【内閣委員会】「国家情報会議」設置法案/市民監視、人権侵害を拡大

 私は、政府のインテリジェンス(情報活動)の司令塔機能を強化する「国家情報会議」設置法案について追及しました。市民監視、人権侵害拡大の危険を告発し、廃案を求めました。

 法案では情報コミュニティ省庁の司令塔として「内閣情報会議」と「内閣情報調査室(内調)」を格上げした「国家情報会議」と「国家情報局」を設置します。これらは、政府によるスパイ活動と外国からのスパイ活動への対処について、基本方針の策定や情報の収集分析など行うこととなります。また、情報コミュニティ省庁とは、内調、警察庁、公安調査庁、外務省、 防衛省などの情報集等行う省庁を指します。 
 
 私が内調の人員の人数をただしたところ、総員約730名のうち、都道府県警含む警察庁から約180人、防衛省から約100人とこの2省庁が主です。他は外務省約50名、法務省(公安調査庁や入管庁など)約40名、国交省(海上保安庁など)20名、財務省約10名となっています。この間増員されており、26年度予算でも国家情報局の設置にともない約30人の増員が認められているとのことでした。
 
 私は、国家情報会議の設置により情報コミュニティが一体となって市民を監視することになると警鐘を鳴らしました。

 情報コミュニティ省庁の一つである防衛省・自衛隊による市民監視、人権侵害の実例として、イラク戦争時に自衛隊派遣に反対する市民運動を幅広く監視していた自衛隊情報保全隊市民監視事件に言及。同隊による監視を違法と断じた確定判決を示し、政府の対応をただしました。

 松尾智樹防衛省防衛政策局次長は、「国の主張の一部が裁判所の理解を得られなかった」などと繰り返すばかりで、違法判決をまともに受け止めず、判決後、プライバシー侵害の調査を行わない措置をとったか問われても、従来より同隊は「関係法令に従って適切な方法で情報収集などを行うよう努めてきている」などと強弁しました。当事者に謝罪したか、違法収集した情報を削除したのかについても、答えられないと回答を拒否しました。
 
 私は、「違法な市民監視、個人情報収集に反省もなければ謝罪もない」と厳しく批判。これに対し木原稔官房長官は情報保全隊の重要性を述べるだけで、まともに受け止めませんでした。私は、「日米一体の戦争国家づくりに反対する市民を監視し、人権侵害を拡大する情報機関の強化を図る法案に断固反対だ。廃案を」と求めました。

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市民監視 人権侵害を拡大/「国家情報会議」設置法案告発/衆院内閣委/塩川議員が追及

「しんぶん赤旗」4月11日・1面より

 日本共産党の塩川鉄也議員は10日の衆院内閣委員会で、政府のインテリジェンス(情報活動)の司令塔機能を強化する「国家情報会議」設置法案について追及しました。市民監視、人権侵害拡大の危険を告発し、廃案を求めました。

 法案は、情報コミュニティ省庁(警察庁や公安調査庁、外務省、防衛省など情報収集等を行う省庁)の司令塔として、「内閣情報会議」と「内閣情報調査室(内調)」を格上げした「国家情報会議」と「国家情報局」を設置します。これらは、政府によるスパイ活動と外国からのスパイ活動への対処について基本方針の策定や情報分析などを行うとされます。

 塩川氏は、内調の人員についてただしました。内調の人員は、都道府県警を含む警察庁、防衛省からの出向が主で、他にも外務省、法務省、国土交通省、財務省からの出向者で構成。この間増員され、2026年度予算では国家情報局の設置にともない約30人の増員が認められています。

 塩川氏は、国家情報会議は、情報コミュニティが一体となって市民を監視することになると警鐘を鳴らし、その一つである防衛省・自衛隊が行った市民監視、人権侵害の実例として、イラク戦争時に自衛隊派遣に反対する市民運動を幅広く監視していた自衛隊情報保全隊市民監視事件に言及。同隊による監視を違法と断じた確定判決を示し、政府の対応をただしました。

 松尾智樹防衛省防衛政策局次長は「国の主張の一部が裁判所の理解を得られなかった」などと繰り返し、違法判決をまともに受け止めない姿勢に終始。塩川氏が、判決後にプライバシー侵害の調査を行わない措置をとったかをただしても、以前から同隊は「関係法令に従って適切な方法で情報収集などを行うよう努めてきている」などと強弁しました。当事者に謝罪したか、違法収集した情報は削除したのかについても回答を拒否しました。

 塩川氏は「違法な市民監視、個人情報収集に反省もなければ謝罪もない」と厳しく批判。木原稔官房長官も同隊の重要性を述べるばかりで、まともに受け止めませんでした。塩川氏は「日米一体の戦争国家づくりに反対する市民を監視し、人権侵害を拡大する情報機関の強化を図る法案に断固反対だ。廃案を」と求めました。


情報機関すでに肥大化/衆院委で塩川氏/市民監視拡大の危険

「しんぶん赤旗」4月20日・1面より

 政府のインテリジェンス(情報活動)の司令塔機能を強化し、さらなる市民監視、一層の人権侵害を招く「国家情報会議」設置法案を巡る衆院内閣委員会での日本共産党の塩川鉄也議員の質疑で、政府の情報機関の人員数が増加の一途をたどり、すでに肥大化が始まっていることが分かりました。自民党は22日の同委員会での同法案採決を提案し早期の衆院通過を狙っています。

 法案は、「情報コミュニティー」省庁(警察庁や公安調査庁、外務省、防衛省など情報収集等を行う省庁)の司令塔として、「内閣情報会議」と「内閣情報調査室(内調)」を格上げした「国家情報会議」と「国家情報局」を設置します。塩川氏は10日の内閣委員会で、情報コミュニティーによる情報収集・集約の要である内調の人員についてただしました。

 岡素彦内閣審議官は、内調の人員は、2025年4月1日時点で約710人で、そのうち出向者は、都道府県警を含む警察庁から約170人、防衛省は約100人、外務省が約50人、法務省が約40人、国土交通省が約20人、財務省が約10人などと答弁しました。

 26年4月1日時点では総数は約730人に増加。都道府県警を含む警察庁からの出向者が約180人に増え、防衛省、外務省、法務省、国交省、財務省からの出向者は前年と同様の人数です。26年度予算では「国家情報局」の設置にともない定員約30人の増員が認められています。

 塩川氏は、内調は今後「国家情報局」となり「国家情報会議」の事務局としての役割を担うと指摘。同法案は、内閣と情報コミュニティー省庁との連携強化、一体化を推進するもので市民監視、人権侵害の拡大につながると厳しく批判し、撤回を求めました。


「議事録」

第221回特別国会 令和8年4月10日(金曜日)内閣委員会 第3号

○塩川委員 日本共産党の塩川鉄也です。

 国家情報会議設置法案について質問をいたします。

 最初に、第六条の第一項の国家情報会議の議員についてですけれども、情報機関、情報コミュニティー省庁の担当大臣で構成をしているというのがこの議員ということでよろしいでしょうか。

○岡政府参考人 委員御認識のとおり、国家情報会議の議員は情報コミュニティー省庁を担当する閣僚としておりまして、現在の内閣情報会議のメンバー省庁を所管する閣僚となっております。

○塩川委員 そこで、この第六条第一項に記載されている大臣が所管している情報コミュニティー省庁はそれぞれどこなのか、対応関係を教えてください。

○岡政府参考人 第六条第一項に記載されております大臣が所管している情報コミュニティー省庁はそれぞれどこかというお尋ねだと理解しております。

 情報コミュニティーのコアメンバーとされる組織は、我が内調と警察庁、公安調査庁、外務省、防衛省の五機関でございまして、さらに、金融庁、財務省、経済産業省及び海上保安庁が拡大情報コミュニティーとされておりまして、今申し上げた省庁の担当大臣を新法における国家情報会議の議員としたところでございます。

○塩川委員 この情報コミュニティー省庁の要となる内閣情報調査室ですけれども、この内閣情報調査室の実員が何人か、うち、各情報コミュニティー省庁から内閣情報調査室への出向、派遣者の人数は何人か。これは、二〇二五年四月一日現在と二〇二六年四月一日現在の数字で示していただけますか。

○岡政府参考人 それぞれの情報コミュニティー省庁から内閣情報調査室への出向者数につきまして、省庁別の内訳を申し上げますと、まず、古い方で、令和七年四月一日時点におきましては、多い順に申し上げますと、警察庁が約百七十名……(塩川委員「済みません、全体の、内調の実員から」と呼ぶ)実員が七百名強でございまして……(塩川委員「七百十名と聞いたよ」と呼ぶ)はい、それでございます、済みません。

 情報コミュニティー省庁の別で、多い順に申し上げますと、警察庁が約百七十名、ただし、こちらは都道府県警察から出向している方が多うございます、それから、防衛省が約百名、外務省が約五十名、法務省が約四十名、国土交通省が約二十名、財務省が約十名などとなっておりまして、続いて、令和八年四月一日時点におきましては、これも多い順に、警察庁が約八十名、防衛省が約百名、外務省が約五十名、法務省が約四十名、国土交通省が約二十名、財務省が約百十名などとなっております。法務省には、公安調査庁や出入国管理庁以外の組織も含まれます。また、国土交通省は、海上保安庁以外の組織も含まれます。

○塩川委員 二〇二六年四月一日の内閣情報調査室全体の実員が何人かということと、さっき、警察庁が、二〇二六年四月一日、八十名、それから、財務省が百十名とあったんですが、これで合っていますか。

○岡政府参考人 申し訳ございません、訂正いたします。

 令和八年四月一日時点におきます情報コミュニティー省庁から内閣情報調査室への出向、派遣者の構成内訳につきましては、多い順に、警察庁が約百八十名、防衛省が約百名、外務省が約五十名、法務省が約四十名、国土交通省が約二十名、財務省が約十名などでございます。失礼いたしました。

○塩川委員 実員としての総数は七百十よりも多い、つまり昨年よりも多いんですか。

○岡政府参考人 内閣情報調査室の実員数につきましては、令和七年四月一日時点が約七百十名、一年たちまして、令和八年、今年ですね、令和八年四月一日で約七百三十名となっております。

○塩川委員 それで、今年度更に増やす見込みというのはあるんでしょうか。予算上等の定員等について、何人増やすのかについて教えてもらえますか。

○岡政府参考人 本年度の予算におきまして、国家情報局の設置に伴い、幹部職員も含めて約三十名の増員を認めていただいております。ただ、御案内のとおりでございますけれども、定員と実員の乖離がございまして、定員が増えたからといって直ちに増えるものではございませんが、今後、夏の人事異動時期も見据えまして、各省庁に対しまして、優秀な人材を出向、派遣させていただけるようにお願いしていきたいというふうに考えております。

○塩川委員 この間、定員よりも実員の方が多いんだと思うんですけれども、いずれにしても、今後も増やす、それで、この間増やしてきている。

 それで、三分の二が要するに出向によるもの、その中心が警察、自衛隊ということで、こういった、内閣情報調査室が、今後、国家情報局として、国家情報会議の事務局としての役割を発揮するわけであります。

 国家情報会議は、これらの情報コミュニティー省庁に対し基本方針を示すわけですし、国家情報局は、政府全体を俯瞰し、戦略的に総合調整を実施するとともに、よりよい分析のためにより多くの情報を集約する。国家情報会議、国家情報局を要として、情報機関、情報コミュニティー省庁が一体となって運用されるわけであります。

 そこで、重要情報活動及び外国情報活動への対処に関する重要事項を調査する国家情報会議において、自民、維新の連立政権合意書にあるインテリジェンス政策、これを国家情報会議において調査審議を行うということでよろしいでしょうか。

○木原国務大臣 本法案で設置されます国家情報会議でありますが、重要情報活動及び外国情報活動への対処に関する重要事項を調査審議する機関であり、その調査審議事項は、本法案の第三条各号に列挙されているとおりであります。

 その上で、国家情報会議における具体的な調査審議事項というのは、今国会において本法案をお認めいただき、国家情報会議が設置された後に、その第三条の規定の範囲内で、その時々の情勢に応じて同会議が決すべきものでありますので、具体的にどのような事柄を取り扱うのかといったことについて、現時点で予断を持ってお答えするということは困難であります。

○塩川委員 第三条の規定の範囲に、連立政権合意書にあるインテリジェンス政策は入っているのではありませんか。

○木原国務大臣 委員の質問の趣旨がいま一つ明確ではありませんけれども、あくまでもこれは、本法案をお認めいただいた後に、国家情報会議が設置された後に、その第三条の規定の範囲内で、その時々の情勢に応じてその会議が決すべきものであるので、現時点においては、私からお答えすることは差し控えます。

○塩川委員 じゃ、インテリジェンス政策一般については、この第三条の規定の範囲に入っていないんですか、入っているんですか。

○岡政府参考人 失礼いたします。

 インテリジェンス政策一般という言葉で指し示せる範囲がちょっと定かではございませんので、ちょっと誤解のなきように改めて答弁いたしますと、そこの基本的な方針などにつきましては、施策の推進方策でありますとか施策の重点といったことが含まれますし、その他の重要な事項につきまして、何かその活動以外に政策的な要素が含まれ得ると考えております。

 ただし、それが調査審議事項となるかどうかにつきましては、官房長官から答弁をしましたとおり、会議設置後に、情勢に応じて議長が定める、お決めになるというふうに考えております。

○塩川委員 含まれ得るということです。つくった後でということでありますけれども、含まれ得るということでありますので、当然、自民、維新の連立政権合意書の中には、インテリジェンス政策として対外情報庁ですとかスパイ防止法関連法制の扱いも挙げられているわけですから、その調査審議を行うということにつながるということであります。

 そういう点で、情報機関による市民監視や人権侵害、これについての様々な危惧や懸念の声があるわけで、今回の法案というのが、そういう体制を強化するものだということについてやはり問われてくるわけであります。

 そこで、この情報コミュニティー省庁の一つであります防衛省・自衛隊ですが、自衛隊情報保全隊の市民監視事件について質問をいたします。

 情報保全隊が、「イラク自衛隊派遣に対する国内勢力の反対動向」という文書を作っていた、週単位に全国の反対運動の情報収集などを行っていた、米国のイラク戦争が始まった二〇〇三年に、イラク戦争に反対をし、イラクへの自衛隊派遣に反対する市民の活動を監視をし、情報収集をしていた事件であります。市民のプライバシーを侵害をし、表現の自由を侵害するという、人権侵害が問われ、仙台高裁判決において違法の判決が行われました。防衛省として上告をせず、違法の判決が確定をしたところです。

 そこで、防衛省にお尋ねいたしますが、このような、情報保全隊が違法な調査を行っていたということを認めますか。

○松尾政府参考人 お答えいたします。

 自衛隊情報保全隊による監視活動の停止などを求めた裁判について、平成二十八年二月二日、仙台高等裁判所は、監視活動等の差止めの訴えを却下する一方で、一名に対するプライバシーの侵害を認め、損害賠償の支払いを命じる判決を言い渡したところでございます。判決におきましては、個人情報の適切な取扱いなどのコンプライアンスが問題になったというふうに認識をしております。

 防衛省としては、控訴審判決の内容について、国の主張の一部が裁判所の理解を得られなかったものと受け止めております。

 他方、上告につきましては、民事訴訟法三百十二条に基づき、当該判決に憲法の解釈の誤りその他憲法違反などがあることを理由に、できるとされてございます。また、上告受理の申立てにつきましては、同法の三百十八条に基づいて、判例に反する判断又はその他の法令の解釈に関する重要事項を含むと認められる事件について受理されるということになってございまして、本件に関しましては、上告及び上告受理の申立てについては、判決内容を慎重に検討し、関係機関と調整を行った結果、行わないこととしたものでございます。

○塩川委員 プライバシーの侵害を認め、損害賠償の支払いを命じる判決を言い渡したわけですけれども、自衛隊は今後とも法令に従って情報収集すると言っているわけで、この違法判決をまともに受け止めていないというのが実態であります。

 重ねてお尋ねしますが、自衛隊情報保全隊によるプライバシーの侵害があったと認める判決を受けて、防衛省・自衛隊はプライバシー侵害の調査を行わないという措置を取ったんですか。

○松尾政府参考人 お答えいたします。

 自衛隊情報保全隊は、自衛隊員の情報保全に関する規律違反などがないよう、部隊の運用等に係る情報保全業務に必要な情報の収集、整理を任務としてございます。

 防衛省としては、従来より、情報保全隊が防衛省・自衛隊の所掌事務、任務の範囲内で関係法令に従って適切な方法で情報収集などを行うよう努めてきているところではございますが、司法の判断を厳粛に受け止め、より一層徹底をして取り組んでいるところでございます。

 具体的に申し上げますと、平成二十九年三月に発出した自衛隊情報保全隊の運営の基本方針において、個人情報の適切な取扱いなどのコンプライアンスの確保を図るため、関係法令に関する教育内容の充実を図るとともに、部隊における指導を徹底するということを定めてございます。この方針に基づきまして、自衛隊情報保全隊における個人情報の適切な取扱いを含むコンプライアンスについて、毎年、陸上自衛隊において教育及び検査を行っているところでございます。

 また、防衛省におきましては、不正行為や非違行為の発見、是正や未然の防止を図るため、公益通報者保護制度を設け、また、職員の職務執行の適正を確保するため、防衛監察本部による防衛監察を実施しているところでございます。自衛隊情報保全隊についても、当然、これの対象になってございます。

 こういった今申し上げました措置を総合的に実施することで、情報保全隊による適切かつ適法な業務の遂行というのを徹底をしているところでございます。

○塩川委員 個人情報の取扱いの適切なコンプライアンス、指導を徹底するという話があったんですが、その前提でしゃべっていることが、防衛省としては、従来より情報保全隊が適切な方法で情報収集を行うよう努めてきているということで、以前からちゃんとやっていますよという答弁なんですよ。これは違法判決の反省がないんじゃありませんか。

○松尾政府参考人 お答えいたします。

 自衛隊情報保全隊による監視活動の停止を求めた裁判につきましては、先ほども申し上げたとおり、防衛省としては、控訴審判決の内容について、国の主張の一部が裁判所の理解を得られなかったところではございますが、司法による判断を厳粛に受け止め、情報保全隊が今後とも防衛省・自衛隊の所掌事務、任務の範囲内で関係法令に従って適切な方法で情報収集などに努めるということを改めて徹底をしているところでございます。

 なお、本件訴訟に関しまして、プライバシーの侵害が認定された原告一名に対しましては、司法の判断を尊重するということで、既に賠償金十万円の支払いを完了しているところでございます。

 いずれにいたしましても、本件訴訟で提示をされた文書につきましては、防衛省として対外的に明らかにしたものではございません。そうしたことから、陸上自衛隊情報保全隊が本文書を作成したか否かも含めまして、国として認否をできないという立場で、この点については変わりはございません。

 文書に書かれている内容が事実であるというような前提の下での御質問についてお答えできないということについては、御理解をいただければと思います。

○塩川委員 ですから、違法だということが判決で明らかになったにもかかわらず、実際にその認否すら認めようとしないということが前提ということで、今もありましたけれども、今後とも適切な対応を行っていくということで、結局、過去に誤っていたということについての反省がそもそもないわけですよ。

 あと、賠償金を払ったということですけれども、プライバシーの侵害が認定された原告に対して、人権侵害を受けた当事者に対して謝罪は行ったんでしょうか。

○松尾政府参考人 お答えいたします。

 繰り返しになりますけれども、防衛省におきましては、情報保全隊がこれまでも防衛省・自衛隊の所掌事務の範囲内で関係法令に従って適切な形で情報収集をするということで行ってきております。今回におきましては、プライバシーの侵害というものが認定をされたということを受けて、原告の方には、司法の判断を尊重する形で、賠償金十万円を支払ったところでございます。

 謝罪という御質問については、我々としては、国の主張が一部認められなかったというところではございますけれども、司法の判断を尊重する形で、損害賠償としての賠償金というものを支払ったところでございます。

 これも繰り返しになりますけれども、文書自体が問題になっている点につきまして、防衛省が作成して対外的に明らかにしたものではないという立場を前提に、この点について、それを前提にしたような対応ということについて、なかなかできないということについて、御理解をいただければと思います。

○塩川委員 賠償金を払っても、おわびしたという話は出てこないわけですよ。こういったのが今の防衛省・自衛隊の対応だったということであります。

 今回のこの事件について、じゃ、違法に収集された情報というのは削除されたんでしょうか。

○松尾政府参考人 お答えいたします。

 本件訴訟で提示された内容につきましては、先ほども申し上げたとおり、防衛省として対外的に明らかにしたものではないということでございます。このため、陸上自衛隊情報保全隊が本件文書を作成したか否かも含め、国として認否できないという立場に変わりはございません。このため、当該文書に記載されていた内容が事実であることを前提にした質問にお答えすることは差し控えたいと思います。

 その上で申し上げれば、これも改めてになりますけれども、情報保全隊が防衛省・自衛隊の所掌事務、任務の範囲内で関係法令に従って適切な方法で情報収集を行うべきことは当然でございます。仮に関係法令に反するような情報収集などが行われたのであれば、こういった行為については直ちに是正していくということは一般論として当然のことだと思ってございます。

○塩川委員 裁判所が認めている、違法ということを決めたその文書について、今、国としては認否できないということで、違法に収集した情報の削除そのものを行うということも言えないということで、今回のこの情報保全隊の違法な市民監視、個人情報収集について、反省もなければ謝罪もないということであります。

 これは二〇〇三年の事件ですけれども、二〇〇二年、我が党の赤嶺議員が当時の中谷防衛庁長官に情報保全隊の任務についてただしたときがあります。赤嶺議員が、自衛隊員だけでなく民間人も情報保全隊による情報収集の対象になるのか、民間人も情報収集の対象になるのかと聞いたのに対して、中谷長官は、あらかじめ防衛秘密を取り扱う者として指定した関係者のみに限定するということを述べていたわけで、防衛秘密と関係のない年金問題とか医療の問題なんかの調査、情報収集も行っていたわけであります。イラク戦争反対の運動の情報収集から全く逸脱していたのではありませんか。

 官房長官にお尋ねします。

 今回の法案は、こういった違法な活動を行っていた自衛隊を始め、内閣と情報コミュニティー省庁との連携強化、一体化を推進するものであり、市民監視、人権侵害の拡大につながるということになるのではありませんか。

○木原国務大臣 ただいま、自衛隊の情報保全隊の話もありました。また、警務隊も含めて、防衛省・自衛隊の組織を運営する中ではいずれも重要な組織であるというふうに思っております。過去の事例によって、また判例によって、反省すべきことは反省し、より確かな組織として運営をしていきたいと思っております。

○塩川委員 反省がないと言わざるを得ません。

 こういった違法な人権侵害の市民監視の活動に反省も謝罪もない、歯止め策もないといったのが、まさにイラク戦争のときにアメリカの無法な、大量破壊兵器はなかったわけですから、こういったイラク戦争において、それにつき従って自衛隊の海外派遣を行ったのが日本であります。

 まさに日米一体の戦争国家づくりに反対する市民を監視をし、人権侵害を拡大することになる情報機関の強化を図る今回の法案には、断固反対であります。廃案にすべきだと申し上げたい。

 今回、法案で、第二条のところに重要情報活動、外国情報活動への対処と出てくるんですが、これは対になって出されているわけですけれども、これは端的に言うと、重要情報活動というのはインテリジェンスに対応し、外国情報活動への対処というのはカウンターインテリジェンスに対応している、こういうふうに受け止めてよろしいですか。

○岡政府参考人 法令上の用語ですので法令の用語を用いてしか正しい御説明はできないんですけれども、対比という点においては委員が御理解されているのと大きく相違はないというふうに考えております。

○塩川委員 それで、カウンターインテリジェンスに相当する外国情報活動への対処ということについては、配付資料をお配りしておりますけれども、外国情報活動、それから特定有害活動、重要経済基盤毀損活動、これは条文で同じ、対応しているところがあるわけであります。

 そうしますと、秘密保護法の特定有害活動というのは、これは二枚目の方にも書いてありますけれども、内調としても、特定有害活動はスパイ行為等、つまりスパイ活動ということで言っているわけで、そうなりますと、外国情報活動への対処というのはいわば外国によるスパイ活動への対処、外国情報活動というのは外国によるスパイ活動、これを指しているという理解でよろしいでしょうか。

○岡政府参考人 お答えいたします。

 新法案の外国情報活動への対処につきましては、そこで言うところの外国情報活動とは、典型的には、外国情報機関が行う、我が国政府又は企業の重要な秘密を狙う各種の秘密工作を称するものでありまして、スパイ行為という言い方もまたさほど違和感のない言い方であるというふうに思っております。

○塩川委員 外国情報活動というのは外国によるスパイ活動という点で違和感がないということですと。

 そうすると、重要情報活動の方は、日本政府が行うスパイ活動ということになるんでしょうか。

○岡政府参考人 私ども、基本的に、法令の分野におきましてスパイという言葉を使ってはおりませんので、なかなか、ちょっとすぐには答えかねるんですけれども、例えば、懸念国、大量破壊兵器の拡散などに関しまして懸念国があって、その懸念国の政府首脳の意思でありますとか、あるいは軍拡を検討している国家の軍の能力などを探る活動、そういった情報を探る活動に関しては重要情報活動に該当いたします。我が国政府が行うものでございます。

○塩川委員 結局、スパイ活動については外国だけではなくて日本国民も対象となる、まさに情報保全隊の点で国民そのものが市民監視そして人権侵害の対象となった、こういうことを拡大するようなこういう法案は認められないということを申し上げて、質問を終わります。

【内閣委員会】最賃目標を投げ捨てた高市政権を追及/最賃近傍労働者の7割が女性/大幅引き上げこそ

 私は、最低賃金引き上げ目標を投げ捨てた高市政権を批判し、生活費を保障する最賃にふさわしい大幅引き上げに目標をもって取り組むよう求めました。

 石破前政権は最賃引き上げ目標として「2020年代に1500円」を掲げていましたが、高市政権は昨年の所信表明演説でも今年の施政方針演説でも引き上げ目標を示しませんでした。

 私は「今後、最賃引き上げ目標は掲げないということか」とただすと、城内実賃上げ環境整備担当大臣は、石破政権の引き上げ目標を「維持している」と開き直りました。

 私は「第6次男女共同参画基本計画」の素案(25年8月)には、2020年代に全国平均1500円目標を明記していたのに、今年3月の閣議決定した同計画では削除されたことを指摘し「最賃引き上げ目標を投げ捨てたのは明らかだ」と批判しました。城内大臣が、国が目標だけを示して企業に負担を丸投げすべきでないという声もある、と正当化したのに対し、私は、目標を掲げてこそ、中小企業への支援などを実現させていくことができると強調。最賃近くで働く労働者の67%を女性が占めることを示し、最大の男女差別である賃金差別是正のためにも「最賃の大幅引き上げこそ必要だ」と主張しました。

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目標持ち最賃上げよ/衆院内閣委/男女差別是正へ塩川氏

「しんぶん赤旗」4月10日・2面より

 日本共産党の塩川鉄也議員は8日の衆院内閣委員会で、最低賃金引き上げ目標を投げ捨てた高市政権を批判し、生活費を保証する最賃にふさわしい大幅引き上げに目標を持って取り組むよう求めました。

 石破前政権は「2020年代に1500円」とする最賃引き上げ目標を掲げていましたが、高市早苗首相は昨年の所信表明演説でも今年の施政方針演説でも引き上げ目標を示しませんでした。塩川氏は「今後、最賃引き上げ目標は掲げないということか」とただすと、城内実賃上げ環境整備担当相は、石破政権の引き上げ目標を「維持している」と開き直りました。

 塩川氏は「第6次男女共同参画基本計画」素案(昨年8月)には「2020年代に全国平均1500円目標」を明記していたが、今年3月に閣議決定した同計画では削除されたとして、「最賃引き上げ目標を投げ捨てたのは明らかだ」と批判。城内担当相が「国が目標だけを示して、企業に丸投げするべきでないという意見がある」と正当化したのに対し、塩川氏は、目標を掲げてこそ中小企業への賃上げ支援などを実現できると強調しました。

 塩川氏は、最賃近くで働く労働者のうち、67%を女性が占めており、最大の男女差別である賃金差別の是正のためにも「最賃の大幅な引き上げこそ必要だ」と主張しました。


「議事録」

第221回特別国会 令和8年4月8日(水曜日)内閣委員会 第2号

○塩川委員 日本共産党の塩川鉄也です。

 イラン情勢に伴う石油製品の確保策に関連して、まずお尋ねいたします。

 赤澤大臣は、当委員会の所信におきまして、石油備蓄の放出や積極的なエネルギー外交を通じて、原油や石油製品については、日本全体として必要となる量を確保できています、一方、一部では供給の偏りや流通の目詰まりが生じていますと述べておられます。

 この流通の目詰まりの事例の一つとして、塗料製造に必要な塗料用シンナーへの供給不安があるということですが、どのような状況なのか、御説明いただけますか。

○赤澤国務大臣 シンナーの原料であるナフサは、米国からの代替調達の進展により、川中製品の在庫活用、国内での精製と合わせて少なくとも化学品全体の国内需要四か月分を確保しており、日本全体として必要となる量を確保できていると考えています。さらに、中東以外からのナフサ輸入量の増加により、川中製品の在庫使用期間を半年以上に延ばすことが可能となっています。

 他方、足下では、一部で供給の偏りや流通の目詰まりが生じていることも認識をしております。このため、担当大臣の私の下に設置したタスクフォースで関係省庁が連携をし、分野横断で重要物資の供給状況を総点検するとともに、関係省庁に設置された情報提供窓口を通じて、需要家の調達状況も含めたサプライチェーンの情報の集約に努めております。

 また、四月三日に経済産業省から溶剤関連事業者に対し、シンナーを含む溶剤等の安定供給確保に向けた協力要請を実施したところでございます。

○塩川委員 溶剤安定確保についての要請も行っているということですが、供給の偏りや目詰まりがあるという話です。

 私の方でも、建設業関係の事業者の方や、また労働組合の全建総連の皆さんなどにもお話を伺いました。建設業における建設資材の価格高騰、供給不安が広がっているということで、シンナーや断熱材や塩ビ管、塗料、養生テープなど、それぞれ深刻だということを聞きました。

 特にシンナー確保の事業者の声をお聞きしますと、問い合わせているけれども、シンナー関係は全て入荷なしとか、シンナーが一番手に入らない、業者も品薄で納期が読めないという、シンナーが既に七〇%値上げで、購入制限がかかっており、納期も不明だとか、防水ウレタン材の希釈に使う洗浄剤シンナーが全く手に入らない、値段が通常の二倍から十倍、こういった声が寄せられているところですが、こういった個々の具体的な要望にどういうふうに対応していかれるのか、その点についてお答えください。

○赤澤国務大臣 シンナー等の原料としてのトルエンやキシレン等の生産量については、平時に比べると一部減産しているものの、輸出量の削減や川中在庫の活用を通じて、国内出荷量としては平時と同様に国内需要量に応じた必要量を供給することができていると認識をしております。

 ただし、やはり今委員が御指摘のとおりで、いろいろなところからおっしゃったような情報が伝わってくるところがあります。供給の偏りや流通の目詰まりが生じているということで、塗装工事事業者を始めとする一部の建設業者から、塗料用シンナーについて、メーカー側による出荷調整や価格改定を背景として、その安定的な確保や今後の円滑な施工に向けた懸念の声があることは承知をしております。

 建設業は、社会資本の整備やメンテナンスを担うとともに、災害時には最前線で応急復旧等を行う地域の守り手として、国民の生命や財産を守り、経済活動を支える重要な役割を担っておられます。工事の施工に必要となる資材の円滑な確保を図ることは、その役割を果たしていただく上でも本当に重要であるというふうに理解をしています。

 このような状況を踏まえて、現在、私の下にあるタスクフォースの取組として、国土交通省、経済産業省において、建設業者側における状況の把握や塗料用シンナーに関するサプライチェーンを調査の上、目詰まり箇所の特定など、その解消に向けた取組を進めているところです。

 ちょっと件数が多いのでなかなか委員の御期待のとおりに進捗が進まないようなところがあるかと思いますが、引き続き、関係府省が連携をして、業界や現場の事業者の生の声にしっかり耳を傾けながら、国民の皆様の暮らしを守るための対応を続けてまいりたいと考えております。

○塩川委員 必要量を供給しているということですけれども、メーカー側はそういう対応ということなんですが、要するに、現場に届いていないという状況で、長いサプライチェーンでどこに目詰まりがあるのかといったところは一つ一つ事情が違っているということなんだろうと思います。

 そういう点で、建材流通の目詰まりを解消する上でも、その実態把握については、これはどのようにしていかれるのか。また、そういった目詰まりの状況を踏まえてこういうふうに対処しますといった情報開示ですよね、そういう取組が必要じゃないかと思うんですが、その点はいかがでしょうか。

○藤田政府参考人 お答えいたします。

 建設資材の流通実態等につきましては、国土交通省におきましても、これまでも毎月、主要建設資材需給・価格動向調査を実施しておりまして、その結果を公表するとともに、今般の中東情勢を踏まえ、建設業団体等へのヒアリングにより、直近の価格や需給、サプライチェーンの状況などにつきまして可能な限り実態把握に努めてきたというところでございます。

 国土交通省といたしましては、引き続き、経済産業省や関係団体ともよく連携をさせていただきまして、これらの情報収集に努めるとともに、国土交通省のホームページに設置いたしました中東情勢関連対策ワンストップポータル等といった場を活用しまして、建設資材の流通の状況等につきまして、建設業者を始め、皆様に分かりやすく発信していきたいというふうに考えているところでございます。

○塩川委員 ポータルで分かりやすく発信ということなんですけれども、現場の話を聞きますと、結構それぞれ大変な状況にあるということで。

 国交省にお尋ねしますが、今の見積書を取ったとしても、この間の価格高騰が当然反映をしていくことになると、一か月後にはその見積りというわけにいかなくなってくるということがあるわけです。建設では契約締結時に代金を全て決めるわけではありません。公共工事なら物価の変動を見て調達価格を変更するわけです。

 ここで、建設業法の見直しで民民の契約でも見積書の変更ができる規定が入ったわけですが、実態はなかなかそうなっていないということもありまして、こういった資材価格高騰を踏まえた請負代金の変更協議の円滑化、これをしっかりと行っていけるような対応を国交省としてもしっかりやっていただきたいんですが、いかがでしょうか。

○藤田政府参考人 お答えいたします。

 建設業におきましては、アスファルトやシンナーなどの石油製品等を使用することから、今後、建設資材の価格高騰や供給不足に起因する請負代金の上昇や工事の遅延といった影響が生じると考えてございまして、業界の一部からもそのような声が聞かれているところということでございます。

 このため、令和六年に、先ほど御指摘いただきました改正した建設業法の規定に基づきまして、建設業者が資材価格の高騰などのおそれを事前に注文者に通知することで契約変更の協議を円滑に進めるような仕組みを活用するなどによりまして価格転嫁等を円滑に行えるよう、改めて先般周知をしたというところでございます。

 また、これに加えまして、公共工事につきましては、最新の単価を反映した発注やスライド条項の適切な運用などに取り組むことが重要であることから、今後の状況に応じてこれらの措置を適切に講じるよう、先日、全ての公共発注者に対して文書で要請を行ったところでございます。

 引き続き、建設工事に必要な石油製品等の価格、供給等の動向を注視し、経済産業省や業界団体とも密接に連携しながら、建設工事の円滑な施工に支障がないよう適切に対応してまいりたいというふうに考えてございます。

○塩川委員 ナフサ由来の建設資材の調達がストップをして、そのために工事もストップをして売上げがゼロになるということもあり得る、そういう想定をした金融支援など、事業者を支える施策の具体化も是非図っていただきたい。コロナのときのようなゼロゼロ融資の実施なども含めた対応策を求めたいと思っております。

 赤澤大臣にお尋ねしますが、燃料ですとか石油製品の価格高騰や供給制約について、個々の事業者の具体的な目詰まりということであれ、実際に困っていると。そういった困っている事業者の個別の要望に対処できるような相談窓口、単にこんなことをやっていますよというポータルでお知らせじゃなくて、個別の相談、事情についての要望を受ける相談窓口、これを是非きちっと関係のところでつくっていただきたいと思うんですが、その点、是非。

○赤澤国務大臣 今の状況で一つ委員とも認識を共有させていただきたいのは、やはり国内で余りパニックとかが起きないようにということを考えておりまして、やはり、全体の量が足りないのだという認識を持たれると本当にまたその後の行動が影響を受けるので、取りあえず、必ず、全体量としては必要となる量を確保しているということは、答弁するたびにお話しさせていただこうと思っていますが、その上で、一部の供給の偏りや流通の目詰まりが生じております。

 先月三十日に私が重要物資安定確保担当大臣に任命され、私の下にタスクフォースが、関係省庁が連携して重要物資の供給状況を総点検するというのが立ち上がっております。地方経済産業局も含め、建設業など業種を限定することなく、広く情報提供窓口を設け、サプライチェーンの情報を分野横断で集約をしようとしています。

 その上で、融通支援をきめ細かく実施していこうとしておりますし、中小企業、小規模事業者への支援として、約千か所の中東・ウクライナ情勢・原油価格上昇等に関する特別相談窓口を設置し、資金繰りや経営に関する相談にも対応しております。

 加えて、私のXで発信させていただいたのは、私自身に寄せていただいてもあれなんですが、かなりの数寄せられるので見落としがあるといけませんから、必ず、私のところに寄せられるときは、スレッドを立てて、そこのリツイートというかコメントですか、するところに一応経済産業省と厚労省のポータルのURLは書かせていただいて、そこに情報があれば寄せてください、一つ一つ対応してまいりますということで、一応それはもうアップをさせていただいております。情報を寄せていただいたときには全力で対応していきたいと思っています。

 引き続き、全体量は足りている中で供給の偏りや流通の目詰まりを解消していく、そういう考え方で、国民の皆様の命と暮らしを守るべく、需要家の皆様から情報を寄せていただき、その情報を踏まえて、関係省庁と連携してきめ細かく対応してまいりたいと考えております。

○塩川委員 今の話で、情報提供をいただければ一つ一つ対応するというのは、赤澤大臣に寄せられるというだけではなくて、先ほどちょっとあったように、千の窓口があった場合に、資金繰りとか経営支援という話だったんですが、今言ったように、燃料や石油製品の不足等についての相談、個別の相談もその千の窓口でしっかり受けてもらえるのか。

○赤澤国務大臣 どこで情報がつかめるかが本当に分かりませんので、相談窓口に寄せられたものもきちっと集約をいたしますし、あと、Xに載せたURLの経産省それから厚労省のポータルについては、そこに情報を寄せていただけば、それが端緒になって我々は対応するということで。

 まさに委員おっしゃったように、何か今、何々のこの病院でこういうものが足りないぞとか、そういうものがあれば厚労省がきちっと対応しますし、もうちょっと川中、川上に上がっていけば、経済産業省の方でどこが目詰まりしているのかを突き止めて対応しようということで取り組んでおります。

○塩川委員 現場の要望に応えて、しっかりとした対応になるような、そういう取組を求めたいと思います。

 それで、報道されたものの関係で、政府として、石油元売企業に対し、医療機関や公共機関などの重要施設について、ふだん燃料を調達している燃料販売店から調達できないようなケースでは直接販売するよう要請しましたということがあります。

 ここで言っている医療機関や公共機関などの重要施設、その重要施設とはどういうところなのかというのは、今、どのように考え、対応されようとしているんですか。

○赤澤国務大臣 済みません。文書で、担当の資源エネルギー庁の幹部から石油精製事業者各位に対して要請をしたものでありまして、そこに書いてある重要施設のときには、文書自体をちょっとさらっと読ませていただくと、括弧、医療、交通、公共サービス、農業、水産業、畜産業等というような感じで書いておりますが、実際、話を寄せていただければ、それに応じて、今のものに当たればもちろん直接的に卸すというようなことを考えていきたいと思いますし、重要施設への供給を迅速に行う必要があるため、具体的には、私の下に設置したタスクフォースから石油元売企業に要請するような形で、迅速な実現を図りたいと思っております。

 連絡先については、関係省庁において情報提供窓口を設けておりまして、医療機関や公共機関を含め、国民の皆様及び事業者の皆様から御連絡をいただきたいというふうに考えております。

    〔委員長退席、鳩山委員長代理着席〕

○塩川委員 連絡先については関係機関ということで、例えば医療機関であれば厚労省とか、公共交通機関であれば国交省とか、どこというのは個別に決めているという感じなんですか。要するに、それぞれの事業者がどこに話を持っていけばいいかという、その連絡先。

○赤澤国務大臣 済みません、一つ訂正をさせていただきたく、文書で要請をしたと申し上げたんですが、出すのが今日か明日かも含めて、まだこれは申し上げていないんですけれども、これから出すというものだったということをちょっと申し上げておきたいと思います。

 その上で、今の御質問について言うと、担当分野ごとに各省が対応するのかというお話と理解をいたしますが、そのようにしたいと思います。私の下に局長級が参加したタスクフォースができていますので、問題の所在が分かれば各省の局長がきちっと、持ち帰るといいますか、それで対応をしていくということだと思います。

○塩川委員 要するに、個別の医療機関がどこに連絡をすれば対応してもらえるのかというのが分かるようになっているのかということなんですが。

○赤澤国務大臣 少なくとも私のXについて言うと、私と経産省はそれぞれポータルを分けてXで発信をさせていただきましたが、そういう意味で、窓口の方で、これは業種をどこと決めていない窓口をつくっておりますので、その場で聞かれた問題について、どこの役所が担当するのかということをきちっと確定した上で、そこに発注が出ているというふうに理解をしております。

○塩川委員 是非、個別の相談に対応する連絡窓口を設けて、しっかりと対応を求めたいと思います。

 やはり、この間、私どもも党としてアンケートなどを取っても、国民生活への影響アンケートということで、石油また石油製品の確保対策を求める声とともに、何よりも強い望みというのが、とにかく戦争を終わらせてほしいという声であります。

 木原官房長官にお尋ねします。

 アメリカとイランは、二週間にわたる停戦に合意したということであります。これ以上犠牲者を増やさないためにも、ホルムズ海峡の解決のためにも、米国とイランの間で戦争の終結のための外交交渉を開始することが強く求められております。このような戦争終結のための外交交渉となるよう、世界各国と協調して、日本政府として米国とイランへの働きかけを行うことが強く求められておりますが、対応方についてお答えください。

○木原国務大臣 今御指摘のように、米国及びイランが、それぞれ攻撃を二週間停止すると発表したと承知をしております。

 我が国は、ホルムズ海峡の航行の安全確保を含む事態の早期鎮静化、これが何より重要という立場から、関係国間の外交努力をこれまで支持をしてまいりました。御党からもその旨の要請書もいただいたところでありまして、同じ方向性だということも申し上げたところであります。こうした観点から、今般の米国、イラン双方の発表というのは、前向きな動きとして歓迎をしているところです。

 最も重要なことは、今後、ホルムズ海峡の航行の安全確保を含む事態の鎮静化が実際に図られることであり、外交を通じて最終的な合意に早期に至るということを期待をしているところです。

 政府としては、これに向けて、国際社会と更に緊密に連携しながら外交的取組を進めてまいる所存です。

○塩川委員 戦争終結のための外交交渉の前提として、イランに対する攻撃の完全な停止、イランに対する再攻撃をしないことの保証をアメリカに対して求めることが必要で、政府としてその対応方を強く求めるとともに、そもそも、米国にイラン攻撃の即時中止を要求するとともに、日本として一切の軍事協力はしないということも強く求めるものであります。

 それでは、ここまでで、赤澤大臣と木原官房長官、御退席いただいて結構です。

 次に、最低賃金についてお尋ねをいたします。

 石破政権の下で、一昨年十一月の総合経済対策及び昨年六月の骨太方針には、全国加重平均千五百円を二〇二〇年代にという方針が記載されておりました。それが、昨年秋の総合経済対策では削除されています。高市総理は、昨年の所信表明演説でも、今年の施政方針演説でも、石破政権が掲げた最賃引上げ目標、二〇二〇年代に千五百円というのを掲げることをやめております。

 城内大臣にお尋ねしますが、今後、最賃引上げの目標というのは掲げないということなんでしょうか。

○城内国務大臣 お答えします。

 塩川委員におかれましては、昨年十一月二十六日の内閣委員会に続きまして、最低賃金について御質問いただきましてありがとうございます。お答えします。

 最低賃金につきましては、骨太方針二〇二五におきまして、御案内のとおり、「二〇二〇年代に全国平均千五百円という高い目標の達成に向け、たゆまぬ努力を継続する」という方針が、先ほどまでいらっしゃいました私の前任の担当大臣の赤澤大臣の取組で、石破内閣で閣議決定されました。高市内閣におきましても、その目標は維持されております。

 他方で、政府が将来に向けた最低賃金の引上げ目標を示すことに対しましては、やはり、事業者や雇用者にとって予見可能性を高め、賃上げに向けた機運を醸成するとの意見もある一方で、実際の賃金は国ではなく企業が支払うものでありますので、国が将来の目標だけを示して、その負担を企業に丸投げすべきではないといった別の意見もございます。

 そのため、高市内閣は、目標を事業者の皆様に丸投げしないといった観点から、令和七年度補正予算や令和八年度当初予算、税制などを含め、事業者の皆様が継続的に賃上げをできる、稼ぐ力を増やす、そういう環境整備に取り組むと申し上げてきたところです。

 今後、夏の日本成長戦略の取りまとめに向けまして、佐藤官房副長官の下で開催しております賃上げに向けた中小企業等の活力向上ワーキンググループというのがございますが、こちらにおける議論、あるいは中小企業政策審議会というのも、中小企業庁の下でこういった議論が行われておりますが、こうした議論等も踏まえながら、日本成長戦略会議等で、今後の賃上げ環境整備に向けた政策を具体的にお示ししていく考えです。

 その上で、最低賃金を含むこれまでの政府決定への対応については、今後の消費者物価上昇率、現在行われている春季労使交渉の結果など、一般的な賃金の状況、事業者の経営状況といった経済動向等も踏まえまして、夏の日本成長戦略の取りまとめに向け、具体的に検討してまいる考えでございます。

    〔鳩山委員長代理退席、委員長着席〕

○塩川委員 最賃引上げ目標は維持しているという話ですけれども、わざわざ二〇二〇年代に千五百円というのを削っている文書というのはほかにもあるわけですよ。

 例えば、第六次男女共同参画基本計画に当たりまして、その基になっている基本的な考え方の素案が昨年の八月に出ているわけですけれども、昨年八月のこの基本的考え方の素案には、「最低賃金について、二〇二〇年代に全国平均千五百円という高い目標に向けて、たゆまぬ努力を継続することとし、官民で、最大限の取組を五年間で集中的に実施する。」とありましたが、今年三月の取りまとめ文書では、「最低賃金について、適切な価格転嫁と生産性向上支援によって、最低賃金の引上げを可能とする環境整備を進めていく。」となって、この二〇二〇年代に千五百円という目標はばっさり削られているわけであります。

 これは閣議決定の文書ですかね。ですから、そういう点では、閣議決定で目標を投げ捨てているということになるんじゃありませんか。

○城内国務大臣 先ほど御答弁したとおり、目標は維持されております。

 他方で、先ほど申しましたように、企業の稼ぐ力、賃上げ環境整備を様々な観点で、中小企業庁そして厚生労働省を中心に取り組んでおるところですが、そういうことを取り組みながら、今後の夏の日本成長戦略の取りまとめに向けて、先ほど申しました、佐藤官房副長官のワーキンググループ、あるいは中小企業政策審議会などでこの問題についても議論を進めておりまして、最終的には、日本成長戦略会議等で今後の賃上げ環境整備に向けた、最低賃金を含めた政策を具体的に示していく考えでありますが、冒頭に戻りますけれども、石破内閣の目標というのは、現時点では維持されております。

○塩川委員 最低賃金の目標については、別に石破政権だけでやっているわけではなくて、その前の岸田政権もそうですし、菅政権、更に言えば、第二次安倍政権のときから掲げられているわけです。ですから、この十年間、第二次安倍政権以降では時給千円でしたし、岸田政権以降では千五百円と最賃について引上げ目標を掲げていたのに、高市内閣では引上げ目標を掲げていないわけであります。

 ですから、これらの過去の政権においても、今お話があったような、企業に丸投げすべきではない、それはもちろんそういう話で、体力のある企業にはしっかりと払ってもらうということをきちっと働きかけると同時に、中小事業者などに対しての支援策をどう行っていくのかというのをやりながら、同時に、やはり引上げ目標を示すことによって実現を確実なものにしていくという取組をこの十年間やってきたわけですから、それを下ろす理由というのはないんじゃないですか。

 十年間目標を掲げてきたのに、それを何で投げ捨てるのかというのに対して、合理的な理由というのは見出せないんですが。改めて。

○城内国務大臣 済みません、繰り返しの答弁になるんですけれども、石破内閣の骨太方針二〇二五において、「二〇二〇年代に全国平均千五百円という高い目標の達成に向け、たゆまぬ努力を継続する」という方針、これは閣議決定事項でありますから、これは当然、その目標が何かもう廃止されたということではなく、その目標は維持されております。

 ただ、繰り返し答弁になりますけれども、高市内閣では、高市総理が繰り返し述べているように、目標を事業者に丸投げしているわけではありませんで、令和七年度補正予算、あるいは八年度の当初予算、あるいは税制なども含めて、事業者の皆様が継続的に賃上げできる環境整備にしっかり取り組んでおるところでございまして、具体的には、プッシュ型の伴走支援、生産性向上、省力化支援に加えまして、官公需での取引適正化、価格転嫁の徹底、事業承継、MアンドAの環境整備といったことで、労働生産性の継続的な向上を促進する取組についてしっかり検討を進め、事業者の皆様や労働者の皆様に前向きな御判断がいただけるように、それを今取り組んでいるところでございます。

 繰り返しになりますけれども、今後の夏の日本成長戦略の取りまとめに向けて、先ほど申しましたように、佐藤官房副長官の下でのワーキンググループ、あるいは中小企業政策審議会とか、そういうところで今議論が行われておりますので、そうした議論等も踏まえながら、最終的には、日本成長戦略会議等で今後の賃上げ環境整備に向けた政策は具体的にお示しするということでございます。

○塩川委員 十年間やってきたものを投げ捨てるというところで、本気さというのは問われてくるわけです。最低生計費を賄うような賃上げこそ必要だということを強く求めておきます。

 最賃近傍の労働者は非常に女性が多いということで、女性の占める割合というのが六七%、つまり三分の二が女性の方。

 黄川田大臣にお尋ねしますが、こういった最賃近傍の労働者の多くが、圧倒的多数が女性ということで、最大の男女差別である賃金差別是正のためにどう取り組むのか。最賃の大幅な引上げこそ必要ではないかと思うんですが、厚労省に働きかけることを含めて、担当大臣としてお答えください。

○山下委員長 黄川田大臣、申合せの時間が経過しておりますので、簡便にお願いします。

○黄川田国務大臣 男女共同参画基本計画、この第六次におきましては、改正女性活躍推進法に基づく男女間賃金差異の公表義務の対象の拡大や、女性管理職比率の公表義務化などについて、実効性の確保を図ることとしております。

 また、男女間賃金差異の要因分析ツールの提供等による事業主の支援やリスキリング等による女性の再就職と正社員への転換等の促進に取り組んでいることとしておりまして、これらを一体としてやりまして、女性活躍推進に向け、そして男女間の賃金格差をなくしていきたいというふうに思っております。

○塩川委員 是非、最賃という点に着目した対応策を求めて、質問を終わります。

【内閣委員会】石油製品手に入らず/建設現場から悲鳴/個別の相談に対応せよ

 私は、イラン攻撃の下で確保困難となっている石油製品について、業者を支える施策の具体化を求めました。

 私は、建設業者の「シンナー関係はすべて入荷なし」「洗浄剤シンナーが全く手に入らない。値段が通常の2倍から10倍」などの切実な声を紹介。「このような個々の具体的な要望にどう対応するのか」とただしました。赤澤重要物資確保担当大臣は「供給の偏りや流通の目詰まりが生じている。その解消に取り組む」として、各省のホームページに設置されている情報提供窓口に寄せられた情報については「一つ一つ全力で対応していきたい」と答えました。私は、長いサプライチェーンで、どこに目詰まりがあるのかはそれぞれ事情が違うとして、建材流通の実態把握、原材料・輸入動向などの情報開示の強化を求めました。

 私は、建設工事の見積書をとっても、資材の価格上昇により1か月後には役に立たなくなると言及。2024年の建設業法の見直しで、民間同士の契約でも見積書の変更ができる規定が入ったとして、請負代金の変更協議の円滑化の徹底を国に求めました。国土交通省は「契約変更協議を進める仕組みを活用することにより価格転嫁等を円滑に行えるよう周知した」と答えました。

 私は、燃料や石油製品の価格高騰、供給制約について、困っている業者が個別に相談できる窓口の設置も求めました。赤澤大臣は「約1000か所の特別相談窓口を設置し、資金繰りや経営に関する相談にも対応している」と答弁。私は、経産省が石油元売り企業に対し、医療など重要施設については直接販売するよう要請したとして、その内容を確認。赤澤大臣は「医療、公共交通、農業、水産業、畜産業など、話を寄せてもらえれば、直接おろすことを考えていきたい」と答えました。

 私は、何よりも強い声は「戦争を終わらせてほしい」だ、と指摘。戦争終結のための外交交渉を開始するよう、米国とイランへ働きかけを行うべきだと強調。木原官房長官は「わが国はホルムズ海峡の航行の安全を含む事態の早期鎮静化が何より大事という立場から、関係国間の外交努力を支持してきた。御党からもその旨要請頂いたところであり、同じ方向性だとお答えしたところだ」と答えました。

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供給不足の石油製品確保を/衆院内閣委/イラン情勢で塩川議員要求

「しんぶん赤旗」4月9日・2面より

 日本共産党の塩川鉄也議員は8日の衆院内閣委員会で、イラン情勢に伴い供給不足となっている石油製品の確保など業者を支える施策の具体化を求めました。

 建設業者の「シンナー関係はすべて入荷なし」「洗浄剤シンナーが全く手に入らない。値段が通常の2倍から10倍」などの切実な声を突きつけ、「個々の具体的な実情にどう対応するのか」とただした塩川氏に、赤沢亮正重要物資確保担当相は「供給の偏りや流通の目詰まりが生じている。その解消に取り組む」として各省のホームページ上の窓口に寄せられた情報に「一つ一つ全力で対応していきたい」と答弁しました。

 塩川氏は、長いサプライチェーン(供給網)のどこに目詰まりがあるのかはそれぞれ事情が異なるとして、建材流通の実態把握や原材料・輸入動向などの情報開示強化を求めました。

 また、資材の価格上昇で建設工事の見積書が1カ月後には役に立たなくなると指摘し、2024年の建設業法改定(25年施行)で民間契約でも見積書を変更できる規定が入ったとして、請負代金の変更協議の円滑化の徹底を要求。国交省の藤田昌邦官房審議官は「契約変更協議を進める仕組みを活用することにより価格転嫁等を円滑に行えるよう周知した」と答えました。

 塩川氏が燃料や石油製品の価格高騰、供給制約で困っている業者が個別に相談できる窓口の設置を要求すると、赤沢担当相は「約1000カ所の特別相談窓口を設置し、資金繰りや経営に関する相談にも対応している」と答弁。塩川氏が経産相は石油元売り企業に医療などの重要施設への直接対応を要請したが、どう対応するのかとただすと、赤沢氏は「公共交通、農業、水産業など話を寄せてもらえば直接卸すことを考えていきたい」と答えました。


「議事録」

第221回特別国会 令和8年4月8日(水曜日)内閣委員会 第2号

○塩川委員 日本共産党の塩川鉄也です。

 イラン情勢に伴う石油製品の確保策に関連して、まずお尋ねいたします。

 赤澤大臣は、当委員会の所信におきまして、石油備蓄の放出や積極的なエネルギー外交を通じて、原油や石油製品については、日本全体として必要となる量を確保できています、一方、一部では供給の偏りや流通の目詰まりが生じていますと述べておられます。

 この流通の目詰まりの事例の一つとして、塗料製造に必要な塗料用シンナーへの供給不安があるということですが、どのような状況なのか、御説明いただけますか。

○赤澤国務大臣 シンナーの原料であるナフサは、米国からの代替調達の進展により、川中製品の在庫活用、国内での精製と合わせて少なくとも化学品全体の国内需要四か月分を確保しており、日本全体として必要となる量を確保できていると考えています。さらに、中東以外からのナフサ輸入量の増加により、川中製品の在庫使用期間を半年以上に延ばすことが可能となっています。

 他方、足下では、一部で供給の偏りや流通の目詰まりが生じていることも認識をしております。このため、担当大臣の私の下に設置したタスクフォースで関係省庁が連携をし、分野横断で重要物資の供給状況を総点検するとともに、関係省庁に設置された情報提供窓口を通じて、需要家の調達状況も含めたサプライチェーンの情報の集約に努めております。

 また、四月三日に経済産業省から溶剤関連事業者に対し、シンナーを含む溶剤等の安定供給確保に向けた協力要請を実施したところでございます。

○塩川委員 溶剤安定確保についての要請も行っているということですが、供給の偏りや目詰まりがあるという話です。

 私の方でも、建設業関係の事業者の方や、また労働組合の全建総連の皆さんなどにもお話を伺いました。建設業における建設資材の価格高騰、供給不安が広がっているということで、シンナーや断熱材や塩ビ管、塗料、養生テープなど、それぞれ深刻だということを聞きました。

 特にシンナー確保の事業者の声をお聞きしますと、問い合わせているけれども、シンナー関係は全て入荷なしとか、シンナーが一番手に入らない、業者も品薄で納期が読めないという、シンナーが既に七〇%値上げで、購入制限がかかっており、納期も不明だとか、防水ウレタン材の希釈に使う洗浄剤シンナーが全く手に入らない、値段が通常の二倍から十倍、こういった声が寄せられているところですが、こういった個々の具体的な要望にどういうふうに対応していかれるのか、その点についてお答えください。

○赤澤国務大臣 シンナー等の原料としてのトルエンやキシレン等の生産量については、平時に比べると一部減産しているものの、輸出量の削減や川中在庫の活用を通じて、国内出荷量としては平時と同様に国内需要量に応じた必要量を供給することができていると認識をしております。

 ただし、やはり今委員が御指摘のとおりで、いろいろなところからおっしゃったような情報が伝わってくるところがあります。供給の偏りや流通の目詰まりが生じているということで、塗装工事事業者を始めとする一部の建設業者から、塗料用シンナーについて、メーカー側による出荷調整や価格改定を背景として、その安定的な確保や今後の円滑な施工に向けた懸念の声があることは承知をしております。

 建設業は、社会資本の整備やメンテナンスを担うとともに、災害時には最前線で応急復旧等を行う地域の守り手として、国民の生命や財産を守り、経済活動を支える重要な役割を担っておられます。工事の施工に必要となる資材の円滑な確保を図ることは、その役割を果たしていただく上でも本当に重要であるというふうに理解をしています。

 このような状況を踏まえて、現在、私の下にあるタスクフォースの取組として、国土交通省、経済産業省において、建設業者側における状況の把握や塗料用シンナーに関するサプライチェーンを調査の上、目詰まり箇所の特定など、その解消に向けた取組を進めているところです。

 ちょっと件数が多いのでなかなか委員の御期待のとおりに進捗が進まないようなところがあるかと思いますが、引き続き、関係府省が連携をして、業界や現場の事業者の生の声にしっかり耳を傾けながら、国民の皆様の暮らしを守るための対応を続けてまいりたいと考えております。

○塩川委員 必要量を供給しているということですけれども、メーカー側はそういう対応ということなんですが、要するに、現場に届いていないという状況で、長いサプライチェーンでどこに目詰まりがあるのかといったところは一つ一つ事情が違っているということなんだろうと思います。

 そういう点で、建材流通の目詰まりを解消する上でも、その実態把握については、これはどのようにしていかれるのか。また、そういった目詰まりの状況を踏まえてこういうふうに対処しますといった情報開示ですよね、そういう取組が必要じゃないかと思うんですが、その点はいかがでしょうか。

○藤田政府参考人 お答えいたします。

 建設資材の流通実態等につきましては、国土交通省におきましても、これまでも毎月、主要建設資材需給・価格動向調査を実施しておりまして、その結果を公表するとともに、今般の中東情勢を踏まえ、建設業団体等へのヒアリングにより、直近の価格や需給、サプライチェーンの状況などにつきまして可能な限り実態把握に努めてきたというところでございます。

 国土交通省といたしましては、引き続き、経済産業省や関係団体ともよく連携をさせていただきまして、これらの情報収集に努めるとともに、国土交通省のホームページに設置いたしました中東情勢関連対策ワンストップポータル等といった場を活用しまして、建設資材の流通の状況等につきまして、建設業者を始め、皆様に分かりやすく発信していきたいというふうに考えているところでございます。

○塩川委員 ポータルで分かりやすく発信ということなんですけれども、現場の話を聞きますと、結構それぞれ大変な状況にあるということで。

 国交省にお尋ねしますが、今の見積書を取ったとしても、この間の価格高騰が当然反映をしていくことになると、一か月後にはその見積りというわけにいかなくなってくるということがあるわけです。建設では契約締結時に代金を全て決めるわけではありません。公共工事なら物価の変動を見て調達価格を変更するわけです。

 ここで、建設業法の見直しで民民の契約でも見積書の変更ができる規定が入ったわけですが、実態はなかなかそうなっていないということもありまして、こういった資材価格高騰を踏まえた請負代金の変更協議の円滑化、これをしっかりと行っていけるような対応を国交省としてもしっかりやっていただきたいんですが、いかがでしょうか。

○藤田政府参考人 お答えいたします。

 建設業におきましては、アスファルトやシンナーなどの石油製品等を使用することから、今後、建設資材の価格高騰や供給不足に起因する請負代金の上昇や工事の遅延といった影響が生じると考えてございまして、業界の一部からもそのような声が聞かれているところということでございます。

 このため、令和六年に、先ほど御指摘いただきました改正した建設業法の規定に基づきまして、建設業者が資材価格の高騰などのおそれを事前に注文者に通知することで契約変更の協議を円滑に進めるような仕組みを活用するなどによりまして価格転嫁等を円滑に行えるよう、改めて先般周知をしたというところでございます。

 また、これに加えまして、公共工事につきましては、最新の単価を反映した発注やスライド条項の適切な運用などに取り組むことが重要であることから、今後の状況に応じてこれらの措置を適切に講じるよう、先日、全ての公共発注者に対して文書で要請を行ったところでございます。

 引き続き、建設工事に必要な石油製品等の価格、供給等の動向を注視し、経済産業省や業界団体とも密接に連携しながら、建設工事の円滑な施工に支障がないよう適切に対応してまいりたいというふうに考えてございます。

○塩川委員 ナフサ由来の建設資材の調達がストップをして、そのために工事もストップをして売上げがゼロになるということもあり得る、そういう想定をした金融支援など、事業者を支える施策の具体化も是非図っていただきたい。コロナのときのようなゼロゼロ融資の実施なども含めた対応策を求めたいと思っております。

 赤澤大臣にお尋ねしますが、燃料ですとか石油製品の価格高騰や供給制約について、個々の事業者の具体的な目詰まりということであれ、実際に困っていると。そういった困っている事業者の個別の要望に対処できるような相談窓口、単にこんなことをやっていますよというポータルでお知らせじゃなくて、個別の相談、事情についての要望を受ける相談窓口、これを是非きちっと関係のところでつくっていただきたいと思うんですが、その点、是非。

○赤澤国務大臣 今の状況で一つ委員とも認識を共有させていただきたいのは、やはり国内で余りパニックとかが起きないようにということを考えておりまして、やはり、全体の量が足りないのだという認識を持たれると本当にまたその後の行動が影響を受けるので、取りあえず、必ず、全体量としては必要となる量を確保しているということは、答弁するたびにお話しさせていただこうと思っていますが、その上で、一部の供給の偏りや流通の目詰まりが生じております。

 先月三十日に私が重要物資安定確保担当大臣に任命され、私の下にタスクフォースが、関係省庁が連携して重要物資の供給状況を総点検するというのが立ち上がっております。地方経済産業局も含め、建設業など業種を限定することなく、広く情報提供窓口を設け、サプライチェーンの情報を分野横断で集約をしようとしています。

 その上で、融通支援をきめ細かく実施していこうとしておりますし、中小企業、小規模事業者への支援として、約千か所の中東・ウクライナ情勢・原油価格上昇等に関する特別相談窓口を設置し、資金繰りや経営に関する相談にも対応しております。

 加えて、私のXで発信させていただいたのは、私自身に寄せていただいてもあれなんですが、かなりの数寄せられるので見落としがあるといけませんから、必ず、私のところに寄せられるときは、スレッドを立てて、そこのリツイートというかコメントですか、するところに一応経済産業省と厚労省のポータルのURLは書かせていただいて、そこに情報があれば寄せてください、一つ一つ対応してまいりますということで、一応それはもうアップをさせていただいております。情報を寄せていただいたときには全力で対応していきたいと思っています。

 引き続き、全体量は足りている中で供給の偏りや流通の目詰まりを解消していく、そういう考え方で、国民の皆様の命と暮らしを守るべく、需要家の皆様から情報を寄せていただき、その情報を踏まえて、関係省庁と連携してきめ細かく対応してまいりたいと考えております。

○塩川委員 今の話で、情報提供をいただければ一つ一つ対応するというのは、赤澤大臣に寄せられるというだけではなくて、先ほどちょっとあったように、千の窓口があった場合に、資金繰りとか経営支援という話だったんですが、今言ったように、燃料や石油製品の不足等についての相談、個別の相談もその千の窓口でしっかり受けてもらえるのか。

○赤澤国務大臣 どこで情報がつかめるかが本当に分かりませんので、相談窓口に寄せられたものもきちっと集約をいたしますし、あと、Xに載せたURLの経産省それから厚労省のポータルについては、そこに情報を寄せていただけば、それが端緒になって我々は対応するということで。

 まさに委員おっしゃったように、何か今、何々のこの病院でこういうものが足りないぞとか、そういうものがあれば厚労省がきちっと対応しますし、もうちょっと川中、川上に上がっていけば、経済産業省の方でどこが目詰まりしているのかを突き止めて対応しようということで取り組んでおります。

○塩川委員 現場の要望に応えて、しっかりとした対応になるような、そういう取組を求めたいと思います。

 それで、報道されたものの関係で、政府として、石油元売企業に対し、医療機関や公共機関などの重要施設について、ふだん燃料を調達している燃料販売店から調達できないようなケースでは直接販売するよう要請しましたということがあります。

 ここで言っている医療機関や公共機関などの重要施設、その重要施設とはどういうところなのかというのは、今、どのように考え、対応されようとしているんですか。

○赤澤国務大臣 済みません。文書で、担当の資源エネルギー庁の幹部から石油精製事業者各位に対して要請をしたものでありまして、そこに書いてある重要施設のときには、文書自体をちょっとさらっと読ませていただくと、括弧、医療、交通、公共サービス、農業、水産業、畜産業等というような感じで書いておりますが、実際、話を寄せていただければ、それに応じて、今のものに当たればもちろん直接的に卸すというようなことを考えていきたいと思いますし、重要施設への供給を迅速に行う必要があるため、具体的には、私の下に設置したタスクフォースから石油元売企業に要請するような形で、迅速な実現を図りたいと思っております。

 連絡先については、関係省庁において情報提供窓口を設けておりまして、医療機関や公共機関を含め、国民の皆様及び事業者の皆様から御連絡をいただきたいというふうに考えております。

    〔委員長退席、鳩山委員長代理着席〕

○塩川委員 連絡先については関係機関ということで、例えば医療機関であれば厚労省とか、公共交通機関であれば国交省とか、どこというのは個別に決めているという感じなんですか。要するに、それぞれの事業者がどこに話を持っていけばいいかという、その連絡先。

○赤澤国務大臣 済みません、一つ訂正をさせていただきたく、文書で要請をしたと申し上げたんですが、出すのが今日か明日かも含めて、まだこれは申し上げていないんですけれども、これから出すというものだったということをちょっと申し上げておきたいと思います。

 その上で、今の御質問について言うと、担当分野ごとに各省が対応するのかというお話と理解をいたしますが、そのようにしたいと思います。私の下に局長級が参加したタスクフォースができていますので、問題の所在が分かれば各省の局長がきちっと、持ち帰るといいますか、それで対応をしていくということだと思います。

○塩川委員 要するに、個別の医療機関がどこに連絡をすれば対応してもらえるのかというのが分かるようになっているのかということなんですが。

○赤澤国務大臣 少なくとも私のXについて言うと、私と経産省はそれぞれポータルを分けてXで発信をさせていただきましたが、そういう意味で、窓口の方で、これは業種をどこと決めていない窓口をつくっておりますので、その場で聞かれた問題について、どこの役所が担当するのかということをきちっと確定した上で、そこに発注が出ているというふうに理解をしております。

○塩川委員 是非、個別の相談に対応する連絡窓口を設けて、しっかりと対応を求めたいと思います。

 やはり、この間、私どもも党としてアンケートなどを取っても、国民生活への影響アンケートということで、石油また石油製品の確保対策を求める声とともに、何よりも強い望みというのが、とにかく戦争を終わらせてほしいという声であります。

 木原官房長官にお尋ねします。

 アメリカとイランは、二週間にわたる停戦に合意したということであります。これ以上犠牲者を増やさないためにも、ホルムズ海峡の解決のためにも、米国とイランの間で戦争の終結のための外交交渉を開始することが強く求められております。このような戦争終結のための外交交渉となるよう、世界各国と協調して、日本政府として米国とイランへの働きかけを行うことが強く求められておりますが、対応方についてお答えください。

○木原国務大臣 今御指摘のように、米国及びイランが、それぞれ攻撃を二週間停止すると発表したと承知をしております。

 我が国は、ホルムズ海峡の航行の安全確保を含む事態の早期鎮静化、これが何より重要という立場から、関係国間の外交努力をこれまで支持をしてまいりました。御党からもその旨の要請書もいただいたところでありまして、同じ方向性だということも申し上げたところであります。こうした観点から、今般の米国、イラン双方の発表というのは、前向きな動きとして歓迎をしているところです。

 最も重要なことは、今後、ホルムズ海峡の航行の安全確保を含む事態の鎮静化が実際に図られることであり、外交を通じて最終的な合意に早期に至るということを期待をしているところです。

 政府としては、これに向けて、国際社会と更に緊密に連携しながら外交的取組を進めてまいる所存です。

○塩川委員 戦争終結のための外交交渉の前提として、イランに対する攻撃の完全な停止、イランに対する再攻撃をしないことの保証をアメリカに対して求めることが必要で、政府としてその対応方を強く求めるとともに、そもそも、米国にイラン攻撃の即時中止を要求するとともに、日本として一切の軍事協力はしないということも強く求めるものであります。

 それでは、ここまでで、赤澤大臣と木原官房長官、御退席いただいて結構です。

 次に、最低賃金についてお尋ねをいたします。

 石破政権の下で、一昨年十一月の総合経済対策及び昨年六月の骨太方針には、全国加重平均千五百円を二〇二〇年代にという方針が記載されておりました。それが、昨年秋の総合経済対策では削除されています。高市総理は、昨年の所信表明演説でも、今年の施政方針演説でも、石破政権が掲げた最賃引上げ目標、二〇二〇年代に千五百円というのを掲げることをやめております。

 城内大臣にお尋ねしますが、今後、最賃引上げの目標というのは掲げないということなんでしょうか。

○城内国務大臣 お答えします。

 塩川委員におかれましては、昨年十一月二十六日の内閣委員会に続きまして、最低賃金について御質問いただきましてありがとうございます。お答えします。

 最低賃金につきましては、骨太方針二〇二五におきまして、御案内のとおり、「二〇二〇年代に全国平均千五百円という高い目標の達成に向け、たゆまぬ努力を継続する」という方針が、先ほどまでいらっしゃいました私の前任の担当大臣の赤澤大臣の取組で、石破内閣で閣議決定されました。高市内閣におきましても、その目標は維持されております。

 他方で、政府が将来に向けた最低賃金の引上げ目標を示すことに対しましては、やはり、事業者や雇用者にとって予見可能性を高め、賃上げに向けた機運を醸成するとの意見もある一方で、実際の賃金は国ではなく企業が支払うものでありますので、国が将来の目標だけを示して、その負担を企業に丸投げすべきではないといった別の意見もございます。

 そのため、高市内閣は、目標を事業者の皆様に丸投げしないといった観点から、令和七年度補正予算や令和八年度当初予算、税制などを含め、事業者の皆様が継続的に賃上げをできる、稼ぐ力を増やす、そういう環境整備に取り組むと申し上げてきたところです。

 今後、夏の日本成長戦略の取りまとめに向けまして、佐藤官房副長官の下で開催しております賃上げに向けた中小企業等の活力向上ワーキンググループというのがございますが、こちらにおける議論、あるいは中小企業政策審議会というのも、中小企業庁の下でこういった議論が行われておりますが、こうした議論等も踏まえながら、日本成長戦略会議等で、今後の賃上げ環境整備に向けた政策を具体的にお示ししていく考えです。

 その上で、最低賃金を含むこれまでの政府決定への対応については、今後の消費者物価上昇率、現在行われている春季労使交渉の結果など、一般的な賃金の状況、事業者の経営状況といった経済動向等も踏まえまして、夏の日本成長戦略の取りまとめに向け、具体的に検討してまいる考えでございます。

    〔鳩山委員長代理退席、委員長着席〕

○塩川委員 最賃引上げ目標は維持しているという話ですけれども、わざわざ二〇二〇年代に千五百円というのを削っている文書というのはほかにもあるわけですよ。

 例えば、第六次男女共同参画基本計画に当たりまして、その基になっている基本的な考え方の素案が昨年の八月に出ているわけですけれども、昨年八月のこの基本的考え方の素案には、「最低賃金について、二〇二〇年代に全国平均千五百円という高い目標に向けて、たゆまぬ努力を継続することとし、官民で、最大限の取組を五年間で集中的に実施する。」とありましたが、今年三月の取りまとめ文書では、「最低賃金について、適切な価格転嫁と生産性向上支援によって、最低賃金の引上げを可能とする環境整備を進めていく。」となって、この二〇二〇年代に千五百円という目標はばっさり削られているわけであります。

 これは閣議決定の文書ですかね。ですから、そういう点では、閣議決定で目標を投げ捨てているということになるんじゃありませんか。

○城内国務大臣 先ほど御答弁したとおり、目標は維持されております。

 他方で、先ほど申しましたように、企業の稼ぐ力、賃上げ環境整備を様々な観点で、中小企業庁そして厚生労働省を中心に取り組んでおるところですが、そういうことを取り組みながら、今後の夏の日本成長戦略の取りまとめに向けて、先ほど申しました、佐藤官房副長官のワーキンググループ、あるいは中小企業政策審議会などでこの問題についても議論を進めておりまして、最終的には、日本成長戦略会議等で今後の賃上げ環境整備に向けた、最低賃金を含めた政策を具体的に示していく考えでありますが、冒頭に戻りますけれども、石破内閣の目標というのは、現時点では維持されております。

○塩川委員 最低賃金の目標については、別に石破政権だけでやっているわけではなくて、その前の岸田政権もそうですし、菅政権、更に言えば、第二次安倍政権のときから掲げられているわけです。ですから、この十年間、第二次安倍政権以降では時給千円でしたし、岸田政権以降では千五百円と最賃について引上げ目標を掲げていたのに、高市内閣では引上げ目標を掲げていないわけであります。

 ですから、これらの過去の政権においても、今お話があったような、企業に丸投げすべきではない、それはもちろんそういう話で、体力のある企業にはしっかりと払ってもらうということをきちっと働きかけると同時に、中小事業者などに対しての支援策をどう行っていくのかというのをやりながら、同時に、やはり引上げ目標を示すことによって実現を確実なものにしていくという取組をこの十年間やってきたわけですから、それを下ろす理由というのはないんじゃないですか。

 十年間目標を掲げてきたのに、それを何で投げ捨てるのかというのに対して、合理的な理由というのは見出せないんですが。改めて。

○城内国務大臣 済みません、繰り返しの答弁になるんですけれども、石破内閣の骨太方針二〇二五において、「二〇二〇年代に全国平均千五百円という高い目標の達成に向け、たゆまぬ努力を継続する」という方針、これは閣議決定事項でありますから、これは当然、その目標が何かもう廃止されたということではなく、その目標は維持されております。

 ただ、繰り返し答弁になりますけれども、高市内閣では、高市総理が繰り返し述べているように、目標を事業者に丸投げしているわけではありませんで、令和七年度補正予算、あるいは八年度の当初予算、あるいは税制なども含めて、事業者の皆様が継続的に賃上げできる環境整備にしっかり取り組んでおるところでございまして、具体的には、プッシュ型の伴走支援、生産性向上、省力化支援に加えまして、官公需での取引適正化、価格転嫁の徹底、事業承継、MアンドAの環境整備といったことで、労働生産性の継続的な向上を促進する取組についてしっかり検討を進め、事業者の皆様や労働者の皆様に前向きな御判断がいただけるように、それを今取り組んでいるところでございます。

 繰り返しになりますけれども、今後の夏の日本成長戦略の取りまとめに向けて、先ほど申しましたように、佐藤官房副長官の下でのワーキンググループ、あるいは中小企業政策審議会とか、そういうところで今議論が行われておりますので、そうした議論等も踏まえながら、最終的には、日本成長戦略会議等で今後の賃上げ環境整備に向けた政策は具体的にお示しするということでございます。

○塩川委員 十年間やってきたものを投げ捨てるというところで、本気さというのは問われてくるわけです。最低生計費を賄うような賃上げこそ必要だということを強く求めておきます。

 最賃近傍の労働者は非常に女性が多いということで、女性の占める割合というのが六七%、つまり三分の二が女性の方。

 黄川田大臣にお尋ねしますが、こういった最賃近傍の労働者の多くが、圧倒的多数が女性ということで、最大の男女差別である賃金差別是正のためにどう取り組むのか。最賃の大幅な引上げこそ必要ではないかと思うんですが、厚労省に働きかけることを含めて、担当大臣としてお答えください。

○山下委員長 黄川田大臣、申合せの時間が経過しておりますので、簡便にお願いします。

○黄川田国務大臣 男女共同参画基本計画、この第六次におきましては、改正女性活躍推進法に基づく男女間賃金差異の公表義務の対象の拡大や、女性管理職比率の公表義務化などについて、実効性の確保を図ることとしております。

 また、男女間賃金差異の要因分析ツールの提供等による事業主の支援やリスキリング等による女性の再就職と正社員への転換等の促進に取り組んでいることとしておりまして、これらを一体としてやりまして、女性活躍推進に向け、そして男女間の賃金格差をなくしていきたいというふうに思っております。

○塩川委員 是非、最賃という点に着目した対応策を求めて、質問を終わります。

議員会館前国会行動であいさつ

 大軍拡、軍拡増税の一方で、高額療養費やOTC類似薬の負担増といった暮らしといのちを削る予算が成立。

 健康保険法や国家情報会議設置法案など重大法案の徹底審議を迫っていく。

 戦争反対、改憲反対の市民のたたかいに連帯して国会内外運動を広げたい。

日光市議選告示、1議席から2議席へと福田えつ子・福田みちお候補の応援に!

 学校給食費無償化、就学援助に眼鏡購入補助を追加など豊かな実績。

 横根高原メガソーラー計画ストップ、足尾町のすの子橋堆積場の安全対策として砂防ダムや監視カメラ設置を実現。

 日光有料道路は値上げでなく、市民は無料に。


市民の暮らしを支える/栃木・日光市議選/福田え・福み氏訴え

「しんぶん赤旗」4月7日・10面より

 5日告示(12日投票)の栃木県日光市議選(定数22・2減)で、日本共産党の福田えつ子(75)=現=、福田みちお(67)=元=両候補がそれぞれ第一声をあげ、市内の道の駅「ニコニコ本陣」前で合同演説しました。

 福田えつ子候補は、県内で初めて就学援助に眼鏡の購入補助を盛り込んだ実績を紹介。「物価高騰に市民が苦しんでいる中、市長らの給与や議員のボーナスが引き上げられた。反対したのは共産党だけだ。市民の暮らしを支えていく。高齢者の通院、買い物支援にデマンド交通の充実を。小児科の入院施設など不安のない地域医療を」、福田みちお候補は「観光渋滞によって市民は通院など目常生活に有料道路の利用を余儀なくされている。生活を守るために市民は無料へ。有料ゴ々袋は値下げへ。平和憲法を守るために全力を尽くす」と支持を訴えました

 塩川鉄也衆院議員が応援演説し「戦争をさせない。平和憲法を守る。物価高騰から暮らしを守るために消費税は引き下げへ。一人ひとりの願いを共産党の候補者へ託してほしい」と呼びかけました。

 市議選には定数を4人オーバーする26人が立候補。誰が落ちてもおかしくない様相です。

市議選の迫る栃木市で白石みきお市議と訴え!

 学校給食費の無償化、18歳までの医療費無料化、加齢性難聴者への補聴器購入補助など豊かな実績。

 南摩ダムの水の押しつけストップ、安くて安全、おいしい地下水100%の水道水を守ろう!

 日本政府は、米国・イランに戦争終結のための外交交渉を働きかけよ!

【新聞「新埼玉」掲載】トランプ支持の高市首相/国際法違反に手を貸すもの

新聞「新埼玉」4月より

 日米首脳会談で高市首相は「世界中に平和と繁栄をもたらせるのはドナルド(トランプ大統領)だけだと思っており、諸外国に働きかけてしっかりと応援したい」と述べました。世界中に戦争と混乱をもたらしているのがトランプ米大統領なのに、イラン攻撃を事実上、支持したことは、米国の国際法違反に手を貸すものであり、断じて認められません。イラン攻撃の即時中止を米国に要求すること、いっさいの軍事協力はしないことを強く求めるものです。

 「私は国際法を必要としない」と公言し、「法の支配」を投げ捨てたトランプ大統領言いなりに、高市政権は「戦争国家づくり」を進めようとしています。イラン攻撃のような米国の先制攻撃の戦争に、日本の自衛隊が参戦・加担することこそが、いま日本が直面する最大の危険です。米国に対して、間違いは間違いと、はっきり言える自主自立の日本に転換することが、国民の命と安全を守る一番の道です。

 世論調査でも「イラン攻撃を支持しない」という声が82%にのぼり、「戦争させない」「平和を守れ」「憲法守れ」と国会を取り巻く市民の連帯の行動が広がっています。自民党政治を変える新たな共同として「憲法を真ん中にすえた確かな共同」が大きな力を発揮しようとしています。

 いま「日本共産党に頑張ってほしい」と、しんぶん赤旗の購読や入党する方が相次いでいます。日本共産党は、全国各地で草の根の共同を広げ、「戦争国家づくり」に反対する国民多数派をつくるために全力を尽くします。

米国・イスラエルのイラン攻撃による運送業と建設業への影響について、国交省レク

 燃油高騰や燃油不足については補助金や別の調達ルートを確保するなどしているが、いつまで続けられるか。

 石油製品の供給不足については対応できていない。

 実態を踏まえた対策を求めるとともに、イラン攻撃中止こそ!


燃油高騰 業者ら守る対応を/国交省に共産党議員団

「しんぶん赤旗」4月2日・3面より

 日本共産党国会議員団は3月31日、国会内で国交省の担当者から、中東情勢による燃油価格高騰の影響で苦境に陥る運送や建設業界などの実態や同省の対応策などを聞き取りました。

 畑野君枝衆院議員は冒頭、独自に行った聞き取りで、トラックやタクシー、バスなどの運送事業者から、通常満杯にする軽油タンクに30%ほどしか補充できない実態や、建築業界からは原油由来のナフサの価格高騰で建築資材の断熱材が40%も値上がったなどの悲痛な声が寄せられていると紹介。日本共産党は事業者などへの独自アンケートで情報収集に努めていると強調し、米国・イスラエルによるイラン攻撃で始まった戦争を止め、ホルムズ海峡封鎖に関するイランとの外交交渉など「暮らしや安全を守るため政治の力で適切に対応していくことが求められる」と訴えました。

 国交省の担当者も、3月中旬から燃油高騰に関するアンケートを開始したところ、運送事業者に石油を販売する業者が販売量を減らし、軽油の調達が難しくなっている問題が多数寄せられていると説明。そのうえで、資源エネルギー庁と連携し、石油の元売り業者などから運送業者が直接購入できるよう個別支援し対応していると述べました。

 塩川鉄也衆院議員は、建設資材の供給不足への対策はあるのかと質問。国交省は、価格転嫁への対策については答えたものの、供給不足そのものへの対策はないことを認めました。

 白川容子参院議員は、ナフサの供給不足で「透析のチューブのストックが心配」などの医療関係者の切実な声を紹介し、物資の安定供給のための今後の対応をただしました。

憲法共同センター院内集会

 国家情報会議設置法案は、米国いいなり、財界・大企業中心の政治体制を維持し、時の政権の権力維持を図るために、諜報・防諜活動を強化する法案。

 情報分野での対米従属を一層強め、戦争国家づくりを加速し、不当な情報収集活動による市民監視、人権侵害を拡大する。


戦争導く「スパイ防止法」NO/地域からの闘い呼びかけ/憲法共同センターが院内集会

「しんぶん赤旗」3月31日・11面より

 戦争する国づくりストップ!憲法を守り・いかす共同センター(憲法共同センター)は30日、衆院第2議員会館で集会を開き、「スパイ防止法」の狙い、どう対決していくかについて学習し交流しました。

 開会あいさつした秋山正臣共同代表(全労連議長)は「過去最大の改憲の危機だからこそ市民運動が重要だ。『改憲を許さない』の声を草の根から、地域、職場からいっそう強めていこう」と呼びかけました。

 自由法曹団事務局次長の大井淳平弁護士が講演。自民・維新の連立政権合意や国民民主党、参政党により制定に向けた動きが急加速している「スパイ防止法」の実態は「基本的人権を根本から覆し、戦争反対という市民を監視下に置き『戦争できる国づくり』を進めるための治安体制強化だ」と指摘しました。「日本はスパイ天国」という立法事実は全くなく、内閣情報調査室や公安警察など情報機関の統制こそ必要だと強調。「地域から憲法と民主主義を守るため闘わなければならない」と述べました。

 各団体から「『スパイ防止法』の国会提出・制定に反対する請願署名に取り組んでいる。学びアイデアを寄せ合い反対運動を紡いでいきたい」(日本国民救援会)、「『戦争させない埼玉の会』としてリーフレットをつくり学習・宣伝・対話を進めている」(埼玉県平和委員会)などの発言がありました。

 日本共産党の塩川鉄也国会対策委員長が国会情勢を報告しました。

栃木県那珂川町の演説会で川俣よしまさ町議と訴え!

 小中学校給食費の完全無償化、就学援助の認定基準を生活保護世帯の1.3倍に引き上げ、訪問介護事業への支援も視野に町が経営実態調査を行うなど豊かな実績。

 町民の立場で町政をただしてきました。

 デマンドタクシーの改善、補聴器購入補助の実現を!

 

 


「暮らしのために行動」/塩川氏/栃木3市町まわる

「しんぶん赤旗」3月31日・4面より

 4月に栃木県内でたたかわれる中間地方選挙での日本共産党の勝利を目指し、28日に塩川鉄也衆院議員が栃木県の那須烏山市、高根沢町、那珂川町で訴えました。塩川氏は「住民の暮らしを良くするために行動するのが地方議員の役割だ。“なんでも賛成”で良いはずがない」と強調しました。

 イラン攻撃による石油危機が生活や商売に深刻な影響をもたらしていると指摘。「石油危機の最大の対策は戦争をやめさせること。ところが高市早苗首相は日米首脳会談で、戦争をやめよと言えないばかりか『平和と安定をもたらすのはドナルド(トランプ大統領)だけ』と持ち上げた」と強く非難。世論調査でイラン攻撃を不支持と82%が答えていることに「高市早苗政権と国民の願いはかけ離れている。『直ちに戦争をやめよ。日本は戦争に加担しない』と宣言するべきだ」と述べました。

 物価高対策にもっとも効果のある消費税減税に「高市首相まで食品の消費税は2年間ゼロと言い出したが、後で増税するつもりでは」と懸念をみせ、不公平税制である消費税を廃止するために、まずは5%へ引き下げ、インボイスを廃止すべきとしました。

 「共産党の地方議員は身近な問題にも国の悪政へもはっきり物申す。一緒に政治を変える力になってほしい」と呼びかけました。

 いずれも再選を目指す、那須烏山市議選(19日告示)の平塚ひでのり候補は「人口減少が深刻。医療を行政が守り、若者も高齢者も安心して働き、暮らせる町へ」、高根沢町議選(7日告示)の森ひろ子候補は「負担増から暮らしを守る。すべての学校へカウンセラーを」、那珂川町議選(14日告示)の川俣よしまさ候補は「デマンド交通の増便、土日も運行へ。子どもの国保税はゼロへ」などと訴えました。

那須烏山市の演説会で平塚ひでのり市議と訴え!

 18歳までの医療費無料化、中小企業振興基本条例制定、ハザードマップ改良など災害対策で奮闘してきた平塚ひでのり市議。

 議会になくてはならない議席。

 治療を遠ざけることになる高額療養費・OTC類似薬負担増反対。

 大軍拡・軍拡増税こそやめよ!

 

 


「暮らしのために行動」/塩川氏/栃木3市町まわる

「しんぶん赤旗」3月31日・4面より

 4月に栃木県内でたたかわれる中間地方選挙での日本共産党の勝利を目指し、28日に塩川鉄也衆院議員が栃木県の那須烏山市、高根沢町、那珂川町で訴えました。塩川氏は「住民の暮らしを良くするために行動するのが地方議員の役割だ。“なんでも賛成”で良いはずがない」と強調しました。

 イラン攻撃による石油危機が生活や商売に深刻な影響をもたらしていると指摘。「石油危機の最大の対策は戦争をやめさせること。ところが高市早苗首相は日米首脳会談で、戦争をやめよと言えないばかりか『平和と安定をもたらすのはドナルド(トランプ大統領)だけ』と持ち上げた」と強く非難。世論調査でイラン攻撃を不支持と82%が答えていることに「高市早苗政権と国民の願いはかけ離れている。『直ちに戦争をやめよ。日本は戦争に加担しない』と宣言するべきだ」と述べました。

 物価高対策にもっとも効果のある消費税減税に「高市首相まで食品の消費税は2年間ゼロと言い出したが、後で増税するつもりでは」と懸念をみせ、不公平税制である消費税を廃止するために、まずは5%へ引き下げ、インボイスを廃止すべきとしました。

 「共産党の地方議員は身近な問題にも国の悪政へもはっきり物申す。一緒に政治を変える力になってほしい」と呼びかけました。

 いずれも再選を目指す、那須烏山市議選(19日告示)の平塚ひでのり候補は「人口減少が深刻。医療を行政が守り、若者も高齢者も安心して働き、暮らせる町へ」、高根沢町議選(7日告示)の森ひろ子候補は「負担増から暮らしを守る。すべての学校へカウンセラーを」、那珂川町議選(14日告示)の川俣よしまさ候補は「デマンド交通の増便、土日も運行へ。子どもの国保税はゼロへ」などと訴えました。

町議選の迫る栃木県高根沢町で森ひろ子町議と訴え!

 小中学校給食費無償化、就学援助の改善、防犯灯設置費と電気料金負担を自治会から町負担に、消防団の待遇改善や詰所維持改善を町負担にするなど豊かな実績。

 こどもの国保税均等割ゼロ、都市計画税の廃止の実現を!

 富の一極集中の是正で消費税減税を!


「暮らしのために行動」/塩川氏/栃木3市町まわる

「しんぶん赤旗」3月31日・4面より

 4月に栃木県内でたたかわれる中間地方選挙での日本共産党の勝利を目指し、28日に塩川鉄也衆院議員が栃木県の那須烏山市、高根沢町、那珂川町で訴えました。塩川氏は「住民の暮らしを良くするために行動するのが地方議員の役割だ。“なんでも賛成”で良いはずがない」と強調しました。

 イラン攻撃による石油危機が生活や商売に深刻な影響をもたらしていると指摘。「石油危機の最大の対策は戦争をやめさせること。ところが高市早苗首相は日米首脳会談で、戦争をやめよと言えないばかりか『平和と安定をもたらすのはドナルド(トランプ大統領)だけ』と持ち上げた」と強く非難。世論調査でイラン攻撃を不支持と82%が答えていることに「高市早苗政権と国民の願いはかけ離れている。『直ちに戦争をやめよ。日本は戦争に加担しない』と宣言するべきだ」と述べました。

 物価高対策にもっとも効果のある消費税減税に「高市首相まで食品の消費税は2年間ゼロと言い出したが、後で増税するつもりでは」と懸念をみせ、不公平税制である消費税を廃止するために、まずは5%へ引き下げ、インボイスを廃止すべきとしました。

 「共産党の地方議員は身近な問題にも国の悪政へもはっきり物申す。一緒に政治を変える力になってほしい」と呼びかけました。

 いずれも再選を目指す、那須烏山市議選(19日告示)の平塚ひでのり候補は「人口減少が深刻。医療を行政が守り、若者も高齢者も安心して働き、暮らせる町へ」、高根沢町議選(7日告示)の森ひろ子候補は「負担増から暮らしを守る。すべての学校へカウンセラーを」、那珂川町議選(14日告示)の川俣よしまさ候補は「デマンド交通の増便、土日も運行へ。子どもの国保税はゼロへ」などと訴えました。

埼玉県民大運動実行委員会の国会行動

 イラン攻撃の即時中止を米国に要求し、いっさいの軍事協力はしないことを強く求めます。

 米国に対して、間違いは間違いと、はっきり言える自主自立の日本になることが、国民の命と安全を守る一番の道です。

 国会前では「戦争反対」「改憲反対」のたくさんの声。

栃木県壬生町で、たなべ明男町議と訴え!

 住民の皆さんと力を合わせて学校給食費の無償化、18歳までのこども医療費無料化を実現。

 水道料金の大幅アップとなる南摩ダムの水の購入やめよ。

 安心安全、安くておいしい地下水100%の水道水を守ろう!

 米国のイラン武力攻撃の中止を!消費税減税の実現を!

 

 


栃木の中間地方選勝利へ/梅村氏/栃木市/塩川氏/壬生町・下野市で訴え

「しんぶん赤旗」3月24日・10面より

 3・4月に栃木県内でたたかわれる中間地方選挙での日本共産党の勝利を目指し、21日に梅村早江子元衆院議員が栃木市で、22日に塩川鉄也衆院議員が下野市と壬生町で訴えました。

 塩川氏は、日米首脳会談で米国のイラン攻撃を事実上支持した高市早苗首相を「国民の願いとかけ離れている」と批判。「米国のイラン攻撃を“支持しない”と82%が答えている。共産党は武力ではなく、憲法に基づく平和外交の枠組みを東アジアにつくることで紛争の解決を目指す」と訴えました。

 食料品の消費税を2年間ゼロにする方針について「高市首相は『給付付き税額控除までのつなぎだ』と言っている。2年後に消費税率を引き上げる可能性がある』と指摘。消費税は5%に減税し、廃止を目指すとしました。

 梅村氏は、「医療、教育、介護といった国民サービスを切り捨てて米国言いなりの軍拡がすすんでいる。政冶の右傾化にブレることなく全力で立ち向かう」と強調。「富める者に課税を。地方選挙で党の議席を勝ち取らせてほしい」と訴えました。

 24日告示の壬生町議選で議席確保を目指す、たなべ明男町議は「住民の願いを届け、ひとつずつ実現する力が共産党の議席にはある。暮らし、なりわい、平和と命を守るために力を合わせよう」、4月の市議選でいずれも再選を目指す、自石みきお栃木市議は「市民が主人公の市政を貫く。不正は許さない」、ごのへ豊弘下野市議は「市民の要望を市政にぶつけ、改善していく。子育て支援のさらなる充実.PFAS対策を強化していく」などと訴えました。