当者は「憂慮すべき事態」としたうえで、「保険会社とも連携し対策を横展開していく、本案の成立で盗難が減少し引き受けが再開されることに期待」と答弁。私は、市民参加型など「小規模事業者には被害が重くのしかかる」と踏み込んだ支援を行うよう求めました。

 また、法案は一定のボルトクリッパーやケーブルカッターなど金属切断工具の「隠匿携帯」に対し罰則を設けており、工具箱やトランクに積んで運ぶことも当たり得ると警察庁は認めています。私は「濫用による人権侵害の懸念も生じる」と濫用防止の措置を求めたのに対し、坂井国家公安委員長は「具体的な運用基準を都道府県に示し不適切な運用を防止する」と答弁しました。

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若者たちが企画した「立候補年齢を引き下げるための院内集会」であいさつ

 気候変動や校則問題など、若者自身の要求を託す候補者を選ぶ権利と、自らその要求を実現するために立候補する権利は、一体のもの。

 国会では、選挙運動各党協議会で被選挙権年齢引下げが初めて論点に。

 ぜひ実現の声を上げよう!

【内閣委員会】住民主導の交通安全対策/国からの技術的、財政的支援強化を

 私は、地域住民が主体となって交通安全対策に取り組む千葉県船橋市習志野台8丁目町会の取組を紹介し、国からの技術的、財政的支援を強めるよう求めました。

 国土交通省は、生活道路に速度抑制のためのハンプや狭さくといった物理的デバイスを円滑に導入した先進事例として習志野台8丁目をあげています。私は、8丁目町会の取組の特徴について質問。国交省は「住民の方々自身が町歩き点検するなど住民主導で合意形成を図ったことだ」と答えました。

 私は、8丁目町会に現地視察した際に聞いた「近隣の日本大学理工学部の専門家からの協力・アドバイスが力になった」との声を紹介し、他の地域でも取組を進めるために、道路管理者や住民に対して国が専門家を紹介することが有効だと主張。国交省は「自治体を通じて要請があれば専門家を紹介している」と答えました。

 私は、物理的デバイスの設置に対する国交省の補助制度について、「例えば国交省の基準ではハンプの高さは10cmとなっているが、騒音や振動対策としてより低い高さで導入した場合でも対象となるのか」と質問。国交省は「対象となる。地域の方々の理解を得るのは重要だ」と答えました。私は、住民合意を取組の要にしていくことが重要だと強調しました。

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野党国対委員長会談開く

 「コメを買ったことがない」などと発言した江藤農水大臣について、更迭を求めることで一致。

 私は「コメ高騰に有効な対策を取れず事実上無策となっていることに加え、消費者の気持ちを傷つけた江藤農水大臣は、二重の意味で大臣の資格がない。辞任すべき」と要求。


江藤農水相の更迭求める/5党国対委員長が一致

「しんぶん赤旗」5月21日・2面より

 日本共産党、立憲民主党、日本維新の会、国民民主党、れいわ新選組の5党の国対委員長は20日、国会内で会談し、「コメを買ったことがない」などと発言した江藤拓農水相の更迭を石破茂首相に求める方針で一致しました。

 日本共産党の塩川鉄也国対委員長は「コメ価格高騰に対して有効な対策をとれず事実上無策に陥っているうえ、消費者の気持ちを傷つける発言をした江藤氏は二重の意味で農水相の資格がない。辞任すべきであり、石破首相の任命責任が問われる」と強調しました。

イスマイーロフ・ウズベキスタン下院議長一行が額賀衆院議長を表敬訪問

 国会は二院制。

 下院は定数150。

 小選挙区で75議席、州単位の比例代表選挙区で75議席を選出。

 女性議員が4割を占めます。

 産業振興に注力。

 アラル海の水涸れなど環境問題も大きな課題です。